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美白化粧品、大量水銀含有製品が世界に蔓延?

 米国・ロマリンダ大学のCarsten R. Hamann氏らは、美白化粧品549製品に含まれる水銀成分量について分析調査を行った。米国食品医薬品局(FDA)では、化粧品製品の含有水銀量は1ppmと制限しているが、調査の結果、その基準値の千倍超の商品が6.0%あり、水銀を含有していた全製品のうち基準値の1万倍超のものが45%を占めていることなどが判明したという。結果を踏まえて著者は「米国および世界中で、美白化粧品に水銀が含まれていることが確認された」と報告している。Journal of the American Academy of Dermatology誌オンライン版2013年12月9日号の掲載報告。 美白化粧品は世界中で使用されているが、いくつかの製品には“melanotoxin”であることが実証されている水銀が加えられている。しかし水銀は、皮膚や腎臓、また神経学的に多くの問題を引き起こす可能性がある。 研究グループは、製品の水銀含有量を明らかにするため、米国の消費者が、オンラインショッピングまたは店頭で入手可能な製品に注目して、大規模な国際的サンプル評価を行った。 美白化粧品について、低コストのポータブルX線蛍光分光計を用いて、水銀含有量が200ppmを超えるものを選別した。 主な結果は以下のとおり。・合計549個の美白化粧品について分析調査が行われた。・それらは32ヵ国で製造されたもので、オンライン購入は米国、台湾、日本で、店頭購入は米国、中国、台湾、タイ、日本、スリランカでされていた。・549個のうち6.0%(33個)が、1,000ppm超の水銀が含まれていた。・水銀を含有していた全製品のうち45%が10,000ppm超の水銀を含んでいた。・米国で購入されている美白化粧品のうち、1,000ppm超の水銀含有製品は3.3%を占めていた。・本研究は、そのほかのメラニン生成抑制成分を含有するクリームは評価していないこと、調査は各製品1サンプルずつであった点で、結果は限定的であった。

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統合失調症患者への抗精神病薬追加投与、うまくいくポイントは

 統合失調症に対する抗精神病薬の治療効果を妨げる要因として脂質代謝と酸化還元レギュレーションが関係する可能性が示唆されている。ノルウェー・Diakonhjemmet病院のH Bentsen氏らは、急性エピソード統合失調症患者に、抗精神病薬を追加投与する場合、ω-3脂肪酸とビタミンE+Cの両剤を追加することが安全であるという研究結果を報告した。どちらか単剤の追加からはベネフィットは得られず、血中多価不飽和脂肪酸(PUFA)値が低い患者では精神病性症状が誘発されることが示された。Translational Psychiatry誌オンライン版2013年12月17日号の掲載報告。 研究グループは、抗精神病薬にω-3脂肪酸おまたはビタミンE+C(あるいはその両方)を追加投与した場合の臨床効果について調べた。検討に当たっては、ベースライン時のPUFA値が低値の患者では、追加投与でより多くのベネフィットが得られると仮定した。 試験は、多施設共同の無作為化二重盲検プラセボ対照2×2要因配置にて、ノルウェーの精神医療施設に入院した統合失調症または関連する精神疾患を有する18~39歳の連続患者を対象に行われた。被験者には、抗精神病薬とは別に1日2回2剤ずつ、実薬またはプラセボの、EPAカプセル(2g/日)とビタミンE(364mg/日)+ビタミンC(1,000mg/日)が16週間にわたって与えられた。追加投与する薬剤により被験者は、EPAとビタミン剤いずれもプラセボ(グループ1)、EPAは実薬(グループ2)、ビタミン剤は実薬(グループ3)、両剤とも実薬(グループ4)に分類された。主要評価項目は、陽性・陰性症状評価尺度(PANSS)の総スコアとサブスケールスコアで、線形混合モデルにより分析した。 主な結果は以下のとおり。・被験者数は99例であった。そのうち97例が、ベースライン時の血中PUFA値が測定されていた。・EPAとビタミン剤が単剤追加投与されたグループ2とグループ3は、脱落者の割合が高かった。一方、両剤を追加投与したグループ4の脱落率は、両剤プラセボのグループ1と変わらなかった。・ベースライン時PUFAが低値の患者では、EPAのみ追加した場合に、PANSS総スコア(Cohen's d=0.29、p=0.03)、精神病性症状(d=0.40、p=0.003)、とくに被害妄想(d=0.48、p=0.0004)が悪化した。・また同じくPUFA低値の患者においてビタミン剤のみ追加した場合では、精神病性症状(d=0.37、p=0.005)、とくに被害妄想(d=0.47、p=0.0005)の悪化がみられた。・一方、ビタミン剤とEPAの両剤を追加した場合は、精神疾患への有害な影響の中和がみられた(相互作用のd=0.31、p=0.02)。・ベースライン時PUFAが高値の患者では、試験薬の有意な影響がPANSS尺度ではみられなかった。関連医療ニュース 日本の統合失調症入院患者は低栄養状態:新潟大学 うつ病補助療法に有効なのは?「EPA vs DHA」 統合失調症患者の脳組織喪失に関わる脂肪酸、薬剤間でも違いが

