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レミフェンタニルの使用は脳腫瘍切除または直腸がんの術後早期アウトカムに影響するか?

 レミフェンタニル(商品名:アルチバ)は脳神経外科麻酔にとって重要な特徴があるが、術後回復と死亡率に及ぼす影響に関するデータが不足している。そこで、東京大学の内田氏らは、2007年のDPCデータを用いて、術後の院内死亡率や入院期間に対するレミフェンタニルの効果を検討した結果を、Journal of anesthesia誌オンライン版に5月4日に報告した。 対象は、レミフェンタニルまたはフェンタニル(商品名:フェンタニルなど)を使用し全身麻酔下で開頭脳腫瘍切除を受けた患者で、レミフェンタニル群と非レミフェンタニル群に分け、潜在的交絡因子に対する傾向スコアマッチングの後、2群間の院内死亡率と術後入院期間を比較した。比較対象として、硬膜外麻酔を伴う全身麻酔下で直腸がん手術を受けた患者を同じエンドポイントで評価した。 この比較検討により、開頭神経外科手術を受けている患者にとって、レミフェンタニルの投与がより良好な早期術後回復に寄与する可能性が示唆された。 主な結果は以下のとおり。・脳腫瘍切除(936対)を受けた患者において、レミフェンタニル群は非レミフェンタニル群に対し、有意に低い院内死亡率を示した(1.5% vs 3.0%、p=0.029)。・ロジスティック回帰分析で、院内死亡率とレミフェンタニルのオッズ比は0.47であった(95%信頼区間:0.25~0.91、 p=0.025)。・レミフェンタニル群は非レミフェンタニル群と比較し、退院も早かった(入院期間の中央値 17日 vs 19日、ハザード比:1.19、95%信頼区間:1.08~1.30、 p

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インスリン デグルデクの配合製剤は、低血糖リスクが低い(vs二相性インスリンアスパルト-30)

新規のインスリン配合製剤「インスリンデグルデク/インスリンアスパルト」は、二相性インスリンアスパルト-30に比べ、低血糖発現頻度を有意に低下させつつ、同程度の血糖コントロールを示すことが明らかになった。フィンランドのNiskanen氏らによる報告(Eur J Endocrinol誌オンライン版2012年6月1日号掲載)。インスリンデグルデク/インスリンアスパルト(IDegAsp)は、超持効型のインスリンデグルデク(IDeg)を70%、超速効型のインスリンアスパルト(IAsp)を30%含有するインスリン製剤である。本試験の対象は、HbA1c(NGSP)値7.0~11.0%のインスリン治療未経験の2型糖尿病患者(18~75歳)。被験者をIDegAsp(IDeg70%/ IASP30%)群と、その代替製剤(AF)群(IDeg55%/ IAsp45%)と、二相性インスリンアスパルト-30(BIAsp 30)群の3群に分け、有効性と安全性を比較した。16週間のオープンラベルランダム化treat-to-target試験。被験者はIDegAsp群 (n=61)、 AF群 (n=59)、 BIAsp 30群 (n=62) に無作為に割り付けられた。全群でメトホルミンとの併用がみられた。インスリンは、朝食前と夕食前に投与され、朝食前と夕食前の血糖値が4.0~6.0 mmol / Lになるように用量が設定された。この結果、「インスリンデグルデク/インスリンアスパルト」は、二相性インスリンアスパルト-30に比べ、低血糖発現頻度を有意に低下させつつ、同程度の血糖コントロールを示すことが証明された。主な結果は以下のとおり。 ・試験終了時の平均HbA1c(NGSP)値は、IDegAsp群:6.7%、AF群:6.6%、BIAsp 30群:6.7%と、同程度であった。・試験終了までの4週間、確定低血糖の発現なくHbA1c値7.0%を達成した割合は、IDegAsp群で67%、AF群で53%、 BIAsp 30群で40%であった。・試験終了時の平均空腹時血糖値はIDegAsp群で有意に低かった(vs. BIAsp 30群)。その差は0.99 mmol /L (95%Cl:-1.68~0.29)。・確定低血糖の発現率はBIAsp 30群と比べ、IDegAsp群で58%のリスク低下を認めた(率比[rate ratio;RR]:0.42、95%CI:0.23~0.75 )。AF群も同様の結果であった(RR:0.92 、95%CI:0.54~ 1.57)。・夜間の確定低血糖発現率もBIAsp 30群と比べ、IDegAsp群、AF群において共に低かった。(RR:0.33、95%CI:0.09~1.14/RR:0.66、95%CI:0.22~1.93) (ケアネット 佐藤 寿美)

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CDR-SBとは軽度認知障害の診断・治療に有効な評価尺度

 アルツハイマー型認知症(AD)の治療において早期の治療介入は有用であるが、早期診断を行う上で課題がある。Cedarbaum氏らは軽度ADや軽度認知障害 (MCI)の臨床試験に用いる評価尺度として臨床的認知症重症度判定尺度(Clinical Dementia Rating Sum of Boxes:CDR-SB)が精神症状の測定に有用であるかをAlzheimer's Disease Neuroimaging Initiative (ADNI)のデータベースを使用し評価した。Alzheimers Dement誌オンライン版2012年5月31日掲載。CDR-SBを軽度ADおよびMCI患者382例を対象に評価した ADNI試験にエントリーした軽度ADおよびMCI患者382例を対象に、CDR-SBの内的整合性、構造的妥当性、収束的妥当性、2年間の内在的および外的な反応を評価した。 軽度ADやMCIの臨床試験に用いる評価尺度としてCDR-SBが精神症状の測定に有用であるかを評価した主な結果は以下のとおり。・CDR-SBはAD患者の認知障害および機能障害を評価することが可能である。・MCI、軽度ADどちらにおいてもCDR-SBスコア 、認知障害スコア、機能障害スコアの平均値はほぼ直線的に減少 した。・AD患者の認知障害および機能障害を包括的に評価する主要評価尺度としてCDR-SBは有用である。・とくに、CDR-SBはMCIや軽度AD患者の研究に役立つ可能性がある。関連医療ニュース・わが国の認知症有病率は従来の報告よりかなり高い:第53回日本神経学会学術大会より・中等度~高度AD患者にメマンチンは本当に有効か?―メタ解析結果より―・認知症患者の治療効果、物忘れクリニックvs.一般診療所

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「症状出現」からの時間 と 「来院」からの時間。 臨床転帰に与える影響は?: CREDO-Kyoto

