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全国規模の24時間血圧のデータバンクを構築 ―自治医科大学―

自治医科大学の循環器科教授 苅尾七臣先生は、今年1月より開始した「日本人における自由行動下血圧追跡研究(Japan Ambulatory blood Pressure Prospective Study : JAMP研究)」についてその意義と抱負をケアネット取材陣に語った。これまで24時間血圧モニタリング(ABPM)を用いた疫学研究は、比較的小規模で特定地域に限られていたため、日常診療においてABPMをどのような集団にどの指標を用いて評価すべきか、明確に示されていない。JAMP研究とは…本研究では、心血管疾患の高リスク患者を対象にABPMデータバンクを作成して、全国の血圧コントロール状況を把握するとともに、24時間血圧の構成成分が、どの心血管疾患の発症予測に重要であるかを明らかにすることを目的としている。調査予定症例数は10,000例。エントリーは2015年3月まで。その後5年間、心血管イベントの発症率を追跡する。どの24時間血圧指標が臨床上有用か?ABPM からは24時間血圧、夜間血圧、早朝血圧、モーニングサージなど種々の情報を入手することができるが、これらのうちどの構成成分が心血管イベントに寄与しているのか検証したいと述べている。地域差はあるか?また、苅尾先生はこれらに地域差が認められるかについても注視していると言う。例えば、塩分摂取量の多い地域。そのような地域では食塩感受性が高い方が多く、non-dipper型が多い。苅尾先生らの研究グループも既に報告しているようにnon-dipper型がdipper型より心血管イベントの発症率が高いことを考えると、地域差が生じる可能性も窺うことができる。本研究は、日常診療で実施したABPMデータを登録するだけで、薬剤の変更や追加検査は一切必要ない、実に実施しやすい観察研究である。2008年4月に自由行動下血圧計が保険適応となったが、どのような集団にどの指標を用いて評価すべきかが明らかにされれば、非常に有用な臨床情報を得ることができる。現在、JAMP研究グループでは、本研究に参加いただける先生を募集している。(藤原 健次)連絡先自治医科大学 内科学講座 循環器内科学部門内 JAMP研究事務局TEL 0285-44-2130、FAX 0285-44-2132E-mail abpm@jichi.ac.jp関連リンクJAMP研究に用いるABPMの機器について

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サドル型僧帽弁用人工弁輪が発売

セント・ジュード・メディカル株式会社は14日、心臓の僧帽弁形成術に用いる「SJM リジッドサドルリング」の発売を発表した。同製品は、健康な僧帽弁輪の形状を再現するように設計。正常な僧帽弁輪は立体的な構造をしている。正常な僧帽弁輪の形状をモデルにした同製品を用いることにより、弁尖および弁尖の適切な機能を助ける腱索にかかる力が軽減されると考えられるとのこと。弁尖および腱索への負担軽減は、僧帽弁形成術の耐久性を向上させ、再手術や全面的な弁置換が必要となる患者へのリスクを低減すると期待できるという。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.sjm.co.jp/release/pdf/release_20090914.pdf

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妊娠中の胎盤に影響大の小胞体ストレス応答機能を発見

 独立行政法人理化学研究所と独立行政法人科学技術振興機構、国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学は15日、難病との関連性が指摘されている、小胞体ストレスの軽減にかかわる分子の1つである「IRE1α」が、妊娠中の胎盤で胎児の生死を左右する重要な機能を持つことを世界で初めて発見したと発表した。 これまでにアルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患や糖尿病といった難病と、小胞体ストレスとの関連性は報告されてきた。しかしその一方、健康な生物で小胞体ストレスがどのような生命現象に関与するのかはよくわかっていなかった。今回の研究では、小胞体ストレスをマウス生体レベルで可視化する技術と、遺伝子欠損技術を利用して、妊娠中の胎盤が軽度な小胞体ストレス状態にあること、そして小胞体ストレスを軽減するために働くとされているIRE1αが、胎盤の発達や機能に必須であることを明らかにした。 詳細はプレスリリースへhttp://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2009/090915/detail.html

