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家計が厳しくなれば症状があっても半数が我慢… 今年の医療機関の利用のしかたは?

株式会社QLifeは14日、『2009年の医療機関利用のしかた意向調査』の結果を発表した。調査結果から、症状があっても「我慢」をして医療機関に行かないことが「あると思う」と答えた人は51%、20~40代女性は69%にのぼることがわかった。この調査は、同社が外部のインターネット調査パネルを使って、出産や大きな手術の前後ではない20歳以上の男女500人から回収したもの。調査結果によると、77%は変わらないと答えたが、「増える」と予想する人が15%、「減る」と予想する人8%の約2倍であった。増えると予想する理由として51%が「漠然と健康不安」を挙げ、減る人の理由として30%が「お金に余裕がない」を挙げるなど、昨今の健康不安・経済不安の世相を反映しているという結果が出ている。また、症状があっても「我慢」をして医療機関に行かないことがあると思うと答えた人も51%と多く、20~40代女性では69%にのぼるが、一方、今年は昨年より「予防」に努力する人は46%と多く、特に中高年男性の意識が高い。「予防接種」「健診・人間ドック」も昨年より積極傾向にあるという。なお、医療機関にかかった場合に「通院回数を減らす」ことを昨年より意識する人が30%。さらに50代では「安い薬にする」も33%と高かった。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.qlife.co.jp/news/090114qlife_news.pdf

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都市伝説を検証する:ウェールズが全勝優勝するとローマ教皇が昇天?

ラグビーは長年にわたりウェールズ地方の人びとの熱烈な崇拝の的であり、「ウェールズ人の宗教」といわれるほど。イギリスでは近年、英国放送協会(BBC)の報道に端を発して、「ラグビーのウェールズチームがグランドスラム(全勝優勝)を果たした年はローマ教皇が亡くなる。特に好調だった1978年には2人の教皇が死亡している」との都市伝説がまことしやかに流布している。2008年、ウェールズは、ヨハネ・パウロ2世が死亡した2005年以来のグランドスラムを達成したため、現教皇ベネディクト16世の身を案じる声が上がっているという。University Hospital Wales(カーディフ市)のGareth C Payne氏らはこの説を検証し、BMJ誌2008年12月20日号(クリスマス特集号)掲載(オンライン版2008年12月17日号)で報告した。8人のうち3人がウェールズのグランドスラム達成年に死亡研究グループは、1883年から現在までのバチカンおよびスポーツに関する歴史データを用いて、ウェールズチームのグランドスラム達成とローマ教皇の死亡の関係、およびチームの調子の良さと教皇の死亡人数の関係についてレトロスペクティブな観察研究を行った。ラグビーユニオンは、1823年にイングランド、アイルランド、スコットランド、ウェールズの参加のもとに設立された。1910年にフランスが、2000年にイタリアが参戦し、いわゆるシックスユニオンとして知られるようになった。グランドスラムは、1883年にイングランドが初めて達成し、2008年のウェールズまで合計53回を数える。1883年以降に死亡した8人のローマ教皇のうち5人がグランドスラム達成の年に亡くなっており、そのうちウェールズの達成年の死亡は3人である(1978年2人、2005年1人)。残り3人のうちの2人も、グランドスラムではないがウェールズが優勝した年に亡くなっている。また、8人のローマ教皇の死亡年にグランドスラムを達成したのは、いずれもローマカソリックではなくプロテスタントが優勢な国(イングランド、スコットランド、ウェールズ)であった。偶然の一致にすぎないが、ベネディクト16世の健康状態に注意すべきロジスティック回帰分析の結果、ウェールズを含むすべての国のグランドスラムの達成とローマ教皇の死亡年には有意な関連は認めなかった(p>0.1)。各試合の得点差の平均値をそのシーズンのチームの調子の指標とし、ポアソン回帰分析を行ったところ、ウェールズが好調な年はローマ教皇の死亡数が、境界域とはいえ有意に増大したが(p=0.047)、他の国のチームには有意な差は見られなかった。著者は、「ウェールズチームのグランドスラムとローマ教皇の死は偶然の一致であり、これらの関連性を示唆する説は最近2回のグランドスラムの記憶に基づく都市神話にすぎない」と結論しながらも、「2008年のウェールズチームの好調さを考慮すると、バチカンの医療チームは年が明けるまでベネディクト16世の健康状態に特別な注意を払うべき」としている。(菅野守:医学ライター)

