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外傷性脳損傷へのEPO投与/JAMA

 閉鎖性外傷性脳損傷患者に対して、エリスロポエチン(EPO)投与およびヘモグロビン値10g/dL超維持の積極的な輸血管理は、6ヵ月時点の神経学的アウトカムの改善に結びつかなかったことが示された。米国・ベイラー医科大学のClaudia S. Robertson氏らが無作為化試験の結果、報告した。試験では輸血閾値10g/dLと高頻度の有害イベント発生との関連も認められ、著者は、「いずれのアプローチも支持できない」と結論している。これまで、外傷性脳損傷後のEPO投与または積極的な輸血管理の効果に関する情報は、いずれも限定的なものであった。JAMA誌2014年7月2日号掲載の報告より。EPO投与有無と輸血管理の2つの閾値について検討 研究グループは、EPO投与と2つの輸血目標ヘモグロビン値(7g/dLと10g/dL)の、神経学的回復における効果を比較する検討を行った。 被験者は閉鎖性外傷性脳損傷を受け、指示に従うことができなかった患者200例で、2006年5月~2012年8月に、米国のレベルI外傷センター2施設の脳神経外科集中治療室で受傷後6時間以内に登録された。 試験は2×2要因配置デザインを用いて被験者を、輸血閾値7g/dLおよびEPO投与群、輸血閾値7g/dLおよびプラセボ投与群、輸血閾値10g/dLおよびEPO投与群、輸血閾値10g/dLおよびプラセボ投与群の4群に無作為化。EPO投与群(102例)のアウトカム改善がプラセボ群(98例)よりも20%上回ることができない、また輸血閾値10g/dL超群(101例)が7g/dL群(99例)と比べて合併症を増大することなく良好な転帰を増大するかどうかを検証した。 なおEPOまたはプラセボの投与は、試験初期登録の74例については、500 IU/kgを当初3日間、その後週1回を2週間以上行うスケジュールで行われた(第1投与スケジュール)。しかし2009年に安全性への懸念から投与スケジュールが変更され、その後に登録された126例については24時間、48時間時点の投与は行われなかった(第2投与スケジュール)。 主要評価項目は、受傷後6ヵ月時点のグラスゴー・アウトカム・スケールスコアで、良好(良好な回復、中等度の障害)または不良(重度の障害、植物状態または死亡)で判定した評価とした。受傷後6ヵ月時点のアウトカムの評価は、いずれも無益であることを示す結果 EPOと輸血閾値に相互作用は認められなかった。 アウトカム良好となった患者の割合は、プラセボ群(34/89例・38.2%、95%信頼区間[CI]:28.1~49.1%)と比較して、EPO投与群は、第1投与スケジュール群(17/35例・48.6%、95%CI:31.4~66.0%、p=0.13)、第2投与スケジュール群(17/57例、29.8%、同:18.4~43.4%、p<0.001)ともに、投与が無益であることを示す結果であった。 輸血閾値の違いでみると、7g/dL群は42.5%(37/87例)であり、10g/dL群は33.0%(31/94例)という結果であった(差の95%CI:-0.06~0.25、p=0.28)。 また、輸血閾値10g/dL群では7g/dL群と比べて、血栓塞栓症イベントの発生が高率に認められた(22/101例[21.8%] vs. 7g/dL群8/99例[8.1%]、オッズ比:0.32、95%CI:0.12~0.79、p=0.009)。

