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魚を食べるほどうつ病予防に効果的、は本当か

 魚類の摂取やn-3多価不飽和脂肪酸(PUFA)は、うつ病予防に効果的であるといわれているが、賛否両論がある。イタリア・Ospedaliero-Universitaria Policlinico-Vittorio EmanueleのGiuseppe Grosso氏らは、食事による魚類やn-3PUFAの摂取とうつ病との関連を調査した観察研究の結果からシステマティックレビュー、メタ解析を行った。Journal of affective disorders誌オンライン版2016年8月16日号の報告。 主要な書誌より2015年8月までの観察研究を検索した。暴露および用量反応のメタ解析における最高摂取 vs.最低摂取(参照)カテゴリのランダム効果モデルを行った。 主な結果は以下のとおり。・31件の研究より、25万5,076人、うつ病2万人以上が抽出された。・魚類の摂取とうつ病との関連を調査した21件のデータセットの解析では、中程度の異質性が認められたが、線形の用量反応と有意なリスク低減を示した(RR:0.78、95%CI:0.69~0.89)。・プールされたうつ病のリスク推定値は、総n-3PUFAと魚類由来n-3PUFA(EPA、DHA)の両端カテゴリにおける最低摂取と比較して、最高摂取においてリスク低下をもたらした(それぞれ、RR:0.78、95%CI:0.67~0.92、RR:0.82、95%CI:0.73~0.92)。・用量反応解析では、ピークJ字型の関係はn-3PUFAを1.8g/日摂取によりリスクが減少することが明らかとなった(RR:0.30、95%CI:0.09~0.98)。・本解析では、食事によるn-3PUFA摂取量は、うつ病リスク低下と関連することが示唆された。関連医療ニュース 魚をよく食べるほど、うつ病予防に:日医大 うつ病にEPAやDHAは有用なのか 少し歩くだけでもうつ病は予防できる

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統合失調症に対するヨガ効果、標準治療との比較

 ヨガや運動は、統合失調症の認知機能障害のための補助的介入として用いられるが、対照比較研究は不十分である。インド・RML病院のTriptish Bhatia氏らは、パイロット研究に基づき、ヨガや運動トレーニングが統合失調症患者の認知機能を向上させるかを評価するために単盲検ランダム化比較試験を行った。Acta neuropsychiatrica誌オンライン版2016年8月12日号の報告。 対象は、試験の同意を得ることができ、臨床的に安定した統合失調症成人外来患者286例。ベースライン評価完了後、通常治療(TAU)、TAU+ヨガトレーニング(YT)、TAU+運動トレーニング(PE)に無作為に割り付けた。パイロット研究に基づき、主要評価項目は、Pennコンピュータ神経認知バッテリーにおける「注意」認知領域の速度を指標とした。ベースライン時、21日目(トレーニング終了時)、トレーニング終了3、6ヵ月後に治療企図パラダイムで評価した。 主な結果は以下のとおり。・YT群における6ヵ月後の注意領域スピード指数は、PE群よりも大きく改善した(p<0.036、エフェクトサイズ:0.51)。・PE群では、6ヵ月後の注意領域精度指数が、単独TAU群よりも大きく改善した(p<0.025、エフェクトサイズ:0.61)。・他のいくつかの認知領域では、単独TAU群と比較し、YT群またはPE群で有意な改善が認められた(p<0.05、エフェクトサイズ:0.30~1.97)。 著者らは「統合失調症患者に対するヨガ、運動トレーニング補助療法は、ともにトレーニング終了後も注意、認知領域を改善した。また、注意領域のスピード指数に対するヨガ補助療法の有益な効果が示された」としている。関連医療ニュース 統合失調症へのヨガ補助療法、その有用性は “ヨガ”で精神症状とQOLが改善 ヨガはうつ病補助治療の選択肢になりうるか

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レビー小体型とアルツハイマー型認知症、脳血管病変の違いは

