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ポイントについて

ポイント1.ポイントとは何ですか?2.ポイントはどこで確認できますか?3.ポイントは何に利用できますか?4.ポイントはどのように交換しますか?5.付与されたポイントはいつ頃反映されますか?6.ポイントの獲得履歴は、どこで確認できますか?7.ポイントの交換履歴は、どこで確認できますか?8.ポイントの有効期限はいつまでですか?1.ポイントとは何ですか?サービスの改善・向上、医療従事者の意識調査などの「アンケート」や「キャンペーン」へご協力いただいた方への謝礼、また会員特典にお申し込みいただいた方への謝礼として付与されるものです。2.ポイントはどこで確認できますか?CareNet.comログイン後の、PC版は画面上部の「ポイント」の項目で、スマホ版では画面下部の「ポイント」の項目で、現在の保有ポイント数をご確認いただけます。3.ポイントは何に利用できますか?ポイント・プログラムページ内でご案内している利用先(各種ギフトコードや寄付等)でお使いいただけます。4.ポイントはどのように交換しますか?ポイント・プログラムページ内でご利用先を選択いただき、ご本人確認の上で交換をお申し込みいただきます。5.付与されたポイントはいつ頃反映されますか?ポイントの付与後、実際にサイト上でご確認いただけるまでには、対象のコンテンツによりお時間を要する場合がございます。ポイントの付与履歴も併せてご確認いただき、当初のご案内の期間を越えても反映が見られない場合は、カスタマーセンターまでお問い合わせください。6.ポイントの獲得履歴は、どこで確認できますか?CareNet.comログイン後の、PC版は画面上部の「ポイント」の項目、スマホ版では画面下部の「ポイント」をクリック(タップ)し、「ポイント」ページ内左メニューのポイント獲得履歴をクリック(タップ)するとご確認いただけます。7.ポイントの交換履歴は、どこで確認できますか?CareNet.comログイン後の、PC版は画面上部の「ポイント」の項目、スマホ版では画面下部の「ポイント」をクリック(タップ)し、「ポイント」ページ内、左メニューのポイント交換履歴をクリック(タップ)するとご確認いただけます。※ギフトコード等に交換いただいた場合の、履歴等詳細もこちらから確認いただけます。8.ポイントの有効期限はいつまでですか?全てのポイントは、最終取得日から2年間有効となります。前回の最終取得日より2年以内に、次回の取得が発生した場合、有効期限は次回ポイント取得日から2年間に更新されます。

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ヘルプインデックス

eディテーリング、MRPlusのコンテンツを見るにはどうすればよいですか?メニューの「eディテーリング」をクリックしてください。下記をクリックしても閲覧できます。eディテーリングCareNet.comについてCareNet.comとはどんなサイトですか?医師以外でも会員登録できますか?医師ではないですが、医師限定のコンテンツを見ることはできませんか?会員登録・変更について会員登録するにはどうすればよいですか?会員登録は無料ですか?会員情報を変更するにはどうすればよいですか?医学生から医師会員に登録変更するにはどうすればよいですか?登録メールアドレスが分からない場合の対処方法が知りたいログインについてログインID、パスワードを入力してもログインできません「画像認証に失敗しました。」と表示されログインできませんログインIDやパスワードを忘れてしまったのですが?ログインIDやパスワードを変更したいのですが?外部サイトへのCareNet ID連携をやめたい二段階認証について二段階認証についてご本人確認用電話番号の登録・変更方法についてSMS(ショートメッセージ)で認証する音声で認証するSMS(ショートメッセージ)に認証コードが届きません音声での認証コードが届きません認証コードを入力しても認証されない認証コードを発行できないご本人確認用電話番号を登録できないポイントについて1.ポイントとは何ですか?2.ポイントはどこで確認できますか?3.ポイントは何に利用できますか?4.ポイントはどのように交換しますか?5.付与されたポイントはいつ頃反映されますか?6.ポイントの獲得履歴は、どこで確認できますか?7.ポイントの交換履歴は、どこで確認できますか?8.ポイントの有効期限はいつまでですか?ポイント交換FAQ1.ポイント交換はどのように行いますか?2.ポイント交換の内容を確認するにはどうすればよいですか?3.電子マネーギフトコードとは何ですか?4.電子マネーギフトコードの詳細を教えてください。5.電子マネーギフトコードの利用方法を教えてください。6.電子マネーギフトコード以外にポイントの交換先はありますか?7.交換した電子マネーギフトコードはどのように受け取りますか?8.交換した電子マネーギフトコードはいつ届きますか?9.交換した電子マネーギフトコードが記載されたメールが届きません。10.電子マネーギフトコードを誤って交換してしまいました。交換先や交換額の変更、交換のキャンセルは可能でしょうか?11.電子マネーギフトコードが記載されたメールを削除・紛失してしまいました。メールの再送手続きは可能でしょうか?12.電子マネーギフトコードに有効期限はありますか?13.電子マネーギフトコードの登録方法を教えてください。14.交換した電子マネーギフトコードの使用状況を教えてください。(ギフトコードが利用済み・登録済み等と表示される)15.交換した電子マネーギフトコードを利用・登録しましたが、残高が増えませんでした。16.交換した電子マネーギフトコードが利用できませんでした。17.管理番号とは何ですか?ご利用環境/動画視聴についてCareNet.comが正しく表示されません動画が再生できませんメール配信について会員登録するとどのようなメールマガジンが配信されてきますか?配信されてくるメールマガジンを変更したいのですが?届くはずのメールマガジンが届きませんメールマガジンを停止したいのですが?マイクロソフトoffice outlook2007、2010、2013でメールを見ると、HTMLメールの画像が表示されませんメールに掲載されている記事やコンテンツのページが開きませんセキュリティ・個人情報保護についてCareNet.comのセキュリティ対策はどうなっていますか?プライバシーは大丈夫でしょうか?リンク/著作権についてCareNet.comのコンテンツを、病院のホームページや自分のブログに転載したり、プリントアウトして勉強会で使用したりしてもよいですか?CareNet.comにリンクを張ってもよいですか?退会について退会するにはどうすればよいですか?CareNeTVについてCareNeTVに関するご質問CareNet DVDについてCareNet DVDに関するご質問Cookie設定方法についてWindowsにおける設定方法Macintoshにおける設定方法スマートフォン・タブレット端末における設定方法PubMed CLOUDについてPubMed CLOUDに関するご質問外部サイトCareNet ID連携について外部サイトへのCareNet ID連携をやめたいサイトマップについてサイトマップ