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GARDASIL FDAが男性への使用承認を推奨

Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A. は、米国食品医薬品局(FDA)ワクチンおよび関連生物製剤諮問委員会が、少年・成人男性に対するGARDASILの使用承認を推奨したと発表した。子会社である万有製薬株式会社が16日に報告した。同社は、2008年12月に、HPV 6,11,16,18型に起因する9~26歳の少年・成人男性の尖圭コンジローマ(性器疣贅)予防を目的としたGARDASILの使用について、生物製剤認可追加申請(sBLA:supplemental Biologics License Application)をFDAに提出している。今回の諮問委員会の推奨は、米国での男性への適応拡大に向けて大きく前進したものと言えるという。詳細はプレスリリースへhttp://www.banyu.co.jp/content/corporate/newsroom/2009/merck_0916.html

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導出品 QVA149 第II相臨床試験結果を発表

そーせいグループ株式会社は16日、同社およびベクチュラ・グループ・ピーエルシー(英国)の共同開発・導出品QVA149(適応:慢性閉塞性肺疾患、以下「COPD」)について、有効性評価試験、安全性および忍容性試験の2つの第II相臨床試験の結果を、ウィーン(オーストリア)で開催中の欧州呼吸器学会(EuropeanRespiratory Society)において発表したと報告した。QVA149は、同社とベクチュラ社が共同開発しノバルティスに導出したNVA237(臭化グリコピロニウム、長時間作用型ムスカリン拮抗薬:LAMA)と、ノバルティスが独自に開発したQAB149(インダカテロール、長時間作用型β2刺激薬:LABA)とを配合した、1日1回吸入による新規の気管支拡張薬で、COPD治療薬としてノバルティスにより開発されている。同臨床試験での結果は、2つの強力な気管支拡張薬を併用し、利便性の高い1日1回投与とすることの利点を、有効性と安全性の両観点から支持しているという。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.sosei.com/jp/press/pdf/090916-j_press.pdf

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抗悪性腫瘍剤「イムシスト膀注用81mg」販売移管 サノフィ・アベンティスの単独販売へ

サノフィ・アベンティス株式会社と日本化薬株式会社は15日、日本化薬が製造販売承認を有している抗悪性腫瘍剤「イムシスト 膀注用81mg」[一般名:乾燥BCG 膀胱内用(コンノート株)]を2009年11月30日付で、サノフィ・アベンティスに販売移管すると発表した。これにより、2009年12月1日からサノフィ・アベンティスが単独で販売を行うことになる。イムシストは、カナダのコンノート研究所(現サノフィパスツール)が 開発したBCG・コンノート株を有効成分とする抗悪性腫瘍剤で、日本においては 2002年10月に日本化薬が、表在性膀胱および膀胱上皮内の効能・効果について製造販売承認を取得していた。 また、海外では世界52ヵ国において、主に表在性膀胱の経尿道的切除術後の再発予防、膀胱上皮内の治療および再発予防の薬剤として承認されている。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.sanofi-aventis.co.jp/live/jp/medias/1AF93C48-A0DC-495C-8E05-4597EBECB9B9.pdf

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H1N1新型インフルエンザワクチンの治験開始

ノバルティス ファーマ株式会社は、16日より日本国内で、H1N1新型インフルエンザワクチン(海外での製品名:Celtura)の治験(臨床試験)を自主的に開始したと発表した。この治験が、同社の治験用H1N1新型インフルエンザワクチンとしては、日本で初めての接種となる。16日に鹿児島市内の医療機関で100人の成人を対象に本ワクチンの接種を開始し、18日から大阪市内の医療機関で、残り100人の成人への接種が開始される予定だという。今回治験を行うワクチンは、アジュバント(免疫賦活剤、MF59)を添加した最新の技術を用いた細胞培養による新型インフルエンザ(ブタ由来インフルエンザA/H1N1)ワクチン。治験では本ワクチンを2回注射し、200人の健康成人を対象に行い、安全性を確認後、120人の小児(生後6カ月~19歳)の治験を開始する予定だ。今回の治験の主な評価項目は、有効性(免疫原性)と安全性を評価し適切な接種量と回数を検討する。治験の終了は、成人で11月、小児で12月を予定している。なお、このワクチンについては、先日、英国で100名を対象に実施した臨床試験において、7.5μgの接種により抗体反応が1回目の接種で80%の被験者に、2回目の接種後は90%以上の被験者で確認されるなど、その高い有効性が報告されている。また、もっとも頻度が高かった副反応は注射部位の疼痛で、良好な忍容性を示したとのこと。詳細はプレスリリースへhttp://www.novartis.co.jp/news/2009/pr20090916.html