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進行肝細胞がんへのエベロリムス投与/JAMA

 進行肝細胞がんでソラフェニブ(商品名:ネクサバール)治療が無効または不耐であった患者に対する、エベロリムス(同:アフィニトール)治療は全生存期間(OS)を改善しなかったことが示された。米国・マサチューセッツ総合病院がんセンターのAndrew X. Zhu氏らが無作為化試験EVOLVE-1の結果、報告した。進行肝細胞がんに対し現状ではソラフェニブが唯一、OSを有意に改善するが、その有益性は一過性のわずかなものである。エベロリムスは、肝細胞がんの最大45%で活性が認められるmTORタンパク質を阻害することで抗腫瘍効果を発揮する。第I/II相試験において進行肝細胞がんへの効果が期待され、今回の臨床試験が行われた。JAMA誌2014年7月2日号掲載の報告より。17ヵ国546例を対象に二重盲検プラセボ対照試験 EVOLVE-1は、ソラフェニブ治療が無効または不耐であった進行肝細胞がん患者に対する、エベロリムス7.5mg/日の有効性と安全性を評価した第III相の国際無作為化二重盲検プラセボ対照試験であった。 被験者は、2010年5月~2012年3月に17ヵ国から登録された成人患者546例で、Barcelona Clinic Liver Cancer(BCLC)ステージBまたはCの肝細胞がん、およびChild-Pugh Aの肝硬変を有していた。 無作為化は、地域(アジアvs. その他地域)および大血管浸潤(ありvs. なし)で層別化し、2対1の無作為化スキームにより、エベロリムス群に362例、適合プラセボ群に184例が割り付けられた。なお両群には、最善の支持療法も併せて行われた。 主要エンドポイントはOS、副次エンドポイントは、無増悪期間(TTP)、病勢コントロール率(DCR)(完全奏効[CR]、部分奏効[PR]、安定[SD]の患者の割合)などだった。OS中央値はエベロリムス群7.6ヵ月、プラセボ群7.3ヵ月 結果、両群間でOSの有意差はみられなかった。エベロリムス群の死亡は303例(83.7%)、プラセボ群は151例(82.1%)で(ハザード比[HR]:1.05、95%信頼区間[CI]:0.86~1.27、p=0.68)、OS中央値はエベロリムス群7.6ヵ月、プラセボ群7.3ヵ月であった。 無増悪期間の中央値は、エベロリムス群3.0ヵ月、プラセボ群2.6ヵ月であり(HR:0.93、95%CI:0.75~1.15)、病勢コントロール率はそれぞれ56.1%、45.1%であった(p=0.01)。 最も共通してみられたgrade 3または4の有害事象は、貧血症(エベロリムス群7.8%vs. プラセボ群3.3%)、無力症(7.8%vs. 5.5%)、食欲不振(6.1%vs. 0.5%)であった。 C型肝炎のフレアがみられた患者はいなかったが、中央検査室での結果、39例の患者(エベロリムス群29例、プラセボ群10例)でB型肝炎の再活性が認められた。全症例が無症候性であったが、エベロリムス投与群3例が治療を中止した。 なおサブグループ解析において、アジア人のエベロリムス群vs. プラセボ群のOSのHRは0.97(95%CI:0.61~1.52)であった。

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新規抗NGF抗体、膝痛を改善

 変形性膝関節症(膝OA)患者を対象とした完全ヒト型抗ヒト神経成長因子(NGF)モノクローナル抗体ファシヌマブ(fasinumab、REGN475、国内未承認)の安全性および有効性を検討した無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験の結果が発表された。米国・リジェネロン・ファーマシューティカルズ社のPaul J. Tiseo氏らによる報告で、ファシヌマブ静脈内投与はプラセボと比較して忍容性は良好であり、歩行時の膝痛を有意に改善することが認められたという。Pain誌2014年7月号(オンライン版2014年3月29日号)の掲載報告。 試験は、中等度~重度の疼痛を有する40~75歳の膝OA患者217例を対象に行われた。 ファシヌマブ0.03mg/kg、0.1mg/kg、0.3mg/kgまたはプラセボの4群に1対1対1対1の割合で無作為に割り付け、試験第1日目および8週後(第57日目)に被験薬を静脈内投与した。 主要評価項目は、安全性(24週間における治療下で発現した有害事象の発現率で評価)で、副次的評価項目は歩行時の膝痛(数値的評価スケールを用いて毎日記録)、ならびにWestern Ontario and McMaster Universities Osteoarthritis Index(WOMAC)のベースライン時からの変化量とした。 主な結果は以下のとおり。・24週後の有害事象発現率は、ファシヌマブ群66.1~75.0%、プラセボ群63.6%であった。・主な有害事象は、関節痛、知覚過敏、筋肉痛、末梢浮腫および関節腫脹であった。・有害事象のため試験を中止した患者の割合は、ファシヌマブ群5.6%、プラセボ群3.7%であった。・歩行時膝痛、WOMACの総スコアならびに疼痛、身体機能およびこわばりの各サブスケールスコアはいずれも、ファシヌマブの3群でプラセボ群より有意に改善した(p<0.05)。