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心臓マッサージは深度5cmで毎分100回:その自動化への課題(コメンテーター:香坂 俊 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(165)より-

【試験が行われた背景】 院外心肺停止症例の蘇生率は年々向上しているとはいえ、まだ低い域に留まっている。わが国からはUtsteinレジストリの報告があり、救急搬送された54万7,153例の解析結果より2.1%から4.3%の間という数値が挙げられている(目撃者がいた場合の1ヵ月後の生存退院率、Kitamura T et al. Circulation. 2012; 126: 2834-2843.)。 この蘇生率向上のために試みられていることはいくつかあり、具体的には下記がそれにあたる。(1) BLSやACLSの普及(ACLSは多くの学会で専門医取得のための必須条件となっている)(2) プロトコールの簡便化(エアウェイの確保よりも適切な心臓マッサージを重視する『ABCからCABへ』 Airway(気道確保)・Breathing(人工呼吸)・Compressions(胸骨圧迫))(3) AEDの設置(AEDの設置は心肺停止の電気相(心室細動期)の治療にきわめて有効である) しかし、依然として大きな問題になっているのは、蘇生の努力そのものの「質」が保たれているかということである。たとえば、心マの胸骨圧迫の適切な深度は5cmであるが、現場で実践されている心マの平均深度は3cm前後である。さらに、毎分100回というのが理想的な圧迫頻度であるが、DCショックの際などに心マはしばしば不必要に中断されることが分かっている。ACLSのCABプロトコールの導入により、心マの「質」はまさに生命予後に直結する位置を占めており、「絶え間ない心マ」は救急蘇生に関わる医療従事者の合言葉となっていおり、そして、その質の高い心マを外的に維持するために開発されたのが、下図のLUCAS自動心マシステムである。 LUCAS2自動心臓マッサージシステム(LUCAS社ウェブサイトより)【試験結果の解釈】 今回のLINC試験ではこのLUCAS自動心マッサージシステムのランダム化試験である。結果はすでに知られているとおり、「従来のヒトによる胸部圧迫と比較して差を認めず」ということであった。 私個人の解釈は以下のようなものである。 この試験ではCPRの最中にランダム化を行い、自動心マッサージシステム群に割り当てられたケースではapply the device with minimal interruptionsということになっている。自分の経験でも現場で使って、このapply the device with minimal interruptionsというのが非常な困難であり、このときのdelayが結果的にシステムの予後改善効果を打ち消すこととなってしまったのではなかろうかと推測している。 器械的な心マが効果を示さなかったのはこれが初めてのことではない。以前同様のランダム化試験で、load-distributing band(LDB;ベルトのようなスタイルの心マシステム)が予後を改善させるどころか、悪化させるという結果が出てしまったこともある(Hallstrom A et al. JAMA. 2006; 295: 2620-2628.)。 それとくらべれば、今回のLUCASシステムについては進歩したといえるかもしれない。が、やはり救急蘇生の現場では、最初の数分の質の高いACLSこそが鍵であり、そのためにはポータブルで簡便に装着できるデバイスの登場が待たれる。

