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急性増悪期統合失調症患者における抗精神病薬への反応

 早期発症統合失調症は、成人期発症とつながっているが、青年を対象とした抗精神病薬の投与と臨床反応との定量的な関係についての研究は、成人を対象とした調査と比較し、あまり行われていない。米国・メリーランド大学のShamir N. Kalaria氏らは、成人および青年の統合失調症患者における抗精神病薬への治療反応について調査を行った。Journal of Clinical Pharmacology誌オンライン版2020年1月28日号の報告。 1993~2017年に米国FDAへ提出された利用可能な新薬申請書より、第2世代抗精神病薬開発プログラムの臨床効果データを収集した(成人:5,951例、12~17歳の青年:1,035例)。成人と青年の陽性・陰性症状評価尺度(PANSS)合計スコアの長期的な傾向を予測するため、ワイブルプラセボ反応、時間遅延薬物効果、ワイブル構造化ドロップアウトモデルを用いて調査した。 主な結果は以下のとおり。・最大薬物治療効果は、両群間で類似しており、成人では5~11%、青年では5~7%の範囲であると推定された。・50%効果濃度(EC50)の推定値では、4種類の抗精神病薬のすべてにおいて、成人と青年における治療反応関係はが同様であった。・青年のデータと、成人のデータから推定した青年期のデータは一致していた。 著者らは「青年における抗精神病薬への治療反応は、成人と類似していることが確認された。今後、青年向けの第2世代抗精神病薬の開発を促進することができるであろう」としている。

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レンバチニブ+ペムブロリズマブ、進行固形がんの成績/JCO

 新しいがん治療薬として期待される免疫チェックポイント阻害薬について、その活性を増強する研究報告が示された。米国・オレゴン健康科学大学のMatthew H. Taylor氏らは、血管新生阻害による血管内皮増殖因子を介した免疫抑制の調節が、免疫チェックポイント阻害薬の活性を増強する可能性が示唆されていることから、レンバチニブ+ペムブロリズマブ併用療法の第Ib/II相試験を実施。腎細胞がん、子宮内膜がんおよびその他の進行固形がん患者を対象とした同併用療法が、有望な抗腫瘍活性と管理可能な安全性プロファイルを示したことを報告した。Journal of Clinical Oncology誌オンライン版2020年1月21日号掲載の報告。 研究グループは、第Ib相試験としてレンバチニブ+ペムブロリズマブ併用療法の最大耐用量(MTD)を決定した後、第II相試験を実施した。試験適格対象は、転移のある腎細胞がん、子宮内膜がん、頭頸部扁平上皮がん、悪性黒色腫、非小細胞肺がん、尿路上皮がん患者であった。 主要評価項目は、第II相試験における投与24週時の客観的奏効率(ORR)であった。 主な結果は以下のとおり。・全体で137例(第Ib相試験13例、第II相試験124例)の患者が登録された。・用量制限毒性(DLT)として、Grade3の関節痛およびGrade3の疲労の2つが、第Ib相試験の初回投与量で報告され、その後の用量漸増コホートではDLTは認められなかったことから、第II相試験におけるレンバチニブの推奨用量は20mg/日に決定された。・第II相試験での投与24週時のORRは、腎細胞がん63%(19/30例、95%信頼区間[CI]:43.9~80.1%)、子宮内膜がん52%(12/23例、30.6~73.2%)、悪性黒色腫48%(10/21例、25.7~70.2%)、頭頸部扁平上皮がん36%(8/22例、17.2~59.3%)、非小細胞肺がん33%(7/21例、14.6~57.0%)、尿路上皮がん25%(5/20例、8.7~49.1%)であった。・主な治療関連有害事象は、疲労(58%)、下痢(52%)、高血圧(47%)および甲状腺機能低下症(42%)であった。

