入院前、受傷早期の輸血が負傷兵を救う/JAMA

入院前または受傷後早期の輸血は負傷兵の生存を改善することが、戦闘に参加し医療搬送(MEDEVAC)で救出された米兵を対象とした検討で示された。米国・Defense Center of Excellence for TraumaのStacy A. Shackelford氏らが、JAMA誌2017年10月24日号で報告した。外傷治療における病院到着前の血液製剤輸注は、エビデンスの質が低く、医療費の問題があるため議論が続いている。2012年以降、米軍のMEDEVAC班の輸血技能が継続的に発展し、初回輸血のタイミングや場所に重点を置いたコホート研究が可能になったという。