直接的経皮的冠動脈インターベンション(Primary PCI)は、ST上昇型心筋梗塞(STEMI)患者の治療において中心的な役割を果たし、「症状出現」や「来院」からバルーン拡張までを短時間で行うことが米国や欧州のガイドラインで推奨されている。しかし、これまで、「来院」からの時間の短縮化に関しては、否定的な結果も報告されてきた。今回、わが国の大規模コホート研究CREDO-Kyoto AMI investigatorsから、PCIを施行したST上昇型心筋梗塞(STEMI)例において、「症状出現」から初回バルーン拡張までの短時間化は、3年臨床転帰を良くするが、「来院」から初回バルーン拡張までの短時間化による利益は、「症状出現」からの時間が短い患者に限られることが、報告された。研究グループは、臨床転帰を改善するためには、「症状出現」からバルーン拡張までの短時間化が推奨されると結論した。BMJ誌オンライン版2012年5月23日掲載の報告。対象は、わが国の3次救急病院26施設で治療された症状発現24時間以内にPrimary PCIを施行したSTEMI 3,391例とした。主要エンドポイントは、死亡、慢性心不全の複合エンドポイントに設定された。主な結果は以下のとおり。 ・「症状出現」から初回バルーン拡張までの時間で比較すると、バルーン拡張までの時間が3時間未満の患者は、3時間以上の患者と比較して、死亡とうっ血性心不全の複合エンドポイントが有意に低かった〔相対リスク減少29.7%、13.5%(123/964) vs 19.2%(429/2,427)、P

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電話によるうつ病の認知行動療法、対面療法よりも中断率は低いが……

大うつ病性障害に対する、電話による認知行動療法は、対面による同療法と比較して、治療アドヒアランスは改善されることが示された。一方で、両群18週治療後のフォローアップ6ヵ月時点の効果は同等であった。米国・ノースウエスタン大学のDavid C. Mohr氏らが、300人超について行った前向き無作為化比較試験の結果、報告したもので、JAMA誌2012年6月6日号で発表した。電話による認知行動療法の効果について、対面の場合との効果を比較した研究はほとんど行われていなかったという。18週間の認知行動療法、両群で終了率を比較Mohr氏らは、2007年11月~2010年12月にかけて、シカゴ周辺に住む大うつ病性障害325人について、無作為化比較試験を開始した。被験者は18歳以上で、ハミルトンうつ病評価尺度(Ham-D)は16以上だった。被験者を無作為に2群に分け、一方には対面による認知行動療法(対面CBT)を、もう一方の群には電話による認知行動療法(T-CBT)を行った。主要アウトカムは、治療開始18週時点の、CBTセッション18回の終了または中断だった。副次アウトカムは、Ham-Dと、9つのうつ病質問票(PHQ-9)によるうつ状態の自己評価だった。中断率は電話によるCBTが低率、効果は対面と同等結果、治療を中断した人の割合は、対面CBT 群が32.7%(53人)に対し、T-CBT群が20.9%(34人)と、有意に低率だった(p=0.02)。両群ともに、うつ状態には有意な改善が認められた(p

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糖尿病有無別でみた低用量アスピリン服用と大出血リスクとの関連

アスピリン服用と大出血リスクとの関連について、人口ベースの大規模コホート研究の結果、アスピリン服用が胃腸や脳の大出血リスクと有意に関連することが示された。また、糖尿病患者と非糖尿病患者とで比較した結果、糖尿病の人は出血リスクが増大することが示されたが、アスピリン服用との独立した関連は認められなかったことが報告された。イタリア・Consorzio Mario Negri SudのGiorgia De Berardis氏らが、410万人のコホートについて行った試験で、JAMA誌2012年6月6日号で発表した。心血管イベント一次予防としての低用量アスピリン服用のベネフィットは、糖尿病有無による格差は比較的小さい。その差は出血リスクによって相殺されてしまう可能性があることから研究グループは、アスピリン服用と大出血リスクとの関連を糖尿病有無別で検討した。大出血イベント発生リスク、アスピリン服用群は非服用群の1.55倍研究グループは、イタリアPuglia州に住む410万人について、人口ベースのコホート研究を行った。そのうち、2003年1月1日~2008年12月31日に、300mg以下の低用量アスピリンの処方を新たに受けた18万6,425人と、同期間にアスピリンの処方を受けなかった同数のコントロール群をマッチングし追跡した。主要アウトカムは、アスピリン処方後の胃腸大出血または脳大出血による入院だった。被験者の平均年齢は69.37歳、男性は46.93%だった。追跡期間の中央値は、5.7年だった。その間、胃腸大出血または脳大出血による入院発生率は、アスピリン服用群で5.58(95%信頼区間:5.39~5.77)/1000人・年、非服用群で3.60(同:3.48~3.72)/1000人・年だった(罹患率比:1.55、同:1.48~1.63)。糖尿病と大出血リスクは独立して関連、しかしアスピリン服用との関連は認められずサブグループ(性、年齢、糖尿病、高血圧、心血管系の入院既往などの有無別)での比較では大半が、アスピリン服用と重大出血リスクとの有意な増大が認められたが、糖尿病を有する人については認められなかった(糖尿病者の1,000人・年発症率:1.09、95%信頼区間:0.97~1.22)。一方で、アスピリン服用の有無にかかわらず、糖尿病は、大出血エピソードと独立した関連が認められた(罹患率比:1.36、同:1.28~1.44)。

