内側に限局する膝OAに対してはTKRよりPKRが望ましい?― TOPKAT試験より(解説:小林 秀 氏)-1106

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2019/08/23

本記事のコメンテーター

小林 秀( こばやし しゅう ) 氏

慶応義塾大学医学部 整形外科学教室 講師

内側型の末期変形性膝関節症(膝OA)に対する人工膝関節置換手術は、TKR(全置換)とPKR(単顆置換として知られる)の2種類に大別できる。TKRの多くは十字靭帯を切除し骨切除量も多くなるが、PKRでは内側コンパートメントのみを置換するため十字靭帯も温存でき骨切除量も少なく、早期回復が可能となる。TKRは古くから行われ、安定した長期成績が報告されているが、一方で患者満足度は約80%程度とされており、人工股関節手術に比…

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