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セキュリティ・個人情報保護について

セキュリティ・個人情報保護についてCareNet.comのセキュリティ対策はどうなっていますか。会員の皆さまにCareNet.comのサービスを安心してご利用いただくために、セキュリティ対策の強化に取り組んでおります。詳細はこちらをご覧ください。プライバシーは大丈夫でしょうか?株式会社ケアネットは、ケアネットにお寄せいただいた会員のみなさまの個人情報をJIS規格(JISQ15001:2006「個人情報保護マネジメントシステム要求事項」)に準拠して適切に取扱い、保護いたします。詳しくはケアネットの個人情報保護方針をご確認ください。ケアネットの個人情報保護方針

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CareNet.comについて

CareNet.comについてCareNet.comとはどんなサイトですか?医師以外でも会員登録できますか?医師ではないですが、医師限定のコンテンツを見ることはできませんか?CareNet.comとはどんなサイトですか?CareNet.comは36万人を超える医療従事者に利用されている、医療情報専門サイトです。日常診療に役立つ、良質な医療情報を提供しています。株式会社ケアネットが運営しています。■いますぐ現場で使える「医療コンテンツ」手技動画や患者指導、ガイドライン解説など、明日からの臨床現場ですぐに使えるコンテンツを、豊富に取り揃えています。メディカル専門の編集部が会員医師の声をもとに厳選してお届けします。■日本語でわかる注目の海外論文を要約「ジャーナル四天王」海外の一流雑誌に掲載された論文を日本語で要約。日本の現場にもインパクトが大きいものを厳選。その他、専門家による解説や最新の国内医療ニュースなど、医療のいまが手軽にわかります。■専門外の疾患を手軽にアップデート「特集」ケアネットの「特集」では、毎回1つの疾患にフォーカスし、診断・治療の基本や最新情報、ガイドラインなどを編集部がまとめて紹介。専門外の疾患がわかりやすいと評判です。※ご登録・ご利用ともに無料です。医師以外でも会員登録できますか?医師の方以外でも、薬剤師・看護師・病院職員・製薬メーカーの方など、医療従事者または医療関係者の方であれば、ご登録いただけます。医師ではないですが、医師限定のコンテンツを見ることはできませんか?コンテンツの内容や監修の先生の意向、また薬事法や関連法規の諸事情により、ご利用いただく方を限定させて頂いております。申し訳ございませんが、ご了承ください。

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会員登録・変更について

会員登録・変更について会員登録するにはどうすればよいですか?会員登録は無料ですか?会員情報を変更するにはどうすればよいですか?医学生から医師会員に登録変更するにはどうすればよいですか?登録メールアドレスが分からない場合の対処方法が知りたい会員登録するにはどうすればよいですか?(1)新規入会の方は「新規会員登録はこちら」ボタンをクリックしてください。(2)所定の入力フォームに従って必要情報を入力して下さい。(3)会員規約及び個人情報の取り扱いに同意の上、「会員登録する」ボタンをクリックしてください。すぐにCareNet.comがご利用いただけます。(4)登録完了後すぐに申込み受付のeメールが届きます。(5)後日、ご登録の勤務先に「CareNet.com 登録完了のお知らせ」を郵送でお届けする場合があります。お知らせの到着をもって、全てのご登録手続が完了となります。到着までに1週間程度かかることがございますのでご了承ください。会員登録は無料ですか?ご登録・ご利用ともに無料です。会員情報を変更するにはどうすればよいですか?(1)こちらのページよりアクセスしてください。(2)ご登録いただいているメールアドレスと生年月日を入力してください。(3)ご登録いただいているメールアドレスに会員情報変更用URLを記載したメールをお送りいたします。(4)メールに記載された会員情報変更用URLをクリックしてください。(5)お客様のご登録情報が画面に表示されますので、該当箇所を変更してください。(6)「送信」ボタンをクリックしてください。※お名前、フリガナ、生年月日、職種は、お客様ご自身での変更が出来ませんので、お手数ですが こちらまでご連絡ください。医学生から医師会員に登録変更するにはどうすればよいですか?お手数でございますが、 こちらまでご連絡ください。登録メールアドレスが分からない場合の対処方法が知りたいこちらより、お問い合わせください。カスタマーセンターでご登録情報を確認し、ご返信いたします。

