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遺伝子組換えヒトエリスロポエチン製剤「エポジン注」がん化学療法に伴う貧血に対する効能追加で承認申請

中外製薬株式会社は19日、遺伝子組換えヒトエリスロポエチン製剤「エポジン注」(一般名:エポエチン ベータ〔遺伝子組換え〕)の、がん化学療法に伴う貧血に対する効能追加の承認申請を厚生労働省に行ったと発表した。今回の申請の主体となる国内第Ⅲ相臨床試験は、がん化学療法施行により貧血を呈したがん患者を対象とした二重盲検比較試験として実施され、エポジン注36,000IUまたはプラセボを週1回、12週間投与し、有効性、安全性について検討したもの。エポジン注を投与した患者では、プラセボを投与した患者さんと比較して、主要評価項目である理論輸血率の有意な低下が認められたという。また、エポジン注を投与した患者において認められた副作用は、血圧上昇・高血圧、便秘、下痢等が主なものであったとのこと。詳細はプレスリリースへhttp://www.chugai-pharm.co.jp/generalPortal/pages/detailTypeHeader.jsp;jsessionid=ZDUIDT4HYX2NWCSSUIHCFEQ?documentId=doc_16432&lang=ja

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レストレスレッグス症候群治療薬「ASP8825(XP13512)」国内承認申請

アステラス製薬株式会社は19日、米国の医薬品会社ゼノポート社より導入し、日本で開発を進めていたレストレスレッグス症候群治療剤「ASP8825(XP13512)」について、「レストレスレッグス症候群(RLS:Restless Legs Syndrome)」を目標適応症として、同日付で厚生労働省に承認申請を行ったと発表した。今回の承認申請は、アステラス製薬がRLS患者を対象に日本で実施した第II相臨床試験(ブリッジング試験)、国内長期投与試験ならびにゼノポート社が米国で実施したRLS患者を対象とした臨床試験プログラムから得られた安全性および有効性データをもとに申請された。ASP8825(XP13512)は、ゼノポート社独自の技術によって創製された抗てんかん薬「ガバペンチン(一般名)」の、新規プロドラッグ化合物。ASP8825(XP13512)は、消化管内で安定、かつ消化管全体に存在する高容量輸送体から能動的に吸収され、生体内で直ちにガバペンチンに変換されるように設計されている。ASP8825(XP13512)は、投与量に比例して血中濃度が上昇することが確認されており、ガバペンチンの経口製剤と比較して吸収率の向上が期待できるという。詳細はプレスリリースへhttp://www.astellas.com/jp/corporate/news/detail/asp8825xp13512.html

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新規抗血小板剤Ticagrelor ST上昇型急性心筋梗塞患者の心血管イベント発症リスクを抑制

英国アストラゼネカ社は、PLATO試験において、急性冠症候群の中でも重症のST上昇型急性心筋梗塞(STEMI)患者を対象としたサブグループ解析結果をアメリカ心臓協会(AHA)の年次学術集会で発表した。STEMIは冠動脈の完全閉塞により発症することから、早期の血流回復によって、心筋救済し死亡率を低減させる必要があります。そのため、緊急経皮的冠動脈形成術(PCI)が施行されます。同社の日本法人が19日に報告した。この解析はPLATO試験に組入れられた患者の約45%にあたる8,430人のSTEMI患者を対象に行なわれた。解析の結果、Ticagrelorはクロピドグレルに比べて大出血のリスクを増加させることなく(9.0% vs. 9.3%, p=0.63)1、投与1年後の心血管イベント発症リスク(心血管死、心筋梗塞、脳卒中)を有意に抑制したという(9.3% vs. 11.0%, P=0.02)。特に、Ticagrelorはクロピドグレルに比べ有意に心筋梗塞発症リスクを抑制したとのこと(4.7% vs. 6.1%, P=0.01)。解析結果から、STEMI患者におけるTicagrelorの治療効果は試験期間全体を通じて認められ、クロピドグレルとの差は時間の経過と共に大きくなる傾向にあることがわかった。 またTicagrelorは心筋梗塞、ステント内血栓症、および心筋梗塞・脳卒中・全死亡の複合イベントを含む複数の有効性の副次的評価項目においても有効性を一貫して示したとのこと。Ticagrelorはクロピドグレルに対し1年経過時点における全死亡の相対リスクを18%抑制した(6.0% vs. 4.9%, P=0.04)。詳細はプレスリリースへhttp://www.astrazeneca.co.jp/activity/press/2009/09_11_19.html

