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医師といえば、高収入がトレードマーク。世間の人から見たら、たくさん給料をもらっているのだから、きっと裕福な生活を送っているはず。しかし実際のところ、まったくそんなことはないのはご存じのとおりですね。定義から考えても、医師の多くはいわゆる富裕層に該当しません。なぜ、医師は高収入であるにもかかわらず、お金持ちとは言い難いのでしょうか。たしかに医師は高収入なだけあって、傍目には豪華な生活をしている人が多いです。しかし、本物のお金持ちのように「余裕」があるわけではありません。それでは余裕とは一体何なのでしょうか?人それぞれ感じ方に違いがありますが、一般的にはそれほどお金の心配をしなくてもよい状況だと思います。いくら月収が100万円あったとしても、月末になると住宅ローンやクレジットカードの支払いで汲々する…。このような状況では、とても「お金持ち」とはいえないでしょう。それでは、どうやってお金に対して余裕のある状態にすればよいのでしょうか。その問いに対する答えは、お金持ち(富裕層)の定義にありそうです。富裕層の定義はいくつかありますが、その多くは給料などのキャッシュフローではなく、所有している資産の多寡で富裕度を判定しています。それでは、富裕層について詳しく考えてみましょう。富裕層の定義は純資産にあり富裕層の定義として最も有名なものは、野村総合研究所によるものでしょう。同社のホームページでは、保有している純金融資産保有額に応じて、以下のように富裕層が定義されています。超富裕層5億円以上富裕層1億円以上5億円未満準富裕層5,000万円以上1億円未満アッパーマス層3,000万円以上5,000万円未満マス層3,000万円未満ここで注目するべき点は、富裕層の定義が給料などの収入ではなく、所有している資産の金額であることです。一般的には、高収入=富裕層と思われがちです。もちろん、高収入=高資産=富裕層という人も少なくありません。しかし、単に高収入なだけの人は明確に富裕層から除外されているのが注目するべき点でしょう。そして残念ながら、医師の多くは単に高収入なだけの人に該当してしまいます。単に収入が多いだけでは富裕層ではないのです。必ずしも高収入が純資産に結びつかない納得の理由それではなぜ、高収入なだけでは必ずしも資産も多いとはいえないのでしょうか。その理由は、高収入であっても支出が多いと手元にお金が残らないからです。たとえば収入が100万円あったとしても、毎月100万円使っていては手元にお金がまったく残りません。この状態では、少しでも収入が少なくなると、途端に生活が破綻してしまいます。これではいつまでたってもお金の心配から逃れられませんね。そして程度の差こそあれ、この状態に近い医師家庭が多いのは周知の事実です。これこそが高収入にもかかわらず、多くの医師がお金持ち(富裕層)ではない理由なのです。それでは支出を減らせばいいのかというと、簡単に減らせないのがつらいところです。マイホームや立派なクルマ、そして子供の教育費など大きな支出は枚挙に暇がありません。どれひとつを取っても、ライフプランにかかわる大きな問題です。このため、ほとんどの人が支出を削減しようとしても十分な効果を得ることができません。かく言う私も、これらの支出にはクルマ以外すべて関与しています。支出削減はなかなか難しいものです…。所有資産を増やすことを考えようそれではまったく手がないのかというと、もちろんそういうわけではありません。考えてみると当たり前ですが、高収入な医師はもともとかなり有利な立場にいるといえます。問題は、高収入をうまく資産増加に結びつけられていない点です。資産はどうやったら増えるのでしょうか。最も単純なのは現金を貯める方法です。いわゆる貯金ですね。貯金のメリットは、とくに知識がなくても大丈夫な点です。思い立ったらすぐに始められることもメリットでしょう。しかし、貯金だけでは限界があるのも事実です。いくら高収入の医師といえども、1億円を超える貯金を積み上げるのは現実的ではありません。このため、株式投資や不動産投資を実践して資産増大を目指す必要があります。もちろん、株式投資や不動産投資で資産を増やすことは簡単ではありません。しかし仕事で忙しいからといって株式投資や不動産投資から目を背け続けると、いつまで経っても資産は増えません。高収入の医師といえども、余裕のある生活を送るためには資産を増やす必要があります。支出をコントロールして貯金するのはもちろんのこと、株式投資や不動産投資にも目を向けて、資産形成の勉強をしてみましょう。