 MRI上の脳血管病変は、アルツハイマー型認知症(AD)では一般的であるが、レビー小体型認知症(DLB)における頻度や影響はあまり知られていない。米国・メイヨークリニックのLidia Sarro氏らは、DLB患者の脳血管病変に関して検討を行った。Alzheimer's & dementia誌オンライン版2016年8月10日号の報告。 連続したDLB患者81例、AD患者240例のMRIによる白質病変(WMHs)と梗塞を評価し、年齢、性別をマッチさせた認知機能正常者(CN)との比較を行った。 主な結果は以下のとおり。・DLBは、CNと比較し、高いWMH容積を有していた。DLBのWMH容積は、ADと比較し、後頭部および後脳室周辺で高かった。・高いWMH容積は、心血管疾患や糖尿病の既往歴と関連していたが、DLBの臨床的重症度との関連はみられなかった。・DLBにおける梗塞の頻度に、マッチさせたCNやADとの違いはみられなかった。関連医療ニュース レビー小体型とアルツハイマー型を見分ける、PETイメージング レビー小体型認知症、認知機能と脳萎縮の関連:大阪市立大学 認知症、アルツハイマー型とレビー小体型の見分け方:金沢大学

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うつ病治療反応、心理テストで予測可能:弘前大

 気質と性格についての心理テスト[Temperament and Character Inventory(TCI)]は、パーソナリティ特性を評価する際、よく使用される。多くの研究において、うつ病患者の治療反応をTCIで予測する可能性が示唆されている。弘前大学の冨田 哲氏らは、以前の研究でTCIの10項目と治療反応との関連が示唆されていた。今回、同氏らは10項目を再分析し、カットオフ値を明らかにするため本検討を行った。BMC psychiatry誌2016年8月12日号の報告。 本研究は、以前に報告した研究の2次分析として行われた。対象患者は、パロキセチン10~40mg/日を6週間投与し、その後TCIを完了した73例。うつ病を評価するためMADRSを用いた。対象患者は、反応群と非反応群に分けられた。先行研究で、治療反応と最も強い関連を示した10項目について、カイ2乗検定を用いて再検定した。治療反応に関連する項目を「1」、非反応に関連する項目を「0」として評価した。10モデルを用いて予測スコアを算出した。各モデルは、最高1~10項目より1~10スコアで構成された。受信者動作特性(ROC)曲線解析を用いて、治療反応を予測するカットオフ値を定義した。 主な結果は以下のとおり。・治療反応との関連の強さでTCI項目を順位付けすると、174、137、70、237、106、191、34、232、161、215の順であり、TCIは有意に治療反応を予測した。・1~10モデルの予測スコアは、有意に治療反応を予測した。・モデル7の予測スコア閾値は3/4、AUC(曲線下面積)は0.825であり、本モデルは最高オッズ(19.3)と尤度比(8.86)を示した。関連医療ニュース 青年期うつ病を予測する小児期の特徴 双極性障害、治療反応は予測できるか うつ病の寛解、5つの症状で予測可能:慶應義塾大学

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脳波に対する向精神薬の影響

 向精神薬は、脳波(EEG)の読み取りに影響を与えることが知られている。米国・スタテンアイランド大学病院のRohit Aiyer氏らは、向精神薬がEEG変化に及ぼす影響に関する利用可能なすべてのデータを調査し、レビューを行った。Postgraduate medicine誌2016年9月号の報告。 PubMedを用いて、すべての出版済み、および印刷中の文献のシステマティックレビューを行った。検索に当たり、PRISMA(システマティックレビューおよびメタアナリシスのための優先的報告項目)ガイドラインで推奨する方法を使用した。検索キーワードは、EEGおよび向精神薬、気分安定薬、クロザピン、bupropion、SSRI、ラモトリギン、カルバマゼピン、リチウム、バルプロ酸、ハロペリドール、アリピプラゾール、メチルフェニデート、トピラマート、ガバペンチン、oxcarbamazepineとした。選択基準適用後、201件が対象となり、レビューを行った。 主な結果は以下のとおり。・201件の文献の大規模レビューより、各種向精神薬のα波、β波、δ波、θ波への影響は互いに独立し、異なることが示唆された。・さらに、特定の薬剤(とくにハロペリドール、バルプロ酸)は、すべての波形で異なる結果が示された。 著者らは「本PRISMAシステマティックレビューでは、向精神薬がEEG活性に及ぼす影響についての利用可能なデータが存在することを示した。これらの知見について、患者の反応と向精神薬との臨床的相関を明らかにするさらなる研究が必要とされる」としている。関連医療ニュース 抗精神病薬は脳にどのような影響を与えるのか 統合失調症の陰性症状有病率、脳波や睡眠状態が関連か 精神障害を伴う難治性てんかん患者への術前ビデオ脳波は禁忌なのか

