新たな持続性癌疼痛治療剤タペンタ錠 発売

提供元:ケアネット

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公開日:2014/08/20

 

 ヤンセンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ブルース・グッドウィン)は、08月18日、持続性癌疼痛治療剤タペンタ錠 25mg、50mg、100mg(一般名:タペンタドール塩酸塩)の発売を開始した。
 
 適応は、「中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛」。
 タペンタ錠は、Grünenthal社(ドイツ)で創製された新規の中枢性鎮痛薬であり、オピオイド鎮痛剤に分類される医療用麻薬。2014年5月現在、日本を含む40カ国で承認されている。

 日本では、中等度から高度のがん疼痛に適応を有する経口のオピオイド鎮痛薬(医療用麻薬)は、海外と比較して種類が少ない状況にあり、今回のタペンタ錠の発売により、日本のがん疼痛治療に新たな治療選択肢が加わることになる。

■タペンタ®錠の製品概要■
製品名: タペンタ錠 25mg、50mg、100mg
一般名: タペンタドール塩酸塩
製造販売承認取得日: 2014年3月24日
薬価基準収載日: 2014年5月23日
発売日: 2014年8月18日
製造販売元: ヤンセンファーマ株式会社
効能・効果: 中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛
《効能・効果に関連する使用上の注意》
 本剤は、非オピオイド鎮痛剤で治療困難な場合にのみ使用すること。
用法・用量: 通常、成人にはタペンタドールとして1日50~400mgを2回に分けて経口投与する。なお、症状により適宜増減する。
薬価: タペンタ®錠25mg1錠  108.70円、
    タペンタ®錠50mg1錠  206.30円、
    タペンタ®錠100mg1錠 391.70円
包装: タペンタ®錠25mg :40錠(10錠×4)
    タペンタ®錠50mg :40錠(10錠×4)
    タペンタ®錠100mg :40錠(10錠×4)

詳しくはヤンセンファーマ株式会社プレスリリース

(ケアネット 細田 雅之)