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クリスマスは本当に自殺者が多いのか

 クリスマスの時期は他の休日と比較して、オーストリアにおける自殺率が低いことが、オーストリア・パラケルスス医科大学のMartin Ploderl氏らによる研究で明らかになった。このことは、楽しい休日を過ごすはずだったのに期待外れに終わった失望が自殺率に影響するとした「broken-promise effect」の仮説を打ち消すものであり、より適切なタイミングで自殺予防を行う手助けとなりうるかもしれない。European journal of public health 誌2014年9月 22日号の掲載報告。 クリスマスが近くなると自殺が増えるという神話に反し、複数の研究では、クリスマスが近づくと自殺率が低下し、新年初めに通常に戻るあるいはピークとなることが明らかになっている。そのため、本研究では、オーストリアにおいてもこの現象が起こるのかについて調査した。 分析は、2000~2013年の公式の自殺統計に基づき、ポアソン回帰分析およびベイジアン変化点分析を用いて行った。他の主要な祝日と週末における自殺率の変化についても調査した。季節的な影響は、解析する期間を限定することで制御した。 主な結果は以下のとおり。<自殺率の推移>・クリスマスが近づくと低下し、12月24日に最低となった。・12月25日から大晦日までは低いまま推移した。・1月1日に最高となったが、年明けの1週間は平均レベルで推移した。・復活祭(Easter)の翌週に増加した。・週末後の、月曜日、火曜日に増加した。・聖霊降誕祭(Whitsun;復活祭の7週間後の日曜日)の後や、夏季休暇後の週では、有意な変化はみられなかった。

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小児てんかん、複雑な経過をたどる

 米国・Ann & Robert H. Lurie Children's HospitalのAnne T. Berg氏らは、小児てんかん患者の寛解、再発、薬剤抵抗性の発生頻度を20年間にわたり前向きに調査した。その結果、てんかんのタイプや脳損傷あるいは神経系障害の有無などにより予後は多様で、複雑な経過をたどることを報告した。Epilepsia誌オンライン版2014年11月28日号の掲載報告。 検討は、新規にてんかんと診断された小児の地域ベースコホートを対象とし、頻繁な電話と定期的な診療記録のレビューにより、最長21年間前向きに調査した。寛解期間1、2、3、5年間それぞれの達成状況やその後の再発について記録し、分析した。そのほかのアウトカムとして、薬剤抵抗性(2剤を適正に使用しても発作抑制不能)、2年以内の早期寛解および早期薬剤抵抗性、最終評価時点での完全寛解(CR-LC:最終評価時点で5年間発作および薬物治療なし)についても評価した。発作の経過に関する複合的アウトカムを、早期の持続的寛解およびCR-LC(最良好群)から1年寛解未達成(最不良群)までの8カテゴリーに分けて分析した。 主な結果は以下のとおり。・被験者は613例であった。そのうち516例が10年以上の追跡を完了した。・初回寛解1年達成率は95%、2、3、5年達成率はそれぞれ92%、89%、81%であった。その後の再発は、それぞれ52%、41%、29%、15%で認めた。・再発後に多くが再び寛解を得た。1人につき記録された再発後寛解は、初回寛解1年達成者では最高7回、同2年および3年達成者では最高5回、同5年達成者では最高2回を記録した。・全期間における薬剤抵抗性の発生率は118例(22.9%)、早期薬剤抵抗性(2年以内)は70例(13.6%)、早期寛解は283例(54.8%)、CR-LCは311例(60.3%)であった。・複合アウトカムの発生率は、CR-LCを認める早期の持続的寛解(172例、33%)、CR-LCを認める後期の持続的寛解(51例、10%)、1回の寛解-再発を繰り返した後のCR-LC(61例、12%)、2回以上の寛解-再発を繰り返した後のCR-LC(27例、5%)、さまざまな非CR-LCアウトカム(179例、35%)、1年寛解未達成(26例、5%)であった。・アウトカムの分布は、てんかんのタイプや脳損傷あるいは神経系障害の有無など各グループ間で相違がみられた(p<0.0001)。・小児てんかんにおける発作の予後は、非常に多様であることが示唆された。複雑な過程をたどることが明らかになった今回の所見は、成人期を迎える若い患者が、てんかんによって受ける影響を理解するための取り組みを促進すると思われた。関連医療ニュース 小児てんかんの予後予測、診断初期で可能 小児てんかんの死亡率を低下させるために 低用量EPA+DHA、てんかん発作を抑制  担当者へのご意見箱はこちら