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鍼灸の現状と問題(2) 保険外併用療養費の考察

北海道鍼灸マッサージ柔整協同組合 理事 健保対策委員長NPO法人 全国鍼灸マッサージ協会 理事 広報/渉外局 健保推進担当渡邊 一哉2012年6月15日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行※本記事は、MRIC by 医療ガバナンス学会より許可をいただき、同学会のメールマガジンで配信された記事を転載しております。 鍼灸が現状の健康保険法の87条、療養費の枠組みで健保の支払いが償還払いになって久しい。昭和の30年代には日本鍼灸師会が健保の推進を掲げて運動している事からそれ以前、戦後マッカーサーが鍼灸禁止の発令をしようと、日本の医療者と論議になっているのが昭和25年前後と思われる事から、それから数年で健康保険を使っての鍼灸が始まってる事になる。 現在の日本の鍼灸は医業行為とは呼ばれず、法的には医業類似行為と言われている。これに不服を感じ、医業になるべきだ、医療行為となぜ言われないのか?と鍼灸の業界団体もまた、ここ数年で相次いで設立された鍼灸系の大学などでも、盛んに研究が行われ、EBMの確立に躍起になっている。 おそらく、数年の後にはある程度EBMの確立を生むかもしれない。それはそれで素晴らしい事だし、そうなる事を願ってはいる。鍼灸が病院内医療として行われ、それが患者さんに使われる事で、医療経済の側面からも薬剤や、リハビリテーションと並び、鍼灸は強力な武器にもなる可能性がある。 製薬会社から妨害があるのではないか?とか、薬剤師会と対立するのではないか?と言うような声もあるにはあるが、だとしても医療の選択肢として患者さんが医師と話し合いの上で、もしくは患者の意思を尊重してとなるのであれば、それはそれで問題のある事だとは思えない。 仮にEBMが確立をして医療に参入するとなるとどういう事が起こってしまうのか。病院内で行われる医療行為はすべて医師法に遵守した形で行われている。1.医師法第17条 医師でなければ、医業をなしてはならない。第18条 医師でなければ、医師又はこれに紛らわしい名称を用いてはならない。 このように医師に業務独占、名称独占を与えている。今の病院医療は、医師が業務独占があるために、他のメディカルスタッフはすべて医師の処方で業務をこなしている。しかも請求は保険給付である。現物給付と言われる給付の方法で請求は医師が行うのはご承知の通りである。 あまり今のところ、鍼灸の医療参入に関してはせいぜい混合診療の問題が発生しているくらいのもので、鍼灸という業務としての問題を提起する方はいない。 今の時点で鍼灸が健保を適応しているのは制度上は健康保険法の第87条の療養費の部分である。(療養費)第八十七条 保険者は、療養の給付若しくは入院時食事療養費、入院時生活療養費若しくは保険外併用療養費の支給(以下この項において「療養の給付等」という。)を行 うことが困難であると認めるとき、又は被保険者が保険医療機関等以外の病院、診療所、薬局その他の者から診療、薬剤の支給若しくは手当を受けた場合におい て、保険者がやむを得ないものと認めるときは、療養の給付等に代えて、療養費を支給することができる。 この療養費の87条は療養の給付が困難であると認める時と条文上では書かれている。現在のこの条文に関しての運用は、厚労省から通知がでている。 最新の厚労省の鍼灸に関しての疑義解釈資料(平成24年2月13日発布)によれば、療養の給付等が困難な場合とは慢性病であり、医師による適当な医療手段のないもので主として神経痛、五十肩、腰痛など他類焼疾患となっており、漫然と医療を受け続けても、治癒に至らないものとされている。 この解釈を巡っては様々な論議があるが、今のところは医師の同意書が発行されれば、その条件に関してはあまり言わない保険者が大半を占める。一部、保険医療機関担当規則を持ち出してくる保険者もいるにはいるが、そもそも日本の行政は裁量行政であり、その場その場、時代時代に、条文を無理矢理都合を合わせて行く事が日本の行政であり、そうでないと時代が移行する度に、条文改正や、国会での論議という事になるのは大変な事で、それである程度、幅を持たせて解釈をしている。 時に拡大し過ぎ、飛躍し過ぎという話もあるが、それをある程度調整をつけていくのが医療であれば厚労省の役割でもあろうと思う。 話を戻すが、この療養費は、償還払いが原則で、現物給付は請求権は医師にあるのに対し、償還払いは被保険者請求である。 それを代理請求して鍼灸師、もしくは第3者が行っている現状がある。これはこれで複雑で煩雑な書類を被保険者が行う手間を、慣れている者が行うことでガードが下がり国民の受療が進むというメリットはある。 これがEBMが進み、医療になるとすると、医師以外は医療を行えないという医師法の原則からいくと鍼灸師は医師の処方下でないと鍼灸治療が行えなくなるという現実がある。あくまで条文を条文通りに行くとという事であるが。 事、医師法に関しては、他の法律と違い、かなりコンプライアンスを守らなければいけないし、医師法は日本の医療に関しては統治している法律である。ここの医師以外で医療を行うという部分に鍼灸師が参入する事を医師はおろか、他の医療関連職種も黙っているわけには行かないだろうと思う。 この問題は、くしくもEBMがある程度確立し、日本で鍼灸が認められ、病院内医療として行われ始めると同時に発生する。 この問題をいったいどうしていくのがいいのか。日本の現存の開業鍼灸師は、病院内医療が始まるとどうなるのか?ここに解決の道はないのか。 私案であるが、保険外併用療養費に鍼灸を選定療養としてでも入れる事で、病院内では保険外併用療養費として、病院外では健康保険法87条の療養費払いとして、支払う事が可能になるのであれば、病院医療と開業鍼灸師との共存が可能である。あくまで法律上ではあるが。 保険外併用療養費に鍼灸が認められれば、混合診療問題も鍼灸に関しては除外される事になる。鍼灸が医療参入できないのはひとつには混合診療問題からだと言われている事からそれは問題回避する事ができる。 現在の保険外併用療養費は下記になる。●評価療養(7種類)・先進医療(高度医療を含む)・医薬品の治験に係る診療・医療機器の治験に係る診療 ・薬事法承認後で保険収載前の医薬品の使用・薬事法承認後で保険収載前の医療機器の使用・適応外の医薬品の使用・適応外の医療機器の使用●選定療養(10種類)・特別の療養環境(差額ベッド)・歯科の金合金等・金属床総義歯・予約診療・時間外診療・大病院の初診・小児う触の指導管理・大病院の再診 ・180日以上の入院・制限回数を超える医療行為 この指定は厚労大臣が認定して行う事になっていて、そこに鍼灸が参入というのはもっとも今の法律を変えず、開業鍼灸師も打撃を大きくはうけず、病院医療で行う事からさらにEBMの確立に向けていけると思うし、国民のアクセスのしやすくなる。 医療経済的にどうなのか?と問われれば、やってみないとわからない事が多く、予想としては薬剤やその他の医療と基本的には併用はできない仕組み作りにして行くと経済効果もあるとは思うのだが、厚労省側で、一部地域やもしくは時限的にとかで選定療養としてやってみないと医療経済的にはわからない。 とりあえず、地域を限定してやってみるというのも方法である。その際、開業鍼灸師には、同意書の発行など医師が渋る事のないように便宜をはかる必要があり、あくまで、選択は患者さんが、国民にあるという姿勢で行く事が必要ではないかと思われる。料金的にも保険外併用療養費であれば、はり術きゅう術 電療合わせて1525円になり、開業鍼灸師であれば、その割合負担が患者さんの負担である。厚労省の裁量行政でなんとかなる話なのである。

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福島県南相馬市・大町病院から(7) 君死にたまう事なかれ