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C型肝炎に対するIFN療法著効後に肝細胞がんを発症する患者の特徴とは

 インターフェロン(IFN)療法によりSVR(持続性ウイルス学的著効)を達成したC型慢性肝炎患者において、血清アルブミン低値およびαフェトプロテイン(AFP)高値は、5年以内の肝細胞がん(HCC)発症の独立因子であることが、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院の佐藤 明氏らによる研究で明らかになった。著者らは「IFN療法後のHCC発症を早期に予防するために、これらの値について慎重な評価が必要である」としたうえで、「IFN治療後 10年以内のHCC発症は珍しいことではなく、リスク因子はいまだ不確定であるため、SVR達成後も長期的なフォローアップとHCCの検査を行うべきである」と述べている。Internal medicine誌2013年52巻24号の報告。 本研究の目的は、IFN療法によるSVR達成後に肝細胞がん(HCC)を発症したC型慢性肝炎患者の臨床的特徴を明らかにすることであった。 対象は、SVRを得た後に肝細胞がんを発症した、19施設の患者130例。その臨床的特徴をレトロスペクティブに検討した。 主な結果は以下のとおり。・全130例のうち、男性は107例(82%)であった。・92例(71%)が60歳以上であった。・IFN療法後にHCCを発症するまでの年数は、76例が5年以内、38例が5~10年、16例が10~16.9年であった。・IFN療法施行前に、92例(71%)が肝硬変と低血小板数(15×104cells/μL以下)の両方、またはどちらかを認めた。・多変量解析の結果、血清アルブミン低値(3.9g/dL以下)およびAFP高値(10ng/mL以上)は、IFN療法後5年以内のHCC発症の独立因子であることが同定された。・SVRを達成した4,542例のうち、5.5年間の追跡期間中にHCCを発症したのは109例(2.4%)であり、性別でみると男性4.6%、女性0.6%であった。

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子だくさんの女性は変形性膝関節症を発症もしくは増悪しやすい

 変形性膝関節症(OA)のリスクを有する高齢女性は、経産回数がX線学的OA(ROA)や人工膝関節置換術(KR)と関連することが明らかになった。米国・カリフォルニア大学デービス校のBarton L. Wise氏らが、OAおよびそのハイリスク患者を対象とした多施設変形性関節症研究MOST(Multicenter Osteoarthritis Study)を解析したもので、とくに4人を超える子供を有する女性で強い関連がみられるという。Osteoarthritis and Cartilage2013年12月号(オンライン版2013年9月30日)の掲載報告。 MOSTは、50歳から79歳の症候性OAを有する、またはOAを発症するリスクが高い患者を対象とした縦断的観察研究である。研究グループは、参加者のうち経産回数を報告した女性1,618例(平均年齢:62.6歳、平均BMI:30.7kg/m2、WOMAC疼痛スコア:3.7)について解析した。 ベースライン時と30ヵ月後にX線検査を行い、ROA(ケルグレン/ローレンス分類でグレード2以上)およびKRについて評価し、これらの発生と経産回数との関連を解析した。 主な結果は以下のとおり。・30ヵ月間でKRは115例、ROAは134例を認めた。 ・出産回数が1回に比べ5~12回の被験者では、KRの相対リスクが2.7倍(95%信頼区間:1.0~7.3)、ROAが2.6倍(同:1.2~5.3)であった。~進化するnon cancer pain治療を考える~ 「慢性疼痛診療プラクティス」・腰痛診療の変化を考える~腰痛診療ガイドライン発行一年を経て~・知っておいて損はない運動器慢性痛の知識・身体の痛みは心の痛みで増幅される。知っておいて損はない痛みの知識