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カネボウがロドデノールによる「白斑」原因究明で発症メカニズムの一端を解明

 花王グループ・カネボウ化粧品は今月14日、日本皮膚科学会と共同で行った「白斑」症状の原因解明に関する研究結果を公表し、医薬部外品有効成分「ロドデノール」配合製品を使用して白斑が発症するメカニズムの一端を明らかにした。カネボウのロドデノール、代謝物の過剰生成が白斑を引き起こす要因か カネボウによる「白斑」症状の原因解明に関する研究の主な結果は以下のとおり。・通常のメラニンは、チロシナーゼ酵素がチロシンと結合することで合成される。カネボウのロドデノールはこのチロシンに代わってチロシナーゼに結合することで、メラニンの合成を抑制する。・今回、ロドデノールがチロシナーゼと結合することにより、「ロドデノール代謝物」が生成されることが判明した。また、このロドデノール代謝物が過剰に生成されると、細胞障害が生じることも明らかにされた。この代謝物が白斑を引き起こす要因になったとみられる。・しかし、開発時の実験のロドデノール濃度では、細胞障害は確認されなかった。・ロドデノールによる細胞障害が生じるまで実験を繰り返したところ、開発時の実験で行った約100倍の濃度で細胞障害が生じた。 これらの結果を踏まえ、カネボウの研究グループは、ロドデノールによる白斑がなぜ2%程度と特定の人で発症したのか、回復傾向に個人差があるのかなど、まだ解明していないことは多いとして、原因究明を続けている。参考カネボウ化粧品ホームページより(PDF)

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うつ病患者の自殺企図、遺伝的な関連性は

 自殺者の90%以上に気分障害がみられること、また気分障害の自殺傾向に対する遺伝的脆弱性が先行研究により確立されている。オーストリア・ウィーン大学のLaura Carlberg氏らは、cAMP応答配列結合タンパク(CREB1)の一塩基多型(SNPs)と自殺リスクならびに大うつ病性障害(MDD)患者における自殺企図歴との関連を検討した。その結果、多重検定補正後のデータにおいて、CREB1 single markerおよびハプロタイプのいずれの解析においても、自殺リスクや自殺企図歴との間に確たる関連を認めることができなかったことを報告した。International Journal of Neuroscience誌オンライン版2014年6月23日号の掲載報告。 研究グループは、CREB1 SNPsと自殺リスクならびにMDD患者における自殺企図歴との関連を検討した。ヨーロッパ多施設うつ病研究に登録されており、抗うつ薬を4週間以上投与されたMDD患者250例のサンプルを用い、5つのCREB1 SNPs(rs2709376、rs2253206、rs7569963、rs7594560、rs4675690)に遺伝子型を分けた。精神疾患簡易構造化面接法(MINI)およびハミルトンうつ病評価尺度(HAM-D)を用いて自殺傾向を評価した。 主な結果は以下のとおり。・多重検定補正後、CREB1 single markerおよびハプロタイプのいずれにおいても、自殺リスクや自殺企図歴との間に関連は認められなかった。・女性においてrs2709376と自殺企図歴の間に関連が認められたが(p=0.016)、多重検定補正後には確認されなかった。・女性のMDD患者において、CREB1 single markerと自殺企図歴との間に有意な関連を認めたが、多重検定補正後のハプロタイプ解析では確認されなかった。・女性のMDD患者におけるCREB1と自殺企図が関連する可能性を確認および明確にするためには、より大規模かつ明確に定義されたコホートによる検討が求められることが示唆された。関連医療ニュース 入院から地域へ、精神疾患患者の自殺は増加するのか 日本人統合失調症患者の自殺、そのリスク因子は:札幌医大 双極性障害とうつ病で自殺リスクにどの程度の差があるか

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46)糖質を多く含む野菜の上手い説明法【糖尿病患者指導画集】

患者さん用説明のポイント(医療スタッフ向け)■診察室での会話患者先生にいわれてから、サラダを先に食べているんですが、なかなか血糖が減りません。医師野菜を先に食べるのを、意識されているんですね。患者そうなんです。どうしてなんでしょうか?医師もしかすると、食べてる野菜が問題かもしれませんね。患者食べてる野菜?医師そうです。糖質の多い野菜は、血糖を上昇させることが知られています。患者糖質の多い野菜には、どんなものがあるんですか?医師イモ、カボチャ、トウモロコシなどですね。野菜サラダが良いと思って頑張って食べている人の中に、ポテトサラダをせっせと食べている人がいます。患者それ私のことですね。良いと思って嫁に頼んで、たっぷりと作ってもらっていました。これからは気をつけます。(気づきの言葉)●ポイント血糖上昇の原因が、ポテトサラダであることに気づいてもらえるように説明しましょう

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「年齢」は切除不能大腸がんの予後予測因子?