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血管疾患リスクの脂質評価、総コレステロールとHDL-C、またはアポリポ蛋白のどちらかで十分

血管疾患リスクに関する脂質評価は、現行より簡素化し、「総コレステロール値と高比重リポ蛋白コレステロール(HDL-C)値」、または「アポリポ蛋白AIおよびB」の、どちらかを調べることで十分であることが報告された。測定時に空腹状態であることや、トリグリセリド(TG)値は必要ないという。英国・ケンブリッジ大学のJohn Danesh氏らの研究グループ「The Emerging Risk Factors Collaboration」が、メタ解析を行って明らかにしたもので、JAMA誌2009年11月11日号で発表した。30万人超を、延べ279万人・年追跡研究グループは、主にヨーロッパや北米で行われた68の長期前向き試験の被験者のうち、試験開始時点で血管疾患のない、計30万2,430人について調査を行った。延べ総数・追跡期間は279万人・年で、その間、非致死心筋梗塞が8,857件、冠動脈性心疾患死が3,928人、虚血性脳卒中が2,534件、出血性脳卒中が513件、非分類の脳卒中が2,536件発生した。解析では、各脂質指標値の上位三分位と下位三分位について、冠動脈性心疾患の発症率を比較した。その結果、TG値はそれぞれ2.6/千人・年と6.2/千人・年、HDL-C値は6.4/千人・年と2.4/千人・年、非HDL-C値では2.3/千人・年と6.7/千人・年だった。非空腹時でも同等また、脂質指標値やアポリポ蛋白値が、それぞれ1標準偏差分上昇した場合の、冠動脈性心疾患発症に関する補正後ハザード比について分析を行った。その結果、TG値は0.99(95%信頼区間:0.94~1.05)、HDL-C値は0.78(同:0.74~0.82)、非HDL-C値は1.50(同:1.39~1.61)だった。同ハザード比は、空腹時測定ではない群でも、空腹時測定群と同等だった。アポリポ蛋白値を測定したサブグループについて見てみると、非HDL-C/HDL-Cの同ハザード比は1.50で、アポリポ蛋白B/アポリポ蛋白AIも1.49と同等だった。さらに、非HDL-C値のハザード比は1.42で、直接測定法によるLDL-C値も1.38と同等だった。虚血性脳卒中のハザード比は、TG値は1.02(同:0.94~1.11)、HDL-C値は0.93(同:0.84~1.02)、非HDL-C値は1.12(同:1.04~1.20)であった。(當麻あづさ:医療ジャーナリスト)

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スタチンの長期服用者、胆石による胆嚢摘出術リスクがおよそ4割減

スタチンの長期服用者は、胆石による胆嚢摘出術リスクが、およそ4割減少するようだ。スタチンによって肝臓コレステロール生合成が低下し、そのため、コレステロール胆石の発症リスクが減ると考えられてはいたが、この点に関するヒトを対象にした試験はほとんどなかった。スイスBasel大学臨床薬理・毒性学のMichael Bodmer氏らが、大規模ケース・コントロール試験を行い明らかにしたもので、JAMA誌2009年11月11日号で発表した。ケース群とコントロール群、計13万人超を分析Bodmer氏らは、1994~2008年にかけて、胆石の診断を受け胆嚢摘出術を行った2万7,035人(ケース群)と、年齢や性別などをマッチングした10万6,531人(コントロール群)について、ロジスティック回帰分析を行った。被験者のうちスタチンを服用していたのは、ケース群2,396人と、コントロール群8,868人だった。胆石の診断を初めて受けた日からさかのぼって90日以内に、スタチンの処方を受けていた人のうち、その通算処方回数別に、胆嚢摘出術リスクを比較した。また、通算処方回数が20回以上の人を、スタチン長期服用者と定義した。スタチン長期服用者は胆嚢摘出術リスクが0.64倍にスタチンを長期服用していたのは、ケース群3.2%、コントロール群3.7%だった。スタチン長期服用者の、非長期服用者に対する胆嚢摘出術に関する補正後オッズ比は、0.64(95%信頼区間:0.59~0.70)だった。同補正後オッズ比は、年齢や性別、ボディマス指数(BMI)、スタチンのクラス別でも、いずれも0.6前後だった。スタチン服用者の非服用者に対する同補正後オッズ比は、スタチンの通算処方回数が増すごとに減少していた。処方回数が1~4回の群では、同補正後オッズ比は1.10(同:0.95~1.27)、5~19回では0.85(同:0.77~0.93)だった。(當麻あづさ:医療ジャーナリスト)