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利用環境/動画視聴について

ご利用環境/動画視聴についてCareNet.comが正しく表示されません動画が再生できませんCareNet.comが正しく表示されません当サイトを快適にご覧いただくため、以下の環境での閲覧を推奨しております。動画が再生できません動画が再生できない場合には複数の原因が考えられます。下記のトラブルシューティングの内容を実行すると、問題を解決できる場合があります。はじめに:下の「再生確認用サンプル」は再生できますか?#FAQbackground { clear: both; width: 100%; padding-top: 10px; padding-right: 0px;}#FAQmovie { width: 300px; margin: 0 auto; clear: both; padding-bottom: 10px; padding-left: 0px;} 再生確認用サンプル動画 再生できなかった場合:以下の全ての手順をお試しください。再生できた場合:以下の2、3、4、5、7をお試しください。(1)ブラウザ以外のアプリケーションを停止し、ブラウザのウインドウやタブを閉じてみる。複数のアプリケーションが動作していたり、ブラウザが複数のウインドウやタブを開いていたりすると、PCに負荷がかかり動画が再生されない場合があります。(2)PCを再起動してみる。PCやデバイス側が不安定になっている場合にはPCの再起動で回復する可能性があります。(3)ブラウザの一時ファイル(キャッシュファイル)やCookieを削除する。再生に必要なデータが不完全な状態でブラウザに保存されてしまうと動画やデータの再読み込みができなくなる事があります。ブラウザの一時ファイル(キャッシュファイル)やCookieを削除してください。ブラウザの一時ファイルやCookieの削除の方法はご利用のブラウザのヘルプなどをご確認ください。(4)ブラウザのプラグインや拡張機能を無効にする。ブラウザのプラグインや拡張機能の影響で動画が再生されない場合があります。特に広告ブロック(AdBlock等)のプラグインによる影響が考えられます。プラグインや拡張機能を無効にし、ブラウザを再起動してください。(5)ブラウザのセキュリティーレベル設定を確認する。ブラウザのセキュリティーレベルの設定や、特定の項目の設定をすることにより、動画の再生ができないことがあります。セキュリティーレベルの設定を厳しく(高く)設定していないか確認し、CookieやJavaScriptの使用を禁止している場合は許可するように設定を変更してください。(6)インターネットの回線速度を確認する。動画の視聴には最低限500kbps以上の安定した回線速度が必要です。また、快適にご覧いただくには2Mbps以上の環境をお勧めします。視聴環境の回線速度を調べるには検索サイト(Google等)で「インターネット速度テスト」を検索し、回線速度テストサイトでテストを行ってください。また、CookieやJavaScriptの使用を禁止していても再生ができません。セキュリティーレベルの設定を確認し、拒否や制限をしていれば許可するように変更してください。(7)セキュリティーソフトやネットワーク機器、ご利用のプロバイダの設定を確認する。セキュリティーソフトやネットワーク機器、プロバイダの設定で動画の再生を制限していることや、特定のサイトからの動画配信を拒否している場合があります。動画再生の設定や制限をご確認いただき、特定のサイトからの動画配信を拒否している場合には、以下のサイト(ドメイン)からの配信を許可するようにしてください。carenet.commrp.carenet.com*.brightcove.com*.api.brightcove.complayers.brightcove.netedge.api.brightcove.comhls.ak.o.brightcove.comuds.ak.o.brightcove.com※セキュリティーソフトやネットワーク機器、プロバイダの設定の詳細はマニュアルや販売・提供元のサイトなどを参照ください。※プロバイダで「ぷらら(Plala)」を利用している場合、動画配信制限設定がされているケースがあります。設定・変更方法はぷららのヘルプページをご参照ください。(8)別のブラウザを利用してみる。各ブラウザの設定やバージョンにより、動画の再生できない場合があります。他のブラウザで再生できた場合、再生できなかったブラウザの設定を変更したり、最新版にアップデートしたりすると問題が解決する可能性があります。※ブラウザを新しく入手するには下記のリンクをご参照ください。Edge(Chromium版)/Chrome上記を試しても解決されない場合には、ケアネットカスタマーセンターへお問い合せください。※使用ブラウザ、OSのバージョン、画面の表示内容等をお伝えください。※Chromeをご利用の方は接続ログファイル(HARファイル)をお送りいただければ、より詳細な調査が可能となります。--- 接続ログファイル(HARファイル)の作成方法 -----------------■Windowsをご利用の場合a.Google Chromeを起動します。b.動画が再生できないページにアクセスします。c.キーボードの"F12 キー"を押し、画面下部にデベロッパーツール画面を表示します。d.デベロッパーツール画面、上部からタブから"Network"タブを選択します。e.ページをリロード(再読み込み "Ctrl+R"または"F5キー")します。f.事象が再現されることを確認します。g.Networkタブ内にて、右クリックし、「Save as HAR with content(HAR形式にて保存)」を選択します。h.保存したファイルを添付してカスタマーセンターへお送りください。【(Windows版)接続ログファイル作成方法.pdf】も合わせてご参考ください。■MacOSをご利用の場合a.Google Chromeを起動します。b.動画が再生できないページにアクセスします。c.メニューの「表示」->「開発/管理」->「デベロッパツール」を開きます。(もしくは、Command + Option + i キーを同時に押します。)d.デベロッパーツールの「Network」タブを選択します。e.Command + R を押し、ページを再読み込みします。f.マウスの右ボタンをクリックし(トラックパッドの場合は指2本でクリックし)、「Save as HAR with Content」(HAR形式にて保存)を選択します。g.保存したファイルを添付してカスタマーセンターへお送りください。【(MacOS版)接続ログファイル作成方法.pdf】も合わせてご参考ください。