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過食性障害薬物治療の新たな可能性とは

 過食性障害に対する薬理学的アプローチについて、米国・ノースカロライナ大学のKimberly A. Brownley氏らが現状を紹介している。これまでに、食欲過剰、気分調節、衝動制御に関連する神経伝達物質を標的とした検討が行われており、なかでもグルタミン酸シグナル伝達回路に着目した研究に新たな可能性があることを示唆している。Drugs誌オンライン版2014年11月27日号の掲載報告。 Brownley氏らによれば、米国において、過食性障害は最も頻度の高い摂食障害で、生涯有病率は成人女性で最大で3.5%、成人男性で2.0%、思春期で1.6%と報告されているという。過食性障害は、過食を制御できないという感覚を伴う頻繁な暴食症状を特徴とし、その結果として著しい心理的苦痛を患者に与える。また、過食性障害は肥満そしてうつ病などの精神医学的症状を高頻度に併発し、実質的な役割障害と関連する。 現在、米国FDAにより認可された過食性障害治療薬はない。一方で、動物およびヒトを対象とした研究により、脳の報酬系領域内のドパミン、オピオイド、アセチルコリン、セロトニンが神経回路において調節異常を来している可能性が示唆されており、今日に至るまで、食欲過剰、気分調節、衝動制御に関連する複数の神経伝達物質を標的としたさまざまな薬剤の有効性が、過食性障害治療の分野で研究されてきているという。 これまでに得られている主な知見は以下のとおり。・抗うつ薬、抗けいれん薬の中に、過食症状の発生抑制に有効なものがあったが、治療の主要目的である食欲抑制を達成できた患者は限られていた。・臨床的に意味のある体重減少、あるいはプラセボに比べ有意な体重減少の達成に関しても、効果の高いもの(トピラマート)から低いもの(フルボキサミン)まで、ばらつきがあった。・全体的にみて、過食性障害に対する薬理学的アプローチに関する文献は限られており、適切なフォローアップによる多面的検証試験(multiple confirmatory trials)が実施された薬剤は非常に少なく、年齢、性別、多人種の患者集団からなる大規模サンプルを用いて評価された薬剤はほとんどない。・さらに、これまでの研究は、試験デザインや本疾患の患者集団に共通して認められるプラセボに対する高い反応性により、適切に実施されてこなかった。・いくつかの新しい薬剤がさまざな研究段階にあるが、扁桃体と外側視床下部をつなぐグルタミン酸シグナル伝達回路に着目した最近の動物実験により、新しい研究や薬剤開発の可能性が示唆されている。・新しくFDAに認可された長期肥満治療薬の研究、食欲や気分に影響を与える成分を含有するサプリメントや栄養食補助食品のさらなる開発も、有意義な取り組みになると思われる。関連医療ニュース 抗精神病薬による体重増加や代謝異常への有用な対処法は:慶應義塾大学 統合失調症患者の体重増加、遺伝子との関連を検証 情動障害患者よりも統合失調症患者で有意に体重を増加:オランザピンのメタ解析  担当者へのご意見箱はこちら

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統合失調症の陰性症状治療にMAO-B阻害薬は有望

 統合失調症の持続的な陰性症状の治療に、選択的MAO-B阻害薬が有望であることを裏付ける試験結果が示された。米国メリーランド・スクール・オブ・メディスン大学のRobert W. Buchanan氏らが、12週の二重盲検無作為化プラセボ対照試験の結果、報告した。Schizophrenia Bulletin誌オンライン版2014年11月2日号の掲載報告。 選択的MAO-B阻害薬ラサギリン(rasagiline)による統合失調症の持続的陰性症状治療の有効性と安全性を検討した。対象は、DSM-IVに基づき統合失調症または統合失調感情障害の診断基準を満たし、経験的な基準により持続的な陰性症状を有する患者60例。被験者は、ラサギリン1mg/日を受ける群(31例)またはプラセボ群(29例)に無作為に割り付けられ、各12週の投与後に評価を受けた。陰性症状の変化については、陰性症状評価尺度(SANS)総スコアで、また認知について、神経心理検査RBANS(Repeatable Battery for the Assessment of Neuropsychological Status)、N-Back検査、確率学習作業、時間的遅延がある作業(delay discounting task)で評価した。 主な結果は以下のとおり。・ミックスモデル共分散分析(MM-ANCOVA)の結果、連続変数としての時間に伴う有意な治療×時間効果が、SANS総スコアによる評価で認められた(F=5.61(df=1, 40.3)、p=0.023)。・また治療×時間相互作用効果についても、SANS avolition(意欲消失)サブスケールスコアによる評価で有意差が認められた(F(1, 40.2)=10.41、p=0.002)。・試験後MM-ANCOVA分析においては、分類変数としての時間に伴う12週時点のSANS総スコア(t(37.3)=2.15、p=0.04、d=-0.41)、およびSANS avolitionサブスケールスコア(t(49.0)=3.06、p=0.004、d=-0.46)による評価でいずれも群間差が有意であった。・SANS avolitionスコアが20%以上減少した参加者の多くで有意差が認められた(χ2(1)=10.94、p=0.0009)。しかしSANS総スコアの評価においては認められなかった(χ2 (1)=1.11、p=0.29)。・RBANS、N-Back、確率学習作業、時間的遅延作業に関する有意な群間差は認められなかった。関連医療ニュース 統合失調症の陰性症状改善は何と相関するか 統合失調症の陰性症状軽減へ新たな選択肢となりうるか 統合失調症の陰性症状に対し、抗うつ薬の有用性は示されるのか  担当者へのご意見箱はこちら

