正職員のままで医師のキャリアを継続できる 「短時間正職員制度」を導入:三井記念病院 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2016/11/23 社会福祉法人 三井記念病院は11月22日、短時間勤務を希望するすべての同院医師正職員を対象に、「短時間正職員制度」を開始したと発表した。 同院がこの制度を導入したきっかけは、職員の声だったという。他の世代に比べて30代の離職率が高く、院内でその理由を調査したところ、出産や育児をきっかけに退職を選択していることが明らかになり、また、少子高齢化社会を迎えた昨今では、家族の介護が必要になる職員が今後増えることも予想できることから、医師にも短時間正職員として働くことができるフレキシブルな制度が必要であると判断し、導入したとのこと。 同院の「短時間正職員制度」は、個々の事情に合わせてフレキシブルに設定することができるという。フルタイム正職員の医師の標準勤務時間は、午前8時30分から午後5時(休憩1時間を除く)までの7時間30分と、土曜日月1回程度(午前8時30分から午後12時30分の4時間)および祝日数日の勤務になる。しかし、短時間正職員の場合は、7時間30分勤務を6時間勤務にして1日当たりの勤務時間を短縮する、週5日勤務を週4日勤務にして休日を増やすなど、時間・日数を調整することが可能となっている。 同制度は院内で働くすべての医師正職員を対象としており、男女どちらでも利用することができる。理由も、育児や介護に限らず、どのような内容であっても利用可能とのこと。また、短時間正職員のまま働き続けることも、制度が不要になった場合はフルタイムの正職員に戻ることも、個人の状況に合わせて適宜選択できるという。 詳細はプレスリリースへ (ケアネット) 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] IgA腎症、sibeprenlimabは蛋白尿を有意に減少/NEJM(2025/12/11) BRAF変異陽性大腸がん、最適な分子標的療法レジメンは?/BMJ(2025/12/11) SGLT2阻害薬の腎保護作用:eGFR低下例・低アルブミン尿例でも新たな可能性/JAMA(解説:栗山哲氏)(2025/12/11) 日本の精神科外来における頭痛患者の特徴とそのマネジメントの現状(2025/12/11) 認知症リスク低減効果が高い糖尿病治療薬は?~メタ解析 (2025/12/11) 日常生活のルーティンの乱れが片頭痛を誘発か(2025/12/11) 膵管拡張は膵臓がんの警告サイン(2025/12/11) ビタミンDの個別化投与で心筋梗塞リスクが半減(2025/12/11)