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リンク/著作権について

リンク/著作権についてCareNet.comのコンテンツを、病院のホームページや自分のブログに転載したり、プリントアウトして勉強会で使用したりしてもよいですか?CareNet.comで提供する、動画・音声・スライド等の情報(以下総称して「コンテンツ」といいます。)は、当社および第三者(出演者・執筆者・撮影者等)に帰属します。私的使用のための複製その他の著作権法で認められている場合を除き、当社の許諾なく、コンテンツの全部または一部の転載・複製等の利用を行うことはご遠慮ください。著作権侵害行為があったとき、またはそのおそれがあると当社が判断したときは、損害の賠償を求める場合があります。また、著作権法その他の法令に基づき刑事罰が科せられる場合があります。CareNet.comにリンクを張ってもよいですか?CareNet.comのページへのリンクは、原則として自由です。ただし、当社が提供する情報の信頼性が害される場合、またはそのおそれがあると当社が判断した場合には、リンクの削除をお願いすることがございます。なお、当社は事前の予告無く、コンテンツの内容を変更または削除することがあります。あらかじめご了承ください。

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椎間板ヘルニアに対して椎弓間硬膜外ステロイド注入は有効か

 腰椎椎間板ヘルニアの治療において硬膜外注射は広く使用されているが、その有効性や必要性、適応症などについては今も議論が続いている。米国・ルイビル大学のLaxmaiah Manchikanti氏らは、腰椎椎間板ヘルニアや神経根炎の疼痛管理に対する最新の介入法である蛍光透視下の椎弓間硬膜外注射の有効性を評価するため、無作為化二重盲検比較試験を行い、この方法による局所麻酔薬の注入は有効であることを明らかにした。1年間の追跡では局所麻酔薬単独使用よりステロイド併用のほうが優れている可能性も示唆している。Pain Practice誌2013年9月(オンライン版2012年12月27日)の掲載報告。 研究グループは、腰椎椎間板ヘルニアまたは神経根炎患者120例を対象に、局所麻酔薬(リドカイン0.5%、6mL)単独使用と局所麻酔薬(リドカイン0.5%、5mL)+ステロイド(ベタメタゾン1mL)併用の椎弓間硬膜外注射を比較する無作為化二重盲検比較試験を実施した。 主要評価項目は、疼痛緩和および50%以上の機能改善である。 主な結果は以下のとおり。・2回の治療で3週間以上疼痛が緩和し有意な改善がみられたのは、局所麻酔薬単独使用群80%、ステロイド併用群86%であった。・1年間(52週)の平均治療回数は局所麻酔薬単独使用群3.6回、ステロイド併用群4.1回で、鎮痛が得られていた期間はそれぞれ33.7±18.1週および39.1±12.2週であった。~進化するnon cancer pain治療を考える~ 「慢性疼痛診療プラクティス」連載中!・身体の痛みは心の痛みで増幅される。知っておいて損はない痛みの知識・脊椎疾患にみる慢性疼痛 脊髄障害性疼痛/Pain Drawingを治療に応用する・無視できない慢性腰痛の心理社会的要因…「BS-POP」とは?

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パニツムマブの負の効果予測因子、KRAS以外にもある可能性/NEJM

 上皮増殖因子受容体(EGFR)を標的とする完全ヒト型モノクローナル抗体であるパニツムマブ(Pmab、商品名:ベクティビックス)は、KRAS遺伝子エクソン2の変異を有する転移性大腸がん(mCRC)患者では効果が低いことが報告されている。フランス・Institut de Cancerologie de l’ Ouest(ICO)Rene GauducheauのJean-Yves Douillard氏らは、PRIME試験についてバイオマーカー解析を行い、KRAS遺伝子エクソン2変異以外の遺伝子変異も、Pmabの負の効果予測因子となる可能性を示した。NEJM誌2013年9月12日号掲載の報告。変異有無別の有用性を、前向き、後ろ向きに解析 PRIME試験は、mCRCの1次治療においてPmab+FOLFOX4(オキサリプラチン/フルオロウラシル/ロイコボリン)併用療法とFOLFOX4単独療法の有用性を比較する国際的な多施設共同無作為化第3相試験。 今回、研究グループは、前向きおよび後ろ向きのバイオマーカー解析を行い、RAS遺伝子(KRASとNRAS)またはBRAF遺伝子の変異の有無別に、Pmab+FOLFOX4併用の有効性と安全性をFOLFOX4単独と比較した。 KRAS遺伝子エクソン2の変異のないmCRC患者639例には、KRAS遺伝子エクソン3、4、NRAS遺伝子エクソン2、3、4、BRAF遺伝子エクソン15のうち1つ以上の変異が認められた。遺伝子変異の検査結果は、RAS遺伝子が90%(1,060/1,183例)から、BRAF遺伝子は52%(619/1,183例)から得られた。RAS遺伝子変異のない患者には有効 RAS遺伝子変異のない512例における無増悪生存期間(PFS)中央値は、Pmab+FOLFOX4併用群の10.1ヵ月に対し、FOLFOX4単独群は7.9ヵ月であり、有意な差が認められた(併用療法による病態進行または死亡のハザード比[HR]:0.72、95%信頼区間[CI]:0.58~0.90、p=0.004)。全生存率(OS)中央値も、併用群が26.0ヵ月と、FOLFOX4単独の20.2ヵ月に比べ有意に延長した(同:0.78、0.62~0.99、p=0.04)。 RAS遺伝子変異のある548例では、PFS中央値は併用群が7.3ヵ月、FOLFOX4単独群は8.7ヵ月(HR:1.31、95%CI:1.07~1.60、p=0.008)、OS中央値はそれぞれ15.6ヵ月、19.2ヵ月(同:1.25、1.02~1.55、p=0.03)であり、併用群が有意に不良であった。 KRAS遺伝子エクソン2に変異がなく、他のRAS遺伝子変異を有する108例のPFS中央値は、併用群が7.3ヵ月、FOLFOX4単独は8.0ヵ月(HR:1.28、95%CI:0.79~2.07、p=0.33)、OS中央値はそれぞれ17.1ヵ月、18.3ヵ月(同:1.29、0.79~2.10、p=0.31)であり、いずれも両群間に差を認めなかった。 KRAS遺伝子エクソン2の変異を有する440例のPFS中央値は、併用群が7.3ヵ月、FOLFOX4単独群は8.8ヵ月(HR:1.29、95%CI:1.04~1.62、p=0.02)、OS中央値はそれぞれ15.5ヵ月、19.3ヵ月(同:1.24、0.98~1.57、p=0.07)であり、KRAS遺伝子エクソン2に変異がなく他のRAS遺伝子変異のある患者とほぼ一致していた。 BRAF遺伝子変異は不良な予後の予測因子である可能性が示唆された。また、新たな有害事象の発現はなく、RAS遺伝子変異のない患者および変異のある患者の安全性プロフィールは、KRAS遺伝子エクソン2変異のない患者と同じであった。 著者は、「KRAS遺伝子エクソン2変異に加え他のRAS遺伝子変異を有する転移性大腸がん患者では、Pmab+FOLFOX4併用療法は有効ではないことが予測される。RAS遺伝子変異のない患者では本併用療法が有効であった」とまとめ、「これらの知見を確定するには抗EGFR療法に関する統合解析またはメタ解析を要する」と指摘している。