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心血管イベントの既往がない女性において発症リスクを46%減少 ―クレストールJUPITER試験より

米国フロリダ州のオーランドで開催された米国心臓協会(AHA)年次学術集会で、クレストール(ロスバスタチン)のJUPITER(ジュピター)試験の新たな解析結果が発表された。アストラゼネカ株式会社が20日に結果を報告した。JUPITER試験は、心血管イベントの既往がなく、LDL-Cは正常か低値であるものの、高感度CRP高値を示す患者を対象に行われた、クレストールの一次予防効果を検討したプラセボ対照大規模二重盲検比較試験。今回、女性6,801人を対象とした解析においてクレストール20mg/日投与群はプラセボ投与群に比べて、心血管イベント発症リスクを46%減少させることが確認された(p=0.002)。また、男性においても42%(p

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世界で1万人以上の心房細動患者が加する新たな大規模症例登録調査が開始

仏サノフィ・アベンティス社は16日、心房細動患者を対象とした国際的な横断的観察研究であるRealiseAF症例登録調査(Real life global Survey Evaluating patients with Atrial Fibrillation:心房細動の患者を評価する実際的な世界的調査)を開始したことを発表した。同社の日本法人が19日に報告した。RealiseAFは、心房細動のコントロールについて評価し、ヨーロッパ、中南米、アジア、中東、および北アフリカの幅広い心房細動患者集団の心血管リスクプロファイルを調査することを目的として設計された。この症例登録調査では、発作性、持続性、永続性心房細動の患者さんや、一過性の原因による心房細動患者を含む、幅広い心房細動患者集団に関する新たなデータを収集することを目指す。RealiseAF症例登録調査は、心房細動の罹病歴があり、過去12ヵ月間に1件以上の心房細動エピソードを経験したか、または現在心房細動を抱える27ヵ国1926施設の1万人以上の患者について、追跡調査を行うもの。対象には、発作性、持続性、永続性心房細動の成人患者、小児患者、一過性の原因(甲状腺機能亢進症、アルコール中毒、心筋梗塞の急性期、心膜炎、心筋炎、電撃症、肺塞栓症またはその他の肺疾患、水電解質異常、代謝障害など)による心房細動患者が含まれる。収集されるデータに含まれる尺度は、家族または本人の心血管リスク因子の有無、併存疾患の罹病歴、過去12ヵ月間の入院につながる心血管イベント、心血管系の介入治療、心房細動の罹病歴・特徴、心房細動の管理、およびQOL評価である。試験に参加する心臓専門医(開業医および勤務医)と内科医は、無作為に選ばれる。患者募集は2009年10月末に開始されており、最終結果は2010年末に得られる見込み。詳細はプレスリリースへhttp://www.sanofi-aventis.co.jp/live/jp/medias/CBC868FD-8DE7-430E-BF5F-60B78B3098F5.pdf

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テルモ、ゴージョージャパン社から手指消毒剤の国内販売権を取得

テルモ株式会社は18日、ゴージョージャパン株式会社より、外皮用薬殺菌消毒薬「ゴージョー MHS」の国内販売権を取得し、11月20日より全国の医療機関向けに発売すると発表した。「ゴージョー MHS」は、ゲル状製剤のため、手のひらからこぼれ落ちにくく、消毒剤が手指全体にゆきわたる使いやすさが特長。消毒の習慣を身近にするため、持ち運びのしやすいミニボトルなど、多様なサイズを取り揃えている。なかでも非接触で手指消毒が可能なオートディスペンサータイプは、手軽で使いやすいことからもより一層、病院内での感染対策に貢献できるものと同社は期待しているという。 詳細はプレスリリースへhttp://www.terumo.co.jp/press/2009/034.html

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酸関連疾患治療薬TAK-438の逆流性食道炎を対象とした臨床第2相試験を開始