 米国コロラド大学のChristopher H Lieu氏らは、切除不能大腸がんの全生存(OS)や無増悪生存(PFS)において、年齢が予後予測因子となるかどうかを検討した。その結果、切除不能大腸がん患者では、若年齢と高年齢がOSとPFSの低さと関連し、若年者と高齢者が高リスク集団である可能性が示唆された。Journal of Clinical Oncology誌オンライン版2014年7月7日号に掲載。 著者らは、ARCAD(Aide et Recherche en Cancerologie Digestive)のデータベースより、1次治療の第III相試験24試験における18歳以上の大腸がん患者2万23例を抽出、分析した。年齢による影響、年齢・性別・全身状態(PS)・転移部位との相互作用について、治療アームで層別化されたCox比例ハザードモデルを使用して評価した。 主な結果は以下のとおり。・患者の平均年齢は62歳、50歳以下は3,051例(15%)であった。・単変量Coxモデルでは、OS(p<0.001)、PFS(p<0.001)のいずれにおいても年齢が予後予測因子であり、若年および高齢になるほどリスクが高いU字型を示した。・リスクが最低となる年齢(OSでは57歳前後、PFSでは61歳前後)の患者と比較して、最も若い患者(18歳)では死亡リスク増加が19%(95%CI:7〜33%)、進行/死亡リスク増加が22%(95%CI:10~35%)であった。最も高齢の患者群(90歳)は死亡リスク増加が42%(95%CI:31~54%)、進行/死亡リスク増加が15%(95%CI:7~24%)であった。この関係は、追跡期間の初年度において顕著であった。・多変量解析で、年齢は、PS・性別・各部位への転移の有無による調整後も、OSでは若干有意(p=0.08)、PFSでは有意なままであった(p=0.005)。・年齢による影響は、転移部位、登録年、受けた治療、バイオマーカーの変異状態で差は認められなかった。

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足の爪真菌症診断に共焦点反射顕微鏡が有用

 フランス・ニース大学中央病院のMomen Pharaon氏らは、足の爪真菌症の診断について、標準的な真菌検査と比較した共焦点反射顕微鏡(RCM)の診断精度を評価した。その結果、RCMは特異度に優れ、抗真菌薬治療の処方を強化するため、またフォローアップに関して診察室で迅速に行える検査法であることが示された。Journal of the American Academy of Dermatology誌2014年7月号(オンライン版2014年4月29日号)の掲載報告。 研究グループは、「爪真菌症の臨床症状は非特異的なことが多く、不適切な抗真菌治療につながる可能性がある。また真菌検査には多くの欠点がある」として、標準的な真菌検査とRCMとの診断精度を比較する検討を行った。 爪真菌症疑いの患者58例を、前向きに登録。RCM、水酸化カリウム処理と菌培養を、爪真菌症が確認された患者においてベースライン時と治療後に行った。 爪真菌症のRCM診断は、有隔菌糸および/またはアルスロコニジアに対応する爪甲の線状痕および/またはroundish構造の存在に基づいた。 主な結果は以下のとおり。・登録患者58例のうち46例において、RCMによる層別化が正しくできた。診断率は79.3%、感度52.9%、特異度は90.2%、陽性適中率69.2%、陰性適中率は82.2%であった。・手持ちタイプのRCM機器を用いることで、同様の精度でより速やかな診断が可能であった。・9例の患者において、治療後に行ったRCMで爪甲の正常所見がみられた。治癒は真菌検査またはフォローアップによって確認された。・従来のRCMスキャナヘッドは、爪を調べることを目的としたものではなく、その点で本検討は限界がある。・感度は、テクニカルな改善で補える可能性があった。