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難治性うつ病におけるドパミンの役割は

 これまでの検討で、ドパミン作用神経伝達異常が示唆される難治性うつ病患者において、ドパミンアゴニスト服用によるうつ症状の改善が報告されている。オランダ・アムステルダム大学医療センターのBart P. de Kwaasteniet氏らは、これまで行われていなかった難治性うつ病患者における、ドパミンD2/3受容体との結合を介したドパミン神経シグナル伝達の役割を明らかにするため、線条体内ドパミンD2/3受容体(D2/3R)のアベイラビリティを評価する検討を行った。PLoS One誌オンライン版2014年11月20日号の掲載報告。 本研究では、[123I]IBZMのSPECT画像診断法を用いて、難治性うつ病(TRD)患者における線条体内D2/3Rの結合を調べた。対象は、重篤なTRD患者6例、抗精神病薬投与中の重篤なTRD AP患者11例(TRD AP群)、マッチさせた健常コントロール15例であった。 主な結果は以下のとおり。・TRD患者と健常コントロールの間で、線条体内D2/3Rのアベイラビリティに有意差は認められなかった(p= 0.75)。・TRD AP群におけるD2/3Rのアベイラビリティは、TRD患者および健常コントロールに比べ有意に低かった(p<0.001)。この結果は、抗精神病薬によるD2/3Rsの占有を反映しているものと思われた。・一方で、TRD AP群とTRD患者の間に、臨床症状の差はみられなかった。・今回の予備調査において、重篤なTRD患者においては、D2/3アベイラビリティが大きく異なるというエビデンスは示されず、TRDサブグループがドパミン伝達の変化により特徴づけられないことが示唆された。・すなわち、その強力なD2/3Rs占有にもかかわらず依然としてうつが持続している重篤なTRD患者について、非定型抗精神病薬を用いることは臨床的ベネフィットがないように思われた。関連医療ニュース ケタミンは難治性うつ病に使えるのか 難治性うつ病に対する効果的な治療は何か 治療抵抗性うつ病に対し抗精神病薬をどう使う  担当者へのご意見箱はこちら

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難治性強迫性障害に有用な抗精神病薬は何か

 英国の国立医療技術評価機構(NICE)の強迫性障害ガイドライン2006では、SSRI治療抵抗性の強迫性障害(OCD)に対し、抗精神病薬が推奨されている。英国のキングス・カレッジ・ロンドン、サウスロンドン&モーズリーNHSトラストのDavid Veale氏らは、体系的な検討を目的に、OCDに対するSSRI治療の増強療法としての非定型抗精神病薬の臨床的な有用性についてメタ解析を行った。BMC psychiatry誌オンライン版2014年11月29日号の報告。 研究グループは、成人OCDを対象とした最低4週間のプラセボ対照無作為化二重盲検比較試験を抽出した。主要評価項目は、Yale-Brown強迫尺度(Y-BOCS)スコア。包含基準は、Y-BOCSスコア16点以上、少なくとも1剤の適切なSSRIまたはクロミプラミン投与(ランダム化前少なくとも8週間)とした。データソースには、2013年9月までのMEDLINE、EMBASE、PsycINFO、システマティックレビューのコクランデータベース(CDSR)、トライアルレジストリ、医薬品データベース、メーカーデータベースを用いた。フォレストプロットでは、薬剤とプラセボ間のY-BOCSの差を示した。 主な結果は以下のとおり。・2つの研究から、アリピプラゾール治療は短期的に効果があることが示された。・リスペリドンや一般的な抗精神病薬における短期的な効果は、少しだけ認められた。・クエチアピンまたはオランザピンは、プラセボと比較して有用であるとのエビデンスは認められなかった。 以上の結果より著者らは、「SSRIや認知行動療法に反応しないOCD患者に対する増強療法としては、アリピプラゾールまたはリスペリドンを低用量で慎重に使用すべきである。また、有効性の評価のためには、4週間観察する必要がある」とまとめている。関連医療ニュース 強迫症状に注意が必要な第二世代抗精神病薬は 難治性の強迫性障害治療「アリピプラゾール併用療法」 SSRIで著効しない強迫性障害、次の一手は  担当者へのご意見箱はこちら

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各種抗うつ薬の長期効果に違いはあるか

 大うつ病性障害(MDD)の治療目標は、再発の長期予防であるべきだが、MDDに対する抗うつ薬の長期治療効果を比較した研究は少ない。イタリア・ミラノ大学のMassimiliano Buoli氏らは、MDD患者における異なる薬理学的特性を有する抗うつ薬の長期効果(再発、入院、副作用のための中断)を検討した。Human psychopharmacology誌オンライン版2014年11月13日号の報告。 対象は、単剤の抗うつ薬により治療中の外来MDD患者150例。フォローアップ期間は24ヵ月、カルテ、患者および家族からのインタビュー、ロンバルディア地域のレジスターから情報を得た。生存率分析(カプラン・マイヤー法)により、再発、入院、死亡イベントなど副作用による中断)を検討した。 主な結果は以下のとおり。・対象患者の48.7%は、治療開始2年以内に再発を認めた。・ブプロピオンは他の抗うつ薬と比較し、MDDの長期治療において効果的とはいえなかった(フルオキセチン以外:p=0.09、アミトリプチリン:p=0.13、フルボキサミン:p=0.83、ベンラファキシン:p=0.5、トラゾドン:p=0.58)。・フルボキサミンも他の抗うつ薬と比較し、効果的とはいえなかった(シタロプラム:p=0.036、パロキセチン:p=0.037、クロミプラミン:p=0.05、セルトラリン:p=0.011、デュロキセチン:p=0.024)。関連医療ニュース 新規抗うつ薬の実力、他剤比較で検証 パロキセチンは他の抗うつ薬よりも優れているのか 抗うつ薬による治療は適切に行われているのか?:京都大学

