「赤肉・加工肉の発がん性」日本人の平均摂取量なら影響少:国立がん研究センター 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2015/11/16 国立がん研究センターは2015年10月29日、国際がん研究組織(IARC)が10月26日に発表した「赤肉、加工肉の人への発がん性についての評価」についての解説を発表した。 IARCの評価の基となった全世界地域の論文の赤肉摂取の範囲はおおむね1日50~100gで、なかには200g以上にわたる非常に高い地域もあった。一方、2013年の国民健康・栄養調査によると日本人の赤肉・加工肉の摂取量は1日あたり63g(赤肉50g、加工肉13g)で、世界的に見て最も摂取量の低い国の1つである。 2011年に発表した同センターがん予防・検診研究センター予防研究グループのコホート研究によれば、女性では毎日赤肉を80g以上食べるグループで結腸がんのリスクが高く、それ以下の摂取量ではリスク上昇はみられていない。男性では肉全体の摂取量が最も高いグループでリスク上昇がみられたが、赤肉ではとくに関連はみられていない。また、加工肉については男女ともに関連はみられていないという結果だった。 同センターのホームページでは、日本人の赤肉・加工肉の摂取量は世界的に見ても低く、日本人の平均的摂取の範囲であれば大腸がんのリスクへの影響はほとんど考えにくい。ただし、欧米でも多いとされる量の摂取であればリスクを上げる可能性は高いと考えられる、と解説している。 国立がん研究センター「赤肉・加工肉のがんリスクについて」はこちら。 国際がん研究組織(IARC)「赤肉、加工肉の人への発がん性についての評価」はこちら。 (ケアネット 細田 雅之) 関連ニュース「加工肉ががんを引き起こす可能性―WHO発表」 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) CareNet AcademiaによるAI生成記事 このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 心臓手術時の血小板輸血、長期冷蔵保存血液でも止血効果/JAMA(2026/08/31) オピオイド処方率、抜き打ち審査が影響/BMJ(2026/08/31) スタチンとARBの併用で認知症リスクは低下するのか(2026/08/31) イサツキシマブ皮下注製剤発売、投与時間の短縮と患者・医療者の負担軽減に/サノフィ (2026/08/31) 卵巣予備能がHR+/HER2-乳がんの術後化学療法ベネフィットを予測/Ann Oncol(2026/08/31) 細菌性腟症の女性、性感染症の検査陽性と関連(2026/08/31) 生活リズムが規則的な高齢者は痛みや抑うつ症状が少ない傾向(2026/08/31) 2~5歳児にインフルワクチンが有効、米国では秋生まれに感染が少ない(2026/08/31) [ あわせて読みたい ] ~プライマリ・ケアの疑問~ Dr.前野のスペシャリストにQ!【消化器編】(2015/11/07) Dr.たけしの本当にスゴい症候診断(2015/07/07) Dr.小川のアグレッシブ腹部エコー 肝臓編(2015/05/08) サン・アントニオ乳癌シンポジウム2014〔会員聴講レポート〕 (2014/12/25) 化療スタンダードレジメン:卵巣がん(2014/06/17) 化療スタンダードレジメン:卵巣がん(2014/06/03)