薬剤誘発性高プロラクチン血症への対処は? 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2013/04/26 抗精神病薬による薬剤誘発性の高プロラクチン血症は男女を問わず問題となる。ルーマニアのキャロル・ダビラ医科薬科大学のVictor Voicu氏らは、下垂体でのプロラクチン分泌制御のメカニズムや薬物療法の分析結果を報告した。Expert opinion on drug metabolism & toxicology誌オンライン版2013年4月21日号の報告。 本研究では、プロラクチン分泌を制御する主要なメカニズムについて、さまざまな神経伝達物質や薬物動態だけでなく、精神的または心的外傷後ストレスとの相互作用にも焦点を当て検討した。また、高プロラクチン血症に影響を及ぼす薬物療法の詳細な分析(薬物動態、薬理学的メカニズム)や長期投与の臨床的意義も検討した。 主な専門家からの意見は以下のとおり。 ・薬剤誘発性の高プロラクチン血症に対する、正確なモニタリングと評価を行うことが強く推奨される。 ・第一世代抗精神病薬、一部の第二世代抗精神病薬(アミスルプリド、リスペリドン、パリペリドン)、いくつかの抗うつ薬、降圧薬、抗パーキンソン薬は高プロラクチン血症を誘発する。 ・薬剤誘発性高プロラクチン血症は、ドパミンD2受容体に対する親和性、血液脳関門浸透性と相関しており、脳内のD2受容体占拠と関連する。 ・抗精神病薬誘発性の高プロラクチン血症を適切に管理するためには、薬物動態および薬理学的データから、アリピプラゾールのような高プロラクチン血症を起こしにくい薬剤への切り替えが推奨される。 関連医療ニュース 抗精神病薬によるプロラクチン濃度上昇と関連する鉄欠乏状態 アリピプラゾールvsその他の非定型抗精神病薬:システマティックレビュー 統合失調症患者とタバコ、どのような影響を及ぼすのか? (ケアネット 鷹野 敦夫) 原著論文はこちら Voicu V, et al. Expert Opin Drug Metab Toxicol. 2013 Apr 21. [Epub ahead of print] 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 関連記事 抗精神病薬による高プロラクチン血症に関するレビュー 医療一般 (2013/08/22) 抗精神病薬誘発性高プロラクチン血症、乳がんリスクとの関連は 医療一般 (2015/07/29) CareNet AcademiaによるAI生成記事 このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 広範囲脳梗塞でも血栓回収療法は有効か?~6試験メタ解析/Lancet(2026/05/27) チルゼパチドが中等症以上のOSASに適応拡大(2026/05/27) HR+/HER2+早期乳がん、de-escalation術前療法でも良好な長期予後(WSG TP-II)/JCO(2026/05/27) 統合失調症や双極症リスクを低下させる修正可能なリスク因子は?(2026/05/27) ピロリ菌検査・除菌、普及の成果と残された課題/日本消化器病学会(2026/05/27) 認知症スクリーニングは家族の心理的負担を増やさない(2026/05/27) 介助犬は介護者並みのケアを提供する(2026/05/27) 半月板部分切除術、長期的改善は認められず(2026/05/27) [ あわせて読みたい ] クローズアップ!精神神経 7疾患(2021/01/26) ~プライマリ・ケアの疑問~ Dr.前野のスペシャリストにQ!【精神科編】(2019/06/15) Dr.松崎のここまで!これだけ!うつ病診療 (2016/03/07) 薬剤性QT延長症候群とは(2015/09/30) 全国在宅医療・介護連携研修フォーラム(2015/03/31) ひと・身体をみる認知症医療(2015/03/15) 診療よろず相談TV(2013/10/25) 在宅医療推進のための地域における多職種連携研修会 領域別セッション(2013/11/12) 「てんかんと社会」国際シンポジウム(2013/09/24) 柏市 在宅医療推進のための地域における多職種連携研修会(2013/06/24)