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認知症によいサプリメント、その効果は

 大豆レシチンより生成したホスファチジルセリン(PS)とホスファチジン酸(PA)を配合したサプリメントは、高齢者において記憶、気分、認知機能を改善すること、アルツハイマー病(AD)患者の日常機能や感情に対して有益な影響を及ぼすことが明らかにされた。ドイツ・Analyze & realize GmbHのMargret I. More氏らによる検討の結果、示された。Advances in Therapy誌オンライン版2014年11月21日号の掲載報告。 研究グループは、大豆レシチンより生成したPS 100mgとPA 80mgを配合した脳の健康を保つための食物サプリメントの有用性を検討するため、早期パイロットスタディを実施した。同様の検討はこれまで行われていない。 はじめに、健常ボランティアにおいてPS+PA単回摂取後の血清分析を実施。次に、機能障害や抑うつを認めないが記憶に問題のある高齢者(記憶および気分に及ぼす影響をウエクスラー記憶検査とうつ症状リストを用いて評価)を対象とし、3ヵ月間の二重盲検プラセボ対照試験にて、PS+PA 3カプセル/日(300mg PS+240mg PA/日)とプラセボの有用性を比較評価した。さらに、AD患者を対象とした2ヵ月間の無作為化二重盲検プラセボ対照試験において、PS+PA 3カプセル/日(300mg PS+240mg PA/日)とプラセボの、日常機能、メンタルヘルス、感情、自己報告による全身状態に及ぼす影響を比較評価した。 主な結果は以下のとおり。・血清中PS濃度は、摂取後90分でピークに達し、180分後にベースライン値に回復した。・高齢者において、PS+PA群(per protocol[PP]のn=31)ではプラセボ群(PPのn=26)と比べて記憶力の有意な改善が認められ、摂取前後の比較において冬季うつ病(ウインターブルー)の抑制が認められた。・AD患者において、PS+PA群(PPのn=53)では日常生活機能(日常生活における7つの活動)が維持されていたが、プラセボ群(PPのn=39)では5.62から4.90へと低下し(p=0.035)、有意な群間差を認めた(p=0.021)。・日常生活機能について、PS+PA群では悪化が3.8%、安定が90.6%であったのに対し、プラセボ群ではそれぞれ17.9%、79.5%であった(p=0.066)。・PS+PA群では、自己報告による全身状態の改善を認めた患者は49%であったが、プラセボ群では26.3%にとどまった(p=0.084)。・PS+PA群では、試験後もサプリメント摂取(二重盲検期間中)を継続した患者が約43%いたが、プラセボを受けた患者はいなかった。ネガティブな副作用は認められなかった。・以上のことから、PSは、経口摂取により効果的に吸収されることが示された。また、高齢者を対象とした試験により、PS+PAの記憶、気分、認知機能に対する有益な効果が示された。AD患者に対する短期間のPS+PA摂取は、日常機能、感情、自己報告による全身状態に対し、安定した効果を示した。・本パイロット研究の結果は、AD患者そして記憶や認知機能に問題のある高齢者に対するPS+PAの長期試験の実施を促すものであった。関連医療ニュース 認知症にイチョウ葉エキス、本当に有効なのか アルツハイマーに有用な生薬はコレ 認知症タイプ別、各認知機能の経過を比較  担当者へのご意見箱はこちら

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最新、抗精神病薬の体重増加リスクランキング

 第二世代抗精神病薬(SGA)は、いくつかの精神疾患に対し広く使用されている。その際、抗精神病薬誘発性の体重増加が問題となるが、そのリスクは薬剤間で異なる。抗精神病薬誘発性の体重増加は、メタボリックシンドロームや心血管イベントの増加と関連しており、これらのリスクに対する知識は、さらなるモニタリングや対策を行ううえで重要である。ドイツのルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンのRichard Musil氏らは、関連する直接比較試験についてシステマティックレビューとメタアナリシスを行った。Expert opinion on drug safety誌オンライン版2014年11月15日号の報告。 著者らは、PubMed、Web of Scienceから、2010~2014年に公表されたサンプルサイズが100例以上、ゾテピン以降に発売されたSGA、体重増加に関するデータが含まれた無作為化対照試験、自然観察研究を抽出した。 主な結果は以下のとおり。・最近公表されたデータは、これまでにレビューされていたSGAのランク付けを支持するものであった。高リスク:クロザピン、オランザピン中リスク:アミスルプリド、アセナピン、イロペリドン、パリペリドン、クエチアピン、リスペリドン、セルチンドール低リスク:アリピプラゾール、ルラシドン、ジプラシドン・NNH(何人の患者を治療すると1例の有害症例が出現するかを示す指標)は、本メタアナリシスでは大きく変動した。・若年患者とベースラインのBMIが低い患者が、最も影響を受けやすかった。・体重増加の大半は、治療開始1週以内に認められた。・抗精神病薬誘発性の体重増加は、すべての診療群で発生し、第一世代抗精神病薬による治療でも一般的に認められる。そのため、体重増加への注意はどの抗精神病薬を使用する場合においても不可欠である。関連医療ニュース 抗精神病薬による体重増加や代謝異常への有用な対処法は:慶應義塾大学 最初の1年がピーク、抗精神病薬による体重増加と代謝異常 オランザピンの代謝異常、原因が明らかに:京都大学

