「タイケルブ」が米国でホルモン受容体陽性/HER2陽性の転移性乳がん患者の一次治療として迅速承認を取得

提供元:ケアネット

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公開日:2010/02/12

 



英国グラクソ・スミスクラインは米国食品医薬品局(FDA)が「タイケルブ」について、転移性乳がん患者の経口薬による治療のファーストラインとして、タイケルブを使用した新たな併用療法を迅速承認したと発表した。同社の日本法人が5日に報告した。

今回承認されたタイケルブの適応症は、ホルモン受容体陽性(HR+)かつHER2陽性の閉経後転移性乳がん患者に対するレトロゾールとの併用療法。タイケルブとアロマターゼ阻害剤との併用療法は転移性乳がんを対象としたトラスツズマブを含む化学療法のレジメンとは比較されていない。

タイケルブはすでに、アントラサイクリン系抗悪性腫瘍剤、タキサン系抗悪性腫瘍剤、及びトラスツズマブによる治療歴のあるHER2過剰発現を示す手術不能または再発乳癌患者におけるカペシタビン(製品名:ゼローダ)との併用療法として承認を取得している。

現在、タイケルブ(欧州ではTYVERB)は、欧州医薬品審査庁(EMEA)によって、同様な適応症で審査中とのこと。

詳細はプレスリリースへ
http://glaxosmithkline.co.jp/press/press/2010_01/P1000611.html