携帯電話網を睡眠時無呼吸症候群の治療に活用 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2012/04/27 帝人ファーマは24日、携帯電話網を活用することにより睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療・指導を容易にするシステム「ネムリンク」を開発したと発表した。ネムリンクは、携帯電話網を活用する通信端末を通じて、機器の稼働状況をはじめとする様々なデータをサーバに自動送信・解析し、医療機関でのデータを活用したシステム。送信されたデータは自動的に解析されるため、医療機関のデータ解析時間や手間を削減することができ、さらに解析結果をわかりやすく加工した形で確認できることから、睡眠専門の医療機関でなくとも、データに基づいた診療を行うことが可能になるという。また、患者向けのレポートを出力する機能や、過去の指導記録、コールセンター応対履歴などの記録・閲覧機能も備わっている。SASの治療方法として最も一般的であるCPAP療法は継続的な治療が非常に重要だが、治療に伴う不快感や多忙な生活の中で通院できないなどの理由から、治療の継続を断念する患者もおり、SAS治療においては治療継続率の向上が大きな課題となっていた。治療継続率の向上には、SAS治療機器に記録される睡眠中の機器稼働状況など、データに基づく豊富な診療情報を活用することが有効だが、そのためには患者宅の機器からダウンロードしたデータを入手し、医療機関でそのデータを解析する必要があるため、医療機関にとって大きな負担となっている。そのため、診療時にデータを活用している医療機関は、SAS診療を行っている医療機関の30%程度とされており、治療継続率が低迷する一因となっていた。詳細はプレスリリースへhttp://www.teijin-pharma.co.jp/information/120424.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] マバカムテンの適正使用に関するステートメントを公表/日本循環器学会(2025/05/05) 適量のアルコール摂取でもアミロイドβは蓄積する?(2025/05/05) ペットは家族や友人と同程度に生活満足度を高める(2025/05/05) C. difficileはICUの環境表面からも伝播する(2025/05/05) 患者ナビゲーション導入でリスクを有する患者の大腸内視鏡検査受診率がアップ(2025/05/05) スマートウォッチが運動療法を後押しして糖尿病コントロールを改善(2025/05/05) 早期肺がん患者の術後の内臓脂肪量は手術方法に影響される(2025/05/05) 新型コロナ後遺症としての勃起不全が調査で明らかに(2025/05/05)