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小児のCOVID-19、糞便からもウイルス検出

 小児のCOVID-19は通常軽度であるが、臨床プロファイルは不明である。中国・復旦大学附属小児病院のJiehao Cai氏らは、小児症例の疫学的曝露を明らかにするための調査を行ったところ、回復期の呼吸器および糞便検体から長期間にわたってウイルス排出が観察された。また、小児では発症までの期間が6.5日と、成人症例の5.4日よりも長かったことから、小児のCOVID-19ではウイルスの潜伏期間が長い可能性が示唆された。これを踏まえて、研究者らは「これらの疫学的特徴は小児症例を早期に認識して感染予防管理介入を適時に行うための重要な手がかりとなる。ただし、小児のCOVID-19の臨床的特徴と自然史を理解するには、さらなる研究とサーベイランスが必要」としている。Clinical infectious diseases誌オンライン版2020年2月28日号掲載の報告。 研究者らは2020年1月19日~2月3日の期間、COVID-19と診断された小児10例(上海、海南など武漢以外の小児病院に入院)を対象に、duplex one-step real-time RT-PCR法を行った。すべての患者は発症後2日以内に隔離病棟に入院し、鼻咽頭および咽頭スワブで検体を採取した。 入院中はインフルエンザウイルスA型およびB型の定期的な検査も行った。 主な結果は以下のとおり。・10例の年齢は3〜131ヵ月(平均年齢:74ヵ月) だった。・8例は、武漢へ旅行歴のある2019-nCoVに感染した成人と直接接触、もしくは武漢出身者と接触していた。・7例は家庭内暴露、2例はエンデミック、1例は武漢からの成人旅行者2名(バス旅行中に軽度の呼吸器症状を発症、武漢帰宅後にCOVID-19と診断された)から感染した。家庭内曝露7例のうち、子供を含む二次感染の症例数範囲は1~4人(平均:2.43人)だった。また、生後3か月の乳児症例の家庭では、両親が防護対策なしで乳児の世話をし、その7日後にCOVID-19に罹患した。・ 症状は、発熱(8例)、咳(6例)、咽頭痛(4例)、鼻づまり(3例)、くしゃみと鼻漏(2例)がみられ、下痢や呼吸困難はなかった。・発熱はピーク時37.7~39.2℃、発熱24時間後に消失した。・胸部レントゲン写真では4例に片側性の斑状影が認められた。・インフルエンザウイルスA型およびB型はすべて陰性だった。・全症例は酸素療法を必要とせず、対症療法として肺炎患者の一部は抗生物質による治療を受けた。・2019-nCoV RNAは、発症後6~22日(平均:12日)に鼻咽頭/咽頭スワブで採取した検体中から検出されなくなった。 ・6例に対し発症後3~13日の糞便検体を検査したところ、5例で陽性だった。2月19日の時点で、これら5例は発症後18~30日以内の糞便中に2019-nCoV RNAが検出されており、綿密な追跡調査を行っている。・5例について、発症2〜3日後の尿と血清を検査したが、すべて陰性だった。

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高血圧患者以外でもナトリウム摂取量削減に応じて血圧低下/BMJ

 食事からのナトリウム(塩分)摂取量の削減による血圧の低下には、強力な用量反応関係がみられ、降圧効果は高齢者や非白人、血圧が高い集団で大きいことが、オーストラリア・シドニー大学のLiping Huang氏らの検討で明らかとなった。研究の成果は、BMJ誌2020年2月25日号に掲載された。ナトリウム摂取量が多いほど血圧が上昇することは、広範なエビデンスによって示されている。一方、高血圧患者では、血圧に及ぼすナトリウム摂取量削減の効果は明らかだが、他の集団での効果は不確実であり、介入期間の影響も十分には解明されていないという。ナトリウム摂取量の削減と血圧変動の関係を評価 研究グループは、食事からのナトリウム摂取量の削減と血圧変動の関係を評価し、介入期間の影響を探索する目的で、系統的レビューとメタ解析を行った(研究助成は受けていない)。 2019年1月21日現在、医学データベースに登録された論文を検索し、関連論文の引用文献を参照した。対象は、24時間尿中ナトリウム排泄量を用いて、ナトリウム摂取量を削減した群と、通常または高摂取量の群(対照)を比較し、収縮期血圧(SBP)と拡張期血圧(DBP)のデータを提示している無作為化試験とした。年齢18歳未満、妊婦、慢性腎臓病や心不全の患者を対象とする試験は除外された。 3人のレビュアーのうち2人が独立に、データの適格性を評価した。1人のレビュアーがすべてのデータを抽出し、他の2人のレビュアーがデータの正確度を評価した。変量効果によるメタ解析とサブグループ解析を行い、メタ回帰分析を実施した。ナトリウム摂取量削減による血圧の低下を多様な集団で観察 133件の試験に参加した1万2,197例が主解析に含まれた。 全体として、ナトリウム摂取量の削減により、24時間尿中ナトリウム排泄量は平均130mmol(95%信頼区間[CI]:115~145、p<0.001)減少し、SBPは4.26mmHg(3.62~4.89、p<0.001)、DBPは2.07mmHg(1.67~2.48、p<0.001)、それぞれ有意に低下した。 メタ解析や単変量メタ回帰分析では、ナトリウム摂取量削減と血圧の間に明確な関係性は認められなかった。一方、多変量メタ回帰分析を行ったところ、24時間尿中ナトリウム排泄量が50mmol減少するごとに、SBPは1.10mmHg(95%CI:0.66~1.54、p<0.001)、DBPは0.33mmHg(0.04~0.63、p=0.03)低下した。 ナトリウム摂取量削減による血圧の低下は、高血圧や非高血圧を含む多様な集団で観察された。また、24時間尿中ナトリウム排泄量の低下が同じ場合は、高齢者、非白人、ベースラインのSBPが高い集団でSBP低下の程度が大きかった。 介入期間が15日未満の試験では、24時間尿中ナトリウム排泄量の50mmolの減少により、SBPが1.05mmHg(95%CI:0.40~1.70、p=0.002)低下したが、これは介入期間の長い試験の降圧効果(2.13mmHg低下、95%CI:0.85~3.40)の半分にも達していなかった(p=0.002)。また、介入期間とDBP低下の関連には、一貫性のあるパターンはみられなかった。 著者は、「ナトリウム摂取量の削減は、きわめて広範な集団に降圧をもたらし、削減の程度と血圧低下の程度には強力な用量反応関係が認められた」とまとめ、「介入期間が短い試験では、ナトリウム摂取量削減の血圧への影響が過小評価されている」と指摘している。

