肝細胞癌治療剤「ミリプラ」が製造販売承認取得 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/10/22 大日本住友製薬株式会社は16日、肝細胞癌治療剤「ミリプラ動注用70mg」(一般名:ミリプラチン水和物)に関し、同日付で厚生労働省から製造販売承認を取得したと発表した。なお、本剤専用の懸濁用液としては、「ミリプラ用懸濁用液4mL」(一般名:ヨード化ケシ油脂肪酸エチルエステル)が、8月20日付で厚生労働省から製造販売承認を取得している。ミリプラ動注用70mgは、ミリプラ用懸濁用液4mLに懸濁して肝動脈内に投与する。ミリプラは、ヨード化ケシ油脂肪酸エチルエステルへの懸濁性に優れており、、肝動脈内投与後は腫瘍局所に滞留し、長期間に渡って白金成分が徐放され、全身への曝露は少ないとの特長を有しているという。臨床試験では、再発率の高い肝細胞癌において、初回治療だけでなく、肝切除等の他の治療後に再発した患者さんに対しても良好な抗腫瘍効果を示していたとのこと。また、本治療法で知られている一般的な副作用が認められたが、本治療法に精通した施設においては忍容可能なものであったという。なお、本剤投与による肝動脈の血管障害の報告もなかったとのこと。同社は、「ミリプラ動注用70mg」及び「ミリプラ用懸濁用液4mL」を薬価基準収載後に発売する予定。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.ds-pharma.co.jp/news/pdf/ne20091016.pdf 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] VTE後の抗凝固療法、90日以上継続で再発リスク大幅低下/BMJ(2025/12/10) 未治療および再発・難治性CLL/SLLへのピルトブルチニブ、イブルチニブと直接比較(BRUIN-CLL-314)/JCO(2025/12/10) 成人の肺炎球菌感染症予防の新時代、21価肺炎球菌結合型ワクチン「キャップバックス」の臨床的意義/MSD(2025/12/10) 日本におけるアルツハイマー病診断の時間短縮フロー〜東京大学(2025/12/10) アトピー性皮膚炎へのウパダシチニブ、増量および減量の有効性と安全性/BJD(2025/12/10) ヌシネルセンの高用量処方はSMA患者のQOLをさらに改善する/バイオジェン(2025/12/10) 飲酒が加齢性難聴リスクに影響~日本人1万4千人のデータ(2025/12/10)