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認知症の世界的トレンドはどうなっているか

 今後の認知症拡大に関する予測では、年齢特異的および性特異的有病率に経時的な変化はなく、予測される認知症者増加を推進するのは高齢化のみと仮定されている。しかし、この仮定の根拠は疑わしく、傾向変動(長期における有病率の緩やかな減少または増加)は妥当であると考えられる。英国・ロンドン大学精神医学研究所のMartin Prince氏らは、認知症の有病率や発症率に関する世界的な傾向を分析した。Alzheimer's research & therapy誌2016年7月30日号の報告。 1980年以降の認知症の有病率、発症率、死亡率に関する追跡研究のシステマティックレビューを行った。 主な結果は以下のとおり。・認知症の有病率追跡研究9件、発症率追跡研究8件、死亡率追跡研究4件が抽出された。・認知症の発症率について、高所得国における減少を示唆する幾つかの一貫したエビデンスが認められた。・認知症の有病率を追跡したエビデンスは、研究間で矛盾しており、明確な全体的影響は示されなかった。・死亡率の傾向についての研究はほとんどなかったが、発症率の減少は認知症者の生存期間延長によって均衡がとれている可能性がある。・東アジアでの有病率増加を示唆するエビデンスがあり、これは診断基準の経時的変化が一因となっている可能性があるが、心血管リスク因子プロファイルの悪化と一致している。 結果を踏まえ、著者らは「現在仮定される経時的な認知症の年齢別発症率における一定の傾向を裏付けるエビデンスは得られなかったが、認知症拡大の将来的規模など、幾つかの不確定要素が残存する。高齢化は最も大きな要因であり、政策立案者は、現在の有病率予測に基づき、将来のサービス提供を計画する必要がある。追加すべき優先順位として、脳の健康増進、認知症予防プログラム、これら対策の有効性をグラフ化し今後の経過を監視することに注力する必要がある」としている。関連医療ニュース 長生きしても認知症にならないためにできること 主観年齢が高いと認知症になりやすい 認知症治療、薬物療法にどの程度期待してよいのか

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LAI切替時、ローディングでの副作用リスクは:山梨県立北病院

 長時間作用型抗精神病薬注射剤(LAI)を開始する際、一時的に経口抗精神病薬(OAP)と併用するローディング戦略は、安全性や忍容性の問題と関連している。山梨県立北病院の三澤 史斉氏らは、LAIのローディング戦略の安全性、忍容性を評価した。Schizophrenia research誌オンライン版2016年8月4日号の報告。 リスペリドンまたはパリペリドンを用いたLAIとOAPを比較した無作為化比較試験(RCT)のシステマティックレビュー、メタ解析を行った。主要アウトカムは、有害事象による治療中止とした。副次的アウトカムは、重篤な有害事象、死亡、1つ以上の有害事象、個々の有害事象発生率とした。 主な結果は以下のとおり。・RCT 16件より有害事象119件が報告された(4,902例、平均年齢:36.4歳、男性比:65.8%、統合失調症比:99.1%)。そのうち55件(46.2%)の有害事象は、正式なメタ解析を可能とする、2つ以上の研究より報告されていた。・全有害事象119件のうち115件は、LAIとOAPで有意な差は認められなかった(96.6%)。・LAIとOAPの有害事象による治療中止率、重篤な有害事象、全死亡、事故や自殺を除く死亡は同様であった。・OAPと比較し、LAIはアキネジア、LDLコレステロール変化、不安と有意に関連していた。・また、LAIはプロラクチン変化の有意な低さと関連していた。 著者らは「LAIとOAPでは、すべての重篤な有害事象や個々の有害事象の90%超で差が認められなかった。しかし、同一成分のLAIとOAPにおける、有害事象の頻度、重症度、時間コースについてより多くの研究が必要とされる。また、OAP中止後のLAIの有害事象のデータも必要とされる」としている。関連医療ニュース パリペリドン持効性注射剤、国内市販後の死亡例分析結果 LAIは死亡率を上昇させるのか:藤田保健衛生大 LAIを適切に使用するための5つのポイント