南相馬市大町病院佐藤 敏光2012年6月17日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 ※本記事は、MRIC by 医療ガバナンス学会より許可をいただき、同学会のメールマガジンで配信された記事を転載しております。 南相馬市大町病院の佐藤です。 入院患者数は59名となりました。6月から定床が70床から80床に増えました。全国から看護師さんたちが大町病院に来てくれるようになりました。遠くは大阪から来てくれた看護師さんもいて、関西弁?で明るい会話も聞かれるようになりました。定床数は増えましたが、入院患者は増えていません。恐らく急性期に対する病床がほぼ充足されてきたのだと思いますが、逆に慢性期や介護ベッドの病床が足らず、いわゆる医療難民が増えつつあります。本院も以前のようなケアミックス型の病院に戻したいのですが、新たに(療養)病床を開設するにはまだ看護師数が足りません。最近『クローズアップ現代』で急性期病院から退院させられていく患者が取り上げられていました。どこの地方でもあり得ることかと思いますが、少なくとも「救急車を呼ぶな」とは言わないようにしています。むしろ「具合悪くなったらすぐ来るように」と指導しています。そう言っておいた方が家族の安心を呼ぶからです。また、本院は退院勧告は医師から行います。在宅へのサポートは看護師も行いますが、ストレスの多い退院勧告や支払い請求などは看護師から言わせるべきではありません。今病院で困っていることは、赴任してくれる医師(6月から消化器科に慈恵会医大の医師が赴任してくれました)や全国から来てくれている看護師さんたちの住まいがないことです。看護師さんには空いている(産科と介護ベッド)病室を使ってもらっていますが、これも当初は当局?からまかり成らぬと言われましたが、事務次長が何度も折衝し許可されたことです。恐らく市立病院などでも困っていることかと思いますが、住居ほど『攻め』の施策が必要です。2年後と言われる仮設住宅からの住民の居住先としても抜本的な住居の建設が必要です。いっそのこと空間線量の低い海沿いの土地を8割ではなく10割で買い上げ、3階以上を居住空間としたマンションを造ったらと思います。(津波に遭った人は同じ場所には戻りたがりません。昨年までは津波に襲われた土地は二束三文にしかならないと嘆いていました。)赴任してくれた医師も家族を呼んでまでとは考えてはいないようです。放射能のリスクがいくら下がったとは言え、小さい子どもの家族を住まわすほど安全だとは言えないということです。患者さんも有り難いとは感じながらも、東京から来てくれた医師に、本心を語ることはありません。長く南相馬に留まってくれる(永住してくれる?)ようにするには家族を近くに呼ぶしかないと思います。多くのMRさんがやっているように、(会社で)仙台のマンションを借り上げ通勤してもらうようなことを考えていかねばなりません。26年度と言われる相馬以北の常磐道開通が待ち遠しく感ぜられます。短期出張のためのホテルも南相馬や相馬は常に満室です。原町火力発電所の復興や除染作業のために多くの作業労働者が全国から集まってきてきているためです。時々病院にも地元の病院から出ていた薬をと来院するようになりました。長期処方を希望されるので住所を見なくても分かります。原町火発の復興は見違えるようです。あっと言う間に鉄塔が立ったと思ったらその1週間後には送電線が張り巡らされていました。送電線は南の福島第一原発のほうに向かっていました。原町火発は東北電力の施設です。でも送電線は今後住めるか分からない南の方を向いているのです。復興、復興と言っても地元のためと言うよりは原発事故収束(これはある程度仕方がないが)のために行っているようなものです。最近救急車で高校生が過換気症候群で運ばれてきました。小高区にある高校で原町高校にあるサテライト高に通っているのですが、親は郡山で別に生活しており、親元から離れて通学する生徒は市内の旅館に寄宿し、(教師ではない)高校職員と一緒に生活していると。たまたまもう一人の生徒が居なくなったときに発症した過換気でした。今回2回目ということで、翌日心療内科の先生に紹介しましたが、旅館が寄宿舎として使われていることなど、南相馬の住宅事情?の異常さを知らされる一件でした。過呼吸もストレスを発散できない症状の一つですが、自殺者が増えてきていることも否定できません。最近は小高区の住民の自殺がありました。( http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/06/post_4175.html )この4月16日に小高区が避難区域が解除となり、自由に立ち入ることができるようになりました。ただ、上下水道は使えないのでトイレは使えず、ゴミ収集は行わず、仮設住宅まで持っていってもだめとなると長くは居られません(そのためか夜間居住禁止となっています。)本院にも小高区に居た職員がいますが、家の中はネズミの糞やクモの巣で住める状況ではないと。私も物珍しさも手伝って小高区を見てきましたが、今も海となっている井田川地区や、市内の崩れた建物など、復興の始まった宮城や岩手とは明らかに違う風景をみることができます。(住民の人は快く思いませんが)是非野田首相や大飯町の住民に見てもらいたい、家族で来て貰っても良い、この海となった底に何人かの人は沈んでいる、その屍を探せないのはあの原発のためなのだと。原発のために命を落とすことは無駄です。それで政策は変わりません。病院に来ない人たちが少しずつ将来に希望が持てなくなって命を落としていくことが心配です。

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第111回日本皮膚科学会総会

2012年6月1日~3日、国立京都国際会館にて、第111回日本皮膚科学会総会が開催された。昨年開催予定だった第110回総会が東日本大震災のために中止となり、2年ぶりの開催となった今回は、「進化する皮膚科:知と技を磨く」というテーマのもと、皮膚科学の様々な疾患をカバーする数多くのセッションが企画された。ここでは、その中からいくつかのセッションをレポートする。レポート教育講演「分子標的薬の現状と展望―副作用対策を含めて―」メーカー紹介株式会社レザック歯科等の炭酸ガスレーザー、フラクショナルCO2レーザーはレザック。グラファ ラボラトリーズ株式会社エビデンスに基づく製品開発を実践します。株式会社サンソリット信頼できるピーリングを。ピーリングのパイオニア サンソリットルートロニックジャパン株式会社Technology for Beauty and Healthアラガン・ジャパン株式会社アイケア、神経科、皮膚科、美容医療、泌尿器科などの専門領域に特化したグローバルヘルスケア・カンパニーサイノシュアー株式会社Be transformed株式会社ファンケル毎日心地よく肌のお手入れができるように。皮膚科専門医との共同研究から生まれた、「無添加FDR」のご紹介キャンデラ株式会社ひとにやさしく、未来につながる技術。株式会社おんでこおんでこ ダーモスコープ エピライトエイト ONDEKO DERMOSCOPE (EPI LIGHT×8) のご紹介パロマジャパン株式会社FROM LIGHT COMES BEAUTYマルホ株式会社敏感肌や乾燥肌のためのスキンケアをサポートする2e(ドゥーエ)。製品に込められた、その想いをお伝えしますマーシュ・フィールド株式会社痣・火傷痕・傷痕・白斑などのカバー専用化粧品、並びに低刺激性スキンケアの企画販売レキットベンキーザー・ジャパン株式会社フットケアの専門ブランド  ドクター・ショール(Dr.Scholl)日本ロレアル株式会社ラ ロッシュ ポゼ 皮膚科医が採用する敏感肌のためのスキンケア株式会社ケイセイ医療機関を対象に化粧品・医薬部外品の企画・開発・販売を実施

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教育講演「分子標的薬の現状と展望―副作用対策を含めて―」