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爪真菌症にアルバコナゾールが奏効

 新たなトリアゾール系経口抗真菌薬アルバコナゾール(国内未承認)について、足親指の遠位爪甲下型爪真菌症に対する高い有効性と安全性が確認されたことが報告された。アイスランド大学のBarour Sigurgeirsson氏らによる4つの用量レジメンについて検討した第2相無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験の結果、示された。爪真菌症に対する有効な治療としては、テルビナフィン(商品名:ラミシールほか)、イトラコナゾール(同:イトリゾールほか)があるが、頻繁な反復投与を必要とする頻度が高く、肝・心臓の有害事象を引き起こす可能性がある。今回の試験ではアルバコナゾールの4レジメンともに肝・心臓の重大有害事象はみられなかったという。Journal of the American Academy of Dermatology誌2013年9月号(オンライン版2013年5月22日号)の掲載報告。 研究グループは、足親指の遠位爪甲下型爪真菌症に対するアルバコナゾール週1回投与の有効性と安全性について検討した。試験は、584例の患者を、アルバコナゾール100~400mg、またはプラセボをそれぞれ週1回投与する二つの群に割り付け行われた。治療期間は24週間または36週間であった。 有効性の指標は、52週時点での菌学的治癒および爪が透明またはほぼ透明であることとした。 主な結果は以下のとおり。・52週時点の有効率は、4つの用量レジメンすべての治療群(21~54%)がすべてプラセボ(1%)よりも有意に高かった(すべての群のp<0.001)。・ほとんどの群で患者の5%以上が、治療奏効を24週時点で達成していた。・有害事象の大部分は軽度~中程度であった。・治療関連の有害事象は3%以内であった。また、治療関連の肝・心臓の重大有害事象はみられなかった。・今回の試験は、追跡調査期間が短く有効性の最大値を評価することができなかったこと(治癒率が試験終了時点で増大していた)、アルバコナゾールの有効性と忍容性についてほかの治療薬との比較は行われなかったこと、目標病変の足指の爪の変化は主観的評価であったという点について限界があった。・以上を踏まえて著者は、「アルバコナゾールは爪真菌症に対して、いずれの用量でも忍容性は良好で高い治癒率を示した」と結論している。

