ベイスン、耐糖能異常における2型糖尿病の発症抑制にかかる効能追加の承認取得 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/10/23 武田薬品工業株式会社は19日、厚生労働省より、「ベイスン錠0.2、同OD錠0.2」(一般名:ボグリボース、以下「ベイスン」)について、国内で初めて「耐糖能異常における2型糖尿病の発症抑制」にかかる効能追加の承認を取得したと発表した。ベイスンは、小腸における糖質の消化・吸収を遅らせることによって食後過血糖を改善する薬剤で、国内では1994年から糖尿病の治療薬として使用されている。本剤を耐糖能異常の患者に投与することによって、2型糖尿病の発症が抑制されるという効果については、本年4月に医学雑誌「The Lancet」に掲載された臨床試験の結果により明らかとなっている。耐糖能異常は、体内で糖を代謝する能力が障害を受けている状態であり、糖尿病への移行率や心血管疾患の発症リスクが高くなるといわれている。そのため、患者は、食事療法や運動療法を中心とした生活習慣の指導が行われているが、それだけでは十分な効果が得られない場合もあるため、ベイスンによる薬物療法という治療オプションを通じて、糖尿病の発症を抑制することが期待できるとのこと。詳細はプレスリリースへhttp://www.takeda.co.jp/press/article_35272.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] VTE後の抗凝固療法、90日以上継続で再発リスク大幅低下/BMJ(2025/12/10) 未治療および再発・難治性CLL/SLLへのピルトブルチニブ、イブルチニブと直接比較(BRUIN-CLL-314)/JCO(2025/12/10) 成人の肺炎球菌感染症予防の新時代、21価肺炎球菌結合型ワクチン「キャップバックス」の臨床的意義/MSD(2025/12/10) 日本におけるアルツハイマー病診断の時間短縮フロー〜東京大学(2025/12/10) アトピー性皮膚炎へのウパダシチニブ、増量および減量の有効性と安全性/BJD(2025/12/10) ヌシネルセンの高用量処方はSMA患者のQOLをさらに改善する/バイオジェン(2025/12/10) 飲酒が加齢性難聴リスクに影響~日本人1万4千人のデータ(2025/12/10)