座長 清原 祥夫氏 (静岡がんセンター 皮膚科)中川 秀己氏(東京慈恵会医科大学 皮膚科学講座)ビスフォスフォネートの抗腫瘍効果についてはいまだ賛否両論がある。現在までにいくつかの臨床試験の結果が報告されており、システマティックレビューとメタ分析が行われた。ここでは、主にチロシンキナーゼ阻害薬による皮膚症状の特徴と対処法、抗体医薬使用時の注意すべき副作用について前編、後編に分けてレポートする。皮膚科医とチロシンキナーゼ阻害薬・抗体医薬の関わりとは?本教育講演では、まず、自治医科大学皮膚科学教室 大槻マミ太郎氏が分子標的薬の概要について講演を行った。初めに、大槻氏は、今後、シェアを確実に伸ばしていく薬剤として低分子のチロシンキナーゼ阻害薬や高分子の抗体医薬などを挙げ、これらの薬剤がターゲットを絞り込む分子特異的治療の両輪となっていると述べた。キナーゼ阻害薬は主に抗がん剤として用いられており、皮膚科領域でも、悪性黒色腫などに対する開発に期待が高まっている一方、現時点では、その副作用として高頻度に発現する皮膚症状とその対処法に注目が集まっている。また、抗体医薬は免疫疾患のQOL改善に貢献度が高く、皮膚科では乾癬治療薬としてTNFαやIL-12、IL-23を標的とした生物学的製剤に期待が寄せられているが、ほかの適応疾患における使用により、乾癬型の薬疹の発現が報告されており、その対処も議論されている。このことを踏まえ、乾癬の治療に関しては、新しい分子標的薬は標的がピンポイントであるため、副作用も絞り込まれると期待されているが、特定の経路のみ抑制すると別の経路が活性化される可能性があり、未知なる「逆説的副作用」が生じる可能性がある。一方で、シクロスポリンなど作用点は多岐にわたるがさまざまな経路を幅広く抑制しうる薬剤は、副作用も経験的に熟知されており、古典的であるがゆえに、使い勝手の良い薬剤ともいえる、と大槻氏は述べた。EGFR阻害薬の皮膚症状と対処法:主にざ瘡様発疹について滋賀医科大学皮膚科学講座 藤本徳毅氏はEGFR(上皮増殖因子受容体)阻害薬による皮膚症状と対処法について、考察を述べた。EGFR阻害薬には、ゲフィチニブ(商品名:イレッサ)やエルロチニブ(同:タルセバ)などのチロシンキナーゼ阻害薬と、セツキシマブ(同:アービタックス)やパニツムマブ(同:ベクティビックス)などのモノクローナル抗体があり、非小細胞肺がんや大腸がん、膵がんなどに使用されている。これらの薬剤は、EGFRシグナルを阻害することにより、腫瘍の増殖を抑制し、原疾患への効果を発揮する。一方でEGFRは正常皮膚の表皮基底細胞や外毛根鞘細胞などにも発現することがわかっており、EGFR阻害により、活性化EGFRが減少し、ケラチノサイトの角化異常、角質の菲薄化、角栓の形成が亢進することで高頻度で皮膚障害が生じると言われている。EGFR阻害薬の皮膚症状としては、主にざ瘡様発疹や乾皮症、爪囲炎などが多く、稀なものとしては脱毛性病変などが挙げられる。これら皮膚症状は、重症度が高いほど、原疾患に対するEGFR阻害薬の有効性が高い、つまり生存期間が長いことが示されており、治療効果をはかる指標となる可能性も示唆されている。ざ瘡様発疹の対処法とは?続いて、それぞれの皮膚障害の特徴や対処法について言及した。ざ瘡様発疹はEGFR阻害薬投与後、数日で発現し、4~6週でピークを迎え、6~8週で軽快するケースが多い。また、顔面や体幹に好発し、掻痒や疼痛を伴うが面疱は認められず、大半が無菌性であると言われている。藤本氏は、ざ瘡様発疹は高頻度に発現することがわかっているが、チロシンキナーゼ阻害薬よりもモノクローナル抗体のほうが重症な皮疹が出る印象がある、とつけ加えた。重症度については、日本臨床腫瘍研究グループによって公表されている「有害事象共通用語規準ver4.0 日本語訳JCOG版」(CTCAE v4.0 - JCOG)を用いるのが一般的である。ここでは、体表面積と社会的要素を中心に5段階のGradeに分類されている。ほかにも、各製品の適正使用ガイド等に、掻痒、疼痛の有無によるGradeの目安や発疹出現時の用量調節の基準などが掲載されており、参考にできるとした。対処法については、基本的に、皮膚症状による薬剤の休薬や減量は避けたいとしながら、確立していないものの経験的に実施されているいくつかの治療法について紹介した。ざ瘡様発疹の場合、炎症性ざ瘡の治療に準じて、外用抗菌薬が用いられる。また、局所療法の1つとして、ステロイド外用薬が使用されており、藤本氏は、顔面については、Grade2の場合はstrong class、Grade3でvery strong classを使用すると述べた。しかし、これまでの国内外の文献を見てみると、その評価は一定していないことにも触れ、ステロイド外用薬は即効性はあるが、上手に使いこなすことが重要であると強調した。さらに、Grade2以上または細菌感染合併例には、テトラサイクリン系抗菌薬内服(とくにミノサイクリン)が有効であることも述べた。ミノサイクリンに関しては、海外から、「6週間程度の服用を推奨する」、「皮膚症状の予防効果がある」などの報告がある一方で、「そのエビデンスレベルは不明」とする報告もあるとした。ほかにも、免疫抑制剤の外用薬を使用し、有効性が認められた報告やアダパレンゲルについても言及したが、いずれも一定の評価は得られていないとした。その他の副作用への対処法は?乾皮症は4~35%程度の発現頻度であり、EGFR阻害薬投与後、1~2ヵ月で症状が発現することが多い。治療としては、まずはヘパリン類似物質やワセリン、尿素製剤外用などによって保湿を行い、効果が得られない場合は、ステロイド外用薬を併用する。この症状に関しては、保湿による予防が重要である、と述べた。また、爪囲炎は6~12%程度の発現頻度であり、薬剤投与後2~4ヵ月くらいから見られる症状である。基本的には、浸出液が見られる場合、洗浄、クーリング、テーピング、保湿剤等による処置を行うが、発赤や腫脹が見られる場合には、初期から、very strong~strong classのステロイド外用薬を積極的に用いることが重要である。そのほか、細菌感染合併例には短期間のミノサイクリン内服、さらに外科的処置として部分抜爪や人口爪も考慮されるとした。毛髪異常に関しては、薬剤投与開始後2、3ヵ月で見られることが多いが、頻度は不明であり、中にはまつ毛や眉毛が伸びる症例も見られる。基本的には、EGFR阻害薬を中止しないことには改善しないが、患者さんからの訴えも多くはないため、中止・休薬するケースは少ないと述べた。このようなEGFR阻害薬による皮膚症状では、予防が重要であると言われている。スキンケアの指導は、清潔、保湿、刺激からの保護を基本とし、たとえば、「保湿剤はこすらずに、手のひらでおさえて塗る(スタンプ式塗布)」「外出時は日焼け止めを使用する」「爪は長く伸ばしてまっすぐ切る」などこまめな指導が必要となってくる。藤本氏は、これらスキンケアの方法を患者にわかりやすく説明し、薬剤の写真が入った説明書を配布するなどして、皮膚症状が出ても患者があわてずにすむように指導を行うことも重要である強調し、講演を締めくくった。

