がん治療薬「ECI301」(蛋白製剤) 米国国立加齢研究所のIRBが臨床開始を承認 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/07/06 株式会社ECIは3日、同社が開発を進めているがん治療薬ECI301(蛋白製剤)に関し、7月2日(US-EDT:米国東部夏時間)、新薬治験開始届(IND:Investigational New Drug)正式承認後行われる米国国立加齢研究所(NIA:National Institute on Aging)の治験審査委員会(IRB :Institutional Review Board)から、臨床試験開始の承認を取得したと発表した。ECI301 は、化学系制がん剤投与に見られる副作用がなく、さらに非放射線照射部に対するがん縮小効果(アブスコパル効果)を示すなどの治療効果が出ているという。今回、治験審査委員会から治験実施計画の承認が得られたことから、治験実施は早々に、放射線治療の適用がん(肺がん、乳がん、前立腺がんや子宮がんなど)の患者(被験者)を対象として、主としてECI301 の安全性および体内動態を確認するための第I相臨床試験(FIM: First-In-Man Study)を開始するとのこと。今回の第I相臨床試験では、一部その薬効についても明らかになることが期待できるため、早ければ年内にもECI301 の腫瘍縮小効果を確認できる可能性があるという。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://eir.eol.co.jp/EIR/View.aspx?cat=tdnet&sid=723089 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 悪性黒色腫への術前ニボルマブ+イピリムマブ、EFSを大きく改善(NADINA)/NEJM(2024/06/17) イサツキシマブ+VRd、移植非適応多発性骨髄腫の1次治療に有効/NEJM(2024/06/17) 慢性腎臓病を伴う2型糖尿病に対するセマグルチドの腎保護作用 -FLOW研究から何を学ぶ-(解説:栗山哲氏)(2024/06/17) ストレスチェックで、その後の精神疾患による長期休職が予測できるか(2024/06/17) 糖尿病とがんの相互関連性、最新の知見は?/日本糖尿病学会(2024/06/17) くも膜下出血の発症リスクが上がる/下がる薬は?(2024/06/17) 導入化学療法後の転移HER2-乳がん、ペムブロリズマブ維持療法で効果持続(2024/06/17) 切除不能大腸がん肝転移に対する肝移植の有効性(TransMet)/ASCO2024(2024/06/17) 体調不良のまま働くタクシー運転手の交通事故リスク(2024/06/17)