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薬物療法から心理療法へ(解説:岡村 毅 氏)-585

 安価で単純な行動活性化療法が、高価で複雑な認知行動療法に劣るものではなく、医療経済的にも優れているという報告である。 これまでの精神科医療におけるパラダイムでは、薬物療法は副作用も多いが安価であり、認知行動療法などの心理療法は副作用は少ないが高価だ、とされてきた。つまり、薬物療法よりは心理療法をしたいが高いよね、というわけである。これに対して一石を投じる報告であり、社会的な視点からみても大変重要な論文と思われる。 わが国の文脈に照らし合わせてこの論文を眺めてみよう。わが国では精神科クリニックなどに行っても短時間の診察で(それこそ3分診療で)お薬を処方されるだけである、と長い間批判されてきた。つまり、薬物治療主体で、心理療法などの時間と手間のかかる治療法がないがしろにされてきたという批判である。そのとおりなのであるが…、その背景には悲しい事情があることは知っておいていただきたい。そもそも長時間の診察をしていては、そのクリニックが立ち行かない構造になっているので、じっくりと向き合っている時間が取りにくいのである。なお、精神科の病院の多くは、一般の病院の3分の1の医師で回す制度になっている。精神科なんかにお金を使えないよ、と国民から思われているのかもしれぬなどと被害妄想的になってしまうのでこの辺でやめておこう。 先に述べたように薬物療法には、副作用や治療中断(再発)リスクが高い、といった明らかな弱点がある。もちろんこうした状況でも、心あるドクターは短い診察時間で処方箋やカルテを書きながら患者さんと対話し、信頼関係を築くことでこのような不利益を回避しようとしてきた。つまり、短時間でコマドリのようにしゃべったり処方箋を書いたりするわけだが、これでは治療している側も心が落ち着かないだろう(外来中に患者さんに「先生、忙しくて大変だね、体壊さないでね」とねぎらわれたことのある精神科医も多いのではと思う。本当はフロイトのような診察スタイルをやってみたいものだが、だいたい皆さんもこんなものだろう)。 近年、わが国でも認知行動療法に医療保険が使えるようになり、状況は少しずつ改善しており、大変喜ばしいことである。だが、認知行動療法を行える人材は限られているし、患者さんは増える一方である。また、使える医療費は今後ますます制限されていくだろうから、現実的には障壁も大きいと思われる。こうしたなかで、安価で、効果も劣らない行動活性化療法もあるよ、というのが今回の報告であった。 時代の趨勢は、明らかに薬物療法一辺倒から心理療法へと向かっている。認知行動療法の高い効果や安全性は自明であるが、医療資源に制限のある社会で常に使える治療技法ではないのかもしれないので、より安価で、専門的な訓練が少なくてすむ行動活性化療法にエビデンスを与えるという、現実的な観点からの報告であった。 最後に感想だが、行動活性化療法の主旨とは異なる話になるが、うつ病の患者さんの多くは昼夜逆転し、身体的にも不活動で、コミュニティへの参加も少ない。食生活も貧困である。「きちんと食べて寝て運動すべし、友達と仲良くすべし」と自然と、説得力をもって教示してくれる主体がいるだけで、ずいぶん多くの方が(もちろん全員がそうだとはいわぬが)救われるのではないかと思う。そういう主体がいないのが現代社会の悲劇だろうか。

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不眠症重症度質問票(ISI)やアテネ不眠尺度(AIS)に違いはあるか

 不眠症は、現代社会において蔓延している健康愁訴であるが、過小診断され、治療も不十分である。不眠症のリスクを評価するためのスクリーニングツールとして、不眠症重症度質問票(ISI)、アテネ不眠尺度(AIS)、ピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)が広く用いられているが、診断特性は、体系的にまとまっていない。台湾・台北医学大学のHsiao-Yean Chiu氏らは、不眠症スクリーニングのためのISI、AIS、PSQIの診断制度を評価、比較した。Journal of psychosomatic research誌2016年8月号の報告。不眠症重症度質問票(ISI)、アテネ不眠尺度(AIS)、ピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)を比較 EMBASE、PubMed、PsycINFO、CINAHL、Chinese Electronic Periodic Servicesにおいて、開設から2015年5月20日までのデータを体系的に検索した。18歳超の成人対象者に関するISI、AIS、PSQI の感度、特異性を原著論文で評価した。 ISI、AIS、PSQIの感度、特異性を評価した主な結果は以下のとおり。・参加者4,693例を含む研究19件が抽出された。・統合感度(pooled sensitivity)は、ISI:88%(95%CI:0.79~0.93)、AIS:91%(95%CI:0.87~0.93)、PSQI:94%(95%CI:0.86~0.98)であった。・統合特異性(pooled specificity)は、ISI:85%(95%CI:0.68~0.94)、AIS:87%(95%CI:0.68~0.95)、PSQI:76%(95%CI:0.64~0.85)であった。pooled DORsは、ISI:41.93(95%CI:8.77~200.33)、AIS:67.7(95%CI:23.4~196.1)、PSQI:53(95%CI:15.5~186.2)であった。・要約推定値は、ISI、AIS、PSQI間で有意な差は認められなかった(すべてp>0.05)。

