大幸薬品『二酸化塩素スプレー』の蚊に対する忌避作用について共同発表 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/10/26 大幸薬品株式会社は20日、自治医科大学 医動物学 松岡裕之教授と共同研究を行い、17日に東京で開催された「日本衛生動物学会東日本支部会」(主催:日本衛生動物学会)にて「二酸化塩素スプレーの蚊に対する忌避作用について」という演題で、二酸化塩素スプレーがハマダラカに対し、忌避作用とマラリアの発症率について共同発表したと報告した。この発表の内容は、可溶化した二酸化塩素(ClO2)をスプレーしたマウス群と、水(H20)をスプレーしたマウス群に対するハマダラカ(ハマダラカには事前にネズミマラリアを感染させておいた)の吸血行動を比較実験したところ、二酸化塩素をスプレーしたマウス群は水をスプレーしたマウス群に比べ、吸血したハマダラカ数の有意な減少を記録し(P<0.05)、マラリア発症マウスが有意に少なかった(P<0.05)というもの。具体的には、水をスプレーしたマウス対するハマダラカの吸血率が47.7%でマラリア発症率は54.5%であったのに対して、二酸化塩素をスプレーしたマウスに対するハマダラカの吸血率は5.9%でマラリア発症率は7.7%とかなり減少したという。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.seirogan.co.jp/dl_news/file0040.pdf 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 母体HIVウイルス量、母子感染に与える影響は?/Lancet(2025/07/25) ミトコンドリアDNA疾患女性、ミトコンドリア置換で8児が健康出生/NEJM(2025/07/25) “早期乳癌”の定義を変更、「乳癌取扱い規約 第19版」臨床編の改訂点/日本乳癌学会(2025/07/25) 臨床研究への患者・市民参画のいまとこれから/日本リンパ腫学会(2025/07/25) 抗精神病薬の早期処方選択が5年後の体重増加に及ぼす影響(2025/07/25) スタチンはくも膜下出血リスクを下げる?~日本のレセプトデータ(2025/07/25) 経尿道的高周波治療が間質性膀胱炎患者の骨盤痛を緩和(2025/07/25)