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グルタミン酸作動薬は難治性の強迫性障害の切り札になるか

 強迫性障害(OCD)の治療では、科学的根拠に基づいた薬理学的介入として、主にセロトニン作動性経路とドパミン作動性経路をターゲットとしているが、常に効果的であるわけではない。近年の動物実験や臨床研究(たとえば、脳イメージングや遺伝学)より、OCDとグルタミン酸作動系の役割が注目されている。オーストラリア・マルーン病院のCatherine Kariuki-Nyuthe氏らは、OCDとグルタミン酸系に関するレビューを行った。Current opinion in psychiatry誌2014年1月号の報告。 主な知見は以下のとおり。・動物モデルおよび臨床研究の両面から、OCDにおける薬物療法の潜在的なターゲットとして、グルタミン酸作動系との関連が示唆されている(脳イメージング、神経遺伝学を含む)。・これまで、比較的少数のランダム化比較試験ではあるものの、小児または成人OCD患者における各種グルタミン酸作動薬(リルゾール、メマンチン、ケタミン、トピラマート、ラモトリギン、N-アセチルシステイン、D-サイクロセリン)の研究が行われている。・OCDのより効果的な治療の必要性やOCDにおけるグルタミン作動系の役割に関する新たな知見を考えると、OCDに対するグルタミン酸作動薬に関してさらなる臨床研究が必要であることが示唆される。・また、そのような試験に適した研究デザインとして、単独療法のアプローチ、薬物増強療法、精神療法による増強が含まれる場合がある。関連医療ニュース SSRIで著効しない強迫性障害、次の一手は 難治性の強迫性障害治療「アリピプラゾール併用療法」 精神疾患のグルタミン酸仮説は支持されるか

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院外心停止患者に対する病院到着前アドレナリン投与、長期予後を改善/BMJ

 院外心停止に対する救急隊員による救命処置時のアドレナリン(エピネフリン)投与により、患者の長期的な予後が改善することが、聖マリアンナ医科大学の中原慎二氏ら日本の研究グループによって明らかにされた。院外心停止患者に対する救命処置や心肺蘇生術、自動体外式除細動器の早期施行は明確な生存ベネフィットをもたらすが、病院到着前アドレナリン投与は自己心拍の再開の改善は示されているものの、長期的な予後改善効果は確立されていない。また、その有害作用を示す観察試験がある一方で、最近の無作為化試験ではわずかながら良好な効果(有意差はなし)が報告されているという。BMJ誌オンライン版2013年12月10日号掲載の報告。傾向スコア・マッチング法を用いた後ろ向きコホート試験で評価 研究グループは、院外心停止患者に対する救命処置時の病院到着前アドレナリン投与の有効性を評価するために、レトロスペクティブなコホート試験を行った。対象は、年齢15~94歳で、その場に居合わせた第三者によって目撃された院外心停止患者とした。 日本の全国的なレジストリーデータベースから、2007年1月~2010年12月までに発生した院外心停止患者を抽出し、心室細動(VF)または無脈性心室頻拍(VT)の患者と、非VF/VT患者に分類した。時間依存性の傾向スコアに基づくマッチング法を用いて、アドレナリン投与例と非投与例のペアを作成した。 主要評価項目は、1ヵ月後または退院時の全生存率および神経学的後遺障害のない生存率とした。全生存率が、VF/VT患者、非VF/VT患者ともに改善 43万8,005例の心停止患者のうち患者選定基準を満たしたのは9万6,079例で、VF/VT患者が1万4,943例、非VF/VT患者は8万1,136例であった。VF/VT患者の16.5%(2,464例)、非VF/VT患者の13.5%(1万957例)に、病院到着前にアドレナリンが投与された。投与例と非投与例のマッチングを行い、VF/VTのペア1,990組(3,980例)および非VF/VTのペア9,058組(1万8,116例)について解析を行った。 VF/VT患者の全生存率は、アドレナリン投与群が17.0%と、非投与群の13.4%に比べ有意に改善された(未調整オッズ比[OR]:1.34、95%信頼区間[CI]:1.12~1.60)が、神経学的後遺障害のない生存率は両群ともに6.6%(OR:1.01、95%CI:0.78~1.30)であり、有意差は認めなかった。 非VF/VT患者では、全生存率はアドレナリン投与群が4.0%、非投与群は2.4%(OR:1.72、95%CI:1.45~2.04)、神経学的後遺障害のない生存率はそれぞれ0.7%、0.4%(1.57、1.04~2.37)であり、いずれも投与群で有意に良好だった。 著者は、「院外心停止患者に対する救急隊員による救命処置時の病院到着前アドレナリン投与は、患者の長期的な予後を改善した。一方、神経学的後遺障害のない生存には影響を及ぼさなかった」とまとめ、「今回の解析法を用いれば、否定的な結果を報告している以前の観察試験のデータの再解析も可能と考えられる」と指摘している。

