抗HIV薬「エジュラント錠25mg」製造販売承認取得 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2012/05/23 ヤンセンファーマは21日、5月18日付で、抗HIV薬「エジュラント錠25mg」(一般名:リルピビリン塩酸塩)の日本における製造販売承認を取得致したと発表した。これにより、未治療のHIV感染成人患者に対して1日1回投与が可能(他の抗HIV薬との併用が必須)になる。エジュラントは、直径6.4mm白色錠剤(フィルムコート)で、HIVウイルスが複製に利用する主要な酵素である逆転写酵素を遮断するNNRTI。エジュラントの承認申請のデータは、最近の国際AIDS会議で発表された2件の二重盲検、無作為化第3相試験、ECHO(TMC278-TiDP6-C209)およびTHRIVE(TMC278-TiDP6-C215)における48週間の結果を基にしているという。これらの試験は未治療のHIV-1感染成人患者を対象とし、2種類のNNRTIとの併用で1日1回投与するエジュラントの有効性、安全性、忍容性が対象薬であるエファビレンツと比較評価された。両試験において、エジュラントにより48週目でウイルス量検出限界以下(50コピー/mL未満)に達成した患者の割合が、エファビレンツとの比較で非劣性であることが示された(最大許容差は12%)。また試験では、エジュラントの忍容性はエファビレンツとの比較で優れていることが示されており、浮動性めまい、異常な夢や悪夢、発疹などの有害事象による中止率が低いことが示されたという。詳細はプレスリリースへhttp://www.janssen.co.jp/public/rls/news/4004 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] HER2陽性胃がん2次治療、T-DXd vs.ラムシルマブ+PTX(DESTINY-Gastric04)/NEJM(2025/06/12) プラチナ抵抗性卵巣がん、relacorilant+nab-PTXでPFS・OS改善(ROSELLA)/Lancet(2025/06/12) 非小細胞肺がん、術後アテゾリズマブの5年成績(IMpower010)/JCO(2025/06/12) 日本人高齢者の脳Aβ沈着に対するDHAの保護効果(2025/06/12) 早期TN乳がんの術前療法、SG+ペムブロリズマブでpCRが32%(NeoSTAR)/ASCO2025(2025/06/12) H. pylori検査と除菌後胃がん、知っておくべき7つのQ&A(2025/06/12) 帯状疱疹ワクチンは心臓の健康も守る(2025/06/12) GLP-1RAで飲酒量が3分の1に減る(2025/06/12)