武田薬品工業株式会社は18日、酸関連疾患治療薬TAK-438の逆流性食道炎を対象とした臨床第2相試験を日本において開始したと発表した。同薬は、既存のプロトンポンプインヒビター(以下、「PPI」)と異なる作用機序を有する自社創製のカリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)であり、胃酸分泌に必要なカリウムイオンのH+,K+-ATPaseへの結合を阻害することにより、酸の分泌を抑制する薬剤。既存のPPIと比較して、強力な胃酸分泌抑制作用、短時間での作用発現、長時間の作用持続を示すことが臨床で期待されているという。詳細はプレスリリースへhttp://www.takeda.co.jp/press/article_35579.html

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禁煙補助薬バレニクリンと自殺リスク増大に関するコホート研究

バレニクリン(商品名:チャンピックス)は効果的な経口禁煙補助薬であるが、自殺行動、自殺リスクを増加させる可能性があるとの懸念が広がっている。バレニクリンが普及しだして以降、喫煙者における自殺リスクが高まっているとの報告が相次いでいるためだ。そこでイギリス・ブリストル大学社会医療部門のD Gunnell氏らの研究グループは、バレニクリンが、bupropionやニコチン置換療法など他の療法と比較して、自殺行動、自殺リスクの増加と関連があるのかを目的とした大規模な無作為化コホート研究を行った。BMJ誌2009年11月7日号(オンライン版10月1日号)掲載より。ニコチン置換療法および禁煙補助薬治療を受けた8万例を対象研究対象となったのは、General Practice Research Databaseに登録された、イギリス国内で2006年9月1日から2008年5月31日の間に、新しい禁煙治療のセッションを開始した18~95歳の男女80,660例。追跡期間中の初期治療で処方されたのは、ニコチン置換製品(n=63,265)、バレニクリン(n=10,973)、bupropion(n=6,422)だった。主要評価項目は、致死的または非致死的の自傷とし、副次評価項目は自殺念慮とうつで、すべてCox比例ハザード・モデルを使って検討された。自傷リスクは2倍、ただしエビデンスは見つからずバレニクリンが、自傷リスク(致死的自傷2例、非致死的自傷166例)の増加と関連するという明白なエビデンスは認められなかったものの、95%信頼区間値から2倍増のリスクを除外することはできなかった。ニコチン置換製品と比較して、バレニクリンを処方された者の自傷に関するハザード比は1.12(95%信頼区間:0.67~1.88)であり、bupropionを処方された者は1.17(同:0.59~2.32)だった。バレニクリンとうつ(2,244例)リスク増加との関連(ハザード比:0.88、95%信頼区間:0.77~1.00)、また自殺念慮(37例)リスク増加との関連(同:1.43、0.53~3.85)についても、エビデンスは認められなかった。これらから研究グループは、バレニクリンの投与に伴う自傷の2倍リスク増加は除外できないとしつつも、自殺行動との関連をうかがわせる懸念についてはいくらかの安堵感を提供するものだったと述べている。

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救急部門へのCanadian C-Spine Rule導入で、頚椎画像診断率13%減少

救急外来での効率・効果的な頚椎損傷画像診断のためにカナダで考案された「Canadian C-Spine Rule」について、実際の導入効果を評価する前向き無作為化試験が、カナダ・オタワ大学救急部門のIan G Stiell氏らにより行われた。導入前後では、画像診断の実施率が13%減少するなど、この戦略が有効であることが示されたという。BMJ誌2009年11月7日号(オンライン版10月29日号)掲載より。カナダ12ヵ所のERで1万2千例を対象に無作為化試験Canadian C-Spine Ruleでは、大きく3つのクエスチョン――画像診断が必要なハイリスク要因があるか(65歳以上、四肢の感覚異常など)、リスクは低いのか(単純な後部からの自動車衝突事故、歩行可、ER内で座位を保持など)、首を左右45度自転できる――で画像診断の必要性を振り分ける。以前に行われた8千人超の試験で、感度99%という診断率の高さ、およびこのルール導入で画像診断率は現状の6割程度に抑えることができる可能性が示されていた。しかし、実証データが十分ではないことから普及は進んでいない。Stiell氏らは今回、ルールの導入効果を検証するため、カナダの大学病院および地域病院の救急部門12ヵ所(介入群、対照群各6ヵ所)を対象に、前向きクラスタ無作為化試験を行った。介入群施設では、ルールを実行するために、教育、方針説明、放射線に関するリアルタイムな助言などが行われた。一方、対照群には頚椎画像診断をオーダーすることに関する医師の行動を変えさせるための特異的な介入は行われなかった。被験者は、12施設を頭か首の鈍的外傷を呈し受診した成人11,824例。主要評価項目は、介入前後12ヵ月の頚椎画像診断率とした。介入施設の画像診断率は減少、半面、対照群は増大結果、介入群では頚椎画像診断率が介入前後で12.8%(95%信頼区間:9~16%)、相対的に減少した(前61.7% vs. 後53.3%、P=0.01)。一方、対照群では、12.5%(同:7~18%)、相対的に増大していた(前52.8% vs. 後58.9%%、P=0.03)。これらの変化は、両群比較時も有意だった(P