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開発中のブレクスピプラゾール、その実力は

 新規開発中のブレクスピプラゾール(brexpiprazole、OPC-34712)について、同薬は抗精神病作用を有し、錐体外路症状の副作用リスクは低いこと、統合失調症に関連する認知障害に有効である可能性などが、動物実験の結果、示唆された。同薬を開発する大塚製薬のMaeda Kenji氏らが報告した。Journal of Pharmacology and Experimental Therapeutics誌オンライン版2014年6月19日号の掲載報告。 ブレクスピプラゾール(7-{4-[4-(1-benzothiophen-4-yl)piperazin-1-yl]butoxy}quinolin-2(1H)-one)は、セロトニン-ドーパミン活性のモジュレーターであり、5-HT1Aおよび D2/3受容体に結合してパーシャルアゴニストとして働くほか、5-HT2A、α1B-およびα2C-アドレナリン受容体に結合してアンタゴニストとして働く。本検討で研究グループは、動物モデルを用いて、ブレクスピプラゾールの行動薬理学的特性を評価し、さらに他の2種の第二世代抗精神病薬(アリピプラゾール、リスペリドン)との比較を行った。 主な知見は、以下のとおり。・ブレクスピプラゾールは、臨床的に意味のあるD2受容体占拠状況下において、ラットの条件回避反応を阻害したほか(ED506.0mg/kg)、アポモルフィンまたはd-アンフェタミン誘発過活動の阻害(それぞれED502.3 および0.90)、アポモルフィン誘発性常同行動の阻害(ED502.9)することが示された。・また、サルにおいて、アポモルフィン誘発性のまばたきも強力に阻害した。・これらの結果から、ブレクスピプラゾールが抗精神病作用を有することが示唆された。・ブレクスピプラゾールは、臨床的に意味のあるD2受容体占拠を超える濃度でカタレプシーを誘発したことから(ED5020)、錐体外路症状の副作用リスクは低いことが示唆された。・ラットにおいて、フェンサイクリジン(PCP)による亜慢性治療が認知障害を引き起こすことが、novel object recognition(NOR)テストとattentional set-shifting(ID-ED)テストの両方で示された。・PCPに誘発される認知障害は、NORテストにおいてはブレクスピプラゾール1.0および3.0mg/kgで、ID-EDテストにおいては1.0 mg/kgで改善することが確認された。・一方で、アリピプラゾール(10mg/kg)は、臨床的に意味のあるD2受容体占拠を示していたにもかかわらず、PCP誘発の認知障害に対する効果は確認されなかった。・5-HT1A アゴニストのbuspironeおよび 5-HT2A アンタゴニストのM100907は、部分的ではあるが、PCP誘発性障害を有意に改善することがNORテストにより確認された。・さらに、ブレクスピプラゾールの効果は5-HT1AアンタゴニストのWAY-100635と併用した際に消失した。・上記のように、ブレクスピプラゾールは抗精神病薬様活性を有し、統合失調症に関連する認知障害モデルに対する強力な効果があることが示された。・また、認知テストにおいてブレクスピプラゾールの有効性は、アリピプラゾールよりも優れていることが示された。・ブレクスピプラゾールの薬理学的プロファイルは、5-HT1A 、D2受容体に及ぼす影響と5-HT2A受容体に及ぼす影響との良好なバランスに基づくものであり、その他のモノアミン受容体の活性を調節できる可能性があると考えられた。関連医療ニュース 統合失調症患者の認知機能に対するアリピプラゾール vs リスペリドン 急性期の新たな治療選択となりうるか?非定型抗精神病薬ルラシドン 新規抗うつ薬「ノルアドレナリン・ドパミン脱抑制薬」その実力とは?

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頭を使う高齢者はリスクが低い

【認知症】読書など頭を使う活動が多い高齢者はアルツハイマー型認知症になる確率が低い【調査対象】高齢者775人(平均年齢80歳)なアるル確ツ率ハイマー型認知症に2.61.00頭を使う活動がとても多い人頭を使う活動がとても少ない人Wilson RS, et al. Neurology. 2007;69:1911-1920.より作図Copyright © 2014 CareNet,Inc. All rights reserved.

