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糖尿病の子供たちの10人中9人は学校での支援が得られない

ノボ ノルディスク社は9月8日、国際小児思春期糖尿病学会(ISPAD)と共同で、DAWN Youth (ドーン ユース)調査の結果を発表した。本調査は、昨年9月に発表された「糖尿病に関する青少年憲章」を受けて、2007年から2008年にかけてグローバルに実施された小児思春期糖尿病の患者の心理社会的な側面に焦点をあてた最大規模の調査で、糖尿病の若者、糖尿病の子どもを持つ親または保護者、ならびに医療従事者を対象に実施された。調査に参加した13カ国、9,200人から回答が得られ、糖尿病を持つ子供たちが、学校で様々な課題や偏見に直面している実態が明らかになった。 

スピリーバの安全性プロファイルを再確認

ベーリンガーインゲルハイムとファイザーは、30件の厳格に管理された対照試験について新たな解析を行い、スピリーバ(チオトロピウム)の長期間に亘る安全性プロファイルが確認されたと発表した。この新たな広範な安全性に関するデータは、9月24日発行のJAMA(the Journal of the American Medical Association)に掲載されたSinghらによる論文でのチオトロピウムに対する見解とは相反する。

ランタスのHbA1cの改善・費用対効果が高いことが判明

サノフィ・アベンティス株式会社は9月22日、イタリア・ローマで開催されたEASD(欧州糖尿病学会)第44回年次学術集会(2008年9月7日~11日)において、3つの非介入試験の結果を発表し、ランタス(一般名:インスリン グラルギン[遺伝子組換え])による治療結果について、HbA1cの改善効果があること費用対効果が高いことを発表した。

イレッサ 進行非小細胞肺がん患者を対象とした大規模臨床試験(IPASS)結果が発表される ―欧州臨床腫瘍学会にて―

英国アストラゼネカ社の9月15日の発表によると、ストックホルムで開催されている欧州臨床腫瘍学会(ESMO)で、臨床背景因子により選択されたアジアの進行非小細胞肺がん患者を対象とした臨床試験IPASS(IRESSA Pan-ASia Study)において、イレッサがカルボプラチン/パクリタキセル併用化学療法に対して無増悪生存期間の非劣性を証明するという主要目的を上回り、優越性を証明したことが報告された。