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児童生徒のサングラス・カラーレンズの使用に関する見解/日本眼科学会ほか

提供元:ケアネット

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公開日:2026/08/27

 

 児童生徒の学校生活におけるサングラス・カラーレンズなどの使用について、日本眼科学会、日本眼科医会、日本弱視斜視学会、日本小児眼科学会、日本近視学会、日本視能訓練士協会が共同で見解を発表した。

 近年の紫外線対策への関心の高まりを受け、学校での着用を巡る議論が増えているが、今回の発表では「一律の常用は推奨せず、個々の特性や疾患に応じた個別配慮を求める」という方針が示されている。主要なポイントを以下に整理する。

通常の眼鏡レンズにもUVカット機能がある

 紫外線防御効果はレンズの色や濃さではなく、レンズに備わったUVカット性能によって決まる。視力矯正のための透明レンズでもUVカット機能を備えたものが多く、紫外線を十分にカットできる。

紫外線対策の基本は環境の工夫

 子供の紫外線対策は、つばのある帽子の着用や日陰の利用、活動時間などの環境の工夫が基本となる。

医療として遮光眼鏡やカラーレンズ眼鏡が必要な子供

 眼疾患による羞明(まぶしさ)、術後の管理、片頭痛、感覚過敏などの理由により、医師の判断の下で遮光眼鏡やカラーレンズ眼鏡を使用している子供がいる。これらは、まぶしさ、見えにくさや病気の誘発の原因となる光の一部を抑えるための医療的配慮であり、学校生活や社会生活において適切な理解と配慮が望まれる。

学校生活での日常的な着用について

 健康な目の子供に対して、薄い色を含むカラーレンズの使用を学校生活全般で日常的に推奨する十分な科学的根拠はない。学校生活では、学習活動や実験、体育活動、登下校時の安全確認など、色や明暗、コントラストを正確に認識することが求められる場面が多い。

近視対策には屋外活動が大切

 屋外活動は、近視の発症や進行を抑えるために有効であると報告されている。帽子の着用や日陰の利用、UVカット機能のある眼鏡やサングラスによる紫外線対策を行っても、近視予防に必要な光環境を保つことは可能。適切な紫外線対策を行いながら、積極的に屋外で活動する時間を確保することが大切である。

 同見解は子供のサングラスやカラーレンズ眼鏡の使用を一律に制限するものではなく、子供の目の健康を守るためには、一人ひとりの目の状態や生活環境、活動内容に応じた適切な対応が大切であるとしている。

(ケアネット)

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