「果実のスムージー」が肌の色を変える?

スムージーは、生の緑の野菜やフルーツなどと水をブレンダーやミキサーで混ぜ合わせた飲み物ものである。スムージーは栄養が手軽に摂れるため注目されているが、体に対してどのような影響があるのだろうか?「肌の色の変化」に着目した研究結果を紹介する。
「果実のスムージー」が肌の色を変える?
スムージーは、生の緑の野菜やフルーツなどと水をブレンダーやミキサーで混ぜ合わせた飲み物ものである。スムージーは栄養が手軽に摂れるため注目されているが、体に対してどのような影響があるのだろうか?「肌の色の変化」に着目した研究結果を紹介する。
多発性骨髄腫治療薬「レナリドミド」、ワルファリンとの相互作用は
多発性骨髄腫の治療において、レナリドミドは大きな役割を果たしている。しかし、重大な副作用に静脈塞栓症があるため、同時にワルファリンを投与されるケースも多い。レナリドミドとワルファリンの併用は問題ないのだろうか。検証結果の概要を紹介する。
経口避妊薬を使うとリウマチを予防できる?
経口避妊薬を使用している患者は関節リウマチ(RA)になりにくいという仮説が議論されている。今回、この関連性を否定するようなメタ解析結果が出た。経口避妊薬とRA発症リスクの関連性についての研究報告。
リクシアナ効能追加で静脈血栓症、心房細動に広がる治療選択肢
2014年11月26日、都内にて「経口抗凝固療法の新潮流」をテーマにプレスセミナー(主催:第一三共株式会社)が開催された。本セミナーは、今年9月に同社のリクシアナ(一般名:エドキサバン)が、「非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制(AF)」および「静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症)の治療及び再発抑制(VTE治療・二次予防)」に対する、効能追加承認を取得したことを受けて行われたものである。ここでは、孟 真氏(横浜南共済病院 心臓血管外科部長)によって講演された静脈血栓塞栓症にフォーカスし、レポートする。
うつ病+認知障害への有効な治療介入は
うつ病と認知障害を有する高齢者に対しては、抗うつ薬の効果は限定的である。また、心理社会的介入の効果はこれまで十分に検討されていなかった。このような患者に対し、問題適応療法(problem adaptation therapy:PATH)が、認知障害支持療法(ST-CI)よりも、病状の低減に有効であることが、米国・ウェイル・コーネル・メディカル大学のDimitris N. Kiosses氏らによる無作為化試験の結果、報告された。JAMA Psychiatry誌オンライン版2014年11月5日号の掲載報告。
急性期統合失調症、2剤目は併用か 切り換えか:順天堂大学
順天堂大学の八田 耕太郎氏ら精神科救急医療機関の多施設共同研究グループ(JAST study group)は、統合失調症の急性期患者でリスペリドンまたはオランザピンの早期治療反応不良(ENR)例について、それぞれへの切り替えvs. 追加併用の検討を行った。結果、リスペリドンENR患者でオランザピンへの切り替えは、オランザピン追加併用よりもわずかだが優れる可能性が、一方でオランザピンENR患者ではリスペリドン追加併用がリスペリドン切り替えよりもわずかに優れる可能性が示されたことを報告した。Schizophrenia Research誌2014年9月号の掲載報告。
双極性障害に対する非定型抗精神病薬比較
スペイン・Health Value社のCarlos Rubio-Terres氏らは、双極性障害の治療薬としてのアリピプラゾールとオランザピンについて、有害事象の側面から医療費比較の検討を行った。その結果、アリピプラゾールのほうが、有害事象に関連するコストが低いことを報告した。Actas Espanolas Psiquiatria誌2014年9月号(オンライン版2014年9月1日号)の掲載報告。
デノスマブの椎体骨折抑制効果は日本人でも有効
デノスマブは骨折抑制効果を有することが知られている。日本人の骨粗鬆症患者を対象に、その効果を検証した。
増悪を起こしやすいCOPD患者に高用量N-アセチルシステインは有用か
高用量のN-アセチルシステイン(NAC)はハイリスクなCOPD患者に対して、増悪頻度を減少させ、初発の増悪までの期間を短縮させるが、ローリスクなCOPD患者に対しては効果がみられない可能性があることを香港・KwongWah 病院のHoi Nam Tse氏らが報告した。CHEST誌オンライン版2014年5月15日の掲載報告。
妊娠糖尿病のスクリーニングには75g OGTT が有用
妊娠糖尿病(GDM)のスクリーニングに用いる3つの診断法の診断能を比較したところ、75gのブドウ糖負荷試験(OGTT)が有用であることが明らかになった。
糖尿病患者への骨髄単核細胞注入は有用
糖尿病患者への骨髄単核細胞注入(BM-MNC)は有用であることが明らかになった。ただし、高圧酸素療法(HOT)とBM-MNCとの相乗効果は認められなかった。