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株式会社レザック

製品紹介炭酸ガスレーザー手術装置 レザックCO2-25痛みが少なく、出血を抑えた手術に適しています粘膜でもクッキリ見えるグリーンのガイド光多様な科、症例に適応できる最大出力25Wレーザー光のエネルギーロスの少ないマニピュレータ方式熱損傷が少なく、浅い表在性の疾患にも使用できるスーパーパルス搭載重量はわずか20kgで移動が容易、かつ5個のキャスターで耐震性能が向上高周波電気メス サーボトームCS-M世界最小、最軽量クラス1.12kgフットスイッチ、対局板、ハンドピース、ハンドピースコード、10種の伝導子が標準セット組織への熱損傷が極めて小さい高周波特性

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グラファ ラボラトリーズ株式会社

グラファ ラボラトリーズは、美容と健康の分野で幅広く事業を展開するピアスグループの一員。そのネットワークを生かして、医療分野で役立つ製品を提案します。グラファ ラボラトリーズ株式会社は、カバーマーク、アクセーヌ、オリリーなどの化粧品ブランドを中心に、医薬品や健康食品、エステティックなどの事業を展開するピアスグループの一員です。その中でグラファ ラボラトリーズは、皮膚科・形成外科の医師と最新データをもとに共同で研究。医療の視点でリアルな効果を目指したアプローチを提案しています。製品紹介※製品に関する詳細は ホームページ をご覧いただくか、下記までお問い合わせください。試用見本・学術資料をお送りさせていただきます。

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株式会社サンソリット

クリニック開業にあたり、診療メニューや集患、スタッフの技術研修など不安を抱えている場合はぜひサンソリットにお任せ下さい。サンソリットはクリニック様の増収増益を具体化させる4大事業として、新規開業や経営をサポートする「企画・コンサルティング事業」、貴院オリジナル化粧品の開発製造をバックアップする「PB・OEM事業」、施術体験や研修会を実施する「スキンケアセンター」、そして各種セミナー開催や技術研修、人材育成を支援する「セミナー・教育事業」を展開し、全国の医療機関に幅広く支持されています。また、1995年の学会において、白壁征夫先生(サフォクリニック院長)による日本初のケミカルピーリングの発表に協力しました。以後、皮膚臨床・薬理・物理の専門家との共同開発による化粧品、ケミカルピーリング剤、イオン・超音波導入機、高周波温熱機(C.E.T.®)を取扱い、「サンソリットメディカルスキンケアシステム」として2,500以上の医療機関に提供しております。長年のケミカルピーリング研究の末に誕生したピーリング石鹸「サンソリット スキンピールバー」「汚れを落としながら、肌に余分な古い角質を取り除く」ことを目的としたスキンピールバーを、長年の研究の末、誕生させました。肌に対して刺激の少ない酸AHA(フルーツ酸)の力で、肌表面にたまった古い角質を優しく取り除き、肌の生まれ変わりをサポートします。サンソリット スキンピールバー欧米で既に評価の高かったケミカルピーリングを中心にスキンケア事業をスタート業界のパイオニアとしての地位を築いてきたサンソリットの商品そして技術は、多くの医療機関で導入されています。一般的なAHAピーリングはグリコール酸単体使用が大半です。しかしサンソリットは、グリコール酸と乳酸混合であるAHAジェルとラクトクリームを塗布するというダブルピーリングで、グリコール酸単体より深い層のピーリングを可能にし、ブライトニング作用をもたらします。サンソリット ケミカルピーリングシリーズ最適な施術を可能にする機器表皮基底層や真皮層など、皮下の奥深い部分の細胞が受けるダメージは皮膚老化に直接影響します。イオン導入、超音波導入、高周波温熱施術をご検討されるドクターの方々に向け、さまざまな機器を取り扱っております。エイジングケア、術後の創傷治癒などにぜひご活用ください。業務用美容機器患者様の囲い込み強化で収益をアップさせるクリニックオリジナル化粧品商品が届いたその日からクリニックオリジナル化粧品として活用できます。貴院オリジナルラベルも弊社で無料作成し、「3本」という少ロットからのご購入が可能です。過剰在庫の不安や仕入れコストを低減し、患者様のリピートを促します。また、工場出荷の際、商品の裏面に薬事法に基づく法定表示ラベルが貼られるので、薬事申請の必要もありません。サンソリット PBシリーズ

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ルートロニックジャパン株式会社

第111回日本皮膚科学会総会では、スキンケア製品、医療機器など多数のメーカーのブースが設けられていた。そのうちの1つ、ルートロニックジャパン株式会社を紹介する。医療用レーザーを開発し、韓国で最もR&Dに力を注いできたレーザー医療機器Globalメーカーとしてアジアナンバー1のシェアを誇るルートロニック。市場の変化に迅速に対応していきながら国際的発展を遂げている企業である。北米、日本、欧州、中国に現地法人を設立しており、世界60ヵ国以上に輸出販売するなど、ルートロニックの提供するサービスは全世界における認知度も高い。アメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)承認を受けているルートロニックの製品群はスキンタイプに捉われず、多くの国で使用され、臨床効果、品質、操作性、良質なアフターサービスなどについてユーザーの高い満足度を得ているそうだ。製品紹介以下、今回の学会にて出展された製品を紹介する。※以下にご紹介する製品は国内未承認機器が含まれています。Q-switched YAG Laser スペクトラ短いパルス幅と整ったビームで肝斑をより安全に、より確実に治療する。ロングパルスモードによるノーダウンタイムのニキビ治療も可能。ニキビの出来にくい肌質に変えていく。高いピークパワーでシミ、母斑の治療も最小限のダメージで治療可能とのこと。炭酸ガスフラクショナルレーザー エコツーニキビ跡、毛穴、皺、たるみを改善。マイルドな治療からハードな治療まで自在にコントロールすることができ、特許技術によりダウンタイムを最小限に抑制。先端のチップが可変で、3種類のレーザーを使い分け照射することができ、患者さんのあらゆる幅広い治療に効果をもたらす。新世代光治療器 ソラリレーザーメーカーとして開発した次世代の光治療機。6つのフィルターを標準搭載。ブロードバンド波長により、ニキビ、シミ、そばかす、赤ら顔、脱毛などの症状に改善をもたらす。人工知能冷却がマイナス5℃ まで設定可能で無痛かつ冷却ジェル無しでも治療していくことが可能。(ケアネット)

