「エパデール」が糖代謝異常症例において冠動脈イベントを抑制する JELIS試験解析結果が『Atherosclerosis』に掲載

提供元:ケアネット

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公開日:2009/10/29

 



持田製薬株式会社は26日、高脂血症、閉塞性動脈硬化症治療剤である「エパデール」(一般名:イコサペント酸エチル、EPA)の高脂血症患者を対象とした大規模臨床試験「JELIS」において、エパデールが糖代謝異常を有する患者の冠動脈イベントを有意に抑制するとの結果が得られたと発表した。解析結果は、欧州動脈硬化学会の機関誌『Atherosclerosis』(アテロスクレローシス)に掲載されている。

糖代謝異常の有無による冠動脈イベントの発症は、エパデール非投与群において、血糖正常グループ7,057例中185例(2.6%)、糖代謝異常グループ2,262例中139例(6.1%)であり、糖代謝異常グループは血糖正常グループに比べ、1.7倍の冠動脈イベント発症リスクを示したという。また、糖代謝異常グループにおける冠動脈イベントの発症は、エパデール投与群2,303例中109例(4.7%)であり、対照群2,262例中139例(6.1%)に比べ、エパデールは冠動脈イベントの発症を有意に22%抑制したとのこと。

詳細はプレスリリースへ
http://www.mochida.co.jp/news/2009/1026.html