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双極性障害青年、ちゃんと薬を飲んでいるか

 双極性障害(BP)青年の服薬アドヒアランスとそれに関連する要因について、米国・ピッツバーグ大学医療センターのTina R Goldstein氏らは、客観的および主観的手法により調査を行った。Journal of child and adolescent psychopharmacology誌オンライン版2016年7月15日号の報告。 対象は、小児科専門クリニックで初期BPと診断された青年21例。すべての対象者は、1剤以上の向精神薬を処方されていた。自己および親から報告されたアドヒアランスを6ヵ月間毎月評価した。服薬アドヒアランスに関する客観的なデータは、電子ウィークリーピルボックスを用いて収集した。人口統計学的および臨床的要因は、自己、親、医師よりベースライン、3、6ヵ月で評価した。 主な結果は以下のとおり。・客観的データによると、ベースラインから平均3ヵ月にわたり、投与量の41.5%(日数の58.6%)が、処方されたとおりに服薬されていなかった。・患者、親、医師より得られた主観的データは、客観的データと比較し、アドヒアランスを有意に過大評価していた。・1日用量の多さ、体重増加、服薬タイミング(朝、昼、週末は悪い)、薬剤管理面談から時間が経過している、治療アドヒアランスの自己評価でより大きな認知困難といった複数の理由における要因は、低いアドヒアランスと関連していた。服薬不良のもっとも強力な予測因子は、全体的な疾患重症度であった。 著者らは「調査結果より、BP青年の服薬アドヒアランスは悪く、主観的な報告では限界があることが示された。BP青年の治療中に、治療反応に関する決定や投与レジメを変更する際には、アドヒアランス状況に細心の注意を払う必要がある」としている。関連医療ニュース 双極性障害の治療アドヒアランスを改善するには 小児・思春期の双極性障害に対する非定型抗精神病薬vs気分安定薬 双極性障害ラピッドサイクラーの特徴は

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長生きしても認知症にならないためにできること

 平均寿命が上昇し続けている現代社会において、晩年の認知機能低下や認知症を予防することができる修正可能なライフスタイルの要因を特定することは、老後の生活の質を維持するうえで重要である。英国・ノッティンガム大学のLauren A Yates氏らは、将来の認知症や認知機能障害のリスクと認知余暇活動について、システマティックレビュー、メタ解析を行った。International psychogeriatrics誌オンライン版2016年8月9日号の報告。 システマティックレビューで同定された論文のデータで5件のメタ解析が行われた。認知症や健忘型軽度認知機能障害(aMCI)、軽度認知機能障害(MCI)、認知機能低下を含む認知機能障害にグループ分けし、リスク比(RR)、オッズ比(OR)、ハザード比(HR)の算出を行った。 主な結果は以下のとおり。・包括基準と品質評価をみた研究は19件であった。・5件中4件のメタ解析で、認知余暇活動への参加と認知障害(OR:0.69、95%CI:0.56~0.85)や認知症(HR:0.58、95%CI:0.46~0.74、RR:0.61、95%CI:0.42~0.90、OR:0.78、95%CI:0.67~0.90)のリスク低下に有意な関連が認められた。・しかし、1つの認知障害研究のプール解析だけは、有意ではなかった(HR:0.85、95%CI:0.71~1.02)。・精神的に刺激する認知余暇活動は以下のさまざまな要因と関連していた。  晩年の認知機能(β=0.11、p=0.05)  良好な記憶(β=0.20、95%CI:0.11~0.29)  処理速度(β=0.37、95%CI:0.29~0.45)  実行機能(β=0.23、95%CI:0.15~0.29)  全体的な認知機能低下の少なさ(β=-0.23、p<0.01)  言語(β=-0.11、p<0.05)  実行機能(β=-0.13、p<0.05)・活動は、認知機能低下速度を減少させることが示唆された(推定値:0.03、SE:0.01、p=0.00)。 著者らは「認知刺激余暇活動への参加は、将来の認知症や認知機能障害リスク低下に寄与するとの報告が増加している。政府や保健サービスによる1次予防戦略にとって、生涯を通じたこのような活動に参加することは、重要な焦点であると考えられる」としている。関連医療ニュース 日本食は認知症予防によい:東北大 家庭の味が認知症ケアには必要 認知症への運動療法、効果はあるのか