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米国で鎮静剤「LUSEDRA注射剤」新発売

エーザイ株式会社は17日、鎮静剤「LUSEDRA(一般名:fospropofol disodium)注射剤」について、米国にて発売を開始したと発表した。同剤は全身麻酔についての訓練を受けた医療従事者によって使用されることになるという。LUSEDRA注射剤は、プロポフォールの水溶性プロドラッグで、静脈注射後、体内で酵素(アルカリ・フォスファターゼ)によりプロポフォールに変換され、鎮静効果を発現する。同剤は、監視下鎮静管理(monitored anesthesia care: MAC)による、成人患者の検査もしくは処置における鎮静の適応について、2008年12月に米国食品医薬品局(FDA)より承認された。なお、同剤は、FDAよりスケジュールIV医薬品に規制分類指定されている。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.eisai.co.jp/news/news200948pdf.pdf

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医療施設向け地デジ対応11.0型アーム式液晶TV 来年2月発売へ

株式会社ナナオは16日、ワイドパネルを採用した地上デジタルチューナー内蔵の11.0 型アーム式液晶TV EIZO FlexView 115A(オープン価格)を2010年2月1日より発売すると発表した。FlexView 115Aは、2011年のアナログ放送停波以降もテレビ視聴が安心して行えるよう地上デジタルチューナーを内蔵した、医療施設のベッドサイド向け液晶テレビ。FlexView現行モデルではインターフェースユニットに内蔵している地上デジタルチューナーを、FlexView 115Aではモニター背面部に内蔵している。これによりインターフェースユニットを設置するスペースを確保する必要がなく、容易に、かつすっきりと設置できるという。透析室では、透析コンソールの設置などによりベッド周りが狭くなる。アームを専用取り付け金具で固定するFlexView 115Aの場合、オーバーテーブルなどのテレビ本体を置くスペースが開放され、ベッドサイドを広く使うことができる。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.eizo.co.jp/company/news/2009/files/NR09-027.pdf

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三菱重工、空調機器のフィルター技術を応用した高性能マスクを開発

 三菱重工業株式会社は16日、世界で初めてタンパク質分解酵素と尿素を織り込んだ、同社独自の「バイオクリアフィルタ」を利用して、ウイルスや花粉などのアレル物質の働きを抑制できる、高性能マスク「バイオクリアマスク」を開発したと発表した。 このマスクは同社の空調機器に採用している独自のフィルター技術を応用したもので、インフルエンザや花粉症の予防に大きな効果が期待できるという。同社は今後、商品化に向けたモニタリングに着手し、既存の高機能マスクを凌ぐ“携帯空気清浄機”の愛称で市場を開拓するとのこと。 バイオクリアフィルタは、2006年から同社の家庭用エアコンに搭載されている。酵素とともに、化粧品や医薬品などで幅広く使われている尿素をフィルターに織り込むことにより、アレル物質や各種ウイルスを変性させ、活動を抑える。具体的には、バイオクリアフィルタ上に捕集したウイルスやアレル物質のタンパク皮膜(エンベロープ膜)の高次構造を、尿素で一時的に緩めて変性状態とし、さらに酵素によって、変性状態のタンパク質を、切断、低分子化することでウイルスやアレル物質の活動を衰えさせる。この仕組みがフィルター内にウイルスなどを捕集するだけのマスクとは異なるという。 マスク本体は4層構造で、手術室などの医療現場で使われている捕集率が高いサージカルマスクに、バイオクリアフィルタ機能を付加している。捕集した細菌などがマスク内で増殖、再飛散するといった危険性を、バイオクリアフィルタで抑制でき、また、この尿素と酵素を加工したフィルターは、ヒトの呼気の温度と湿度で最も効率よく働くよう設計されているとのこと。 同社は、モニタリングを同社内中心に今年度一杯実施する計画で、並行して社外から問い合わせや引き合いがあれば、試作品を提供して市場調査も進めていくとしている。また、2010年2月16日(火)~19日(金)に東京ビッグサイトで開催される「HVAC&R JAPAN 2010 冷凍・空調・暖房展」にも出品し、来場者へのサンプル配布も予定しているとのこと。詳細はプレスリリースへhttp://www.mhi.co.jp/news/story/0911164872.html