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内臓肥満と認知症リスク

【認知症】中年期に内臓肥満だと将来、認知症になる確率が高い【調査対象】6,583人認知症になる確率2.721.00腹部の厚さ*がとても薄い人腹部の厚さ*がとても厚い人*あおむけに寝たときにお腹が最も高いところの体の厚さWhitmer RA, et al. Neurology. 2008;71:1057-1064.より作図Copyright © 2014 CareNet,Inc. All rights reserved.

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大腿骨近位部骨折手術、局所麻酔は短期的死亡リスクを下げるか/BMJ

 大腿骨近位部骨折に対する修復手術の短期的な死亡リスクは、麻酔法の違いで差はないことが、米国・ブリガム&ウィメンズ病院のElisabetta Patorno氏らの検討で確認された。大腿骨近位部骨折は毎年、世界で150万例以上が罹患し、65歳以上の人口の増加に伴い、2050年までに年間600万例を上回ると予測されている。本症は合併症や死亡のリスクが高く、院内死亡の多くが肺や心血管系の合併症に起因する。治療は一般に外科的修復術が行われるが、局所麻酔は気道確保が不要で失血量が少なく、また深部静脈血栓のリスクが低く、術後の鎮痛処置の効果も良好なため、全身麻酔に比べ術後の死亡リスクが低いとの仮説が提唱されているが、これまでに得られた知見は相反するものだという。BMJ誌オンライン版2014年6月27日号掲載の報告。麻酔のタイプ別の院内死亡リスクを後ろ向きに評価 研究グループは、米国における大腿骨近位部骨折に対する修復手術時の麻酔をタイプ別に分け、院内死亡リスクをレトロスペクティブに比較するコホート試験を実施した。 対象は、年齢18歳以上、大腿骨近位部骨折で入院2日目以降に外科的修復術を受けた患者とした。データの収集にはPremier research databaseを用いた。Premierは米国の約500施設が参加する全国組織で、データベースには同国の全入院患者の約6分の1の診療記録が含まれる。 2007年10月1日~2011年9月30日までに、7万3,284例が大腿骨近位部骨折で手術を受け2日以上入院した。このうち全身麻酔が6万1,554例(84.0%)に、局所麻酔が6,939例(9.5%)に、両麻酔法の併用が4,791例(6.5%)に行われた。麻酔法の選択は短期的死亡率以外の指標で決めるべき 年齢中央値は全身麻酔群が82歳、局所麻酔群が83歳、併用麻酔群は83歳であり、女性はそれぞれ70.7%、73.0%、71.6%であった。 院内全死因死亡率は、全身麻酔群が2.2%(1,362例)、局所麻酔群が2.1%(144例)、併用麻酔群は2.4%(115例)であった。 多変量解析では、全身麻酔群に対する局所麻酔群の死亡リスクに有意な差はなく(補正リスク比:0.93、95%信頼区間[CI]:0.78~1.11)、併用麻酔群にも有意差は認めなかった(同:1.00、0.82~1.22)。 混合効果モデルによる解析でも、全身麻酔と局所麻酔(補正リスク比:0.91、95%CI:0.75~1.10)、全身麻酔と併用麻酔群(同:0.98、0.79~1.21)の間に有意な差はみられなかった。 入院当日に手術を受けた患者を含めた解析でも同様の結果であり、退院時にがんの診断がない患者や75歳以上の患者においても、結果は同じであった。 著者は、「この大規模な全国調査では麻酔法の違いによる死亡リスクの差は確認されなかった。以前に指摘された短期的な死亡リスクに関する局所麻酔のベネフィットは、あるとしてもごくわずかなものであろう」とまとめ、「麻酔法の選択は短期的死亡率以外の指標に基づいて行うべきである」と指摘している。

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コントロール不良の糖尿病にインスリンポンプ療法が有効/Lancet

