高齢心不全患者へのNt-BNPを指標にした集中治療のアウトカムは?

高齢の心不全患者に対し、N末端脳型ナトリウム利尿ペプチド(Nt-BNP)値を指標にした集中治療を行っても、症状による治療を行った場合と、アウトカムは同等であることがわかった。これまでに、Nt-BNP値による治療がアウトカムを改善することを示す研究結果があるものの、そうした研究は小規模で、若い患者を対象にしていた。これは、スイスBasel病院のMatthias Pfisterer氏らの研究で明らかになったもので、JAMA誌2009年1月28日号で発表した。