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歩数を2,000歩/日増加させれば心血管リスク8%低下/Lancet

 耐糖能異常がある人は歩行活動を増すことにより、心血管リスクが低下することが、9,000例超を対象に行った前向きコホート試験の結果、明らかになった。ベースライン時の歩数が1日2,000歩増加することで、心血管イベントリスクは約1割減少するという。英国・レスター大学のThomas Yates氏らが行った「NAVIGATOR」試験からの報告で、Lancet誌オンライン版2013年12月19日号で発表された。心血管リスクが高い9,306例を平均6年間追跡 研究グループは2002年1月~2004年1月にかけて、40ヵ国の医療機関を通じ耐糖能異常患者9,306例について前向きコホート試験を行い、歩行活動と心血管イベントリスクとの関連を分析した。被験者には、心血管疾患(50歳以上の場合)または1つ以上の心血管リスク因子(55歳以上の場合)が認められた。 心血管イベントは、心血管死、非致死の脳卒中または心筋梗塞と定義した。追跡期間平均6年間で、歩数計によりベースライン時と12ヵ月後に歩行活動の測定を行った。ベースライン時から1年後に2,000歩/日増加で心血管リスクは8%減少 延べ追跡期間4万5,211人年の間に発生した心血管疾患イベントは531件だった。ベースライン時の歩行計による歩数と12ヵ月時の歩数変化には、いずれも心血管疾患イベントリスクと逆相関が認められた。 具体的には、ベースライン時の歩数が1日2,000歩増加することにより、心血管イベント発生リスクは約10%低下した(2,000歩/日増加によるハザード比:0.90、95%信頼区間:0.84~0.96)。また、ベースライン時から12ヵ月後に、歩行活動が1日2,000歩増加または減少することにより、同リスクはそれぞれ8%減少または増大した(2,000歩/日の変化によるハザード比:0.92、同:0.86~0.99)。

