第36回 1日5,000歩で認知機能の低下が遅れる可能性、「歩行」と「タウ」の意外な関係 最終更新:2025/11/13 歩数計と脳画像診断を組み合わせた研究によると、すでに脳内にアミロイドβが溜まっているAD初期段階の人において、1日5,000歩程度の歩行によって、認知機能の低下が顕著に抑制される可能性が示唆されました。
第35回 コロナワクチンが「がん治療」の効果を劇的に向上させる可能性 最終更新:2025/11/06 新型コロナのmRNAワクチンが、がん治療の免疫チェックポイント阻害薬の効果を高める可能性があることがNature誌に発表されました。がんとは無関係のコロナワクチンがなぜ有効なのか、そのメカニズムを解説します。
第34回 10代のSNS利用増、認知テストのスコア低下と関連か?米国大規模調査が示す懸念と対策の必要性 最終更新:2025/10/30 10代のSNS利用時間の増加が、認知能力低下と関連することが大規模調査で判明。9歳から13歳までの追跡調査によると、SNSの利用時間が多いほど、読解力、語彙力、記憶力といった認知能力が低下していました。
第33回 帯状疱疹ウイルスが脳を蝕む可能性? 1億人超のデータが示す結果と「ワクチン」という希望 最終更新:2025/10/23 水痘・帯状疱疹ウイルスと認知症との関連について、米国の1億人超の医療記録を分析した論文が、Nature Medicine誌に発表されました。認知症リスクを下げる観点からも、ワクチン接種を検討する価値があります。
第32回 世界の使用者1億人超…WHOが警鐘を鳴らす電子タバコの罠と、若者を蝕む「見えざる害」の正体 最終更新:2025/10/16 「紙タバコより安全」というイメージや巧妙なマーケティングで広く普及する電子タバコ。しかしその安全神話は覆され、心臓、肺、がんの深刻なリスクや、新たな依存へと誘う入口となる危険性が指摘されています。
第31回 【米政府閉鎖】トランプ氏が狙う科学界の破壊、大量解雇。日本への影響は? 最終更新:2025/10/09 トランプ政権下で発生した政府閉鎖により、米国の科学技術の中枢を担う機関が軒並み機能不全に陥っています。世界最大の文献データベースPubMedの更新停止など、研究・臨床に直結する危機が日本にも波及しています。
第30回 なぜトランプ氏は「タイレノールが自閉症の原因」と発言したのか?専門家報酬、訴訟、SNS…科学的根拠なき主張の裏側を徹底解剖 最終更新:2025/10/02 米大統領のトランプ氏が「タイレノールが自閉症の原因」と主張し、大きな波紋を呼ぶ事態に。根拠は司法に否定された専門家の意見などで、医学界は強く反発。科学的根拠なき主張の背景にある、政治的思惑を読み解きます。
第29回 アルツハイマー病最前線、自己診断テストと血液検査で「精度90%」 最終更新:2025/09/25 認知症の早期発見の重要性が高まる一方、最初に相談するかかりつけ医では正確な診断に課題が。新たな認知症デジタルテスト「BioCog」は、p-tau217検査と併用することで、精度が90%に達しました。
第28回 脳や胎盤からも…体内に侵入するマイクロプラスチックの脅威 最終更新:2025/09/18 マイクロプラスチックは、タイヤの摩耗、衣類の洗濯、プラスチックごみから絶えず発生し、日常的に体内に取り込んでいることが明らかに。血液、肺、胎盤、脳、肝臓、腎臓、生殖器など、至る所から検出されています。
第27回 なぜ経済界トップは辞任したのか?新浪氏報道から考える、日本と世界「大麻をめぐる断絶」 最終更新:2025/09/11 サントリーHDの新浪剛史氏が、大麻成分を含むサプリの購入を巡り警察から捜査を受け、会長職を辞任。本件は、国内外の大麻の位置付けの違いを浮き彫りに。医学的エビデンスに基づいた有効性とリスクを整理します。