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抗うつ薬と妊娠中絶との関連は

 抗うつ薬の使用は選択的妊娠中絶と関連するのであろうか。また、薬剤間で差はあるのだろうか。選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)や三環系抗うつ薬、ミルタザピン、ベンラファキシン、その他の抗うつ薬が妊娠後の中絶にどのような影響を与えるかを、スウェーデン・カロリンスカ研究所のH Kieler氏らが評価した。BJOG誌オンライン版2014年11月14日号の報告。 1996年~2007年のデンマーク、フィンランド、ノルウェーの全国レジスターのデータを利用したケースコントロール試験。対象は、妊娠12~23週に人工妊娠中絶を行った女性1万4,902例。コントロール群は、妊娠を継続し、かつ主要な因子をマッチングした14万8,929例。主要評価項目は、妊娠中の抗うつ薬使用と妊娠12~23週における中絶(胎児異常、母体の健康障害、社会経済的問題による)との関連とした。 主な結果は以下のとおり。・少なくとも1つの抗うつ薬が処方されていた女性は、中絶群で3.7%、コントロール群で2.2%であった。・いずれかの抗うつ薬の使用と、母体の健康状態または社会経済的問題による中絶との間に関連が認められた(オッズ比[OR]:2.3、95%CI:2.0~2.5)。・胎児異常による中絶はミルタザピンの使用と関連していた(OR:2.2、95%CI:1.1~4.5)。他の抗うつ薬の使用と胎児異常による中絶との間には関連が認められなかった。関連医療ニュース 統合失調症女性の妊娠・出産、気をつけるべきポイントは 妊娠初期のうつ・不安へどう対処する 新規抗てんかん薬の催奇形性リスクは  担当者へのご意見箱はこちら

4852.

抗精神病薬は統合失調症患者の死亡率を上げているのか

 一般的に、抗精神病薬の長期使用は死亡率、とくに心血管死のリスクを増加させるといわれているが、この知見を実証する明確なデータは存在しない。フィンランド・国立健康福祉センターのMinna Torniainen氏らは、初回エピソード統合失調症患者を対象に、抗精神病薬曝露と死亡率との関係を検討した。Schizophrenia bulletin誌オンライン版2014年11月24日号の報告。 2006年以前にスウェーデンで統合失調症と診断された2万1,492例のうち、17~65歳の初回エピソード統合失調症患者1,230例を、2006~2010年までフォローアップした。患者情報は、全国レジスターを通じて収集した。全死亡率および原因別死亡率は、2006年1月~2010年12月までの累積抗精神病薬曝露の関数として計算した。1日当たりの抗精神病薬の用量はDDD(defined daily dose)/日で示し、高曝露群(>1.5DDD/日)、中間曝露群(0.5~1.5DDD/日)、低曝露群(<0.5DDD/日)、未曝露群(0DDD/日)とした。 主な結果は以下のとおり。・一般集団から年齢、性別をマッチさせた対照群(21万4,920人)と比較すると、全死亡率は、未曝露群で最も高かった(HR 6.3、95%CI:5.5~7.3)。・次いで、全死亡率が高かったのは、高曝露群(HR 5.7、95%CI:5.2~6.2)、低曝露群(HR 4.1、95%CI:3.6~4.6)、中間曝露群(HR 4.0、95%CI:3.7~4.4)の順であった。・高曝露群(HR 8.5、95%CI=7.3~9.8)と未曝露群(HR 7.6、95%CI:5.8~9.9)では、低曝露群(HR 4.7、95%CI=3.7~6.0)、中間曝露群(HR 5.6、95%CI:4.8~6.6)のいずれかよりも、高い心血管死亡率との関連が認められた。・初回エピソード統合失調症患者では、超過死亡率は未曝露群で最も高かった(HR 9.9、95%CI:5.9~16.6)。 結果を踏まえ著者らは、「統合失調症患者の死亡リスクは、抗精神病薬を使用しない場合に最も高く、全死亡と累積抗精神病薬曝露との相関はU字型の曲線を示す。適切な用量で使用する限りは、全死亡および心血管死亡とも抗精神病薬以外の要因に起因するものである」とまとめている。関連医療ニュース 自殺念慮と自殺の関連が高い精神疾患は何か 統合失調症患者の突然死、その主な原因は 統合失調症患者、合併症別の死亡率を調査