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簡略化MRI、高濃度乳房で高い乳がん検出率/JAMA

 高濃度乳房(dense breast)女性の乳がんスクリーニング検査では、簡略化乳房MRI(AB-MRI)はデジタル乳房トモシンセシス(DBT)に比べ、浸潤性乳がんの検出率が有意に高いことが、米国・スローン・ケタリング記念がんセンターのChristopher E. Comstock氏らECOG-ACRIN Cancer Research Groupが行ったEA1141試験で示された。研究の成果は、JAMA誌2020年2月25日号に掲載された。高濃度乳房の女性は乳がんのリスクが高く、マンモグラフィでも早期診断が難しいため、スクリーニング検査法の改良が求められているという。2つの検査を受けた女性を長期に追跡した横断研究 本研究は、高濃度乳房女性の乳がんスクリーニングにおけるAB-MRIとDBTの診断能を比較する横断研究である(米国国立がん研究所[NCI]などの助成による)。米国の47施設とドイツの1施設が参加し、2016年12月~2017年11月の期間に患者登録が行われ、2019年9月までフォローアップが実施された。 対象は、年齢40~75歳、直近のマンモグラフィによるスクリーニング検査で高濃度乳房(米国放射線学会[ACR]の定義で、heterogeneously denseまたはextremely dense)とされ、DBTによる乳がんスクリーニング検査を受ける予定の臨床的に無症状の女性であった。 被験者は、ベースラインと1年後に、AB-MRI(造影剤投与前後にT2強調とT1強調画像を10分以内に撮像)とDBTの両方を受けた(検査間隔は24時間以内)。2つの検査の施行順は、中央で無作為化された。読影バイアスを回避するために、2人の乳房放射線科医が独立に、互いの検査結果をブラインドした状態で読影した。 DBTで陽性所見の女性は、追加画像検査を受けるよう勧められ(コールバック)、AB-MRIの施行前に最終診断が行われた。また、AB-MRIまたはDBTで「良性腫瘍が弱く疑われる(probably benign)」所見の女性は、6ヵ月後に「短期フォローアップ」として画像検査が推奨された。 主要評価項目は、浸潤性乳がんの検出率とした。副次評価項目には、感度、特異度、追加画像検査推奨率(コールバック+短期フォローアップの推奨)、生検の陽性反応適中度(PPV)が含まれた。浸潤性乳がんまたは非浸潤性乳管がん(DCIS)、あるいは双方の発現を、これら評価項目の陽性参照基準と定義した。また、コア生検または外科的生検の病理所見を、がん検出率とPPVの参照基準とした。追加画像検査推奨率やPPVに差はない 1,516例の女性が登録され、1,444例(96%、年齢中央値54歳[範囲:40~75])が2つの検査の双方を受けた。高濃度乳房のACR分類の内訳は、heterogeneously denseが77%、extremely denseは15%だった。 17例の女性(19病変)が、DCISの有無にかかわらず浸潤性乳がんが陽性で、6例はDCISが単独で陽性であった。フォローアップ期間中に、中間期がんは認められなかった。 AB-MRIは、17例の浸潤性乳がんをすべて検出し、6例のDCISのうち5例を検出した。また、DBTは、浸潤性乳がん女性17例中7例を、DCIS女性6例中5例を検出した。浸潤性乳がん検出率は、AB-MRIは1,000例当たり11.8例(95%信頼区間[CI]:7.4~18.8)、DBTは1,000例当たり4.8例(2.4~10.0)であり、1,000例当たりの差は7例(2.2~11.6)と、AB-MRIで有意に良好であった(exact McNemar検定のp=0.002)。 浸潤性乳がんおよびDCISの検出の感度は、AB-MRIが95.7%(95%CI:79.0~99.2)、DBTは39.1%(22.2~59.2)であり(p=0.001)、特異度はそれぞれ86.7%(84.8~88.4)および97.4%(96.5~98.1)であった(p<0.001)。また、追加画像検査推奨率は、AB-MRIが7.5%(6.2~9.0)、DBTは10.1%(8.7~11.8)であり、有意な差はなかった(Bonferroni補正後のp=0.02[p<0.01で有意差ありと定義])。また、生検のPPVは、AB-MRIが19.6%(13.2~28.2)、DBTは31.0%(17.0~49.7)だった(p=0.15)。 1年以内に12例に13件の有害事象が認められた。8件(62%)はGrade1またはそれ以下であった。最も頻度の高い有害事象は、軽度アレルギー反応(3件)と不安(2件)だった。 著者は、「スクリーニング検査法と臨床アウトカムの関連を、よりよく理解するためにさらなる研究を要する」としている。

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スマホでSpO2を測定する時代!【Dr. 倉原の“おどろき”医学論文】第158回