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成人鼠径ヘルニア手術用半吸収性メッシュ「ULTRAPRO HERNIA SYSTEM」新発売

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカル カンパニーは、非吸収性素材のプロリーンと吸収性素材のモノクリルで編成された成人鼠径ヘルニア手術用半吸収性メッシュ「ULTRAPRO HERNIA SYSTEM」(販売名:ウルトラプロ ヘルニアシステム)を、2009年11月1日より発売した。ウルトラプロ ヘルニアシステムは、今年2月に発売したウルトラプロ プラグと並んで、成人鼠径ヘルニアの手術方法の一つである「メッシュ法」で使用される国内初の半吸収性人工補強メッシュとなる。ウルトラプロ ヘルニアシステムは、非吸収性素材のプロリーンと吸収性素材のモノクリルとのコンビネーションにより、術中の操作性を損なうことなく、体内に残る異物量を必要最小限に抑え、炎症反応を減少させることが期待できるという。また、メッシュのポアサイズ(編み目)を大きくすることにより、過剰な瘢痕組織の形成が避けられることが期待できるとのこと。さらに、メッシュ全体の約70%を占める吸収性素材モノクリルは術後約120日で体内に吸収されるため、過剰な瘢痕組織が形成されにくく、術後の異物感や疼痛を軽減できるという。詳細はプレスリリースへhttp://www.jnj.co.jp/group/press/2009/1116/index.html

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うつ病患者の6割「痛み」伴うも、「患者の多くに『痛み』ある」医師の認識は3割にとどまる

「うつの痛み」情報センターは、患者と医師の「うつ病に伴う身体症状としての『痛み』の認識」や、「患者さんに及ぼす影響」などを明らかにするため、WFMH(世界精神保健連盟)、イーライリリー社及びパートナー企業が実施した世界調査“Depression:The Painful Truth” と同じ内容の調査を、日本国内で実施し、調査結果を発表した。日本イーライリリー株式会社が17日に報告した。この調査は、過去5年以内にうつ病と診断され、現在うつ病治療薬を服用している患者(有効回収数:297)およびうつ病、うつ状態の患者を1ヵ月に1人以上診察している一般内科医師および精神科医(有効回収数:309)を対象に実施された。その結果、患者の6割が身体の「痛み」を経験している一方、医師の「患者さんの多くに『痛み』がある」との認識は3割に留まり、患者と医師の認識のギャップが明らかになった。また、医師は、「痛み」の治療がより良い治療に繋がると認識しているにもかかわらず、多くの患者は「痛み」がうつ病の症状のひとつであるという認識がなく、医者に伝えないままで、より良い治療に繋がっていないことがわかった。患者側の認識では、うつ病の診断前に「痛み」がうつ病の症状の一つだと知っていた人はわずか21.9%で、うつ病の痛みは「頭痛」だけではなく、「最も痛みがひどい」症状の66.3%は「頭痛」以外の症状であったという。また、「痛み」が原因で仕事を休んだ平均日数は年間106.7日で、「痛み」が原因で、仕事の能率は平均51.0%低下し、「痛み」が原因で家事の能率は平均52.1%低下するとのことであった。一方、医師側の認識では、62.8%が「身体的な痛みの治療が成功しないと再発リスクが増大する」と認識しており、約7割にあたる68.9%の医師が「精神的、身体的な痛み双方の治療で症状消失の可能性大」と認識していた。調査結果の詳細はこちらhttp://www.utsu.ne.jp/itami/survey/outline.html

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新規GLP-1アナログ製剤liraglutide、肥満者の体重が減少、糖尿病前症の抑制効果も