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「レッドツェッペリン病」?:やっぱりヘビメタは脳によくない

ヘッドバンギングはヘビーメタルやハードロック音楽の一般的なダンス形式で、ビートにあわせて頭部を激しく振る行為を繰り返す。そのテンポが激しいと頭頸部傷害のリスクが増大することが、オーストラリアNew South Wales大学Risk and Safety ScienceのDeclan Patton氏らの調査で明らかとなった。同氏は、この知見に基づいて、ヘビメタファンが普段ぼんやりしていたり、でたらめなことを口にする原因を説明できるとし、脳傷害のリスクを最小限にする対策を提言している。BMJ誌2008年12月20日号(クリスマス特集号)掲載(オンライン版2008年12月17日号)の報告。理論モデルを構築、首振り角度とテンポで傷害リスクを評価ヘッドバンギングの起源は、1968年、イギリスのハードロックバンド・レッドツェッペリンが行った初のアメリカツアーだという。ボストンの会場で最前列の聴衆が音楽に合わせて頭を振ったとき、「ヘッドバンガー」ということばが生まれた。これまでに、ヘッドバンギングが頭頸部傷害の原因となる可能性を示唆する症例がいくつか報告されている。研究グループは、ヘッドバンギングによる軽度の外傷性脳傷害および頸部傷害のリスクを評価するために、ヘッドバンガーを対象とした観察研究および生体力学的な解析を行った。頭部傷害度(HIC)および頸部傷害度(NIC)を算定する理論モデルを構築した。ヘッドバンガーに一般的なヘビメタ曲とイージーリスニング曲(対照)を聴いてもらい、首振りの角度別にHIC、NICと首振りのテンポ(ビート/分)によって頭頸部傷害のリスクがどう変化するかを評価した。AC/DCに“Moon River”をリクエストしようヘッドバンギング曲による首振りのテンポの平均値は146ビート/分であった。モデル解析では、146ビート/分のテンポで首振りの角度が75度以上になると軽度の脳傷害の症状が現れると予測された。頸部傷害は、146ビート/分で首振りの角度が105度以上となった場合に発生することが示唆された。著者は、「損傷を最小限にするには、ヘッドバングするときは1)首振りの角度を小さくする、2)ヘビメタの代わりにAOR(大人向けロック)などテンポの遅い曲にする、3)1ビート毎ではなく2ビートに1回にする、4)保護具を装着するなどの対策をとるべき」と結論している。具体的には、代表的なヘビメタバンドであるAC/DCに“Highway to Hell”の代わりに“Moon River”を演奏してもらうという、あまり現実的とは思えない案のほか、タバコのパッケージのようにCDなどにヘッドバンギングの危険性を訴える警告文を載せる案も提言している。(菅野守:医学ライター)

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花粉のシーズンに眼科を受診するコンタクトレンズ装用者は18%

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社ビジョンケア カンパニーは9日、同社がコンタクトレンズ装用者を対象に実施した「花粉症についての意識調査」(2008年12月実施)の結果を発表した。この調査は、最近1年以内に花粉症の症状を感じたことがある、週に3~4日以上コンタクトレンズを装用している全国のコンタクトレンズユーザー男女600名(20代、30代)を対象にインターネット上で行われたもの。実際に花粉の飛散時期にもコンタクトレンズを装用している人は、頻度を抑えて装用している人も含めて96.5%、できればコンタクトレンズの装用を継続したいと考えている人も88.3%であった。一方で、花粉の飛散時期に眼科を受診するコンタクトレンズ装用者はわずか18%と、耳鼻科などに比べて少ないことが明らかになったという。詳細はプレスリリースへhttp://acuvue.jnj.co.jp/corp/press/p0044.htm

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医師不足の改善を目指し、GSK社と東京女子医大が「教育・学習支援プログラム」を開始