 インスリンポンプ療法は、インスリン頻回注射療法で血糖コントロールが不良な2型糖尿病患者の糖化ヘモグロビン(HbA1c)値を改善することが、フランス・カーン大学のYves Reznik氏らが行ったOpT2mise試験で示された。血糖コントロールが不良な患者に強化インスリン療法として基礎・追加インスリンによる頻回注射療法を行っても、約30%はHbA1c値が正常化せず、低血糖や体重増加のリスクが増大することから、新たな治療法が求められている。これまでに2つの無作為化クロスオーバー試験で、ポンプ療法が頻回注射療法よりも良好な血糖コントロールをもたらすことが示唆されているが、2つの並行群間比較試験では差は認められていない。Lancet誌オンライン版7月3日号掲載の報告。ポンプ療法への切り替えの有用性を無作為化試験で評価 OpT2mise試験は、インスリン頻回注射療法を行っても血糖コントロールが不良な2型糖尿病患者において、インスリンポンプ療法に切り替える群と頻回注射療法を継続する群を比較する二重盲検無作為化並行群間比較試験。 対象は、年齢30~75歳、導入期間終了後にHbA1c値が8.0~12.0%(64~108mmol/mol)の患者とし、2つの群に1対1の割合で無作為に割り付けた。主要評価項目は、平均HbA1c値のベースライン時からの変化の差とした。 試験期間は2010年12月~2014年2月であり、北米、欧州、イスラエル、南アフリカの36施設が参加した。2013年5月までに590例が登録され、331例が解析の対象となった。少ない総インスリン量で、より良好な血糖コントロールを達成 ポンプ療法群に168例(平均年齢55.5歳、男性56%、罹病期間14.9年、BMI 33.5)が、頻回注射療法継続群には163例(56.4歳、53%、15.3年、33.2)が割り付けられた。ベースラインの平均HbA1c値は両群ともに9.0%(75mmol/mol)だった。 6ヵ月後に、平均HbA1c値がポンプ療法群で1.1%、頻回注射療法群で0.4%低下した。両群間の差は-0.7%(95%信頼区間[CI]:-0.9~-0.4)であり、ポンプ療法群が有意に良好であった(p<0.0001)。 試験終了時の平均1日総インスリン量はポンプ療法群が97単位と、頻回注射療法群の122単位に比べ有意に少なかった(p<0.0001)。平均体重はそれぞれ1.5kg、1.1kg増加したが、有意差は認めなかった(p=0.322)。 入院を要する重篤な有害事象(高血糖、ケトーシス)が3例にみられ、2例がポンプ療法群、1例は頻回注射療法群であった。ケトアシドーシスは両群ともに認めなかった。頻回注射療法群の1例に重篤な低血糖がみられたが、入院治療で回復した。 著者は、「インスリン頻回注射療法で血糖コントロールが不良な2型糖尿病患者に対して、インスリンポンプ療法は安全に施行可能であり、有用な治療選択肢となる可能性がある」とまとめ、「総インスリン量が少ないポンプ療法で血糖コントロールが良好であった理由として、薬物動態/薬力学(PK/PD)が優れることが推察される。また、ポンプ療法は患者にとってより簡便で、用量の確認などの手間が少なく、アドヒアランスの改善も期待できる」と指摘している。

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妊娠初期のうつ・不安へどう対処する

 うつ症状を有する妊娠中の女性について、妊娠初期に血清ビタミンD値が低いほどそのリスクが高い逆相関の関連性があることがエビデンスとして示された。また同関連は、身体活動度によって修正可能であることも示された。米国・ワシントン大学のJonathan Y. Huang氏らが報告した。Journal of Women's Health誌オンライン版2014年6月11日号の掲載報告。 本検討は、妊娠初期の血清ビタミンD値とうつ症状、不安症との関連、およびその潜在的修正因子との関連を明らかにすることを目的とし、妊婦コホート(498例)を対象に妊娠初期(平均15.4週)の血清25[OH]D値とうつ症状および不安症との関連について断面調査を行った。症状の評価は、Depression, Anxiety, and Stress Scales(DASS-21)とPatient Health Questionnaire Depression Module(PHQ-9)が用いられた。妊娠前BMI、余暇の身体活動度(LTPA)による適合・効果修正を行った回帰モデルを用い、相互作用と層別化解析にて評価を行った。 主な結果は以下のとおり。・血清25[OH]D値の平均値は34.4ng/mLであった。・約12%が、「中等度」の不安症(スコア10以上)とうつ症状(スコア10以上)を有していた。・血清25[OH]D値1ng/mL低下につき、DASS-21 Anxietyスコアは0.043上昇(p=0.052)、PHQ-9は0.040上昇(p=0.029)と関連していた。・血清25[OH]D値の四分位範囲最低位(28.9ng/mL未満)群は、同最高位(39.5ng/mL以上)群よりも、PHQ-9スコアは1.11高かった(p<0.05)。・一方で、完全補正後モデルでは、関連性は弱まり統計的に有意ではなくなった。・血清25[OH]D値とうつ症状の逆相関の関連性は、LTPAを報告しなかった被験者においては有意であったが、同報告がある患者ではいずれの活動度においても有意差はみられなかった(相互作用p=0.018)。関連医療ニュース スタイルを気にしすぎる女性はうつに注意を 日本語版・産後うつ病予測尺度「PDPI-R-J」を開発 SSRIは月経前症候群の治療に有用か?  担当者へのご意見箱はこちら