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ピオグリタゾン vs. rosiglitazoneの心血管イベント:住民ベース調査

チアゾリジン系経口血糖降下薬rosiglitazoneとピオグリタゾン(商品名:アクトス)については、いずれも鬱血性心不全との関連が指摘され、またrosiglitazoneには急性心筋梗塞との関連も指摘されているが、2剤間に心血管系に関する安全性のプロファイルに臨床的に重大な差があるかどうかは明らかになっていない。カナダ・トロント大学のDavid N Juurlink氏らのグループは、rosiglitazone、ピオグリタゾンの投与を受けた2型糖尿病患者における、急性心筋梗塞、心不全、死亡リスクを比較する、住民ベースの後向きコホート研究を行った。BMJ誌2009年9月5日号(オンライン版2009年8月18日号)掲載より。高齢糖尿病患者4万例のデータを比較解析参加者は、2002年4月1日から2008年3月31日の間に、rosiglitazoneまたはピオグリタゾン治療を開始した66歳以上の外来患者39,736例。主要評価項目は急性心筋梗塞または心不全による死亡または入院の複合とした。2次解析では、各々のアウトカムが個々に検討された。6年間の試験期間中、ピオグリタゾン群895例(5.3%)、rosiglitazone群1,563例(6.9%)で複合アウトカムに至った。人口統計上および臨床上の因子と薬剤投与量など補正後では、ピオグリタゾン群はrosiglitazone群より、主要評価項目が発現するリスクは低かった(補正後ハザード比:0.83、95%信頼区間:0.76~0.90)。2次解析の結果は、死亡(同:0.86、0.75~0.98)、心不全(同:0.77、0.69~0.87)についてはピオグリタゾン群のリスクがより低かったが、急性心筋梗塞(同:0.95、0.81~1.11)ではリスクに有意差がみられなかった。リスク換算すると、ピオグリタゾン群よりrosiglitazone群で年間93例につき1例多く複合アウトカムが起こることが予測された。高齢の糖尿病患者では、心不全と死亡のリスクはrosiglitazoneよりピオグリタゾンが有意に低かった。また、rosiglitazoneはピオグリタゾンに対して、明確な臨床上の優位性が欠如しているため、rosiglitazoneの継続投与が正当化される可能性はないとJuurlink氏は結論づけている。

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MRIで偶然に見つかる脳病変:メタ解析

英国エディンバラのWestern General Hospital臨床神経科学部門のZoe Morris氏らは、脳磁気共鳴画像法(MRI)で見つかる偶発的な所見の定量化を、システマティックレビュー、メタ解析にて試みた。脳病変が偶然見つかることは一般的で、その割合は年齢とともに増すこと、高解像度のMRIを使用するほうが検出率は高まることなどを報告している。BMJ誌2009年9月5日号(オンライン版2009年8月17日号)掲載より。偶然に見つかった疾患割合および年齢特異性を調査Morris氏らの解析は、Ovid Medline(1950年~2008年5月)、Embase(1980年~2008年5月)および関連論文文献を対象に、調査と評価が2人のレビュワーによって行われた。対象となったのは、脳MRIを職業・臨床・自費検診で行ったが神経症状的な疾患は見つからなかった人。それらを対象に、偶然に見つかった脳病変の、疾患割合および年齢的な特異性を主要転帰として調査が行われた。偶然に見つかる脳病変について患者にインフォームド・コンセントすべき16の研究において、19,559例のうち135例で偶然に、腫瘍性疾患が見つかった(有病率:0.70%、95%信頼区間:0.47%~0.98%)。そして有病率は、年齢と共に増加していた(線形傾向χ2、P=0.003)。15の研究において、15,559例のうち375例で偶然に、非腫瘍性の疾患が見つかった(有病率:2.0%、95%信頼区間:1.1%~3.1%、白質病変、無症候性梗塞、microbleedsを除く)。無症候性の人で脳病変が偶然見つかる割合は、37人につき1人だった。また、解像度の違いで比べると、高解像度群で偶然脳病変が見つかる割合は4.3%、これに対し標準解像度群は1.7%だった(P