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女性にも薬剤溶出ステントは有効か?/Lancet

 冠動脈疾患の男性患者だけでなく女性患者においても、薬剤溶出ステント(DES)はベアメタルステント(BMS)に比べ有効性と安全性が優れることが、スイス・ベルン大学病院のGiulio G Stefanini氏らの検討で確認された。冠動脈疾患の治療におけるDESの安全性と有効性はさまざまな無作為化試験で検討されているが、登録患者に占める女性の割合が約25%と低いため、女性におけるDESの有用性を評価する十分なパワーを有する単一の試験はないという。Lancet誌オンライン版2013年9月2日号掲載の報告。日本人女性患者を含む26試験の統合解析 研究グループは、女性におけるDESの有用性を評価するために、2000~2013年に実施された26件のDESに関する無作為化試験に参加した女性のデータを収集し、統合解析を行った。解析には、日本のRESET試験(3,197例、女性23%、2012年)が含まれた。 BMS、旧世代DES[シロリムス溶出ステント(Cypher)、パクリタキセル溶出ステント(Taxus)]、新世代DES[エベロリムス溶出ステント(Xience、Promus)、ゾタロリムス溶出ステント(Endeavor、Resolute)、バイオリムス溶出ステント(Biomatrix、Nobori)、シロリムス溶出ステント(Yukon)]の3群に分けてアウトカムを解析した。 安全性の主要評価項目は、死亡と心筋梗塞の複合エンドポイントとし、副次評価項目は、ステント血栓症(疑い例を含む)であった。有効性の主要評価項目は標的病変再血行再建術の施行とした。死亡/心筋梗塞:12.8 vs 10.9 vs 9.2%、ステント血栓症:1.3 vs 2.1 vs 1.1% 26試験に参加した4万3,904例のうち女性は1万1,557例(26.3%)で、BMS留置例が1,108例(9.6%)、旧世代DES留置例が4,171例(36.1%)、新世代DES留置例は6,278例(54.3%)であった。 全体の平均年齢は67.1歳で、BMI 28.1、糖尿病31.2%、高血圧75.6%、高コレステロール血症67.6%、喫煙者26.7%、冠動脈疾患家族歴39.5%、心筋梗塞の既往19.0%、PCI施行歴20.6%、CABG施行歴5.0%、多枝病変28.8%であった。平均フォローアップ期間は2.9年だった。 留置後3年時の安全性の複合エンドポイントの累積発生率は、BMS留置例が12.8%(132例)、旧世代DES留置例が10.9%(421例)、新世代DES群は9.2%(496例)であった(全体:p=0.001、旧世代と新世代DESの比較:p=0.01)。ステント血栓症の発症率は、BMS留置例が1.3%(13例)、旧世代DES留置例が2.1%(79例)、新世代DES群は1.1%(66例)だった(同:p=0.01、p=0.002)。 3年時の標的病変再血行再建術の施行率は、BMS留置例が18.6%(197例)、旧世代DES留置例が7.8%(294例)、新世代DES群は6.3%(330例)であり、DESの使用により有意に低下した(全体:p<0.0001、旧世代と新世代DESの比較:p=0.005)。これらの結果は、多変量解析にてベースラインの患者背景で調整しても変わらなかった。 著者は、「女性患者では、BMS留置例に比べDES留置例で長期的な有効性と安全性が優れ、新世代DESは旧世代DESに比べ良好な安全性を示した」と結論し、「新世代DESは女性患者における経皮的冠動脈再建術の標準治療とみなされる」と指摘している。

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成人の慢性疼痛患者 6人に1人は小児期から

 小児期の慢性疼痛は成人期になっても続く場合があることが、米国・ミシガン大学のAfton L. Hassett氏らのアンケート調査で確認された。成人の慢性疼痛患者の6人に1人は小児期または青年期に慢性疼痛の既往があり、こうした患者の多くは広範痛で、神経障害を来しており、精神疾患や身体機能悪化を伴う傾向にあったという。Journal of Pain誌オンライン版2013年9月9日号の掲載報告。 疼痛のため大学病院の疼痛専門クリニックを新たに受診した、成人患者1,045例(平均年齢49.5±15.4歳)を対象に、自己評価質問票を用い疼痛の特性を小児期も含めて調査した。 主な結果は以下のとおり。・成人慢性疼痛患者の約17%(176例)が小児期(または青年期)に慢性疼痛の既往があり、そのうち約80%の患者は小児期の疼痛が現在まで続いていた。・小児期慢性疼痛の既往を有する患者は、68%が女性で、85%は広範痛を有していた。・同患者は小児期慢性疼痛の既往がない患者に比べ、線維筋痛症のリスクが約3倍(オッズ比[OR]:2.94、95%信頼区間[CI]:2.04~4.23)であり、慢性疼痛の家族歴がある場合のリスクは約2倍(同:2.03、1.39~2.96)、精神疾患を有する近親者がいる場合のリスクは約3倍(同:2.85、1.97~4.11)であった。・小児期慢性疼痛の既往を有する患者は既往がない患者に比べ、疼痛に関して神経障害性疼痛をうかがわせる表現を用い(OR:1.82、95%CI:1.26~2.64)、やや身体機能状態が悪く(p=0.002)、不安が増加していた(OR:1.77、95%CI:1.24~2.52)。~進化するnon cancer pain治療を考える~ 「慢性疼痛診療プラクティス」連載中!・身体の痛みは心の痛みで増幅される。知っておいて損はない痛みの知識・脊椎疾患にみる慢性疼痛 脊髄障害性疼痛/Pain Drawingを治療に応用する・無視できない慢性腰痛の心理社会的要因…「BS-POP」とは?

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高齢化社会とてんかん

赤松 直樹 氏(産業医科大学 神経内科 准教授)は、「高齢化社会とてんかん」と題して講演を行った。まず冒頭で、てんかんはかつて「小児の疾患」と捉えられることが多かったが、高齢者人口の増加に伴い、高齢者のてんかんの発症率も増加傾向にあるという現況を紹介した。高齢者のてんかんについて、わが国における大規模研究のデータはまだないものの、米国てんかん協会(American Epilepsy Society: AES)の研究によれば、てんかん治療患者の約3分の1は高齢者であるという。高齢者てんかんで多くみられる複雑部分発作は、認知症による異常行動との鑑別が難しく、誤診される場合も多いため、結果としててんかんが見逃され、診断の遅れや誤りにつながっている。また、認知症患者ではてんかん発症リスクが10~20%と高いが、この発症率の高さはあまり知られていないようである。赤松氏は、てんかん診断のポイントについて、まず基本として「問診」と「脳波」を挙げた。また、発作型を念頭においた診断、鑑別診断も重要であり、高齢者てんかんでは初発発作から治療を開始することも多いという。また赤松氏は、高齢者てんかんの臨床的特徴を明らかにするべく、産業医科大学てんかん専門外来を受診した高齢者てんかん患者125人を対象として行った比較検討において、高齢者てんかんは65歳以上で発症する割合が高い症候群診断は、発症年齢にかかわらず側頭葉てんかんが最も多い発作型は複雑部分発作、二次性全般化発作が多いが、高齢発症では複雑部分発作の割合がより高くなる発症原因は明らかでない症例が最も多く、発症時期が高齢であるほどその確率が高い傾向にある。原因が明らかな症例では、脳血管障害が最も多い高齢発症では9割近くの症例が単剤で治療されているといった結果をデータと共に紹介した。最後に、てんかんの診断が高齢者に与える影響として、発作による転倒・骨折、内服による副作用といった「日常生活」に関するもの、偏見や不安などの「心理面」に関するものを挙げた。そして、「高齢者てんかん治療の際にはこうした高齢者特有の問題に配慮することが重要である」という言葉で講演を結んだ。(ケアネット 有田衣里)