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クロザピン誘発性代謝系副作用への有効な介入は

 クロザピン治療患者では、代謝系合併症がよく認められる。この問題の管理に関するレビューは、複数の異なる抗精神病薬により治療を受けた患者を対象とした研究において、薬剤をグループ化することにより見出された結果である。英国・ケンブリッジ大学のJorge Zimbron氏らは、クロザピン誘発性の肥満やメタボリックシンドロームに対する薬理学的、非薬理学的治療についてシステマティックレビューとメタ解析を行った。European neuropsychopharmacology誌2016年9月号の報告。 クロザピン誘発性の肥満やメタボリックシンドロームの治療に関する無作為化比較試験(RCT)を、2人の独立した研究者がPubMed、Embaseより検索を行った。すべての異なる薬剤による研究は除外し、クロザピン服用患者が50%以上のRCTは含んだ。 主な結果は以下のとおり。・15件のRCTが抽出された。・クロザピン誘発性の肥満やメタボリックシンドロームに対する効果的な薬物治療として、メトホルミン、アリピプラゾール、orlistat(男性のみ)が挙げられた。・3件のメタ解析研究より、メトホルミンが血糖値、トリグリセリド、HDLに影響することなく、BMI、腹囲を低下させることが示された。・クロザピン誘発性肥満に対するカロリー制限や運動などの非薬理学的介入の組み合わせ効果を示す研究は限られていた(ただし入院患者のみにおいて)。・他の抗精神病薬で治療された患者において有効性が報告されていたrosiglitazone、topiramate、sibutramine、phenylpropanolamine、モダフィニル、アトモキセチンは、有用であることが示されなかった。関連医療ニュース クロザピン誘発性好中球減少症、アデニン併用で減少:桶狭間病院 オランザピンの代謝異常、アリピプラゾール切替で改善されるのか 抗精神病薬誘発性の体重増加に関連するオレキシン受容体治療抵抗性統合失調症は、クロザピンに期待するしかないのか

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てんかん患者の自動車運転、世間の意識は:愛知医大

 愛知医科大学の奥村 彰久氏らは、非医学生を対象に、てんかん患者の自動車運転に関するメディア論争前後のてんかんや免許証発行に対する意識についての知識を比較した。Pediatrics international誌オンライン版2016年7月29日号の報告。 調査は、2012年と2014年に構造化された質問票を用いて実施された。対象者は、小児神経疾患についての講義に出席した非医学生。各質問に対する肯定的な割合を比較した。また、運転免許証に対する意識に関する質問は、てんかん患者が関連する自動車事故の知識に応じて比較した。 主な結果は以下のとおり。・2012年に比べ2014年のほうが、てんかんをよく知っている調査参加者が多く、好意的な印象を持っていた。・対照的に、てんかん患者が関連する自動車事故を知っていた参加者は、2012年と比較し2014年では減少していた。・てんかん患者が事故の原因となった場合、厳罰が与えられるべきであると考えない参加者の割合は、患者の自動車事故の知識がなかったとしても、2014年では減少していた。 結果を踏まえ、著者らは「てんかん患者に対する理解や意識は改善された。その一方で、自動車事故を知らない参加者における処罰への肯定的回答の減少は、社会意識の悪化が潜んでいることを示唆している」としている。関連医療ニュース てんかんドライバーの事故率は本当に高いのか 認知症ドライバーの運転能力、どう判断すべきか 睡眠薬使用は自動車事故を増加させているのか

