移植不適応の再発・難治性DLBCL、R-GemOxにポラツズマブ ベドチン追加でOS改善(POLARGO)/JCO

提供元:ケアネット

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公開日:2026/07/22

 

 移植不適応の再発・難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)に対する、ポラツズマブ ベドチン+リツキシマブ+ゲムシタビン+オキサリプラチン(Pola-R-GemOx)療法の有効性と安全性を評価した第III相POLARGO試験の結果、Pola-R-GemOxがR-GemOxと比較して全生存期間(OS)を有意に改善したことを米国・Rutgers Cancer InstituteのMatthew Matasar氏らが報告した。Journal of Clinical Oncology誌オンライン版2026年7月6日号に掲載。

 本試験は16ヵ国64施設で実施された無作為化非盲検の国際共同第III相試験である。Pola-R-GemOxの安全性導入期間(15例)の後、自家造血幹細胞移植の適応とならない再発・難治性DLBCL患者を、Pola-R-GemOx群もしくはR-GemOx群に無作為に1:1に割り付け、21日ごとに最大8サイクル投与した。主要評価項目はOSであった。

 主な結果は以下のとおり。

・計255例がPola-R-GemOx群(129例)またはR-GemOx群(126例)に無作為に割り付けられた。
・追跡期間中央値24.6ヵ月において、Pola-R-GemOx群はR-GemOx群と比較して死亡リスクを有意に低下させた(ハザード比:0.6、95%信頼区間[CI]:0.43~0.83、p=0.0017)。
・OS中央値は、Pola-R-GemOx群で19.5ヵ月(95%CI:13.3~推定不可)、R-GemOx群で12.5ヵ月(95%CI:8.9~15.8)であった。
・最も一般的なGrade3/4の有害事象は血小板減少症と好中球減少症であった。
・末梢神経障害はPola-R-GemOx群(57%)でR-GemOx群(29%)よりも多く見られたが、ほとんどGrade1であった。
・致死的有害事象は、Pola-R-GemOx群の15例(12%)およびR-GemOx群の5例(4%)で発現し、主に感染症(COVID-19を含む)によるものであった。

 著者らは、「Pola-R-GemOxは、R-GemOxと比較してOSを有意に改善し、移植不適応の再発・難治性DLBCL患者に対する新たな治療選択肢を提供する」としている。

(ケアネット 金沢 浩子)