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FDA諮問委員会が子宮頸がん予防ワクチン「Cervarix」の承認を勧告

グラクソ・スミスクライン株式会社は16日、グラクソ・スミスクラインplc(本社:ロンドン、以下GSK)が、米国食品医薬品局(FDA)のワクチンならびに関連生物製剤に関する諮問委員会(VRBPAC)における投票の結果、GSKの子宮頸がん予防ワクチン「Cervarix」について、その有効性・安全性を支持する結果が得られたと発表した(有効性:賛成12、反対1、安全性:賛成11、反対1)。「Cervarix」は、子宮頸がん発症の原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)のうち、子宮頸がんの原因として最も頻度が高いHPV16型と18型に起因する子宮頸がんおよび前がん病変の予防において、優れた有効性と良好な忍容性が示されているという。諮問委員会では、この2つの型以外の発がん性HPVに対する予防効果に関するデータについても討議が行われた。諮問委員会の承認勧告には拘束力はないが、生物学的製剤承認申請(BLA)の提出されたワクチンについて、FDAが最終的な審査をする参考とされる。FDAは、承認後に、最終的な添付文書を決定する。詳細はプレスリリースへhttp://glaxosmithkline.co.jp/press/press/2009_07/P1000576.html

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外来患者向け、待合時間PHSレンタルサービスを提供開始

株式会社ウィルコムと株式会社富士通ビー・エス・シーは14日、ウィルコムのPHSを利用した「外来患者呼び出しシステム」を共同開発し、全国の医療機関向けに販売を開始したと発表した。同システムは、医療機関などの外来受付で患者にPHSを渡し、診察順がくれば呼び出す仕組みを提供することで受付の混雑を緩和。呼び出しにウィルコムのPHSを採用したため、病院の内外を問わず運用が可能。スタッフは、バーコードリーダーでPHSと患者バーコードを順に読ませるだけで、オペレーションが容易などの特徴がある。詳細はプレスリリースへhttp://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2009/09/14/index.html

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食べながら飲むと酔いがまわりにくい?

アサヒビール株式会社は14日、同社の「食の基盤技術研究所」が、日本医科大学・法医学教室との共同研究により、飲酒時に食事を摂取することでアルコールがもたらす種々の生理的影響を緩和できること、また、焼酎とビールを試験に用いることで、飲む酒類によってその生理的影響が異なることを明らかにしたと発表した。同研究は、日本人を対象とし、アルコール代謝に関わる遺伝子型を特定して、酒類、食事、飲酒量、性別、年齢、飲酒歴など想定される個々の具体的な条件で飲酒をした場合にどのような生理的な変化が生じるのかを科学的に調査するという観点で行われた。今回の試験ではお酒に強いタイプの男性を対象者として適正飲酒範囲のアルコール量を摂取した結果、食事を一緒に摂取するとアルコールの急激な濃度上昇を抑えて消失を早めることで、種々の生理的な影響を緩和できることが確認されたという。さらに、糖質を含む醸造酒であるビールと蒸留酒である焼酎とでは、同じアルコール量を摂取しても生理的な変化が異なることがわかったとのこと。詳細はプレスリリースへhttp://www.asahibeer.co.jp/news/2009/0914.html

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がん疼痛治療用散剤「オキノーム散0.5% 2g(10mg/包)」を追加発売

塩野義製薬株式会社は、がん疼痛治療用散剤「オキノーム 散0.5% 2g(10mg/包)」(一般名:オキシコドン塩酸塩水和物)を、11日付けで日本国内において追加発売したと発表した。2007年2月発売の「オキノーム 散0.5%」は、「オキシコンチン 錠」と同じ有効成分を含有する速放性のがん疼痛治療用散剤で、突然発現する痛み(突出痛)を速やかに治療する薬剤。0.5g(2.5mg/包)、1g(5mg/包)を発売したが、医療機関からの1回量として不十分な患者のための2g(10mg/包)容量の要望に応えて、今回2g(10mg/包)をラインナップに追加。飲みやすいスティック包装品として発売する。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.shionogi.co.jp/ir/news/detail/090914.pdf

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『特発性正常圧水頭症(iNPH)』有病率に関する分析調査