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警告後、認知症への抗精神病薬処方は減少したのか

 一般的に、認知症の行動症状に対し、抗精神病薬が使用されているにもかかわらず、欧州医薬品庁や英国の医薬品・医療製品規制庁、イタリア医薬品庁の規制当局は、2004年と2009年に認知症への抗精神病薬使用に対する安全性警告を発行した。イタリア・メッシーナ大学のJanet Sultana氏らは、英国とイタリアのデータベースを使用し、両国の認知症者への抗精神病薬使用に対する安全性警告の短期的および長期的な影響を調査した。CNS drugs誌オンライン版2016年7月16日号の報告。 英国ではHealth Improvement Network(THIN)、イタリアではHealth Search Database-Cegedim-Strategic Data-Longitudinal Patient Database(HSD-CSD-LPD)をデータベースとして使用した。65歳以上の認知症者におけるクラス別、薬剤別のAP使用率を四半期ごとに算出し、安全性警告の効果を調査するため、一般化線形モデルを使用した。 主な結果は以下のとおり。・2000~12年の65歳以上の認知症者は、THINデータベースより5万8,497例、HSD-CSD-LPDデータベースより1万857例が抽出された。・2004年の警告後2009年まで、両国ともに非定型抗精神病薬使用が減少し、定型抗精神病薬使用が増加した。・リスペリドン、オランザピンの使用が減少し、クエチアピンの使用は増加していた。・2009年の警告後2012年まで、英国では非定型、定型抗精神病薬の使用は減少していたが(11→9%、5→3%)、イタリアでは増加していた(11→18%、9→14%)。 著者らは「2004年の警告後、オランザピンとリスペリドンの使用が減少し、クエチアピン、定型抗精神病薬の使用が増加した。そして2009年からは、英国でのみ抗精神病薬の使用が減少した。2国間の違いは、英国ではイタリアよりも、抗精神病薬使用削減に向け、より積極的なアプローチを行ったためだと考えられる」としている。関連医療ニュース 認知症者への抗精神病薬投与の現状は BPSDに対する抗精神病薬使用、脳血管障害リスクとの関連 認知症のBPSDに対する抗精神病薬のメリット、デメリット

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双極性障害と全般性不安障害は高頻度に合併

 不安障害は、単極性うつ病と同様に双極性障害(BD)と高率に合併していることが、最近のデータで示唆されているが、まだあまり注目されていない。全般性不安障害(GAD)は、他の精神疾患と高率で合併する最も一般的な不安障害の1つである。イタリア・カリアリ大学のAntonio Preti氏らは、GADとBDの合併頻度を評価するため、システマティックレビュー、メタ解析を行った。Evidence-based mental health誌2016年8月号の報告。 著者らは、BD患者におけるGADの有無に関する主要なデータが含まれるすべての研究を検索した。文献の選択と結果の報告は、PRISMAガイドラインに沿って行われた。メタ解析は、variance-stabilizing Freeman-Tukey double arcsine transformationを用いて、推定有病率を計算した。すべての研究におけるサマリ効果を推定するため、固定効果とランダム効果モデルを使用し、逆分散法を行った。不均一性を評価し、CochranのQ検定、I2を用いてそれぞれ測定した。 主な結果は以下のとおり。・メタ解析は、独立した研究データ28報より、ポイント有病率研究の合計患者2,975例、障害研究の患者4,919例を分析した。・BD患者におけるGADの全体的なランダム効果のポイント有病率は12.2%(95%CI:10.9~13.5%)、全体的なランダム効果の生涯推定値は15.1%(95%CI:9.7~21.5%)であった。・両推定値の有意な不均一性が報告された(各々、94.0%、94.7%)。・公表文献では、一般集団で報告された文献よりも、高不均一性で一貫して高い有病率が認められた。・GADの合併は、より重度なBDや自殺の増加と関連していると考えられるが、このような状態に対する最良の治療は不明である。関連医療ニュース 双極性障害と強迫症、併存率が高い患者の特徴 双極性障害患者の約半数が不安障害を併存 双極性障害で高率にみられる概日リズム睡眠障害:東医大

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メディケア・アカデミー 第2回セミナー「認知症の妻を介護してきた医師」【開催のご案内】