スマホでSpO2を測定する時代!photoACより使用最近、iPhoneが医療現場で活躍するようになりました。Gram染色を撮影するときの専用レンズ、ダーモスコピーのように皮膚所見が拡大できるレンズ、ポータブルエコーアプリケーション。すげぇなAppleと思います。しかし、なかなかiPhoneアプリの臨床試験って出てこないんですよね。Jordan TB, et al.The utility of iPhone oximetry apps: A comparison with standard pulse oximetry measurement in the emergency department.Am J Emerg Med. 2019 Jul 15. pii: S0735-6757(19)30467-X. doi: 10.1016/j.ajem.2019.07.020. [Epub ahead of print] 日本ではまだ普及していませんが、iPhone用のパルスオキシメーターアプリケーションがいくつか登場しています。これがあれば、iPhoneでSpO2が測定できる、ということです。これは、異なる3つのiPhoneのパルスオキシメーターアプリケーションの精度を、通常のパルスオキシメーターのSpO2と比べたシンプルな研究です。iPhone 5sにダウンロードしたのは、3つのアプリケーションで、それぞれ"Pulse Oximeter" (Pox)、"Heart Rate and Pulse Oximeter" (Ox)、外付けパルスオキシメーターのiOxです。救急外来にやってきた循環器・呼吸器系疾患のあるSpO2≦94%の患者さんを登録し、全員にこのアプリケーションを試してもらいました。合計191人が登録されました。通常SpO2と比較した一致相関係数は、iOxで0.55(95%信頼区間[CI]:0.46~0.63)、POxは0.01(95%CI:-0.09~0.11)、Oxは0.07(95%CI:-0.02~0.15)でした。かなり差がありますね。191人のうち68人(35%)が低酸素血症で、これを同定する感度はそれぞれのアプリで69%、0%、7%で、特異度は89%、100%、89%でした。もっとも精度の高いiOxでさえも21人(11%)が低酸素血症なしと誤認され、22人(12%)が低酸素血症ありと誤認されました。Amazonでもパルスオキシメーターが安値で手に入る時代ですし、救急外来でもすぐにパルスオキシメーターが測定できる時代ですから、あえてiPhoneにパルスオキシメーターアプリをダウンロードする意味って……。うーん……ないですね!(ズコー)。

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認知症に対する園芸療法の有効性~メタ解析

 認知症の患者数は、急速に増加しており、園芸療法などの非薬理学的介入が、これらの患者に対する第1選択治療として推奨されている。園芸療法には、参加型と観賞型があり、過去20年間の多くの研究において、その有効性が検討されている。しかし、これらの研究では、介入方法、アウトカム、測定法が異なっていた。中国・北京大学のYajie Zhao氏らは、認知症患者の認知機能、興奮、ポジティブな感情、エンゲージメントに対する園芸療法の有効性について検討を行うため、システマティックレビューおよびメタ解析を実施した。Journal of Clinical Nursing誌オンライン版2020年2月4日号の報告。 本システマティックレビューは、PRISMAガイドラインに基づいて実施した。2019年7月1日までに、認知症患者に対する園芸療法を評価したランダム化比較試験(RCT)および疑似実験を各種データベースより検索した。バイアスリスクは、CochraneおよびJoanna Briggs Instituteを用いて評価した。リファレンスリストと関連文献の検索を行った。メタ解析には、RevMan 5.3を用いた。 主な結果は以下のとおり。・認知症患者411例を対象とした14研究(RCT:4件、疑似実験:10件)が抽出された。・メタ解析の結果、認知機能、興奮、ポジティブな感情、エンゲージメントの合計スコアに対する参加型園芸療法の有効性に有意な差が認められた。・興奮、ポジティブな感情に対する観賞型園芸療法の有効性は認められなかった。 著者らは「これまでの研究では、認知症患者の認知機能、興奮、ポジティブな感情、エンゲージメントに対する参加型園芸療法の有効性が示唆された。この結果をより明らかにするためには、質の高いオリジナルな研究が必要とされる」としている。

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capmatinib、METΔex14変異非小細胞肺がんのFDAブレークスルーセラピーに/ノバルティス

 ノバルティスは、2020年2月11日、米国食品医薬品局(FDA)がcapmatinib(INC280)の新薬承認申請(NDA)に対する優先審査を受理し、これを許可したと発表した。capmatinibは、METex14変異を有する局所進行または転移を有する非小細胞肺がん(NSCLC)の未治療患者および治療歴のある患者の治療薬として審査が行われているMET阻害薬である。 現在、METex14変異を有する進行NSCLCを標的として承認された治療法はない。NSCLCは肺がん症例の約85%を占めている。METex14変異は、新たに進行NSCLCと確定診断された患者の3~4%に認められ、発がんドライバー遺伝子として認識されている。ノバルティスとFoundation Medicine社の取り組みの一環として、腫瘍組織とリキッドバイオプシーの両方を対象とするcapmatinibのコンパニオン診断の開発が進められている。これらはFoundationOne CDxとFoundation Medicine社のリキッドバイオプシープラットフォームの次のバージョンに組み込まれる予定であり、現在、FDAによる審査が行われている。  capmatinibの承認申請は、GEOMETRY mono-1の第II相試験から得られた結果に基づいて行われた。RECIST v1.1に準拠した盲検下独立判定委員会(BIRC)の評価に基づく全奏効率は、未治療の患者で67.9%(95%信頼区間[CI]:47.6~84.1)、治療歴のある患者で40.6%(95%CI:28.9~53.1)であった。また、奏効期間の中央値は未治療の患者で11.14ヵ月(95%CI:5.55~NE)、治療歴のある患者で9.72ヵ月(95%CI:5.55~12.98)であり、capmatinibがすべての患者において持続的な奏効を示した。すべてのコホート(n=334)において多くみられた治療関連有害事象(AE)は、末梢浮腫(42%)、悪心(33%)、クレアチニン増加(20%)、嘔吐(19%)、倦怠感(14%)、食欲減退(13%)、下痢(11%)であった。

