院内暴力で逮捕された男が病院に”お礼参り” 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2007/11/15 今月4日に東京慈恵会医科大付属病院でナイフで職員を脅かした男が逮捕されたが、その男は、今年9月に院内暴力で警察に通報され、逮捕されていたことがわかった。逮捕されたのは東京都町田市の無職の男(55)で、今年9月の逮捕後、10月に釈放されたばかりだった。病院に対する逆恨みから、今回の”お礼参り”を行ったようだ。院内暴力はマスコミでも取り上げられるケースが増えつつあるが、今年8月の読売新聞の報道によれば、全国の大学病院で、昨年1年間に医師、看護師が患者や家族から暴力を受けたケースは、少なくとも約430件あったという。これらは氷山の一角であり、全体としてはかなりの数になろう。病院だけでなく、介護、あるいは教育の現場でも暴力・暴言やクレーマーが増えていると言う。医療者側と患者とのコミュニケーションの問題もあると指摘されるが、もはやコミュニケーションの問題にとどまらず、リスクマネジメントの観点から安全対策の導入が必要な時代になったといえるのではないか。 読売新聞の「院内暴力」のニュースはこちらhttp://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20070821-OYT8T00188.htm?from=goo(ケアネット 孫 秀煥) 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 小児心臓弁膜症、部分心臓移植は実現可能か/JAMA(2025/09/10) 「かぜ」への抗菌薬処方、原則算定不可へ/社会保険診療報酬支払基金(2025/09/10) がん患者への早期緩和ケア、終末期の救急受診を減少(2025/09/10) 双極症に対する気分安定薬使用が認知機能に及ぼす影響〜メタ解析(2025/09/10) 日本女性、出産意欲の向上に関連する要素は?/神奈川県立保健福祉大学(2025/09/10) AIによる診療記録作成で医師のバーンアウトが減少(2025/09/10) 肺切除後の肺瘻リスク、低侵襲開胸手術で軽減の可能性(2025/09/10)