遺伝子組換え血液凝固第IX因子製剤「ベネフィクス」 承認取得 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/10/22 ワイス株式会社は16日、血液凝固IX因子製剤としては国内で唯一、また初めてとなる遺伝子組換え製剤である「ベネフィクス 静注用」(一般名:ノナコグアルファ)の承認を取得したと発表した。ベネフィクスは、血友病B(先天性血液凝固第Ⅸ因子欠乏症)患者の出血傾向を抑制する。薬価収載を得た後に販売開始される。ベネフィクスはHIVや肝炎など血漿由来の感染症リスクを低減する目的で開発された製剤で、最新のDNAテクノロジーを駆使し、ヒトおよび動物の血漿成分を用いずに製造されている。今回承認を取得したベネフィクス静注用では手技の簡便性を追求し、あらかじめシリンジに溶解液を充填しているプレフィルド・シリンジを同梱している。また溶解容量はいずれの製剤も5mLで、注射の準備や注射にかかる時間にも配慮されているという。ベネフィクスは、1997年に米国で承認を受け、現在は50の国と地域で承認されている。詳細はプレスリリースへhttp://www.wyeth.jp/news/2009/1016.asp 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] SGLT2阻害薬、自己免疫性リウマチ性疾患のリスクは?/BMJ(2025/10/24) 腹部大手術時の周術期血圧管理、個別化vs.通常/JAMA(2025/10/24) ALK陽性進行NSCLCへのアレクチニブ、OS中央値81.1ヵ月(ALEX)/ESMO2025(2025/10/24) 下剤のルビプロストン、重大な副作用にアナフィラキシー追加/厚労省(2025/10/24) 免疫療法の対象とならない進行TN乳がん1次治療、Dato-DXdがPFSとOSを延長(TROPION-Breast02)/ESMO2025(2025/10/24) 結腸がん術後ctDNAによるde-escalation、リスク低減も非劣性は示されず(DYNAMIC-III)/ESMO2025(2025/10/24) 寝たきり原因第1位「脳卒中」、最新治療アクセス改善と患者支援の最前線/日本脳卒中学会・日本脳卒中医療ケア従事者連合・日本脳卒中協会(2025/10/24) 父親の厳しい子育てが子供のメンタルヘルスに影響(2025/10/24)