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がん患者のCOVID-19~非がん患者と比べて/Lancet Oncol

 中国およびその他の地域では、SARS-CoV-2による重症急性呼吸器症候群が発生している。がん患者は化学療法や手術などの抗がん治療によって引き起こされる全身性の免疫抑制により、易感染状態であることが多い。そのため、SARS-CoV-2についても感染リスクが高く、さらに感染後も予後不良の可能性がある。 中国の国立呼吸器疾患臨床研究センターと国家衛生健康委員会が協力し、中国全土でCOVID-19症例を観察する前向きコホートを構築した。2020年1月31日のデータカットオフの時点で、31の地方行政区域から2,007例の症例を収集。記録不十分な417例を除外し、1,590例のCOVID-19症例を分析している。Lancet Oncology誌2020年3月1日号では、その中から、がん患者について分析している。・COVID-19患者1,590例のうち18例(1%、95%CI:0.61~1.65)にがんの既往があり、これは285.83/100,000人(0.29%、2015年がん疫学統計)という中国人全体のがんの発生率よりも高かった。・COVID-19を合併した18例のがん患者内訳をみると、最も頻度が高いのは肺がん(5例、28%)であった。・重症イベント(ICU入院、要侵襲的換気または死亡)は、がん患者では39%(18例中7例)に観察されたが、非がん患者では8%(1,572例中124例)で、がん患者で有意に重症イベントのリスクが高かった(p=0.0003)。・重症イベントはさらに、1ヵ月以内に化学療法または外科手術を受けた患者では75%(4例中3例)、受けていない患者では43%(14例中6例)と、化学療法または外科手術を受けた患者でリスクが高かった。・重症イベントまでの時間を評価すると、がん患者では中央値13日、非がん患者では43日で、がん患者のほうが急速に悪化することが明らかになった(年齢調整後HR:3.56、95%CI:1.65~7.69、p<0.0001)。

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ロピナビル・リトナビルで治療したCOVID-19/日本感染症学会

 3月3日、日本感染症学会(理事長:舘田 一博)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の特設ページの中で、宮下 馨氏(国際医療福祉大学熱海病院 糖尿病代謝内科)らによる「ロピナビル・リトナビルで治療した新型コロナウイルス肺炎(COVID-19)の症例報告」を公開した。 症例報告は、クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号に乗船の70代・女性の症例。搬送時には無症状であったものの、のちに高熱と肺炎を生じ、抗HIV薬であるロピナビル・リトナビル配合剤(商品名:カレトラ)で治療を行ったもの。投与後は自覚症状の改善があり、入院後20日間でPCRの陰性化を確認し、退院に至った。症例の経過 2/4 PCR検査を実施し、陽性 2/7 当院に転送(入院時身体症状なし、X線・CT検査所見ともに肺炎像なし) 2/8 検温で37.4℃の発熱(19時) 2/9 検温で39.1℃(16時)。身体症状は倦怠感のみ、CT検査所見で左上葉や右中葉背側部にすりガラス影主体の陰影が出現 2/10 検温では38℃台で経過し、咳嗽や咽頭痛が顕在化 2/11 再度のCT検査でそれぞれの肺野異常陰影が拡大、悪化。カレトラの投与を開始する方針となった 2/12 カレトラ配合錠1回2錠(400/100mg)を1日2回、10日間の計画で投与開始 2/13 夜間に副作用と思われる水様下痢が出現。強い倦怠感は消失 2/14 解熱とともに、下痢に対し整腸剤を処方 2/16 CT検査所見では引き続き病変が増悪。新出病変も認められていた 2/21 CT検査所見で病変の改善が得られた 2/22と/25に喀痰検体によるPCRを実施し、ともに陰性。臨床症状改善とPCR陰性化を確認 2/26 退院重症化予防には肺炎診断を得た時点で治療介入 宮下氏らは考察として「高齢であり、重症化のリスクがあると判断し臨時の倫理委員会の審査のもと早期の介入を決定した」「画像所見の増悪に反し臨床経過は改善に転じており、本例の経過に限って言えばカレトラの投与は好意的に評価して良い」「酸素化低下などの重症化の徴候を待たず、肺炎の診断を得た時点で早期に治療介入を行うことで重症化の阻止、致命率の低下をもたらすことができるかもしれない」とレポートしている。 なお、今回の報告は通常のレポート公開ではなく、緊急性、重要性を鑑み、学会からの緊急報告としてのホームページでの情報公開のお願いにより公開されたものである。

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脳梗塞へのtenecteplase、投与量で改善の違いは?/JAMA

