3枝病変へのFFRガイド下PCIは有効か/Lancet(解説:山地 杏平 氏)-1958

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2025/05/13

本記事のコメンテーター

山地 杏平( やまぢ きょうへい ) 氏

京都大学循環器内科

3枝冠動脈疾患(3VD)患者に対し、FFR(冠血流予備量比)を用いたガイド下の経皮的冠動脈インターベンション(PCI)と冠動脈バイパス術(CABG)を無作為に比較したFAME 3試験の5年追跡結果が報告されました。主要複合エンドポイント(全死亡、脳卒中、心筋梗塞)の5年発生率は、PCI群で16%、CABG群で14%と、統計学的に有意な差は認められませんでした(ハザード比[HR]:1.16、95%信頼区間[CI]:0.89~1.52)。全死亡率は両群と…

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