新たなグルカゴン様ペプチド1(GLP-1)アナログ製剤であるliraglutideは、肥満者の体重を減少させて肥満関連リスク因子を改善し、糖尿病前症を低減することが、デンマークCopenhagen大学生命科学部のArne Astrup氏らNN8022-1807 Study Groupが実施した無作為化試験で明らかとなった。ヨーロッパでは過去20年間で肥満者が3倍に増え、成人の約半数が過体重だという。liraglutideはヒトGLP-1と97%の構造的相同性を持つアナログ製剤で、半減期が約13時間と長いため1日1回皮下注で治療が可能。用量依存性に体重を減少させ、HbA1cの低減作用を持ち、膵β細胞機能および収縮期血圧を改善することが確認されており、2型糖尿病と肥満の治療薬として期待されている。Lancet誌2009年11月7日(オンライン版2009年10月23日号)掲載の報告。4種類の用量群、プラセボ群、orlistat群の6群を比較する二重盲検試験NN8022-1807 Study Groupは、liraglutideが2型糖尿病を有さない肥満者の体重に及ぼす影響および耐用性について検討する二重盲検プラセボ対照無作為化試験を実施した。2007年1~9月までに、ヨーロッパの8ヵ国19施設から18~65歳の肥満者(BMI 30~40kg/m2)564人が登録された。これらの肥満者が、liraglutideの4種類の用量を1日1回皮下注する群[1.2mg群(95人)、1.8mg群(90人)、2.4mg群(93人)、3.0mg群(93人)]、プラセボ群(98人、1日1回皮下注)あるいは承認済みの抗肥満薬である消化管リパーゼ阻害薬orlistat 120mgを投与する群(95人、1日3回経口投与)のいずれかに無作為に割り付けられた。被験者は、2週間のrun-in期間と20週の試験期間中は1日500kcalの低エネルギー食を摂り、身体活動の増強の指導を受けた。主要エンドポイントはintention-to-treat解析による体重の変化とした。試験完遂者は引き続き84週のオープンラベル試験に登録された。用量依存性に体重が減少、高用量ではorlistatと有意差が、降圧作用や糖尿病前症抑制効果もプラセボ群に比べ、liraglutide 1.2mg群(p=0.003)およびliraglutide 1.8~3.0mg群(p<0.0001)は有意に体重が減少し、orlistat群との比較でもliraglutide 2.4mg群(p=0.003)およびliraglutide 3.0mg群(p<0.0001)の体重減少は有意差が認められた。減少した体重の平均値は、liraglutide 1.2mg群が4.8kg、1.8mg群が5.5kg、2.4mg群が6.3kg、3.0mg群が7.2kgであったのに対し、プラセボ群は2.8kg、orlistat群は4.1kgであった。liraglutide群はプラセボ群よりも体重が2.1~4.4kg減少した。体重が5%以上減少した被験者の割合は、liraglutide3.0mg群が76%(70人)であったのに対し、プラセボ群は30%(29人)、orlistat群は44%(42人)であった。liraglutide群はすべての用量で血圧が低下し、1.8~3.0mg群では糖尿病前症が84~96%低減した。liraglutide群はプラセボ群に比べ悪心・嘔吐の頻度が高かったが、有害事象の多くは一過性で治療中止に至るものはまれであった。著者は、「肥満者に対する20週にわたるliraglutide治療は、耐用性が良好で体重を減少させ、一定の肥満関連リスク因子の改善効果や糖尿病前症の抑制効果を認めた」と結論し、「liraglutideは既存薬とは異なる作用機序を有し、減量効果も高く、肥満の糖尿病前症で有効な可能性が示唆される。一方、体重減少そのものよりも心血管イベントとの臨床的関連が強いと考えられるリスク因子の改善効果が示されたものの、長期的なリスク-ベネフィットのプロフィールや体重維持能が確立されたわけではない」と考察している。(菅野守:医学ライター)

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炎症性腸疾患に対するチオプリン投与、リンパ増殖性疾患のリスクが増大