グラクソ・スミスクライン株式会社は、東京女子医科大学と共同で、医師のためのe-ラーニングによる「教育・学習支援プログラム」を開発し、13日よりサービスを開始したと発表した。このプログラムは、東京女子医大 女性医師再教育センターが2006年11月より実施中の「再教育-復職プロジェクト」を支援、強化するために開始するインターネットを介した教育プログラムで、結婚、出産、育児など、やむをえない事情で医療を離れた女性医師が、臨床の“勘”を取り戻し、再び現場に戻るための機会を提供するもの。そこに、インターネットを通じた情報提供に多くの経験を有するGSK社が参画し、東京女子医大と共にe-ラーニング・プロジェクト「教育・学習支援プログラム」を開発し、今回、パイロット版のサービスを開始した。東京女子医科大学とGSK社は、このプログラムにより、年齢、出身大学、所属、地域を問わず、やむをえない事情で医療の現場を離れていた医師が、再び臨床診療に自信を持って復職されるよう支援することで、昨今、社会問題ともなっている日本の「医師不足」解消の一助となればと考えているという。詳細はプレスリリースへhttp://glaxosmithkline.co.jp/press/press/2009_01/P1000518.html

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頸動脈内膜剥離術では全身麻酔と局所麻酔のいずれを選択すべきか?

アテローム動脈硬化性の頸動脈狭窄に対する頸動脈内膜剥離術施行時の麻酔法として、全身麻酔と局所麻酔では周術期の脳卒中やその他の合併症の抑制効果に差はないことが、イギリスWestern General Hospital臨床神経科学科(エディンバラ市)のSteff C Lewis氏らが行ったGALA(General anaesthesia versus local anaesthesia for carotid surgery)試験の解析結果から明らかとなった。今後、いずれの麻酔法を選ぶかは、患者の好みや他の医学的な理由に委ねられることになりそうだ。Lancet誌2008年12月20/27日合併号(オンライン版2008年11月27日号)掲載の報告。主要評価項目、QOL、入院期間に有意差なし頸動脈内膜剥離術は、重篤な動脈硬化性の頸動脈狭窄による同側の脳卒中発症リスクを低下させるが、術中あるいは術後の合併症がその効果を相殺することが知られている。周術期の脳卒中を予測してそれを回避するには、全身麻酔下よりも局所麻酔下のほうが容易である可能性が示唆されている。GALA試験の研究グループは、これらの麻酔法のイベント抑制効果の比較を目的に、多施設共同無作為化対照比較試験を実施した。1999年6月~2007年10月までに、24ヵ国95施設から症候性あるいは無症候性の頸動脈狭窄患者3,526例が登録された。全身麻酔群に1,753例が、局所麻酔群には1,773例が割り付けられた。主要評価項目は、無作為割り付け時から術後30日までの脳卒中(網膜梗塞を含む)、心筋梗塞、死亡の発生率とした。主要評価項目の発生率は、全身麻酔群が4.8%(84例)、局所麻酔群は4.5%(80例)であり、局所麻酔による1,000例あたりのイベント抑制数は3例にすぎなかった(リスク比:0.94、95%信頼区間:0.70~1.27)。QOL、入院期間は両群間に有意な差はなく、事前に規定されたサブグループ(年齢、対側頸動脈閉塞の有無、ベースライン時の手術リスク)における主要評価項目の解析でも有意差は認めなかった。以上により、GALA試験の研究グループは「頸動脈内膜剥離術においては全身麻酔と局食麻酔で有用性は同等であった」と結論し、「麻酔科医と外科医は、患者コンサルテーション時に、個々の患者の病態に応じていずれの麻酔法を選択するかを決めるべきである」と指摘している。(菅野守:医学ライター)

