高尿酸血症リスク、1日6~28gの大豆食品摂取で低下

提供元:ケアネット

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公開日:2026/06/05

 

 大豆食品の摂取と高尿酸血症の発症との関連を評価した、大規模前向きコホート研究の結果、大豆食品の摂取は高尿酸血症リスクと非線形的かつ逆相関の関係にあることが示された。1日当たり6~28gの大豆食品摂取で最も顕著なリスク低減効果が観察された。中国・Minhang District Center for Disease Control and PreventionのXiaoli Xu氏らによるNutrients誌2026年4月24日号掲載の報告。

 本研究では、上海市郊外成人コホート・バイオバンク(SSACB)のベースラインおよび追跡調査データを用いて、食事と高尿酸血症発症率(男性:血清尿酸値420μmol/L以上、女性:360μmol/L以上)を評価した。29の食品カテゴリーからなる食物摂取頻度調査票(FFQ)を用いて、過去12ヵ月間の食品摂取量を定量化した。大豆食品は、豆乳・豆腐とその関連製品(豆腐・乾燥豆腐・湯葉など)の2つのカテゴリーについて評価された。大豆食品の摂取量は、報告された各品目の摂取量に(1-水分含有量)を乗じて算出し、参加者を摂取量ごとに3分位に分類のうえ、最も摂取量の少ない第1三分位群(Q1)を対照とした。Cox比例ハザードモデルを用いてハザード比(HR)および95%信頼区間(CI)を推定し、3つのノット(10、50、90パーセンタイル)を設けた制限付き3次スプライン(RCS)を用いて用量反応関係を視覚化した。

 主な結果は以下のとおり。

・4万3,371人の参加者において、22万5,002.40人年に1,456件の新たな高尿酸血症症例が記録された(発生密度:6.47/1,000人年、95%CI:6.14~6.80)。
・発生密度は大豆食品摂取量の増加に伴って減少し、1日1g増加するごとにリスクが2%低下した(HR:0.98、95%CI:0.97~0.99、p<0.05)。
・Q1と比較して、最も摂取量の多い第3三分位群(Q3)では、完全調整モデルにおいて26%のリスク低下が認められた(HR:0.74、95%CI:0.64~0.86、p<0.05)。
・RCS解析では有意な非線形関係が示され(全体のp<0.001、非線形のp=0.0013)、6~28g/日の摂取で最も顕著なリスク低減効果が観察された。

(ケアネット 遊佐 なつみ)