抗うつ薬が奏効しないうつ病患者への抗精神病薬追加投与は本当に有効か
抗うつ薬による治療後に症状が悪化した患者に対するうつ病治療(抗精神病薬による補助療法を含む)の有効性は十分に検討されていない。米国・カリフォルニア大学のJ Craig Nelson氏らは、抗うつ薬による治療で効果不十分であった大うつ病性障害患者に対するアリピプラゾール補助療法の有効性、安全性、忍容性を検討した。CNS spectrums誌オンライン版2014年3月18日号の報告。
食後血糖によい食事パターンは?(低脂肪vs低炭水化物vs地中海式)
異なる3つのパタ-ンの食事(低脂肪食/低炭水化物食/地中海式)がそれぞれ食後血糖プロファイルにもたらす効果を調査した結果が発表された。
イラクサがインスリンを要する患者のHbA1c値を改善
セイヨウイラクサの摂取はインスリン導入を必要とするような2型糖尿病患者の血糖プロファイルにも良い影響をもたらす可能性が示された。
ゴマが2型糖尿病患者のTGを改善する
1日2杯の練りゴマ摂取は2型糖尿病患者の脂質プロファイルに良い影響をもたらす可能性が示された。(ただし、エネルギー摂取量は増やさないことが前提)。
統合失調症の認知機能改善に、神経ステロイド追加
統合失調症治療に関して、認知機能障害をターゲットとしたさまざまな研究が行われている。イスラエル・Tirat Carmel Mental Health CenterのAnatoly Kreinin氏らは、最近発症した統合失調症(SZ)および統合失調感情障害(SA)における認知機能障害に対し、抗精神病薬に神経ステロイドであるプレグネノロン(PREG)を追加した場合の有用性を検討した。その結果、PREGの追加により視覚認知、注意集中欠如、実行機能などの改善が認められたことを報告した。Clinical Schizophrenia & Related Psychoses誌オンライン版2014年2月4日号の掲載報告。
StageII/III大腸がんでのD3郭清切除術「腹腔鏡下」vs「開腹」:ランダム化比較試験での短期成績(JCOG 0404)
臨床的StageII/IIIの大腸がんに対して、日本のオリジナルであるD3リンパ節郭清を伴う腹腔鏡下手術の有効性および安全性はいまだ明らかではない。JCOG(日本臨床腫瘍研究グループ)により、全生存期間について開腹手術に対する腹腔鏡下手術の非劣性を検討するランダム化比較試験が実施されているが、今回、D3郭清を伴う腹腔鏡下手術の短期成績における安全性および臨床的ベネフィットが報告された。Annals of surgery誌オンライン版2014年2月6日号に掲載。なお、主要評価項目の解析結果については2014年のうちに報告される予定。
小児・思春期の双極性障害に対する非定型抗精神病薬vs気分安定薬
米国・ヒューストン薬科大学のHua Chen氏らは、小児および思春期の双極性障害患者に対する非定型抗精神病薬と気分安定薬の有効性と安全性を比較検討する、後ろ向きコホート研究を実施した。その結果、非定型抗精神病薬は気分安定薬に比べ、治療中止や治療増強が少なく、より効果的で安全な治療選択肢となりうることが判明したと報告した。Pharmacoepidemiology and Drug Safety誌オンライン版2014年1月24日号の掲載報告。
SSRI/SNRIへの増強療法、コストパフォーマンスが良いのは
うつ病患者において、抗うつ薬単独療法で寛解が得られるのは約3分の1にすぎず、その他の抗うつ薬に変更した場合でも累積寛解率は50~55%にとどまる。このような背景から、治療抵抗性うつ病のマネジメントとして増強療法への関心が高まっている。米国・IMS HealthのRolin L. Wade氏らは、選択的セロトニン再取り込み阻害薬/ 選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SSRI/SNRI)に、第二世代非定型抗精神病薬(SGAs)またはL-メチルフォレートを併用する増強療法時のアドヒアランス、ならびに医療コストについて比較検討した。その結果、L-メチルフォレートのほうがSGAと比べて、抗うつ薬のアドヒアランスが高く保たれ、うつ病に特化したコストおよび全医療コストが低いことが示されたことを報告した。Journal of managed care pharmacy誌2014年1月号の掲載報告。
COPDにマクロライド系抗菌薬の長期療法は有効か
1年間マクロライド系抗菌薬の長期療法を行うことでCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の増悪リスクは減少するが、聴力の低下やマクロライド系耐性菌が増えるリスクもあることが米国・テンプル大学病院のFrederick L. Ramos氏らによって報告された。Current Opinion in Pulmonary Medicine誌オンライン版2013年12月28日の掲載報告。