国内における抗悪性腫瘍薬ヨンデリスのライセンス契約が締結 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/04/02 大鵬薬品工業株式会社は31日、スペインのファーママー社と抗悪性腫瘍薬「ヨンデリス」の日本での開発販売に関し、3月29日にライセンス契約を締結したと発表した。ヨンデリス(トラベクテジン)はカリブ海産のホヤ類から発見された海洋産物起源の新規抗悪性腫瘍薬。ヨンデリスはDNAに結合し、細胞分裂、遺伝子転写、DNA修復機構を妨げる。2007年9月に欧州委員会から進行または転移性軟部組織肉腫の治療薬として販売承認を受け、2008年にはペグ化リポソームドキソルビシンとの併用で再発卵巣癌を適応として、EMEA(欧州医薬品審査庁)とFDA(米国食品医薬品局)に承認申請を提出しているという。今回の契約により、大鵬薬品は日本でのヨンデリスの開発・販売のライセンスを受け、ファーママー社に契約一時金、および達成報奨金、日本での売上に応じたロイヤリティを支払う。また同剤の日本での開発販売費用は大鵬薬品が負担するという。http://www.taiho.co.jp/corporation/news/2009/20090331.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 降圧薬数漸減で、フレイル高齢者の死亡率は改善するか/NEJM(2025/12/15) THP療法後に病勢進行のないHER2+転移乳がん維持療法、tucatinib追加でPFS改善(HER2CLIMB-05)/SABCS2025(2025/12/15) ゾンゲルチニブ発売、HER2変異陽性NSCLCの治療の変化は?/ベーリンガーインゲルハイム(2025/12/15) 麻雀で統合失調症患者の認知機能は改善するか(2025/12/15) 脳腫瘍内部に細菌シグナルの存在を発見(2025/12/15) メトホルミンが運動療法の効果を阻害してしまう可能性(2025/12/15) ロボット支援直腸がん手術、国内リアルワールドデータが示す新たな標準治療の可能性(2025/12/15)