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EU加盟国間にも健康格差が

欧州連合(EU)加盟25ヵ国間には50歳時の健康生存年(HLY)に実質的な格差が存在することが、イギリスLeicester大学健康科学科のCarol Jagger氏らの調査で明らかとなった。この知見は、EU全体の健康状態が大幅に改善されなければ、すべての国で高齢者の就業率を向上させるのは困難なことを示唆するという。Lancet誌2008年12月20/27日号(オンライン版2008年11月17日号)掲載の報告。HLYは各国間のばらつきが大きく、GDPや高齢者ケア費用と正相関EU加盟国では平均寿命が延長しているが、良好な健康状態で過ごす期間が増加しているかは明らかにされてない。これらの情報は高齢者の保健コストの抑制や就業率の向上の決め手となる可能性がある。研究グループは、2005年のEU加盟25ヵ国の50歳時における寿命およびHLY、さらに高齢者の就業率向上の可能性について調査を行った。性別、国別の50歳時の寿命とHLYはEUの人口統計であるEurostatの生命表を適用したSullivan法で算出した。また、2005年の生活・所得状況調査の統計データから年齢別の身体活動の制限状況を算定した。2005年のEU加盟25ヵ国においては、50歳時の身体活動の制限のない寿命は男性が67.3歳、女性が68.1歳であった。50歳時のHLYは、男女ともに寿命に比べて各国間のばらつきが大きかった(男性:エストニア9.1年~デンマーク23.6年、女性:エストニア10.4年~デンマーク24.1年)。国内総生産(GDP)および高齢者ケアの費用は、男女ともに50歳時のHLYと有意な正の相関を示した(p<0.039)。一方、男性の長期失業率は50歳時のHLYが長いほど有意に低く(p=0.023)、生涯学習率は50歳時のHLYが長いほど有意に高かった(p=0.021)が、女性にはこのような有意な差は認めなかった。これらの知見により、著者は「EU加盟国間には50歳時のHLYに実質的な格差が存在する」と結論したうえで、「国民の健康状態の大幅な改善が実現されなければ、EU加盟25ヵ国のすべてにおいて高齢者の就業率を向上させるのは困難なことが示唆される」と考察している。(菅野守:医学ライター)

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ジェネリック医薬品の売上高は前年より14%増

シード・プランニングの調査によると、ジェネリック医薬品の製造・販売を事業とする製薬企業39社および、近年、ジェネリック医薬品事業に参入して売上を伸ばしている新薬メーカー6社の売上高合計は3,480億円で、前年比14%増となることがわかった。この調査結果は、同社がジェネリック医薬品の製造・販売を事業とする製薬企業39社および、近年、ジェネリック医薬品事業に参入して売上を伸ばしている新薬メーカー6社を対象に、ジェネリック医薬品の販売形態、受委託関係、新製品情報や事業戦略を調べたもの。ジェネリック医薬品の製造・販売を事業とする39社のジェネリック医薬品だけの売上高は、合計で3,182億円。これに、今回の調査対象とした新薬メーカー6社のうち、すでにジェネリック医薬品の売上がある5社の金額298億円を加えると44社合計で3,480億円となり、前年比14%増となる。特に業績が急伸しているのは、病院での採用が増えている売上100億円以上の大手ジェネリック医薬品企業で、13社合計で5年間で68%もの驚異的な伸びを示しているという。詳細はこちらhttp://www.seedplanning.co.jp/press/2009/0113.html