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うつ病に対するアリピプラゾール強化療法、低用量で改善

 大うつ病性障害(MDD)に対する低用量アリピプラゾールの強化療法について、プラセボと比べてうつ病サブスケールについては有意な改善が示されることが明らかになった。米国・マサチューセッツ総合病院のChristina Dording氏らによる検討の結果で、忍容性については身体症状の悪化がない場合に良好である可能性が示された。結果を踏まえて著者は、さらなる前向き試験において同療法がもたらす効果をMDDの症状別に検討する必要があるとまとめている。International Clinical Psychopharmacology誌2013年9月号の掲載報告。 研究グループは最近、MDDに対する低用量アリピプラゾール強化療法についての検討を行い、有意ではなくとも有益であることが認められたとした。また、二次的研究において、アリピプラゾールがケルナー症状質問票(KSQ)の4つのサブスケール(抑うつ、不安、身体症状、敵意)について改善をもたらすかを調べた。本検討では、SSRIまたはSNRIに対する十分な反応を示さなかったMDD患者221例の主要アウトカム試験のデータを再解析した。被験者は、経時的並行群間比較デザインを用いて、30日間ずつの2つのフェーズからなる次の3つの投与群、(1)試験薬(アリピプラゾール2mg/日)/ 試験薬(アリピプラゾール5mg/日)投与群、(2)プラセボ/ 試験薬(アリピプラゾール2mg/日)投与群、(3)プラセボ/ プラセボ投与群、に無作為に割り付けられ追跡された。Well-beingサブスケールとReversal Distressed Anxiety Subscalesについて、ベースラインからエンドポイントまでのKSQスコアの変化を調べた。 主な結果は以下のとおり。・うつ病サブスケールについてのKSQスコア変化は、プラセボよりもアリピプラゾールのほうが有意に改善したことが示された(p=0.0327)。・不安および敵意サブスケールにおいても、アリピプラゾールの改善がプラセボよりも優れていたが、有意ではなかった。・身体症状サブスケールは、有意な変化がみられなかった。・以上のように、アリピプラゾール強化療法はプラセボと比べて、KSQのうつ病サブスケールにおいてのみ有意な改善を示した。低用量投与は、不安と敵意のスケールには十分な影響を及ぼさない可能性が示された。・低用量の良好な忍容性は、身体症状の悪化がない場合に認められる可能性があった。・MDDの症状別に、低用量アリピプラゾール強化療法の効果をより明らかにする前向き研究が必要である。関連医療ニュース アリピプラゾール治療を見極めるタイミングは何週目か 各抗うつ薬のセロトニン再取り込み阻害作用の違いは:京都大学 抗精神病薬による高プロラクチン血症に関するレビュー

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胸やけ、胃酸の症状を管理するiPhoneアプリ

 第一三共とアストラゼネカは18日、逆流性食道炎の患者の症状をサポートするさまざまな機能を備えたiPhoneアプリ『胸やけ・呑酸ノート』をリリースした。 『胸やけ・呑酸ノート』の主な機能は、胸やけ・呑酸症状やそれによる睡眠障害などの有無を簡便に記録できる「症状チェック」、服薬中の薬をカレンダーに記録し飲み忘れ防止や通院日をアラーム設定できる「おくすりチェック」、症状チェックで記録した症状やそれによる睡眠障害の推移を確認できる「胸やけ・呑酸 症状グラフ」などがある。 その他にも、食事回数と内容を記録する「お食事写真日記」、同じ症状にまつわるツイート情報を日本地図上に表示し分布を確認できる「胸やけ・呑酸注意報!」などが備えられている。詳細はプレスリリースへhttp://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/006024.htmlhttp://www.astrazeneca.co.jp/media/pressrelease/Article/20130917

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急性心筋梗塞の再潅流療法において血栓吸引は有用か?(コメンテーター:上田 恭敬 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(131)より-