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカルカンパニーは14日、『特発性正常圧水頭症(iNPH)』(以下『iNPH』)の有病率に関する分析調査を2009年8月に実施し、その結果、これまでに想定していた罹患者数を大幅に超えた約31万人の可能性があることがわかったと発表した。一般的に認知症患者は国内に220万人と言われ、これまで認知症のうち『iNPH』である患者は5%(約11万人)と考えられていたが、今回の分析調査の結果、『iNPH』が疑われる人の有病率は高齢者(65歳以上)の1.1%であることがわかったという。日本人口の高齢化率(約22%)で換算すると約 31万人(人口10万人あたり約250人)が罹患している可能性があると言えるとのこと。一方、同社が2006年に実施した調査では、インターネットを利用する一般市民での『iNPH』の疾患認知率は16%であり、認知症の場合は、60%の人が専門医の診断を受けていない可能性があると予想。『iNPH』の年間手術治療症例数は、国内で約1,200件であり、今回の分析調査を考慮すると、疾患に対する認知度や専門医への受診率の低さから、非常に多くの人が正確な診断・治療をされてない現実が浮かび上がってくるという。詳細はプレスリリースへhttp://www.jnj.co.jp/group/press/2009/0914/index.html

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悩んだら電話相談を! 「勤務医110番」-医師の労働相談ホットライン- 9月27日に開催

全国医師ユニオンは、9月27日に「勤務医110番」-医師の労働相談ホットライン-と題した、電話による医師の労働相談を行う。相談に関しては、名ばかり管理職や大学院生も含む勤務医の方の、労働条件に関する疑問や質問をはじめ、勤務医の過労死に関する相談、また全国医師ユニオンへの入会に関する質問等、様々な相談を受け付ける。電話で簡単に回答できない事案に関しては、後日の返答や継続的な対応を考えていくという。なお、相談は匿名でも受け付けるとのこと。日時:2009年9月27日(日)電話相談時間:午前11時~午後4時臨時電話番号:03-3851-4016       03-3851-4017       03-3851-4018       (※臨時回線のため、当日のみ)詳しくはこちらhttp://homepage3.nifty.com/zeniren-news01/union.htm

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HIV感染患者における、S/GSK1265744の安全性について

塩野義製薬株式会社は15日、米国SHIONOGI-GlaxoSmithKline Pharmaceuticals、LLCを通じて開発中の次世代インテグレース阻害薬「S/GSK1265744(塩野義製薬 開発番号:S-265744)」について、米国カリフォルニア州サンフランシスコで開催されている第49回Annual Interscience Conference on Antimicrobial Agents and Chemotherapy(ICAAC)において第1相および前期第2相臨床試験結果を公表した。試験では、S/GSK1265744は、HIV感染患者を対象とした試験においてウイルス量の有意な減少および、健常人およびHIV感染患者における良好な体内動態と短期間における安全性を示したという。第1相、前期第2相試験はプラセボをコントロールとして、被験者を、健常人48名を対象とした単回経口投与(パートA)または反復経口投与(パートB)、およびHIV感染患者11名を対象とした反復経口投与(パートC)3つのパートに無作為割付した二重盲検試験として行われた。被験者には、血圧、心拍数、心電図といった検査に加え、体内動態用の血液試料の採取を行った。試験結果からは、S/GSK1265744がS/GSK1349572と同様に、代謝酵素阻害剤の助けを必要とせず、1日1回投与による強力な抗ウイルス活性を示すとともに、体内動態の変動が小さいことを示すものであり、HIVの長期に渡る治療を行うにあたって重要な結果であることが示唆されたという。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.shionogi.co.jp/ir/news/detail/090915.pdf

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ストリーマ放電技術が新型インフルエンザウイルスに効果

ダイキン工業株式会社は15日、ベトナム国立衛生疫学研究所のレ・ティ・クイン・マイ博士との共同研究により、強力な酸化分解力を持つという同社のストリーマ放電技術が、現在世界中で猛威を振るっている「新型インフルエンザウイルス:A型 H1N1」を4時間で100%分解・除去することを実証したと発表した。 同社によると、ストリーマ放電技術によって、新型インフルエンザウイルスの表面のタンパク質が酸化分解され、感染力を失ったことにより今回の実証結果が得られたと考えられるとのこと。 ストリーマ放電技術は、本年5月に「強毒性ヒト由来鳥インフルエンザウイルス:A型H5N1」を3時間で100%分解・除去することが実証されたことをはじめ、季節性インフルエンザウイルス、ノロウイルス、食中毒の原因となる毒素や細菌、ホルムアルデヒドなどの有害物質の不活化効果が実証されているとのこと。詳細はプレスリリースへhttp://www.daikin.co.jp/press/2009/090915/index.html