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自殺念慮と自殺の関連が高い精神疾患は何か

 さまざまな精神疾患患者を対象に、自殺念慮とその後の自殺との関連性を調べた結果、統合失調症スペクトラム患者での関連性が気分障害患者よりも強いことが示された。オーストラリア・Prince of Wales HospitalのC. L. Chapman氏らがメタ解析の結果、報告した。なお著者は結果について、試験間の不均一性や、自殺念慮と自殺の関連を誇張するような手法の試験も含まれている点を考慮して、慎重に解釈すべきと述べている。Acta Psychiatrica Scandinavica誌オンライン版2014年10月31日号の掲載報告。 最近の検討において、複数の精神疾患を有する患者について自殺念慮とその後の自殺との間に、わずかな、または弱い関連性があることが示唆されていた。本検討で研究グループは、さまざまな精神疾患と診断された患者を対象に両者の関連を調べた。「気分障害」(大うつ病、気分変調症、双極性障害を含むと定義)または「統合失調症スペクトラム」(統合失調症、統合失調症様障害、妄想性障害を含むと定義)を有する患者における、自殺念慮とその後の自殺との関連性を報告していた試験を系統的メタ解析にて特定・分析した。 主な結果は以下のとおり。・自殺念慮とその後の自殺の関連は、統合失調症スペクトラム患者において強かった[14試験で報告された自殺は567例、OR:6.49、95%信頼区間[CI]:3.82~11.02]。・気分障害患者において、自殺念慮と自殺との関連は、有意ではなかった(11試験で報告された自殺は860例、OR:1.49、95%CI:0.92~2.42)。・精神疾患の診断群は、試験間の不均一性に有意に関与していた(Q値=16.2、df=1、p<0.001)。それにより2つの診断群間の自殺念慮と自殺との関連の強さについて、有意な差が示された。・メタ回帰分析および多重メタ回帰分析により、主要研究における方法論的な問題のために、所見は支持できないことが示唆された。・追跡期間10年未満の気分障害患者の試験において、自殺念慮と自殺の関連性は弱いものではあったが有意であった。関連医療ニュース 日本人統合失調症患者の自殺、そのリスク因子は:札幌医大 日本人統合失調症患者における自殺企図の特徴は?:岩手医科大学 双極性障害、退院後の自殺リスクが高いタイプは  担当者へのご意見箱はこちら

4854.

ケタミンは難治性うつ病に使えるのか

 難治性うつ病患者において、NMDA受容体拮抗薬ケタミンは迅速な抗うつ効果を示すが、認知機能への有害作用については十分な検討が行われていなかった。米国・マウントサイナイ医科大学のJames W Murrough氏らは、難治性うつ病患者に対するケタミンの使用に関する検討の結果、有害認知作用は治療後7日時点で消失し、ベースラインでの処理速度が緩徐である患者ほどうつ症状の改善効果は大きいことを報告した。結果を踏まえて著者は、「さらなる検討を行い、臨床検体におけるケタミンの認知プロファイルを明らかにし、また臨床的に有用な治療反応モジュレータ―を特定することが求められる」とまとめている。Neuropsychopharmacology誌オンライン版2014年11月6日号の掲載報告。 本検討は、無作為化試験にて、難治性うつ病におけるケタミンの認知機能への影響を調べること、また抗うつ反応のベースラインでの予測因子を調べることを目的とした。被験者は、抗うつ薬を併用していない62例の難治性うつ病患者で、ケタミン(0.5mg/kg)またはミダゾラム(0.045mg/kg)単回静注の前後に、MATRICS Consensus Cognitive Battery(MCCB)の評価項目を用いて、認知機能について評価を受けた。治療後の評価は7日時点で行われた。なお被験者は、2対1の割合でケタミンまたはミダゾラムを二重盲検条件下で受ける群に無作為に割り付けられ、うつ症状の評価は、治療後24、48、72時間および7日時点で、Montgomery-Asberg Depression Rating Scale(MADRS)により評価を受けた。 主な結果は以下のとおり。・被験者62例は、平均年齢46.2±12.2歳であった。・治療条件にかかわらず、認知機能は治療後に改善した。・認知機能への特異的な治療の影響は認められなかった。また、抗うつ反応との関連も認められなかった。・年齢、うつ病重症度、その他の認知領域パフォーマンスで調整したところ、ベースライン時の処理速度がより遅いことが、24時間後の時点におけるうつ症状の改善がより大きくなることを予測する独立因子であった(t=2.3、p=0.027)。関連医療ニュース 難治性うつ病に対する効果的な治療は何か 治療抵抗性うつ病に対し抗精神病薬をどう使う 治療抵抗性うつ病患者が望む、次の治療選択はどれ  担当者へのご意見箱はこちら

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レビー小体型認知症の排尿障害、その頻度は:東邦大学

 レビー小体型認知症(DLB)は、認知症の中でも2番目に多い疾患であるが、DLB患者の下部尿路(LUT)機能については、これまで十分に検討されてこなかった。東邦大学医療センター佐倉病院の舘野 冬樹氏らは、尿流動態検査により、DLBのLUT機能を調べた。Movement disorders誌オンライン版2014年10月30日号の報告。 対象はDLB患者32例(男性:23例、女性:9例、年齢:59~86歳[平均:75.9歳]、罹病期間:0.2~17年[平均:3.3年])。すべての患者において筋電図-膀胱内圧測定を実施し、21例で括約筋の運動単位電位分析を行った。 主な結果は以下のとおり。・DLB患者の91%はLUT症状を有していた(夜間頻尿[>8回]84%、尿失禁[>1回/週]50%)。・排尿筋過活動は87.1%でみられ、排尿後の残尿量は最小であった。・神経原性変化は50%で認められた。 LUT機能不全はDLBに共通の特徴であり、認知症や不動状態だけでなく、中枢および末梢の体性-自律神経障害に起因すると考えられる。関連医療ニュース レビー小体型認知症、パーキンソン診断に有用な方法は 認知症、アルツハイマー型とレビー小体型の見分け方:金沢大学 レビー小体型認知症、アルツハイマー型との違いは?