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第4回 神戸医療イノベーションフォーラムのお知らせ

 神戸大学生命医学イノベーション創出人材養成センターは1月26日、第4回 神戸医療イノベーションフォーラムを開催する。 開催概要は以下のとおり。【日時】平成26年1月26日(日)13:00~19:00(12:30 受付開始)【会場】神戸ポートピアホテル 南館1F「大輪田の間」【参加費】無料(懇親会のみ有料)【定員】300名(※定員になり次第、受付を締め切り)【プログラム】《Introduction》 「生命医学イノベーション創出リーダー養成プロジェクト推進報告」  杉本 真樹 氏(神戸大学生命医学イノベーション創出人材養成センター) 《Session 1》「健康医療情報のシームレス連携による患者参加型医療の実現」  宮川 一郎 氏(習志野台整形外科内科院長/メディカクラウド株式会社代表取締役)「ハッピーエンドをささえるICT在宅医療」  遠矢 純一郎 氏(医療法人社団プラタナス 桜新町アーバンクリニック 院長)「スマートフォンで医療現場を変える~システムを病院に導入するまで~」  高尾 洋之 氏(UCLA David Geffen School Of Medicine)「産学官そして民へ、iPadがつむぐ救急医療の未来」  円城寺 雄介 氏(佐賀県健康福祉本部医務課 主査 総務省 ICT地域マネージャー)「モバイルが変える緊急消防援助隊の情報戦略」  杉田 憲英 氏(消防庁広域応援室長)「モバイルで引き起こす医療チームの根本的変革」  畑中 洋亮 氏(I3Systems, Inc. 取締役社長室長)「スマートフォン医療 欧米最新現場レポート2014」  堀永 弘義 氏(Tlapalli, Inc 最高経営責任者)「薬局から始める地域医療イノベーション」  狭間 研至 氏(ファルメディコ株式会社 代表取締役社長)《Session 2》 特別講演「iPadビジネス戦略最前線:ワークスタイルイノベーション」   中山 五輪男 氏(ソフトバンクモバイルビジネス推進統括部首席エヴァンジェリスト)「21世紀デジタル産業革命 x 医療」  林 信行 氏(フリージャーナリスト・コンサルタント)《Session 3》スペシャルトークセッション「IT x 医療イノベーション 2014」   中山 五輪男 氏、林 信行 氏、杉本 真樹 氏《Session 4》「MRIを利用した繰り返しがんドック」   高原 太郎 氏(東海大学工学部医用生体工学科 教授)「デザインが医療を変えていく: なぜかっこいい白衣はなかったのか?」  大和 新 氏(クラシコ株式会社 代表取締役)「医療 x セキュリティハッカソン: いかに週末で世界を変えるか?」   山寺 純 氏(Eyes, Japan 代表取締役)「3Dプリンタ生体質感造形の開発:産学連携と知財戦略」  杉本 真樹 氏(神戸大学大学院医学研究科 消化器内科 特命講師)「デジタルネイティブと考える健康と教育の未来」  山本 恭輔 氏(県立千葉高等学校)「医療イノベーション神戸連携システム(MIKCS)」  石井 昭三 氏(神戸大学連携創造本部 客員教授) 《Session 5》プレゼンテーションセミナー「医療を変えるインセンティブ・プレゼンテーション」  有坂 好史 氏(神戸大学大学院医学研究科 内科学講座消化器内科学分野 特命准教授/神戸大学生命医学イノベーション創出人材養成センター)《情報交流懇親会》19:00~20:30参加費:一般 3,500円、学生 2,000円プログラム詳細はこちら(PDF)参加申し込みはこちら【主催】神戸大学生命医学イノベーション創出人材養成センター【協賛】医療イノベーション神戸連携システム(MIKCS)【お問い合わせ】神戸大学生命医学イノベーション創出人材養成センター事務局(秘書 三好)電話: 078-382-5881FAX: 078-382-6309E-mail: innova@med.kobe-u.ac.jp

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超早産児のアトピー性皮膚炎発症リスクは?

 超早産児(在胎期間29週未満)は、後期(29~34週)および満期で生まれた子供と比べて、アトピー性皮膚炎(AD)発症リスクが低いことが、フランス・ナント大学病院のS.Barbarot氏らによるコホート調査の結果、明らかになった。これまで、AD発症リスクが早産によって影響を受けるかどうかは不明であった。また、AD発症リスクについて、超早産児の大規模サンプルでの検討は行われたことがなかった。British Journal of Dermatology誌2013年12月号の掲載報告。 研究グループは、AD発症リスクの早産による影響を明らかにすることを目的に、2つの独立した住民ベースコホート(Epipageコホート、LIFTコホート)のデータを用いて、在胎期間とADとの関連を調べた。コホートの早産児は計2,329例で、そのうち479例が超早産児であった。 主な結果は以下のとおり。・より後期に生まれた子供と比べて、超早産児群におけるAD発症の割合は低かった。・Epipageコホート(2年アウトカム)でのAD発症率は、24~28週:13.3%、29~32週:17.6%、33~34週:21.8%(p=0.02)であった。・LIFTコホート(5年アウトカム)でのAD発症率は、同11%、21.5%、19.6%であった(p=0.11)。・交絡変数で補正後、在胎期間が短い(29週未満)こととAD発症率が低いことが、有意に関連していることが認められた。Epipageコホートにおける補正オッズ比(aOR)は0.57(95%信頼区間[CI]:0.37~0.87、p=0.009)であり、LIFTコホートでは同0.41(同:0.18~0.90、p=0.03)であった。