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アラガン・ジャパン株式会社

アラガンは、人々の可能性を十分に引き出し、人生を魅力的にするための、革新的な医薬品と医療機器の開発を行っている複数の専門領域を持つヘルスケア・カンパニーです。私たちは医療専門家と共に患者の皆様に対するケアの向上のため、医療専門家のニーズにじっくり耳を傾けることを大切にしています。私たちの研究開発力を医療の専門領域で活かすために、今後も多角的アプローチによる挑戦を続けます。今日、アラガンは複数の専門領域に特化し、アイケア、神経科、皮膚科、美容医療、泌尿器科の有力な製品を抱える、(売上高)40億ドルのグローバルヘルスケア・カンパニーに成長を遂げています。本邦においては、2010年1月にアラガン・ジャパン株式会社が設立され、2010年11月より、「BOTOX VISTA ボトックスビスタ®注用50単位」の販売を開始しています。アラガン・ジャパン株式会社代表取締役社長 レオ・リー【取扱い製品】BOTOX VISTA ® ボトックスビスタ® 注用50単位(A型ボツリヌス毒素製剤)【最新News】第30回 美容皮膚科学会・学術大会 企業セミナー 2012.8/18-19ボトックスビスタ®■施注資格取得セミナー(定員25名)8/18(土)10:30~11:308/19(日)13:00~14:00■アセスメント&施注疑似(模型)体験セミナー(定員16名)8/18(土)14:00~16:008/19(日)9:30~11:30■ブース展示 :施注資格更新/製品情報展示※ご参加ご希望、詳細、ご質問等はアラガン・ジャパン(株)カスタマーサービスまで、お問い合わせください。お問合せ先TEL: 0120-404-100 (9:00 ~ 18:00 /土日祝日及び当社休業日を除く)FAX: 0120-407-100 (24時間受付)【製品特徴】<BOTOX VISTA ® ボトックスビスタ® 注用50単位(A型ボツリヌス毒素製剤)の特徴>眉間の表情皺治療のために美容領域で唯一日本で承認されている、A型ボツリヌス毒素製剤です。A型ボツリヌス毒素製剤の中で唯一、20年の臨床経験があり、その安全性が証明され世界中で最も広く使用されているA型ボツリヌス毒素製剤です。ボトックスビスタ®の製造および処方には、独自の特性があり、ボトックスビスタ®と同じ製品は存在しません。(※A型ボツリヌス毒素製剤の特性は各製剤で異なり、製剤間の互換性はありません。)ボトックスビスタ治療には施注資格が必要です。<BOTOX VISTA ® ボトックスビスタ® の基本データ>表情シワの原因となる筋肉の緊張を和らげ、肌をなめらかにする天然の精製タンパク質効果は約3~4ヵ月持続短時間の注射による治療で、非常に患者満足度が高い(患者満足度 90%以上:Kawashima M et al. Int J Dermtol 2009)20年にわたり臨床的安全性が記録され、世界中で1,100万件を超える美容医療分野での効果が実証されている、この種の製品としては唯一の製品2001~2007年間の7年間に、世界中で最もよく行われてきた非外科学的美容治療

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サイノシュアー株式会社

1991年の設立以降、多くの新しいテクノロジーを開発してきたサイノシュアー。現在、そのソリューションも増え、幅広いレーザー技術を提供している。 2005年のNASDAQ株式上場後は、業界のリーダーとして、欧米のみならず世界各国に向けた製品の開発・提供を目指してきた。 60ヵ国以上の国々にさまざまなソリューションを提供しており、2004年時に4社だった現地法人は現在11社。質の高いカスタマーサポートの提供を目指して現在も日々成長している。この成長について同社は、「“継続的なイノベーションを起こす”というビジョンのもと、幅広く充実したアプリケーションの開発・提供など、新たな分野を開拓してきたことで実現できた」としている。昨今、多くの企業が研究開発への予算削減を行っている中、同社は未来への投資を継続して行っている。世界に張り巡らされた各拠点の日々のカスタマーサービスを充実させ、そのインプットを増やすことで、今後もさまざまなイノベーションを継続的に生み出し、お客様とともに歩んでいくことを目指すグローバル企業である。History1991年Horace Furumoto博士によりCynosure社誕生1992年パルスダイレーザーを導入1996年アジアに現地法人を開設1996年世界初の脱毛用ロングパルスアレキサンドライトレーザー(LPIR)を開発2000年日本オフィス開設2003年Michael R. Davinが社長兼CEOに任命される2004年カナダに事業拡大2004年世界初のマルチプレックステクノロジーを導入2005年NASDAQに上場2007年革命的なレーザー脂肪融解の導入2008年医療・美容レーザーにおける最大企業となる2009年韓国およびメキシコにオフィス開設2010年MPX製品の拡大(Elite MPX)TriPlex(3波長搭載技術)の開発2011年Eleme Medical買収。ソリューションの拡大2012年SideLazeテクノロジーの開発美容トレンド&テクノロジー誌による受賞一覧Best Customer Service & SupportMost Diverse Hair Removal Laser for All Skin TypesBest Fractionalized Technology (non-ablative)Most Promising New Technology (Laser Lipolysis)Best Body Contouring DeviceBest Laser for Vascular MalformationsBest Hair Removal Laser(ケアネット)

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株式会社ファンケル

製品情報【無添加FDRのこだわり】創業以来、敏感肌のケアに取り組んできたファンケルは、「アトピー肌をはじめとした乾燥敏感肌の方たちの不安や不満を少しでも取り除きたい」という想いから、皮膚科専門医と共同で研究を進めました。そして、乾燥敏感肌の方も、毎日心地よく肌のお手入れができるフェイス&ボディケアのブランドとして「無添加FDR」が完成しました。「FDR」とは、ファンケルの「F」と、ドクターの「Dr」。皮膚科専門のドクターとの共同研究から生まれたことを表現したネーミングです。【無添加FDRスキンケア効果のこだわり】【無添加FDRのスキンケア効果を支える特長成分】【無添加FDRのお肌のためのこだわり】無添加に加え、全商品アルコール(エタノール)不使用。また、敏感肌によるパッチテスト・敏感肌への2週間連用テスト・アレルギーテスト・皮膚科医監修による使用テスト済みです。※すべての方にアレルギーや皮膚刺激が起きないというわけではありません。肌に必要な成分だけでできています。FDRシリーズは、肌に必要な成分のみを厳選してつくられています。防腐剤(パラベンなど)・殺菌剤・石油系界面活性剤・香料・鉱物油など、肌にとって不要な成分は一切不使用。全商品製造年月日入りです。【患者様用サンプルについて】ファンケルの商品は、通常、通信(インターネット、電話、ハガキ、FAX)・直営店舗にて販売を行っておりますが、無添加FDRは、医療機関に対し特別に半製品での無料サンプルをご用意しております。患者様用サンプルのご要望につきましては、ファンケル学術研究室 濵田/田畑、電話:045(226)1292 , FAX:045(226)1496またはe-mail: hamada_kazuto@fancl.co.jp, yuko0608@fancl.co.jpまでご連絡下さい。

