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Dr.名郷のコモンディジーズ常識のウソ<ルーチンの落とし穴>

名郷直樹が消化器疾患や風邪をEBMで解説

シリーズ名
Dr.名郷のコモンディジーズ常識のウソシリーズ
診療科
内科 
収録内容
第1話「NSAIDsで胃薬を欲しがる患者さん」
第2話「風邪で抗菌薬を欲しがる患者さん」
特別篇「101人目の患者 〜EBMの常識のウソ〜」
講師
名郷 直樹池田 正行
収録時間
149 分
価格
5,000円 +税
発行日
2005-01-20
商品コード
CND0029

第1話「NSAIDsで胃薬を欲しがる患者さん」


「痛み止めのNSAIDs薬を常用している患者さんが、胃痛を訴えて来院する」というのは日常診療でよくあること。それでは・・・と惰性で粘膜保護剤を出す前に、「ちょっと待った!その処方に根拠はありますか?」と名郷先生。こういう場合、どんな薬を出すのが最も適切であると言えるのでしょうか? 前編では、主にコンクランライブラリー記載の臨床試験データを勉強し、個々の患者に最適な処方とは何かを考え、後編では、クリニカルエビデンスをもとに、臨床現場でEBMを具体的に使っていく方法を学んでいきます。「薬剤の副作用にまた別の薬剤をもって対処する」ことを求められた時、医師は一体何を考え、どのように行動すべきなのか?診療に対する考えが、更に一歩深まるはずです。

第2話「風邪で抗菌薬を欲しがる患者さん」
一般に感冒はウィルスに感染することによりおこり、抗菌薬は無効であると知られています。その一方で、風邪に罹った患者さんが「抗生物質」を欲しがることは非常に多く、かなりの医師が(後ろめたい気持ちを抱きつつも)実際に抗菌薬を処方しています。そこには、「もし処方せずに患者が肺炎に罹ったら大変」というリスク回避の論理が強く働いていることでしょう。本番組では、このテーマについて掘り下げ、「風邪に抗菌薬は無効」というのは本当に正しいのか?もし多少なりとも効果があるのであれば、それはどの程度のものなのか? 膿性鼻汁、水溶性鼻汁ではどうなのか?Dr.名郷が驚きのデータとともに解説していきます。

特別篇「101人目の患者 〜EBMの常識のウソ〜」
多くの人がEBMについて抱くイメージとは、“大規模臨床試験に基づく論文など外部の客観的情報から臨床判断を行う”というものでしょう。しかし、元来EBMのプロセスでは、先に述べた外部情報だけでなく、むしろ個々の患者にじかに接することによって得られた情報が重要で、両者を統合して臨床判断に至ることこそが求められていたはずです。この「特別篇」では、ゲストにマッシー池田先生をお招きし、「狂牛病」の話題を枕に「EBMそのもの」の常識のウソに迫ります。「100人の患者を相手にした場合、101人目の患者がいることに気がつくんですよ」と、なぞの言葉をつぶやく名郷先生。硬い脳ミソを打ち砕き、目からウロコのお話の数々!御出演の先生方と一緒に(グラス片手に)どうぞお楽しみください。

名郷 直樹 ( なごう なおき )氏 武蔵国分寺公園クリニック院長 J-CLEAR理事

1986年自治医大卒。名古屋第二赤十字病院研修医を経て,'88年より作手村国民健康保険診療所で僻地診療所医療に従事。'92年自治医大地域医療学で循環器疾患の疫学研究、Evidence Based Medicineを学ぶ。'95年作手村国民健康保険診療所所長。2003年4月より社団法人地域医療振興協会地域医療研修センター長。2005年より東京北社会保険病院 臨床研修センター長。2011年6月より医療法人社団実幸会 武蔵国分寺公園クリニック院長。現在に至る。 著書:『EBM実践ワークブック―よりよい治療をめざして』(南江堂)『気負わず毎日使えるEBM超実践法』(金原出版)など。

池田 正行 ( いけだ まさゆき )氏 長崎大学 医歯薬学総合研究科 教授

1982年東京医科歯科大学医学部卒業後,培養神経細胞相手の基礎研究から,内科一般臨床,病理解剖当番まで,さまざまな職場を経験。内科専門医,アメリカ内科学会会員,神経内科専門医。 「Brain Research」「Lancet」「BMJ」に論文を発表する一方で,医者とは思えない博覧強記を武器に、広く医療問題についての評論を展開している。穏やかな人柄からは想像もできない切れ味の鋭い講義は,家庭医,総合診療を志す人々から圧倒的な支持を得ている。

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