本論文は、スウェーデンの国家的レジストリーであるSwedish Coronary Angiography and Angioplasty Registry(SCAAR)に登録されている患者に加えて、デンマークの追加施設から同レジストリーシステムへ登録される患者を対象として行われた多施設、前向き、オープンラベル、無作為化比較対照試験Thrombus Aspiration in ST-Elevation Myocardial Infarction in Scandinavia(TASTE) trialの結果についての報告である。 対象症例は発症24時間以内のST上昇型急性心筋梗塞であり、マニュアルによる血栓吸引療法の有用性を30日以内の全死亡(一次エンドポイント)で評価している。二次エンドポイントは、30日以内の再梗塞による入院、ステント血栓症、標的血管再血行再建術(TVR)施行、標的病変再血行再建術(TLR)施行、および全死亡と再梗塞の複合エンドポイントとしている。7,244例がランダム化され、結果としてはいずれのエンドポイントにも群間に有意差を認めなかったことから、血栓吸引療法に有用性を認めないとしている。 たしかに、ここで設定されたエンドポイントに著明な有意差がつくほどの効果はないのであろう。しかし、もともと血栓吸引療法をしない場合に、血栓の末梢塞栓やslow flow/no flowが生じてSTの再上昇や梗塞サイズの増大を生じたと思われる症例はまれであり、さらにそれらを生じた症例中にはプラーク内容物の末梢塞栓が原因で、血栓吸引療法では予防できない症例も含まれていることを考慮すると、血栓吸引療法が単独で心機能保護に役立つ症例は非常にまれと思われ、死亡率低下にまで役立つ症例はさらにまれと思われる。ただし、末梢の血管構築が見えるようになることで、その後のPCI手技が容易になるために合併症が減るといった効果も、とくに未熟な術者に対しては期待される。 さらに、特定のサブ集団では血栓吸引療法の有用性が示される可能性も残されていると考える。実際、この試験において4,697例がランダム化されずに除外されており、血栓吸引療法が必要との判断で除外された症例も7%含まれることや、血栓吸引療法非施行群に割り付けられたのに実際には施行された症例や、その逆のクロスオーバー症例がそれぞれ5%、6%含まれることが記載されており、これらのために血栓吸引療法の効果が過小評価されてしまったのではないかとの危惧が残る。 これらのことを考慮すれば、本試験の結果の解釈は、血栓吸引療法には「ルーチン使用した場合に死亡などのアウトカムを有意に改善するほどの著明な効果はないが、逆に有害でもない」、さらに「有用性が示される特定のサブ集団が存在するか否かについてはさらに検討が必要である」とすべきである。有害でないことが示され、有用性が完全には否定されていないと思われる血栓吸引療法に関しては、現時点ではその施行を容認すべきではないだろうか。 同様の状況は末梢保護デバイスについてもあてはまる。これまでに存在するエビデンスからは、急性冠症候群や安定狭心症症例全体において末梢保護デバイスの有用性は示されていないが、slow flow/no flowの高リスク症例を対象とすることによってその有用性を示そうとする臨床試験がいくつか進行中である。末梢保護デバイスが有用な症例が存在することは、経験的には多くの循環器専門医が認めるだろうが、それをエビデンスとして示すことは難しいようである。 本当にその治療法を必要とする対象をランダム化できない限り、その効果を正しく判断することはできない。本論文のような結果に基づいて血栓吸引療法をすべきでないと短絡的に主張する者が現れ、実際は有用である可能性がある治療法を葬り去ることにならないかと危惧する。

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新旧抗凝固薬とアスピリンの効果比較:静脈血栓症の二次予防/BMJ

 近年発売された抗凝固薬と抗血小板薬は、プラセボや経過観察と比較して静脈血栓症(VTE)の二次予防効果が認められることが、カナダ・オタワ大学のLana A Castellucci氏らによる、12試験・被験者総数1万例超のシステマティックレビューとメタ解析の結果、明らかになった。同解析において効果が最も高かったのは標準補正用量ビタミンK拮抗薬だったが、一方で重大出血リスクも最も高かった。また、効果が最も低かったのはアセチルサリチル酸であったという。これまで抗凝固薬・抗血小板薬の静脈血栓症二次予防効果については、意見が分かれていた。BMJ誌オンライン版2013年8月30日号掲載の報告より。抗凝固薬4種と抗血小板薬1種の無作為化試験をメタ解析 研究グループはMedline、Embase、Cochrane Register of Controlled Trialsなどをデータソースに、抗凝固薬のダビガトラン(商品名:プラザキサ)、リバーロキサバン(同:イグザレルト)、アピキサバン(同:エリキュース)、ビタミンK拮抗薬(ワルファリン)と、抗血小板薬のアセチルサリチル酸(アスピリン)の、VTEの二次予防効果に関する試験(プラセボか経過観察で比較検討)を検索した。そのうち、採択基準を満たした12の無作為化比較試験について解析を行った。 主要アウトカムは、VTEの再発と重大出血の発生とした。 試験全体で、有効性の評価に関わる被験者総数は1万1,999例、安全性の評価では1万2,167例のデータが解析に組み込まれた。すべての抗凝固薬群と抗血小板薬群でVTEの再発リスクが減少 解析の結果、プラセボ群または経過観察群と比較して、すべての抗凝固薬群と抗血小板薬群においてVTEの再発リスク減少が認められた。 プラセボ群や経過観察群に比べ、同リスク減少が最大だったのは、標準補正用量(目標国際標準化比[INR]:2.0~3.0)のビタミンK拮抗薬だった(オッズ比[OR]:0.07、95%確信区間[CI]:0.03~0.15)。反対に同減少が最小だったのは、アセチルサリチル酸だった(同:0.65、0.39~1.03)。 また重大出血リスクも、標準補正用量ビタミンK拮抗薬が、プラセボ群・経過観察群に比べ高かった(OR:5.24、95%CI:1.78~18.25)。致死的VTEの再発はいずれもまれだった。 これらの結果を踏まえて著者は、「VTE二次予防について異なる治療戦略の有効性と安全性を評価する際は、VTE再発と重大出血イベントの割合を考慮すべきである。そして抗凝固薬治療を患者に適応する際は、患者個々のリスク因子、死亡症例、コスト、ライフスタイルの修正、検査モニタリングの負担、患者の価値観と選択なども考慮すべきである」とまとめている。

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