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統合失調症のドパミン・コリン仮説を検証

 統合失調症における神経生物学的な側面(とくに陰性症状や認知障害に関連する生理学的基礎)の多くは、まだ明らかになっていない。1989年にTandonやGredenは、統合失調症ではドパミン/コリン作動性の不均衡が中心的な原因であると仮定した。この仮説を検討するため、Tanja Veselinovic氏らは、精神病理、認知、注意への抗コリン薬の作用を検討した。Psychopharmacology誌オンライン版2014年11月7日号の報告。 薬物治療介入のない統合失調症患者12例および健常者12例における、精神病理、認知、注意への抗コリン薬の効果を検討した。1回目の検査は薬物治療開始前に、2回目の検査は中枢作用性抗ムスカリン薬ビペリデン5mgを静脈内投与直後に行い、測定した。 主な結果は以下のとおり。・ビペリデンの作用は、両群においてPANSSスコアの著しい上昇を引き起こし、その変化は患者群で有意により顕著であった(反復測定分散分析[rmANOVA]:F[df]=6.4[1,22]、p=0.019)。・PANSSスコアの増加は、患者の年齢と有意な負の相関を示した。これは、ドパミン動態の年齢依存的変化の関連やムスカリン受容体のアベイラビリティの年齢に伴う減少と関連している可能性がある。・ビペリデンは、両群で著しい認知障害を引き起こした。・有意な群間差は、TMT-Bで観察された(F[df]=11.29[1,22]、p=0.003)。 抗コリン薬による介入は、健常者よりも統合失調症患者において、より顕著な精神病理、認知低下作用を引き起こした。これは、統合失調症患者ではコリン作動性伝達の異常が関連している可能性を示唆している。結果を踏まえ著者らは、「精神疾患患者に対し抗コリン薬は限定的な使用にとどめる必要がある」としたうえで、さらなる調査の必要性を強調した。関連医療ニュース 抗精神病薬と抗コリン薬の併用、心機能に及ぼす影響 夢遊病にビペリデンは有望? 遅発型統合失調症、脳の変化に違い:産業医大  担当者へのご意見箱はこちら

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うつ病治療、概念や診断方法の相違が課題

 うつ病患者に対し、精神科医とかかりつけ医(general practitioner)が協同してケアを実践していくべきという考えの下、日常臨床でうつ病の概念がどう位置付けられているか、また、うつ病の診断方法に対する精神科医とかかりつけ医の認識について、デンマーク・コペンハーゲン大学のAnnette S. Davidsen氏らは調査を行った。その結果、精神科医はうつ病の概念を実用的であると考え、診断方法の正当性に疑問を感じていなかったのに対し、かかりつけ医はうつ病を「グレーな領域」と考えており、うつ病診断の臨床的有用性に疑問を持っている状況を報告した。International Journal of Qualitative Studies on Health and Well-being誌オンライン版2014年11月6日号の掲載報告。 うつ病の診断は精神科医によって行われ、うつ病患者に対する治療ガイドラインは精神科領域にて作成される。しかしながら、うつ病患者の大半はもっぱら一般診療で治療を受けている。この現状を踏まえ、かかりつけ医による治療は十分とはいえず、これを打開するためには精神科医とかかりつけ医によるコラボレーションケア(CC)モデルの導入が必要である、と精神科医は指摘する。ただし、CCモデルを成功に導くためには、うつ病の概念と診断方法について、精神科医とかかりつけ医の間で統一した見解を築いておく必要性が指摘されていた。 研究グループは、精神科医とかかりつけ医のうつ病に対する認識を調査することを目的とし、精神科医11人、一般開業医12人を対象に、質的に詳細な(qualitative in-depth)インタビューを実施し、解釈学的現象学的分析(Interpretative Phenomenological Analysis)を用いて解析を行った。 分析から得られた主な所見は以下のとおり。・うつ病という概念の実用性に対する見解、およびうつ病患者について話すときに使う言葉や話し方において、2つの医師グループの間でかなりの相違が認められた。・この相違は、2つのグループにおける経験の範囲を表す3つの局面により確認された。・精神科医はうつ病の概念を実用的であると考え、診断方法に対しても満足しており、その正当性に疑問を感じていなかった。・かかりつけ医は、うつ病を「グレーな領域」と考えており、一般診療におけるうつ病診断の臨床的有用性に疑問を持っていた。・その一方でかかりつけ医は、精神科領域で考案された基準に基づいて診断を行うよう、精神科医から求められていると感じていた。・これに対し精神科医は、自らの臨床的印象に基づいて診断しており、考案された基準は重症度の評価に用いていた。・全体的にかかりつけ医は、診断基準が判断をミスリードする可能性があると感じており、懐疑的であった。 所見を踏まえて著者は、「このような理解の相違がある場合には、CCモデルが導入されても主張の衝突につながる可能性がある。今回得られた結果が、CCを実施しているセクター間において、相違に対しどのように対応しているのかを探るための、実際の連携事例を調査する組織研究の有益な材料となることを期待する」とまとめている。関連医療ニュース うつ病患者とかかりつけ医、認識のギャップが浮き彫りに うつ病診断は、DSM-5+リスク因子で精度向上 うつ病+認知障害への有効な治療介入は  担当者へのご意見箱はこちら

