ざわつく水曜日

診療報酬詐取と汚職の事件発覚から2年2ヵ月余り、三重大医学部付属病院の元臨床麻酔部教授の公判が6ヵ月かけてやっと結審、検察側が懲役4年を求刑したというニュースを深掘りします。

心不全診療Up to Date

β遮断薬にACE阻害薬や利尿薬、標準的治療薬として使われてきたこれらの薬剤も、日々新たなエビデンスが蓄積しています。これらを整理し、最新の至適薬物療法の考え方についてまとめます。

Drs' Voice

勤務中の隙間時間でも、インターネットを通じて医療情報を見る医師は多いのではないでしょうか。今回、アンケート調査からインターネットを通じた医師の情報収集源などを探りました。

医学のしおり

診療科や年齢、性別を超えて横断的に出現するアレルギー疾患に対して、円滑に対処できるよう実用性を重視して作成された2019年版の全面改訂版。前版より300ページ以上減のコンパクト化を実現した。

1分★医療英語

問診で必要となる「性交渉歴」。センシティブな内容だけに、適切な英語表現を知っておきたいですね。外国の医療現場で実際に使う英語表現を、日本人医師たちが自身の経験を踏まえて解説します。

バイオの火曜日

共感染は呼吸器ウイルス感染の10～30％に認められ、とくに子供では多いが、その相互作用についてはよくわかっていない。インフルとRSウイルスの共感染について調べた新たな研究で示されたのは？

抱っこさせてよ、いくらちゃん

「町医者ジャンボ!!」など、数々の人気作品を手掛けるこしのりょう氏の漫画連載。三十五歳・独身勤務医の鷺沼吾郎（さぎぬま ごろう）には、とある秘密があって…？ついに最終回を迎えました！

下平博士のDIノート

今回は、「ミチーガ皮下注用60mgシリンジ」を紹介します。本剤はアトピー性皮膚炎に伴うそう痒を標的とした抗体医薬品であり、掻破による皮膚症状の悪化やそう痒の増強を防ぐことで、患者QOLの向上が期待されています。

一目でわかる診療ビフォーアフター

従来と変更があった診断基準や治療法について、“情報アップデート度”をクイズ形式でチェック！今回は「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」2017年版から2022年版の改訂で変更された「空腹時」の定義です。

まとめる月曜日

「大都市、大学病院離れ鮮明に、医師臨床研マッチング結果」「75歳以上の医療保険、所得に応じた負担増へ」ほか。先週の医療ニュースのキャッチアップにお役立てください！

「実践的」臨床研究入門

前回に引き続き、検索式を完成させるための考え方を、事例を用いながら解説します。ある薬剤は除外したい、でも検索漏れは防ぎたい、そんなときの考え方は？

見分けづらい・見逃しやすい疾患特集

臓器特異的な自己免疫疾患である重症筋無力症。さまざまな診療科に訪れる患者さんの特徴を、村井弘之氏（国際医療福祉大学医学部 脳神経内科学 主任教授）が解説します。

バズった金曜日

コロナ禍になって学術集会や講演会はすっかりオンライン開催が主流になりました。今後は現地開催とのハイブリッド開催が望まれますが、それにはやっぱりアレが必要です。医学界ではそういう時の頼みの綱は…。

学会レポート

ESMO2022消化器がんの旬なトピックを、近畿大学の川上尚人氏がレポート。消化器がんの最新情報はこれだ。

医学のしおり

小児の滲出性中耳炎は、難聴を引き起こして言語発達の遅れや学習の妨げを生じさせるなど重大な結果に繋がりかねない疾患です。前版以降に集積したエビデンスを加えたCQを用いて治療の選択や実際を詳しく解説。

薬剤師スキルアップ動画集

溶連菌感染症の患児に処方されたのは、セファレキシン10日分。ペニシリン系ではなくセフェム系を選択した意図とは何なのでしょうか。また、10日分処方の理由とは？大橋先生が薬剤の選択理由や臨床経験、患者の指導法などを解説します。

Dr.中島の新・徒然草

総合診療科のカンファで話題になった“DWIBS”。研修医のプレゼンで、紹介元から送られてきた画像を見せた途端、興味津々の上級医たちから質問が殺到。しどろもどろの研修医に、上級医からさらなるツッコミが！

現場から木曜日

5～11歳のワクチン接種率は20％未満という低い水準に留まる中、日本神経感染症学会で、8歳の女児がCOVID-19による出血性ショック脳症症候群で亡くなったという衝撃的な症例報告がありました。

学会レポート

ESMO2022肺がんの旬なトピックを、近畿大学の高濱隆幸氏がレポート。肺がんの最新情報はこれだ。

非専門医のための緩和ケアTips

がん患者の疼痛緩和に頻繁に処方されるオピオイド。一方で便秘や嘔気といった副作用も頻繁に生じます。以前はオピオイドと制吐薬を同時処方することが多かったのですが、このプラクティスは見直されつつあります。