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RNA干渉とがん転帰との関連

遺伝子発現が、「RNA干渉」という細胞内機構で調節されていることが発見され、がん治療研究の最前線では、特異的な遺伝子を沈黙させるRNA干渉分子の研究が進んでいる。米テキサス大学M.D.アンダーソンがんセンターのWilliam M. Merritt氏らは、RNA干渉機構の酵素であるDicerとDroshaに着目し、細胞内でのこれらの発現レベルと卵巣がん転帰との関連を調べた。NEJM誌2008年12月18日号より。がん細胞中のDrosha、Dicerレベルと、臨床転帰との関連について検討RNA干渉は、細胞内の比較的長い2本鎖RNAが短く切断され、それと相補的な配列を有する遺伝子情報を伝えるメッセンジャーRNA(mRNA)を分解する現象である。細胞核において最初に切断に関わるのがDroshaで、切断された短いヘアピン形2本鎖のRNAが細胞核から細胞質に移動すると、今度はDicerによって切断されmiRNAと呼ぶ短いRNAが産生される。一方、細胞質中の長いRNAが切断される場合はDicerによる切断プロセスのみでsiRNAと呼ぶ短いRNAが産生される。miRNA、siRNAは、細胞質でRISCというタンパク質に取り込まれて、標的とするmRNAを分解する。一方これまでの研究で、ヒトのがん細胞でmiRNAレベルが変化していること、卵巣腫瘍ではmiRNAが減少していることが見いだされていたが、転帰との関連などについては明らかではなかった。そこでMerritt氏らは、卵巣がんにおけるDroshaおよびDicerのmRNAレベルの変化を調べ、臨床転帰との関連について検討を行った。Dicerの低レベルと病期進行が有意に関連111例の患者から採取した浸潤性上皮性卵巣がん組織標本のうち、Dicerレベルが低いものが60%で見られ、それらは病期の進行と有意に関連していた(P=0.007)。Droshaレベルが低いものは51%で見られ、細胞削減手術(残余腫瘍を直径1cm以下にする)が最適に行われなかったことと有意に関連していた(P=0.02)。DicerレベルもDroshaレベルも高い場合、生存期間中央値の延長と関連していた(11年超、いずれかレベルが低いなどその他の組み合わせ群は2.66年、P<0.001)。生存率低下に関して、「Dicerの発現低下(ハザード比:2.10、P=0.02)」「組織学的所見がハイグレード(2.46、P=0.03)」「薬物療法反応不良(3.95、P<0.001)」の3つの独立因子が明らかになった。Dicerが低レベルの患者の臨床転帰の不良は、マイクロアレイデータを用意し比較検討した乳がん患者群、肺がん患者群でも確認されている。(武藤まき:医療ライター)

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汚染ヘパリン問題を裏付ける全米疫学調査報告

全米で昨年大きな問題となったいわゆる汚染ヘパリン問題に関して、米国疾病対策予防センター(CDC)の感染情報サービスプログラムに所属するDavid B. Blossom氏らが行った疫学調査報告が、NEJM誌2008年12月18日号(オンライン版2008年12月3日号)で公表された。この問題は、ミズーリ州の1小児病院で集団発生した透析受療患児の重度の有害反応(顔面浮腫、頻脈、低血圧症、蕁麻疹、悪心)の発生が、2008年1月7日にCDCに報告されたことに端を発する。すぐに調査を開始したCDCは、類似報告が全米で起きていること、いずれもバクスターヘルスケア社のヘパリンを用いた患者であったことから、同17日に同製品の自主回収開始、2月には全面回収措置が取られ、3月に入ると米食品医薬品局(FDA)から、有害反応は同社製ヘパリンが過硫酸化コンドロイチン硫酸(OSCS)によって汚染されていることが原因であると発表された。2ヵ月半で152件の有害反応が起きていた 本報告は、2007年11月1日以降、ミズーリ州で集団発生したアレルギー反応と一致する徴候および症状を呈した患者の臨床情報を集約したもので、施設レベルでの危険因子を同定するため、有害反応が報告された21施設と、報告がなかった23施設から情報が集められた。併せて、有害反応報告施設から未開封のヘパリンバイアルを入手し、汚染物質検査も実施された。2007年11月19日~2008年1月31日に、ヘパリンと関連する有害反応が確認されたのは13州にわたる患者113人、152件(血液透析患者100人130件、心臓病受療患者6人8件、フォトフェレシス受療患者7人14件)。血液透析患者の有害反応までの時間は平均5.1分、低血圧症(50.0%)の頻度が最も高く、悪心(48.7%)、呼吸困難(37.5%)と続いた。顔面腫脹は23.7%、最初の施設で報告された蕁麻疹は全体では3.3%と稀だった。問題ヘパリンと重度の有害反応との関連は100%有害反応との関連因子について、ヘパリン液ほか透析機器やダイアライザーなどを含め、製造会社別に調べた結果、最も強い関連因子は「バクスターヘルスケア社製ヘパリン使用」だった(有害反応報告施設で100%使用 vs. 未報告施設では4.3%使用、P

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シロドシン、中国で新薬承認申請

第一三共株式会社は8日、中国子会社である第一製薬有限公司(北京)が、前立腺肥大症に伴う排尿障害改善約として開発されたKMD-3213(一般名:シロドシン)の新薬承認申請を中国国家食品薬品監督管理局に行ったと発表した。KMD-3213はキッセイ薬品工業により創製された選択的α1Aアドレナリン受容体遮断薬。日本ではユリーフという製品名で販売されている。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.daiichisankyo.co.jp/4less/cgi-bin/cs4view_obj.php/b_newsrelease_n1/803/090108v2-j.pdf