 主幹動脈閉塞の脳梗塞患者において、tenecteplaseの投与量0.40mg/kgは同0.25mg/kgと比較し、血栓除去術施行前の脳再灌流を改善しなかった。オーストラリア・メルボルン大学のBruce C. V. Campbell氏らが、同国27施設およびニュージーランドの1施設で実施した多施設共同無作為化臨床試験「EXTEND-IA TNK Part 2試験」の結果を報告した。先行して行われたEXTEND-IA TNK試験において、同様の脳梗塞患者に対するtenecteplaseによる血栓溶解療法はアルテプラーゼと比較し、血栓除去術施行前の再灌流を改善することが示されていた。JAMA誌オンライン版2020年2月20日号掲載の報告。tenecteplase 0.40mg/kgまたは0.25mg/kgに無作為化 EXTEND-IA TNK Part 2試験は、2017年12月~2019年7月の期間に患者を登録し、非盲検下で治療を行い、画像診断および臨床転帰の評価は盲検下で実施した無作為化臨床試験である。対象は、標準的な静脈血栓溶解療法の適格基準である発症後4.5時間未満で内頸動脈/中大脳動脈/脳底動脈の閉塞を有する脳梗塞成人患者300例で、tenecteplase 0.40mg/kg(最大40mg)群(150例)またはtenecteplase 0.25mg/kg(最大25mg)群(150例)に無作為化し、それぞれ血管内血栓除去術の前に投与した(2019年10月まで追跡調査)。 主要評価項目は、当該虚血領域の50%超の再灌流で、盲検下の神経放射線科医2人による合意に基づく評価とした。 副次評価項目は、90日後の機能障害(modified Rankin Scale[mRS]スコア:0~6点)、mRSスコア0~1または90日時点でベースラインから変化なし、mRSスコア0~2または90日時点でベースラインからの変化なし、早期神経学的改善(3日後のNational Institutes of Health Stroke Scale[NIHSS]スコアの8点以上の低下または0~1点への改善)、36時間以内の症候性頭蓋内出血および全死因死亡であった。tenecteplase投与量の違いで有効性に差はなし 無作為化された300例(平均年齢72.7歳、女性141例[47%])が試験を完遂した。 主要評価項目を達成した患者の割合は、tenecteplase 0.40mg/kg群19.3%(29/150例)vs. tenecteplase 0.25mg/kg群19.3%(29/150例)であった(補正前リスク差:0.0%[95%信頼区間[CI]:-8.9~−8.9]、補正後リスク比:1.03[0.66~1.61]、p=0.89)。 6つの副次評価項目についても、tenecteplase 0.40mg/kg群とtenecteplase 0.25mg/kg群の間で、4つの機能アウトカムのみならず、全死因死亡(26例[17%]vs.22例[15%]、補正前リスク差:2.7%[95%CI:-5.6~11.0])、ならびに症候性頭蓋内出血(7例[4.7%]vs.2例[1.3%]、3.3%[-0.5~7.2])も有意差は認められなかった。

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HPVワクチン+検診で子宮頸がん撲滅可能/Lancet

 今世紀末までに、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種率が上昇できれば、ほとんどの低~中所得国(LMIC)における子宮頸がんを撲滅可能であることが示された。また検診の受診率上昇が、子宮頸がんの減少を促進し、疾病負荷の最も高い国における子宮頸がんの撲滅に必要であることも示唆された。カナダ・ラヴァル大学のMarc Brisson氏らが、LMIC 78ヵ国を対象とした、世界保健機関(WHO)の子宮頸がん撲滅プログラムが子宮頸がん罹患率に及ぼす影響に関するモデル分析の結果を報告した。WHOは公衆衛生の問題として子宮頸がん撲滅のための行動喚起を表明しており、研究グループは、世界的な取り組みへの情報提供に役立てるため、LMICにおける子宮頸がん撲滅の実現の可能性と時期を検証し、撲滅の過程で避けられる子宮頸がんの症例数を推定するために、HPVワクチン接種と子宮頸がん検診のシナリオをモデル化した。Lancet誌2020年2月22日号掲載の報告。HPVワクチン接種のみ、+検診1回、+検診2回の効果を予測し評価 WHO Cervical Cancer Elimination Modelling Consortium (CCEMC)は、3つのシナリオ(ワクチン接種のみ、ワクチン接種+生涯で1回の子宮頸がん検診、ワクチン接種+生涯で2回の子宮頸がん検診)について、LMIC 78ヵ国における子宮頸がん減少の経時的な推移を予測した。 ワクチンは9歳の女児に接種し(14歳までcatch-up)、ワクチン接種カバー率は90%、HPV16、18、31、33、45、52および58型に対する生涯の予防率は100%、子宮頸がん検診は35歳および45歳時点で生涯1回または2回のHPV検査を受け、受診率は2023年の45%から2045年には90%まで増加すると仮定した。 子宮頸がんの年齢標準化発症率が4例未満/10万人と10例未満/10万人、ならびに発症率低下が85%以上を閾値として検証し、感度解析を実施。予測モデルの中央値(範囲)を用いて結果を要約した。HPVワクチン接種+検診2回で子宮頸がん撲滅が加速 HPVワクチン接種のみの場合、LMICにおける子宮頸がんの年齢標準化発症率中央値は、今後100年間で19.8/10万人年(範囲:19.4~19.8)から2.1/10万人年(2.0~2.6)へと減少し(減少率:89.4%[86.2~90.1])、子宮頸がん患者を6,100万人(6,050~6,300万人)減らすことができると予測された。 HPVワクチン接種+生涯2回の検診では、発症率は0.7/10万人年(範囲:0.6~1.6)へ減少し(減少率:96.7%[91.3~96.7])、子宮頸がん患者はさらに1,210万人(950~1,370万人)減ると予測された。 また、ワクチン接種のみの場合、閾値を4例未満/10万人とするとLMICの60%(範囲:58~65)で、10例未満/10万人では同99%(89~100)で、発症率低下85%以上では同87%(37~99)で子宮頸がんが撲滅すると推定され、生涯2回の検診を追加した場合は、LMICの100%が3つの閾値すべてで撲滅に達すると推定された。 ワクチン接種のみで子宮頸がん撲滅を達成できるすべての国では、2059~2102年の間に撲滅できる可能性があり、さらに生涯2回の検診を導入することで撲滅は11~31年早まると推定され、子宮頸がん撲滅のためには長期的なワクチン接種による予防が必要であることが示された。