 さいたま市市民活動グループのメディカルアシスト(代表 笹岡 大史氏)は、9月18日(日)に、メディケア・アカデミー 第2回セミナー「認知症の妻を介護してきた医師」を開催する。ヒューマンドキュメンタリー映画『妻の病 ―レビー小体型認知症―』の主人公であり、小児科医の石本 浩市氏が登壇する。石本氏は、レビー小体型認知症の妻の介護を通して、介護家族の体験と認知症当事者としての気持ちを詳細に書き留めてきた。 開催概要は以下のとおり。【日時】9月18日(日)18:30~20:30(受付 18:00~)【場所】浦和コミュニティセンター 第15集会室さいたま市浦和区東高砂町11-1 コムナーレ9階(浦和駅東口隣接 パルコ9階)会場地図はこちら【スピーカー】石本 浩市氏(あけぼのクリニック 院長)【参加費】3,000 円(学生:1,000円)【参加募集人数】132名【持ち物】名刺をお持ちの方は名刺をご持参ください。(お持ちでない方は会場で名前・所属を記載していただきます)【参加方法】以下のいずれかの方法でお申し込みください。1)Facebookイベントページの参加をクリック https://www.facebook.com/events/1745411079030796/2)TEL(070-3189-0100)3)メール(pinkoro100@gmail.com)※保育サービスがあります。ご希望の方は、年齢、性別、人数をご連絡ください。 保育料は500円です。【お問い合わせ】ピンコロカンパニー100 TEL:070-3189-0100【懇親会】参加費:4,000円時間:21:00~23:00人数:最大50名※懇親会の参加申し込みは、Facebookまたはメール(pinkoro100@gmail.com)へご連絡ください。懇親会の詳細はこちら【主催】さいたま市市民活動グループ メディカルアシスト【協力】ピンコロカンパニー 100福祉クリエーションジャパンセミナーの詳細情報はこちら

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主観年齢が高いと認知症になりやすい

 主観年齢は、高齢者のアウトカム変動に関連する加齢の生物心理社会学的マーカーである。認知領域においては、高齢者が実年齢よりも高齢だと感じることが、低認知能力や急激な認知機能低下と関連するといわれている。フランス・モンペリエ大学のYannick Stephan氏らは、主観年齢と認知障害や認知症リスクとの関連を検討した。The journals of gerontology誌オンライン版2016年7月19日号の報告。 対象は、Health and Retirement Studyの被験者である65歳以上の高齢者5,748例。主観年齢、認知機能の測定および共変量は、ベースラインで調査し、認知機能についてはは2~4年間フォローアップ調査した。ベースライン時において、認知機能障害のない対象者のみ含まれた。フォローアップ期間中、対象者は「正常機能」「認知症ではない認知機能障害(CIND)」「認知症」の3群に分類された。 主な結果は以下のとおり。・ベースライン時の主観年齢の高さは、フォローアップ時のCIND(OR:1.18[1.09~1.28])、および認知症(OR:1.29[1.02~1.63])の傾向と関連していた(年齢、他の人口統計学的要因、ベースラインの認知機能で調整後)。・運動不足と抑うつ症状は、部分的に関連していた。 結果を踏まえ、著者らは「主観年齢の高さは、その後の認知機能障害や認知症リスクのマーカーとなりうる」としている。関連医療ニュース 認知症になりやすい職業は 認知症に進行しやすい体型は 日本食は認知症予防によい:東北大

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スポーツ選手へ最も処方される精神科薬物は?

 アスリートに精神科薬物を処方する場合、副作用や安全上の懸念、そしてアンチドーピングポリシーをとくに考慮することが重要であるものの、アスリートと連携した精神科医の処方設定を解説しているのは2000年の1報だけである。米国・ウィスコンシン・スクール・オブ・メディスン・アンド・パブリック・ヘルス大学のClaudia L Reardon氏らは、アスリートと連携したプライマリケア医、精神科医、その他の臨床医の処方を扶助するため、前述の報告をアップデートした。The Physician and sportsmedicine誌オンライン版2016年8月2日号の報告。 2016年に国際スポーツ精神医学会(ISSP)の医師会員に対し、さまざまな精神状態のアスリートと連携した精神科薬物の処方選択について、匿名のWebベース調査をメールで依頼した。 主な結果は以下のとおり。・ISSP医師会員の40%(40/100人)が調査を完了した。・アスリートに使用されたカテゴリ別トップ薬剤は以下のとおり。 不安や双極スペクトラム障害のないうつ病:bupropion 全般性不安障害:エスシタロプラム 不眠症:メラトニン ADHD:アトモキセチン 双極スペクトラム障害:ラモトリギン 精神症状:アリピプラゾール・アスリートに処方された精神科薬物は、比較的活力的であり、沈静、体重増加、心臓系副作用、振戦を起こす可能性が低い薬剤が好まれる傾向にあった。・アスリートへの処方は、一般患者への処方傾向とは逸脱しており、さまざまな要因が考慮されている。関連医療ニュース トップアスリートは、うつ病の頻度が高い アスリートが経験する脳震盪はうつ病リスクを増加 ADHD児に対するスポーツプログラム

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