2022年12月8日、アストラゼネカは、都内にて「高カリウム血症合併慢性腎臓病(CKD)・透析患者さんの食事管理の進化」をテーマにメディアセミナーを開催した。
カリウムは、生体内において細胞の環境維持や筋収縮の調節などの重要な役割を担っている。適切な血中濃度は3.5~5.0mmol/Lと安全域が非常に狭いため、適切に管理することが求められる。
東京医科大学 腎臓内科学分野 主任教授 菅野 義彦氏は、カリウム管理の重要性について「通常、カリウムは食事により摂取され、尿中に排泄される。しかしCKD患者ではカリウムの排泄量が少なくなることで高カリウム血症を起こし、比較的軽度の症状で手足のしびれ、重度なものでは致死的な不整脈などを来す恐れがある」と解説した。