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新型コロナウイルスあれこれ(3)【Dr. 中島の 新・徒然草】(313)

三百十三の段 新型コロナウイルスあれこれ(3)いつまで続くかわからない新型コロナウイルスですが、今回もニュースや身の回りで感じたことをいくつか述べたいと思います。その1:やはり高齢者の致死率が高い前回のこの欄、で若者も新型コロナウイルスに感染して死ぬことがあると述べましたが、致死率については年代別に明確なグレードがついているようです。本ケアネットでも「COVID-19、年代別の致命率は~4万例超を分析」として紹介されていた中国CDCからのデータを見ると、10~39歳の致死率が0.2%であるのに対し、40代は0.4%、50代は1.3%、60代は3.6%、70代は8.0%、80歳以上は14.8%と、高齢になるほど高くなっています。30代の若さで死んだという報道は単にニュースバリューがある、というだけのことで、実際はレアケースなのかもしれません。その2:スーパーからトイレットペーパーが消えたよく「オイルショックの時には皆がトイレットペーパーを買い占めたんだよな。ハッハッハ」と笑い話にされていた昭和の珍現象が、40年以上経った令和になって再び起こってしまいました。コロナウイルスが流行ったからといってトイレットペーパーの消費には何の関係もないはずですが、なぜか人々を「このまま新型コロナの流行が続いたらトイレで尻を拭けなくなるかもしれん!」という恐怖に陥れているようです。なくなっているものとして、マスクの他にキッチンペーパー、ティッシュペーパー、アルコールタイプの除菌ウエットティッシュ、米、パスタ麺などがあります。ちなみに1970年代のオイルショックの時はノートが枯渇してしまい、中学生だった私は大いに困った記憶があります。その3:外食をしなくなった食べたり飲んだりするときは必然的にマスクを外すわけですから、飛沫感染が心配です。歓送迎会などの人の集まる催しが自粛になるというのも当然かもしれません。そればかりか外食も減ってしまい、もっぱら家で食べることになりました。料理の本を見ながら、アボカドいくら丼とか鶏胸肉丼とかを作っては、女房にも無理やり食べさせています。材料を焦がしてしまった場合には、次にどうすればいいのかを反省ノートに書き、再チャレンジの足掛かりにしなくてはなりません。まるで個人的手術記録みたいですね。その4:強制働き方改革職種にもよりますが、リモートワークとか時差出勤が一気に進んだようです。自宅で仕事をしたらサボり放題のように思えますが、実際はPCの画面を常時見張られているところもあるようで、トイレに行くのも監視員に一々断ってからなのだとか。ホンマかいな。その5:町から人が消え、病院から患者が消えた私の職場は大阪城の前にあるせいか、これまでは沢山の観光バスから大量の人が降りてくるのが見えていたのですが、すっかりいなくなってしまいました。外国人観光客でにぎわっていた近所のホテルも常時ガラガラです。コロナウイルスに対する恐怖のせいか、病院の方も外来予約や入院予約のキャンセルが相次いでいます。不眠やふらつきの患者さんが再診予約をキャンセルされるのはいいのですが、アンギオ入院の予約が延期されたのには驚きました。その6:イベントや学会の相次ぐ中止スポーツは無観客試合になり、学会も次々に延期されています。ただ、ライフラインが止まるのとは違い、スポーツも学会も中止になったからといって直ちに生活に支障をきたすというものではありません。日々の生活は淡々と過ぎていきます。スポーツといえば夏の東京オリンピックがどうなるのかということが盛んに論じられていますが、それよりも春の選抜高校野球の方が気になります。もし無観客試合になってしまったら、それでも盛り上がるのか、休日の草野球みたいに気が抜けてしまうのでしょうか。新型コロナウイルスのせいで色々な社会現象が起こっていますが、この機会を利用してこれまでできなかった改革を進めるのも1つの方法ではないかと思います。ということで最後に1句危機くれば トイレの紙が まず消える

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統合失調症患者のミスマッチ陰性電位とドパミンとの関連

 ミスマッチ陰性電位(MMN)欠損は、統合失調症の最も確実で再現可能な所見の1つであり、主にN-メチル-D-アスパラギン酸(NMDA)受容体システムの機能不全を反映している。ドパミン受容体は、短期的にMMNを調整しないことが知られているが、長期的な影響についてはよくわかっていない。福島県立医科大学の志賀 哲也氏らは、統合失調症患者のMMNとドパミンとの関連について、調査を行った。Psychiatry and Clinical Neurosciences誌オンライン版2020年1月28日号の報告。 陽性・陰性症状評価尺度(PANSS)で精神医学的に評価された統合失調症患者18例におけるMMNと血漿ドパミンおよびセロトニン代謝産物レベルとの相関について調査を行った。 主な結果は以下のとおり。・MMNの振幅と血漿ドパミン代謝産物レベルとの間に、有意な負の相関が認められた。・血漿セロトニン代謝産物レベルとMMNとの相関は認められなかった。・PANSS合計スコアおよび陰性症状スコアは、MMNの振幅と負の相関が認められた。 著者らは「統合失調症患者では、治療下における強力なドパミン受容体の遮断が、長期にわたるMMNの低下を引き起こす可能性がある」としている。