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新規第Xa因子阻害薬otamixaban、非ST上昇急性冠症候群の虚血イベントを抑制

新規の直接作用型選択的第Xa因子阻害薬otamixabanの静注投与は、従来法に比べ非ST上昇急性冠症候群(ACS)における虚血イベントを抑制することが、アメリカHarvard大学医学部循環器内科TIMI studyグループのMarc S Sabatine氏らが実施した第II相試験(SEPIA-ACS1 TIMI 42試験)で明らかとなった。これまで、非ST上昇ACS患者の抗凝固療法には未分画ヘパリンが使用されてきたが、その作用は非直接的で非選択的であり、血栓結合トロンビンを抑制できない、血小板減少の誘導、PK活性が予測不能などの問題点があった。Lancet誌2009年9月5日号(オンライン版2009年8月30日号)掲載の報告。5つの用量と対照を比較する二重盲検無作為化第II相試験SEPIA-ACS1 TIMI 42試験の研究グループは、非ST上昇ACSにおけるotamixabanの有効性と安全性を評価し、第III相試験でのさらなる検討に向けて最適な用量範囲を同定するための二重盲検第II相試験を実施した。2006年6月~2008年11月までに、36ヵ国196施設から3,241例の非ST上昇ACS患者が登録され、otamixaban 0.08mg/kgを静脈内ボーラス投与後に5種類の用量を静注する群[0.035mg/kg/時(125例)、0.070mg/kg/時(676例)、0.105mg/kg/時(662例)、0.140mg/kg/時(658例)、0.175 mg/kg/時(671例)]あるいは対照として未分画ヘパリンと糖蛋白IIb/IIIa阻害薬eptifibatideを投与する群(449例)に無作為に割り付けられた。治療の割り付けに関する情報は、研究者および患者のいずれにも知らされなかった。データ監視委員会の勧告により最低用量群への登録は早期に中止された。有効性に関する主要評価項目は、7日目までの心筋梗塞、緊急血行再建術、糖蛋白IIb/IIIa阻害薬の救済的投与の複合エンドポイントとした。安全性に関する主要評価項目は、冠動脈バイパス移植術(CABG)とは関連しない大出血あるいは小出血(TIMI出血基準)とした。有効性についてはintention to treat解析を行い、安全性の解析では実際に治療を受けた患者を対象とした。0.100~0.140mg/kg/時で虚血性イベントを抑制、安全性は同等有効性の複合エンドポイントの発現率は、0.035群7.2%、0.070群4.6%、0.105群3.8%、0.140群3.6%、0.175群4.3%であった(傾向性に関するp値=0.34)。対照群の複合エンドポイントの発現率は6.2%であり、実薬群に対する相対リスクはそれぞれ1.16、0.74、0.61、0.58、0.69であった。安全性の1次エンドポイントの発現率は、実薬群がそれぞれ1.6%、1.6%、3.1%、3.4%、5.4%であり(傾向性に関するp値=0.0001)、対照群は2.7%であった。著者は、「非ST上昇ACS患者に対する抗血栓療法としてのotamixaban静注投与では、0.100~0.140mg/kg/時の用量で虚血性イベントが抑制される可能性があり、その安全性は未分画ヘパリン+eptifibatideの併用投与と同等であることが示唆される。第III相試験によるさらなる検討が正当化される」と結論している。また、「prasugrelやticagrelorなどの経口抗血小板薬の臨床適用が進むに従って、otamixabanとこれらの薬剤との併用療法の評価や、糖蛋白IIb/IIIa阻害薬の最適な投与のタイミングの再検討が必要となるだろう」と指摘している。(菅野守:医学ライター)

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ラルテグラビルは、未治療HIV-1感染患者の1次治療の併用薬として有用