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今年3剤が承認、去勢抵抗性前立腺がんの今後の治療選択は?

 近年、患者数が急増している前立腺がんにおいて、標準的な治療であるホルモン療法が無効となる患者も増えている。このような去勢抵抗性前立腺がんにはドセタキセルが標準治療となっているが、ドセタキセル無効症例に対する治療薬の開発が進み、今年これまでに3剤が承認された。そのうち、唯一の化学療法剤であるカバジタキセル(商品名:ジェブタナ)は、どのような患者さんに投与すべきなのか―。7月10日(木)に開催されたメディアセミナー(主催:サノフィ株式会社)にて、横浜市立大学大学院医学研究科泌尿器病態学 准教授 上村 博司氏が、治療の選択や切り替えのタイミングについて解説した。 新たな前立腺がん治療薬として、今年5月にアンドロゲン受容体を阻害するエンザルタミド(商品名:イクスタンジ)が発売され、今月4日には、アンドロゲン合成を阻害するアビラテロン(商品名:ザイティガ)とカバジタキセルが承認され、発売が待たれている。3剤のうち、カバジタキセルは唯一、化学療法剤であり注射剤である。 本講演で上村氏は、前立腺がんは不均一な疾患であることから、「画一的な治療方法ではなく、さまざまな治療法を活かすことが重要である」と述べた。そのうえで、去勢抵抗性前立腺がんの標準治療であるドセタキセル無効後の治療選択として、実臨床ではまず経口薬であるアンドロゲン受容体標的薬2剤のどちらかを選択することが多いと思われるが、化学療法を優先すべき患者を見極めることの重要性を強調した。 上村氏は、化学療法剤を優先すべき患者として、1)転移部位が多く初期ホルモン療法の効果が短期間、2)転移部位の症状が強くPSA上昇が速い、3)肝臓・肺などに転移がある、といった経口ホルモン療法が効きにくい症例、4)介助なく自分自身の行動が管理できる、5)貧血が軽度である、といった全身状態のよい症例を挙げた。 また、先にアンドロゲン受容体標的薬による治療を行っている場合は、病勢の進行を見逃さず、適切なタイミングで治療を切り替えることが重要と上村氏は述べた。アンドロゲン受容体標的薬治療においては、最初から抵抗性の症例(プライマリーレジスタンス)、1年以内に無効となる部分的抵抗性症例、1年半以上効果が継続する感受性症例が存在することから、頻回のモニタリングが海外のガイドラインでも推奨されている。さらに、European Expert Consensus Panelにおいて、アンドロゲン受容体標的薬へのプライマリーレジスタンスを確認する方法として「治療開始から3ヵ月以内に画像上の進行」のコンセンサスが得られていることから、上村氏はCTや骨シンチグラフィーといった画像診断の必要性を強調した。

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空腹時血糖値の正常範囲の覚え方

患者さん用画 いわみせいじCopyright© 2014 CareNet,Inc. All rights reserved.説明のポイント(医療スタッフ向け)診察室での会話患者 空腹時血糖の正常範囲はどれくらいですか?医師 コンビニの名前で覚えておくといいですよ。患者 コンビニの名前?医師 近くに、セブン・イレブンがありますよね。空腹時の血糖の正常範囲は70~110mg/dLですから、セブン・イレブンで覚えておくといいですよ。画 いわみせいじ患者 セブン・イレブン、いい気分ですね。これなら覚えられそうです。医師 それから低血糖になるとよくないので、「低いのは損(ローソン)」も覚えておいてくださいね。患者 ハハハ、それなら私にも覚えられそうです。ポイント身近な例(コンビニ名)を出すことで、記憶に残りますCopyright© 2014 CareNet,Inc. All rights reserved.

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