炎症性腸疾患の患者に対するチオプリン系薬剤の投与は、リンパ増殖性疾患のリスクを増大させることが、フランスParis第6大学(Pierre et Marie Curie)Saint-Antoine病院消化器病学の Laurent Beaugerie氏らが実施したコホート研究(CESAME試験)で明らかとなった。Crohn病や潰瘍性大腸炎は原因不明の慢性炎症性消化管疾患であり、寛解を維持するための免疫抑制療法としてアザチオプリンやその代謝産物である6-メルカプトリンが推奨されている。免疫抑制療法としてチオプリンを投与された臓器移植患者では、Epstein-Barr(EB)ウイルスとの関連でリンパ増殖性疾患の発症リスクが増大することが知られている。Lancet誌2009年11月7日号(オンライン版2009年10月19日号)掲載の報告。約2万例を対象とした前向きの観察的コホート研究CESAME(Cancers Et Surrisque Associe aux Maladies inflammatoires intestinales En France)試験の研究グループは、炎症性腸疾患に対するチオプリン投与によるリンパ増殖性疾患のリスク増大についてプロスペクティブな観察的コホート研究を行った。フランス全域の680名の消化器専門医から1万9,486例の炎症性腸疾患[Crohn病:1万1,759例(60.3%)、潰瘍性大腸炎:7,727例(39.7%)]が登録され、観察期間中の免疫抑制療法、がんの発現、死亡などの情報が報告された。これらのデータを基に、チオプリンの投与状況とリンパ増殖性疾患のリスクについて評価した。フォローアップ期間中央値は35ヵ月であった。発症リスクが5倍以上に、若年患者における利点は損なわれないベースライン時にチオプリンの投与を受けていたのは5,867例(30.1%)で、中止していた症例が2,809例(14.4%)、投与歴のない症例が1万810例(55.5%)であった。23例が新たなにリンパ増殖性疾患と診断され、そのうち1例がHodgkinリンパ腫、22例は非Hodgkinリンパ腫であった。リンパ増殖性疾患の発症率は、チオプリン投与例では1,000人年当たり0.90、中止例では0.20/1,000人年、非投与例では0.26/1,000人年であり、投与例において有意に高かった(p=0.0054)。チオプリン投与例におけるリンパ増殖性疾患の発症リスクは、非投与例よりも5倍以上高かった(多変量補正ハザード比:5.28、p=0.0007)。著者は、「チオプリンを投与された炎症性腸疾患患者では、リンパ増殖性疾患のリスクが増大していた」と結論し、「今回の結果を外挿すると、チオプリンを10年間投与されている若年患者のリンパ増殖性疾患の絶対累積リスクは1%未満と低いままであり、この薬剤のリスク-ベネフィット比の利点を損なうものではない。高齢者や無期限の治療については、それぞれの専門試験が必要である」と指摘している。(菅野守:医学ライター)

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牛乳たんぱく質由来の新規ペプチド素材「オリゴミル」を開発

ロート製薬株式会社は12日、機能性素材の探索を重点研究テーマに掲げる研究拠点「ロートリサーチビレッジ京都」において、牛乳のたんぱく質から、新規ペプチド素材「オリゴミル」を開発したと報告した。研究の結果、「オリゴミル」は「免疫力」の指標となる‘IL-12’の産生を高める働きが他の素材よりも強いことを確認したという。牛乳由来で水に溶けやすいという特長もあり、「オリゴミル」は風邪をひきやすい時期などの健康維持に有用な機能性素材であると考えているとのこと。なお、同成果は日本フードファクター学会第14回学術大会(11月15~17日、神戸市)にて発表される。詳細はプレスリリースへhttp://www.rohto.co.jp/comp/news/?n=r091112

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シャープ、プラズマクラスター技術による付着・浮遊MRSAの活動抑制効果を実証

シャープは、北里研究所 北里大学北里研究所メディカルセンター病院と共同で、高濃度プラズマクラスターイオンが代表的な院内感染菌である「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)」の活動を、付着および浮遊両状態において抑制することを実証したことを発表した。今回、同社らが行った実験では、高濃度プラズマクラスターイオン(イオン濃度約2万5千個/cm3)が、付着MRSA(シャーレに滴下)の活動を8時間で約99.9%抑制、浮遊MRSA(容積1m3ボックス内に浮遊)の活動を20分で約99.9%抑制することを実証したとのこと。さらに、同じく院内感染菌である「浮遊多剤耐性緑膿菌(MDRP)の活動」および「浮遊コクサッキーウイルスの感染力」を約99.9%抑制する効果も実証したという。詳細はプレスリリースへhttp://www.sharp.co.jp/corporate/news/091113-a.html

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