ラルテグラビル(商品名:アイセントレス)ベースの併用療法は、未治療のHIV-1感染患者において迅速かつ高い抗レトロウイルス活性を示し、その有効性はエファビレンツ(同:ストックリン)に劣らないことが、アメリカEmory大学のJeffrey L Lennox氏らが実施した無作為化対照比較試験で判明した。すでに、最適な基礎療法のもとでのラルテグラビルの併用は、既治療の多剤耐性HIV-1感染患者に有効で、耐用性も良好であることが示されている。Lancet誌2009年9月5日号(オンライン版2009年8月3日号)掲載の報告。ラルテグラビルのエファビレンツに対する非劣性試験研究グループは、未治療例に対する併用抗ウイルス療法としてのラルテグラビルとエファビレンツの安全性および有効性を比較する多施設共同二重盲検無作為化対照比較試験を行った。対象は、血漿ウイルスRNAコピー数>5,000/mLのHIV-1感染者で、ベースライン時にエファビレンツ、テノホビル(同:ビリアード)、エムトリシタビン(同:エムトリバ)に耐性のない症例とした。これらの患者が、テノホビル+エムトリシタビンとの併用療法として、ラルテグラビル400mgを1日2回経口投与する群あるいはエファビレンツ600mgを1日1回経口投与する群のいずれかに無作為に割り付けられた。有効性に関する主要評価項目は、48週における血漿ウイルスRNAコピー数<50/mLとした。per protocol解析を行い、非劣性の境界基準は12%とした。ウイルス抑制効果は同等、有害事象は有意に低減2006年9月~2008年6月までに5ヵ国67施設から登録された566例のうち、実際に治療を受けたのはラルテグラビル群が281例、エファビレンツ群は282例であり、3例は治療を受けなかった。ベースライン時に、297例(53%)が血漿ウイルスRNAコピー数>100,000/mLで、267例(47%)がCD4細胞数≦200/μLであった。48週における血漿ウイルスRNAコピー数<50/mLの達成率は、ラルテグラビル群が86.1%、エファビレンツ群は81.9%であった(群間差:4.2%)。ウイルス抑制の達成までの期間は、ラルテグラビル群がエファビレンツ群よりも有意に短かった(log-rank検定:p<0.0001)。薬剤関連の臨床的な有害事象の発現率は、ラルテグラビル群が44.1%であり、エファビレンツ群の77.0%に比べ有意に少なかった(群間差:-32.8%、p<0.0001)。重篤な薬剤関連有害事象の頻度は両群とも2%未満であった。著者は、「ラルテグラビルベースの併用療法は迅速かつ高い抗レトロウイルス活性を示し、投与48週における効果はエファビレンツに劣らない。未治療例に対する抗HIV-1併用レジメンとして、ラルテグラビルはエファビレンツに代わる良好な耐用性を有する」と結論している。また、この知見を踏まえ、「ラルテグラビルは、未治療例の1次治療においてエファビレンツと代替可能であり、テノホビル+エムトリシタビンとの併用薬として考慮すべきである」と指摘している。(菅野守:医学ライター)

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前立腺がん治療薬TAK-700の臨床第2相試験開始

武田薬品工業株式会社は11日、同社子会社であるMillennium Pharmaceuticals, Inc.(米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、以下「ミレニアム社」)が、武田薬品が開発を進めている前立腺がん治療薬TAK-700について、進行性前立腺がん患者を対象とした臨床第1/2相試験における第2相部分を開始したと発表した。同薬は、非ステロイド系の男性ホルモン合成酵素阻害薬で、男性ホルモンの生成に重要な役割をもつ酵素(17,20-リアーゼ)に強力に結合し、その働きを阻害することが前臨床試験で認められているという。この作用により、同薬は、精巣および副腎の両方に由来する男性ホルモンの生成を抑制し、抗腫瘍効果を示すとのこと。同試験は、一般的なホルモン療法に抵抗性を示し、かつ、化学療法を受けていない転移性の前立腺がん患者を対象に、同薬の安全性および有効性を検討するためのオープン試験。主要評価項目では、安全性および忍容性を、また副次評価項目では、有効性および体内薬物動態を検討する。詳細はプレスリリースへhttp://www.takeda.co.jp/press/article_35179.html

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