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キャンデラ株式会社

第111回日本皮膚科学会総会では、医療機器についても多数のメーカーによりブースが設けられていた。キャンデラ株式会社も、そのうちの一社である。Science, Results, Trustキャンデラ株式会社は、米国Candela Corporationの日本法人として1989年に設立され、四半世紀にわたりEBMを重視した質の高い医療用レーザー機器を中心に扱ってきた。臨床面からメンテナンスまで信頼のおけるサポートに力を入れている、同社の取り扱い製品を紹介する。製品紹介【GentleLASE】ロングパルスアレキサンドライトレーザー皮膚に存在するメラニン色素に対し選択的に吸収されやすい波長を持つロングパルスアレキサンドライトレーザー装置ジェントルレーズは良性の色素性疾患治療に有効。スポットサイズも従来機種に比べ非常に大きいため、乱反射による光エネルギーのロスが少なくレーザービームはより深部まで到達でき、また大口径のスポットは広範囲のメラニン疾患に対しても大変効率良く治療することが可能である。【GentleYAG】ロングパルスヤグレーザー皮膚組織の凝固を主目的とするロングパルスヤグレーザー装置。皮膚深達性に優れ皮膚中層から深層にまで熱エネルギーを伝達することができる。また、ターゲットに応じてパルス幅を0.25~250ミリ秒まで可変することが可能で、周囲の正常組織への熱損傷を最小限に抑えることに適している。操作性を重視し、大口径の照射スポット、光ファイバーによる導光方式を採用。レーザー照射は最高で毎秒2回の連続照射が可能である。【Vbeam】ロングパルスダイレーザーいわゆる赤アザのレーザー治療は1960年代からすでに始められ、ルビーレーザー、炭酸ガスレーザー、アルゴンレーザーなどさまざまな波長のレーザーによる治療が研究されてきた。ローダミン色素を用いた波長577ナノメートルの色素レーザーによる臨床報告以降、1990年代からはパルス波ダイレーザーによる治療が最も安全かつ有効であると云われている。キャンデラ社は初期の段階からパルス波色素レーザーの医家向けの開発を手がけており、キャンデラ社ダイレーザーを使用した医学会誌での臨床論文の総数も300を超えているという。キャンデラ社製Candela Vbeamは現在、世界で最も親しまれている血管病変治療用のダイレーザーの1つであり、平成24年6月現在、62ヵ国、1800台以上が日々臨床使用されている。Vbeamから発振される波長595ナノメートルのレーザー光は、血液中のヘモグロビンに選択的に吸収されるという特徴を持つ。毛細血管が凝集した病変部では、ヘモグロビンがレーザーの光エネルギーを吸収し、熱変換することで血管内壁が熱破壊され、血管を閉塞させる。また、Vbeamはレーザーのパルス幅(照射時間)を調節できるという新機能を有しており、これにより毛細血管の血管径に応じた照射時間を適宜設定することが可能となった。さらに、内蔵のダイナミッククーリングディバイス(DCD)がレーザーに同期し、レーザー照射直前に寒剤を吹きつけることにより皮膚を保護する。当治療は保険適応の対象となっている。対象疾患: 単純性血管腫、苺状血腫、毛細血管拡張症の治療【AlexLAZR】Qスイッチアレキサンドライトレーザー皮膚良性色素性疾患治療用レーザー装置アレックスレーザーは太田母斑などの「青アザ」の原因となる皮膚に含まれる異常メラニン色素に対し、選択的に吸収されやすい波長を有している。また、Q-スイッチと呼ばれるシステムによりレーザーパルスの照射時間が非常に短く、周辺の正常組織への影響を最小限に抑えた安全な治療が可能である。メラニンだけを選択的に破壊できるメカニズムは1983年にDr. AndersonとDr. Parrishにより提唱されたSelective Photothermolysis理論(選択的光加熱分解)に基づいており、メラニンに吸収されやすい波長を持つレーザーで、メラニンの熱緩和時間(~50ナノ秒)以内にレーザーパルスを照射することにより選択性が生じ、安全な治療が可能になったとのこと。当治療も保険適応の対象となっている。(ケアネット)

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株式会社おんでこ

おんでこ ダーモスコープ エピライトエイト ONDEKO DERMOSCOPE (EPI LIGHT×8)【特徴】1.倍率:8倍2.レンズの径:接眼部 42mm / 対物部 36mm3.重量:240g(電池入り)4.反射・無反射(油浸の状態)機能付き5.単3電池使用で約10時間連続使用可能6.パワーインジケーター付き(赤ランプ)7.白色LED使用8.ストラップホルダー付き【特徴】ニューエピライトエイト   48,000(税込50,400-)8倍⇒10倍アタッチメントレンズ   5,000(税込 5,250-)オイルイマージョンアダプター   12,000(税込12,600-)

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パロマジャパン株式会社

第111回日本皮膚科学会総会では、医療機器についても多数のメーカーによりブースが設けられていた。パロマジャパンも、そのうちの一社である。パロマジャパン株式会社は、米国Palomar Medical Technologies社(以下パロマ社)の日本法人として2010年に設立された。パロマ社は皮膚科・形成外科ジャンルの治療を主としたレーザー・IPLシステムの設計、生産、提供を行っている。StarLux今回展示されていたのは、パロマ社の代表機種『StarLux500(※国内未承認機器)』である。『StarLux』はフラクショナルレーザーを中心に、美容皮膚科医が求めるさまざまな治療を提供するマルチプラットフォームというのが売りだそうだ。ノンアブレーティブタイプのフラクショナルレーザー『Lux1540』は、しわ・傷痕・ニキビ痕・ストレッチマーク等の治療に効果を発揮するが、パロマ社独自の強力なコンタクトクーリングによる、治療中の痛みの少なさやダウンタイムの短さなどが特徴である。さらに本学会では、治療効果・鎮痛効果を高めたという最新のレンズ『XDレンズ』も展示されていた。Lux1540MAXGまた『StarLux』は光治療も可能であり、脱毛・レジュビネーションから血管腫の治療まで、IPLで幅広いアプローチを提供しているという。とくに、本学会で展示されていた最新のIPLハンドピース『MAXG』はデュアルバンドフィルターを搭載することでヘモグロビンと血管・深い部位にある血管にも集光でき、従来のシミ取り・赤ら顔の治療にとどまらず、毛細血管拡張症などの血管腫の治療も可能となっているとのこと。『StarLux』はこれらのほかにも、LegVein治療用のロングパルスヤグレーザー、スキンタイトニング用の近赤外線光を照射するハンドピースも利用できる。百聞は一見に如かず。次回学会の際には、ぜひ、ブースに立ち寄って実際の製品を手にとってご覧になられてはいかがだろうか。(ケアネット)

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