ワクチン接種に抵抗を感じる人は若干減少、ワクチン接種を阻む最大の要因は「費用負担」で「副反応」を上回る

提供元:ケアネット

印刷ボタン

公開日:2010/05/31

 

万有製薬株式会社は5月20日、2010年4月に全国の10歳以上の各年代別男女計1,238人を対象に行った「日本人のワクチンに対する意識調査」の結果を発表した。それによると、2007年に実施した前回調査に比べ、ワクチン接種への抵抗感が薄らいでおり、6.7ポイント(30.1%から23.4%に)減少している。

また任意接種ワクチンは、ほとんどで2007年調査時よりも認知度が上昇した。 特に、HibワクチンやHPVワクチン、高齢者用肺炎球菌ワクチンは、2007年に比べ大きく認知度が上がり、Hibワクチン4.1ポイント(5.7%から9.8%に)、HPVワクチン17.4ポイント(5.9%から23.3%に)、高齢者用肺炎球菌ワクチン9.0ポイント(7.7%から16.7%に)上昇している。

また費用負担がワクチン接種を阻むバリアであり、公的な費用補助が求められている。ワクチン接種をためらう要因は「費用が高額だから」が、「副反応が心配だから」を上回り、54.2%が日本のワクチンの現状について「費用を公的に補助してほしい」と回答している。

●詳細はプレスリリースへ
http://www.banyu.co.jp/content/corporate/newsroom/2010/corporate_0520.html