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オンライン投票で選ぶ 多発性硬化症患者たちのエピソード

バイエル薬品株式会社は8日、2008年8月25日よりMS(多発性硬化症)患者からの応募を開始した「My photo Story(マイフォトストーリー)~私の未来、私にできること~」と題した写真とエピソードについて、一次選考を通過した作品へのオンライン投票を実施すると発表した。MS患者からの応募は16日に締め切り(消印有効)、一次選考を通過した作品へのオンライン投票を1月26日~2月25日の1ヵ月間実施するという。投票は、同社が運営するMS情報提供サイト「MSゲートウェイ」(http://www.ms-gateway.jp/)にて行われる。詳細はプレスリリースへhttp://byl.bayer.co.jp/scripts/pages/jp/press_release/press_detail/?file_path=2009%2Fnews2009-01-08_1.html

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プロペシアをドーピング禁止リストから除外

万有製薬株式会社は8日、同社が販売する男性型脱毛症用薬「プロペシア」(一般名:フィナステリド)が、2009年1月1日より世界アンチドーピング機構(WADA)が定める禁止リストから除外されたと発表した。フィナステリドは隠蔽薬(禁止薬物の使用を隠蔽する薬剤、物質)として2005年から禁止物質に指定されていたが、近年の分析技術の向上により、フィナステリドを使用しても禁止物質の判別ができるようになったことで、禁止リストから除外されたという。詳細はプレスリリースへhttp://www.banyu.co.jp/content/corporate/newsroom/2009/product_news_0108.html

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院内緊急対応チーム結成による、院内心肺停止コード発生率や死亡率に変化なし

病院内に、患者の緊急事態に備えた対応チームを結成しても、院内の患者の心肺停止を知らせるコード発生率や死亡率は減少しないようだ。米国ミズーリ大学Paul S. Chan氏らの調べで明らかになったもので、JAMA誌2008年12月3日号で発表されている。これまでの研究では、緊急対応チームを結成することで、集中治療室(ICU)以外でのコード発生率が減ることが示されており、米国Institute for Healthcare Improvementでも、病院への同チーム設置を推奨してきた。だが、同チームの介入でより多くの患者がICUに移された可能性が大きく、ICUを含めた院内全体のコード発生率や死亡率が減少するかどうかは、明らかではなかった。404床の病院で4年弱の大規模前向きコホート試験Chan氏らは2004~2007年にかけて、ミズーリ州カンザスシティSaint Luke’s Hospital(404床)で、前向きコホート試験を行った。院内緊急対応チーム導入前の2005年8月までの入院患者数は2万4,193人、導入後は同2万4,978人。チームは、熟練したICUのスタッフと呼吸療法士の計3人で構成した。院内コード発生率や死亡率は減少せず試験期間中、緊急対応チームが出動したのは376件だった。チーム導入後の補正前院内コード発生率は、入院患者1,000人当たり11.2件から7.5件に減少したものの、補正後の院内コード発生率は有意に減少していなかった(補正後オッズ比:0.76、95%信頼区間:0.57~1.01、p=0.06)。だが、ICU以外でのコード発生率には、有意な減少が見られた(補正後オッズ比:0.59、95%信頼区間:0.40~0.89)。また院内全体の死亡率についても、入院患者100人当たり死亡率は導入前が3.22人、導入後は3.09人と、有意な減少は見られなかった(補正後オッズ比:0.95、95%信頼区間:0.81~1.11、p=0.52)。(當麻あづさ:医療ジャーナリスト)