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ベンゾジアゼピン処方、長時間型は大幅に減少

 ベンゾジアゼピン系薬(BZD)やベンゾジアゼピン受容体アゴニスト(Z薬)の長期投与は、潜在的に生理的および精神的依存性や、その他の有害事象と関連している。デンマークのSophie Isabel Eriksen氏らは、同国における過去10年間の、BZDの処方の変化を調べた。その結果、長時間型は短時間型と比べて減少幅が大きかったことを報告した。Basic & Clinical Pharmacology & Toxicology誌オンライン版2014年11月10日号の掲載報告。 研究グループは、デンマークにおける過去10年間の、長時間型BZD(半減期10時間超)の処方について短時間型BZDと比較して分析した。デンマーク医薬品統計レジスターから、2003~2013年のプライマリヘルスケア分野における、個人に対する全BZDとZ薬の全販売データを記述的に分析した。処方箋データは、国内すべての地域薬局および病院薬剤部を対象としたものであった。 主な結果は以下のとおり。・長時間型BZDの処方は、住民1,000人当たりで2003年の25.8 DDD(defined daily dose:1日投与量)から、2013年は8.8 DDDへと減少していた(相対的減少66%)。・短時間型BZDの処方は、同26.1 DDDから16.4 DDDに減少していた(相対的減少37%)。・本調査の処方データは、治療開始にあたっての適応に関する情報が不明であった。また、コンプライアンス問題のために、処方薬は実際には処方通りに服用されていなかった可能性がある。・処方の減少は、依存性薬物に関する国のガイドライン新規導入に伴ってみられたが、今回の調査はその関連性を検出するようにデザインされておらず、因果関係は不明であった。関連医療ニュース ベンゾジアゼピン使用は何をもたらすのか 急性期精神疾患に対するベンゾジアゼピン系薬剤の使用をどう考える 統合失調症治療、ベンゾジアゼピン系薬の位置づけは  担当者へのご意見箱はこちら

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小児てんかんの死亡率を低下させるために

 米国疾病予防管理センター(CDC)のAnbesaw W. Selassie氏らは、2000~2011年までのサウスカロライナ州における小児てんかんの死亡率、ならびにチーム医療がアウトカムに及ぼした影響などについて調査を行った。その結果、小児てんかんの全死亡率は8.8/1,000人年で、死亡の年間リスクは0.84%であることを報告した。そのうえで、チーム医療介入がアウトカムを改善すること、とくに併存症(co-occurring conditions)を有する患者への適切かつタイムリーな介入が早期死亡リスクを減少させうるとした。Morbidity and Mortality Weekly Report 2014年11月7日号の掲載報告。 てんかんは小児期における一般的な神経系疾患で、米国の2007年における0~17歳のてんかん児は推定45万人。そのうち特別な治療を必要とするてんかん児のおよそ53%が併存症を有しているが、包括的なケアを受けているのは3分の1にとどまっているという。これまでに、てんかん児と一般集団とを比較した死亡リスクの検討において、併存症を有するてんかん児ではよりリスクが高い一方で、併存症を有していないてんかん児の死亡リスクは一般集団と同程度であることが示されていた。しかしながら、検討された試験は少なく、実施された試験もサンプル数が少なく、比較が限定的で代表的なデータとはいえないことから、研究グループは、「超過死亡をより正しく把握するためには、てんかん児の死亡率に関する広範なサーベイランスの必要性が示唆される」として本検討を行った。 検討は、2000~2011年までのサウスカロライナ州におけるてんかん児の死亡率について、人口動態的特性および死因の側面から行った。 主な結果は以下のとおり。・てんかん児の全死亡率は8.8/1,000人年で、年間死亡リスクは0.84%であった。・てんかん児の主な死因は、病状進行、心血管障害、外傷であった。・医療および医療以外のシステムとの協同によるチーム医療によりアウトカムの改善が可能であり、特別な医療サービスを必要とする小児におけるコスト軽減につながると思われた。ただし、いずれもさらなる検討が求められる。・てんかん児、とくに併存症を有する患児には、適切かつタイムリーな医療・ソーシャルサービスの投入が、早期死亡リスクを減少させる可能性があった。・「チームケア」が、てんかん児のアウトカムを改善するか否かの評価にあたっては、医療従事者、ソーシャルサービス提供者、支援団体などが協働することが望ましい。関連医療ニュース 小児てんかんの予後予測、診断初期で可能 小児てんかん患者、最大の死因とは 統合失調症患者の突然死、その主な原因は  担当者へのご意見箱はこちら

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