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ニボルマブ、食道がんとMSI-High大腸がんに国内承認/小野・BMS

 小野薬品工業とブリストル・マイヤーズ スクイブは、2020年2月21日、ニボルマブ(商品名:オプジーボ)について、「がん化学療法後に増悪した根治切除不能な進行・再発の食道」と「がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸」の効能又は効果の追加に係る国内製造販売承認事項一部変更の承認を取得した。 食道がんに対する承認は、フッ化ピリミジン系薬剤およびプラチナ系薬剤を含む併用療法に不応または不耐の食道がん患者を対象に実施した多施設国際共同無作為化非盲検第III相臨床試験(ATTRACTION-3試験)の結果に基づいている。同試験の結果、ニボルマブ群は、化学療法群(ドセタキセルまたはパクリタキセル)と比較して、主要評価項目である全生存期間(OS)で統計学的に有意な延長を示した。ニボルマブ群の生存ベネフィットは、PD-L1発現レベルにかかわらず認められた。また、同試験におけるニボルマブの安全性プロファイルは、これまでに報告された臨床試験のものと一貫しており、新たな安全性シグナルは認められなかった。 MSI-High結腸・直腸がんに対する承認は、フッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法による治療中または治療後に病勢進行した、もしくは同治療法に忍容性がなかった再発または転移のあるMSI-Highまたはミスマッチ修復欠損(dMMR)を有する結腸・直腸がん患者を対象に実施した多施設国際共同非盲検第II相臨床試験(CheckMate-142試験)のニボルマブ単剤コホートによる結果に基づいている。同試験でニボルマブは、主要評価項目である治験担当医師の評価による奏効率(ORR)において有効性を示した。同試験におけるオプジーボの安全性プロファイルは、これまでに報告された臨床試験のものと一貫しており、新たな安全性シグナルは認められなかった。

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早期TN乳がん、ペムブロリズマブ+術前化学療法が有望/NEJM

 早期トリプルネガティブ乳がん患者に対し、ペムブロリズマブ+術前化学療法はプラセボ+術前化学療法に比べ、手術時の病理学的完全奏効率が約14%ポイント有意に高いことが、英国・ロンドン大学クイーン・メアリー校のPeter Schmid氏らが行った第III相無作為化比較試験の結果、示された。追跡期間中央値15.5ヵ月後の病勢進行を認めた被験者の割合も、ペムブロリズマブ+術前化学療法を行った群で低かったという。先行試験で早期トリプルネガティブ乳がん患者における、ペムブロリズマブの有望な抗腫瘍活性と忍容可能な安全性プロファイルが示されていたが、術前化学療法へのペムブロリズマブ追加が、手術時の病理学的完全奏効(浸潤がんなし・リンパ節転移陰性と定義)を得られる患者割合を有意に増大するかについては不明であった。NEJM誌2020年2月27日号掲載の報告。4サイクルのペムブロリズマブ3週間ごと+パクリタキセルとカルボプラチン投与 試験は、未治療のStageIIまたはIIIのトリプルネガティブ乳がん患者を2対1で無作為に2群に割り付けて行われた。一方の群には、術前補助療法として4サイクルのペムブロリズマブ(200mg)3週間ごと+パクリタキセルとカルボプラチンを投与(784例)。もう一方の群には、同サイクルのプラセボ3週間ごと+パクリタキセルとカルボプラチンを投与した(390例)。その後、両群に、4サイクルのペムブロリズマブまたはプラセボの追加投与と、ドキソルビシン-シクロホスファミドまたはエピルビシン-シクロホスファミドの投与を行った。 根治手術後にも術後療法として、ペムブロリズマブまたはプラセボの3週間ごと投与を最大9サイクル行った。 主要評価項目は、intention-to-treat集団における根治手術時における病理学的完全奏効と無イベント生存期間だった。病理学的完全奏効の推定治療差は約14%ポイント 初回中間解析では、無作為化された最初の患者602例のうち、根治手術時における病理学的完全奏効が認められたのは、ペムブロリズマブ群64.8%(95%信頼区間[CI]:59.9~69.5)、プラセボ群51.2%(44.1~58.3)だった(推定治療群間差:13.6%ポイント、95%CI:5.4~21.8、p<0.001)。 追跡期間中央値15.5ヵ月後(範囲:2.7~25.0)において、根治手術不能の病勢進行や局所/遠隔再発または2次原発がんの発生、全死因死亡のいずれかを認めたのは、ペムブロリズマブ群784例中58例(7.4%)、プラセボ群390例中46例(11.8%)であった(ハザード比[HR]:0.63、95%CI:0.43~0.93)。 全治療段階において、Grade3以上の治療関連有害事象の発生は、ペムブロリズマブ群では78.0%、プラセボ群が73.0%であり、うち死亡例はそれぞれ3例(0.4%)と1例(0.3%)であった。

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