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2型糖尿病患者には、低グリセミック指数食療法を

 2型糖尿病患者に対し、低グリセミック指数(GI)食療法を行うことで、高シリアル線維食療法に比べ、グリコヘモグロビン(HbA1c)値は減少し、高比重リポ蛋白(HDL)値は上昇することがわかった。これは、カナダSt Michael’s Hospital(トロント)のDavid J. A. Jenkins氏らの研究で明らかになったもので、JAMA誌2008年12月17日号で発表した。2型糖尿病患者210人について6ヵ月追跡 Jenkins氏らは、210人の2型糖尿病患者を無作為に2群に分け、一方には低グリセミック指数の食事療法を指導、もう一方には高シリアル線維の食事療法を指導し、6ヵ月後にHbA1c値などを比較した。試験は、2004~2007年にかけて行われた。グリセミック指数の減少はHbA1c値減少と正相関、HDL値上昇と負相関 その結果、HbA1c値の減少率は高シリアル線維食群で-0.18%(95%信頼区間:-0.29~-0.07%)だったのに対し、低グリセミック指数食群では-0.50(-0.61~-0.39%)と、有意に減少幅が大きかった(p

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テルモ、女性向けの新しい健康機器ブランド

テルモ株式会社は、女性向け商品の新ブランド「PREMIAGE」(プレミアージュ)を立ち上げ、第一弾商品として手首式血圧計「テルモ電子血圧計P400」を、2月上旬より全国の薬局、薬店、ドラッグストア、家電量販店で発売すると発表した。「PREMIAGE」は「PREMIUM+AGE」の造語で、「これからの人生をより一層いきいきと」という願いを込めたとのこと。女性ホルモン(エストロゲン)の減少による体の様々な変化に着目し、女性の閉経前後(45~55歳)から急増する高血圧など生活習慣病予防につながる商品を展開していくという。詳細はプレスリリースへhttp://www.terumo.co.jp/press/2009/002.html

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富士通、企業の新型インフル対策支援を開始

富士通は、企業の災害やセキュリティインシデントなどへの対応から、コンプライアンス強化、内部統制対応などの企業価値向上のためのガバナンスまで支援する安心安全ソリューション「SafetyValue(セーフティバリュー)」強化の一環として、新型インフルエンザ対策関連ソリューションの提供を開始すると発表した。新型インフルエンザに対する行動計画を策定する「行動計画策定ソリューション」、新型インフルエンザ発生時にも自宅や代替拠点からの業務継続を支援するためのリモート接続やデータのバックアップ、電話会議、安否確認のサービスを提供する「事前対策ソリューション」、常に組織の対応能力を評価し、継続的に強化するための「教育・訓練ソリューション」の3つのソリューションを体系化したものという。詳細はプレスリリースへhttp://pr.fujitsu.com/jp/news/2009/01/6.html

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死亡が34万人超に-08年人口動態推計

厚生労働省が公表した「2008年人口動態統計の年間推計」によると、による死亡者が前年より6532人増えて34万3000人と過去最高になったことがわかった。2位は心疾患18万4000人、3位は脳血管疾患12万6000人となっている。詳細はこちらhttp://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suikei08/index.html

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遺伝子組換え甲状腺診断補助剤 タイロゲン筋注用新発売

佐藤製薬株式会社は、遺伝子組換え甲状腺診断補助剤「タイロゲン筋注用0.9mg」を1月13日に発売すると発表した。タイロゲン筋注用は、ジェンザイム社(米国)が開発した遺伝子組換えヒト型甲状腺刺激ホルモン(ヒトチロトロピン アルファ〔遺伝子組換え〕)の筋注用凍結乾燥製剤。同社は1995年にジェンザイム社(米国)から日本国内における販売権を取得し、1996年に希少疾病用医薬品の指定を受け、2008年10月16日付で製造販売承認を受けている。海外51ヵ国で承認済み。詳細はプレスリリースへhttp://www.sato-seiyaku.co.jp/top/company/news/2009/090106.html

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抗HIV薬「シーエルセントリ錠」の製造販売承認を取得

ファイザー株式会社は、2008年12月25日、HIVの細胞内への侵入を阻害する経口投与可能な日本初の抗ウイルス化学療法剤(CCR5阻害剤)「シーエルセントリ錠150 mg」(一般名:マラビロク)の製造販売承認を取得したと発表した。シーエルセントリは、CCR5阻害剤という新しいクラスの経口抗HIV薬で、CCR5指向性HIV-1という特定のタイプのHIVが患者の免疫細胞(主にリンパ球)へ侵入するのを阻害し、患者の免疫機能を保護する。詳細はプレスリリースへhttp://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2008/2008_12_25.html

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