がん治療薬「ECI301」(蛋白製剤) 米国国立加齢研究所のIRBが臨床開始を承認 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/07/06 株式会社ECIは3日、同社が開発を進めているがん治療薬ECI301(蛋白製剤)に関し、7月2日(US-EDT:米国東部夏時間)、新薬治験開始届(IND:Investigational New Drug)正式承認後行われる米国国立加齢研究所(NIA:National Institute on Aging)の治験審査委員会(IRB :Institutional Review Board)から、臨床試験開始の承認を取得したと発表した。ECI301 は、化学系制がん剤投与に見られる副作用がなく、さらに非放射線照射部に対するがん縮小効果(アブスコパル効果)を示すなどの治療効果が出ているという。今回、治験審査委員会から治験実施計画の承認が得られたことから、治験実施は早々に、放射線治療の適用がん(肺がん、乳がん、前立腺がんや子宮がんなど)の患者(被験者)を対象として、主としてECI301 の安全性および体内動態を確認するための第I相臨床試験(FIM: First-In-Man Study)を開始するとのこと。今回の第I相臨床試験では、一部その薬効についても明らかになることが期待できるため、早ければ年内にもECI301 の腫瘍縮小効果を確認できる可能性があるという。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://eir.eol.co.jp/EIR/View.aspx?cat=tdnet&sid=723089 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 再発を伴わない二次性進行型多発性硬化症、tolebrutinibが障害進行リスク抑制/NEJM(2025/04/25) 米国出生率、中絶禁止導入州で上昇/JAMA(2025/04/25) 症状のない亜鉛欠乏症に注意、亜鉛欠乏症の診療指針改訂(2025/04/25) サブタイプ別転移乳がん患者の脳転移発生率、HER2低発現の影響は(2025/04/25) 2年間のフレマネズマブ治療の有効性および継続性〜国内単一施設観察研究(2025/04/25) 遺伝性アルツハイマーへのgantenerumab、発症リスク低下に有効か(2025/04/25) tenecteplase、脳梗塞治療でアルテプラーゼと同等の効果(2025/04/25) 低ホスファターゼ症の新たな歯科症状が明らかに―全国歯科調査(2025/04/25)