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日本人若年性認知症で最も多い原因疾患は:筑波大学

 わが国の政府やメディアは、若年性認知症(EOD)を問題視している。しかし、EODのための政策は確立されておらず、支援システムも不十分である。筑波大学の池嶋 千秋氏らは、EODに関する実用的なデータを収集するため2段階の郵便調査を行った。Psychiatry and clinical neurosciences誌オンライン版2013年12月29日号の報告。 EOD事例に関するアンケートは、日本国内5地域の診療圏の対象機関に発送された。機関からの回答により、国勢調査のデータを使用してEODの有病率を推定し、EODの原因疾患を特定した。対象症例は、四半期すべての診療記録および精神医学的記録や神経画像データより、診断を検討した。本研究は、2006年から2007年にかけて行われた。 主な結果は以下のとおり。・1万2,747機関から集積した2,469例の患者情報から、2,059例がEODと同定された。・日本におけるEODの推定有病率は10万人当たり47.6人であった(95%CI:47.1~48.1)。・EODの原因疾患は、脳血管性認知症(VaD)が最も多く(39.8%)、次にアルツハイマー病が多かった。・日本でのEOD有病率は欧米諸国と同様であると考えられる。しかし以前に行われた国際研究と異なり、日本ではEODの原因疾患としてVaDが最も多いことが示された。関連医療ニュース 新たなアルツハイマー病薬へ、天然アルカロイドに脚光 軽度認知障害に有効な介入法はあるのか たった2つの質問で認知症ルールアウトが可能  担当者へのご意見箱はこちら

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より良好な喘息管理を目指し…スマホアプリを追加

グラクソ・スミスクライン(GSK)社は吸入ステロイド薬のパイオニアとして30年余にわたり世界の喘息治療に貢献している。同時に患者の啓発についても、永年にわたり力を注いでいる。近年は、インターネットでも積極的に情報配信しており、本邦でも喘息総合情報サイトZensoku.jp(http://zensoku.jp)で、一般大衆や患者に対する喘息の啓発に取り組んでいる。そのようななか、およそ1年前より、喘息患者を対象にした本邦オリジナルのスマートフォン(iPhone)アプリを公開している。今回提供しているそのアプリについて、グラクソ・スミスクライン株式会社 呼吸器事業本部 中島康一郎氏に聞いた。アプリ開発の背景には、喘息における服薬継続率の低さがある。これには、症状がないため服薬が滞る、症状の増悪に対する病識がなく受診しないなど多くの理由があるものの、喘息治療における治療アドヒアランスは喫緊の問題だといえる。このような状況のなか、日々の喘息管理に役立ツールが欲しいという、患者の声、医師の声は常にあったという。同社が開発した喘息アプリは2種。ひとつは成人患者向けアプリ「ぜんそくアプリ」、もう一つは小児患者の母親向けアプリ「ぜんそくよくな〜れ!」である。いずれも対象患者の特性を考慮し、使いやすく設計されている。豊富な情報を提供し、アドヒアランスをサポートする「ぜんそくアプリ」主なアプリ機能カレンダー(アラーム機能付き)喘息コントロールテスト日替りコンテンツ など毎日の喘息症状をチェックし、記録に残す事は長期管理にとって有用である。しかし、日々こまめにアナログで記録する事は容易ではない。当アプリの機能の一つ“カレンダー”は、毎日の症状を4段階のアイコンから選びタップするという、簡単な方法で喘息症状を記録できる。また、症状チェックとともに、毎日の服薬チェック機能もあり服薬継続をサポートしている。さらに、症状を記録するメモ機能、動画撮影機能がある。これは増悪や症状出現時、メモで記録したり、その状態をスマホのビデオで撮影できる。この機能を活用し、診察時に主治医に見せる事で客観的な情報を提供できる機能である。喘息のコントロール状況を客観的指標で評価することも重要なことである。当アプリの“喘息コントロールテスト”には、世界的な喘息評価指標であるACT(Asthma Control Test)の質問票が入っており、その指標を用いてコントロール状態を評価することができる。この評価は1ヵ月ごとに記録され12ヵ月分がグラフ化される。これにより中長期のコントロール状況が客観的に把握できる。さらに、日々の生活の中で治療アドヒアランスを向上させるために、服薬や受診日、コントロールテスト実施日のアラーム機能も付いている。服薬アラームについては、3薬剤まで登録でき、服薬時間を設定すると薬剤ごとにアラームで知らせてくれる。薬剤は製品名で登録でき、グラクソ・スミスクライン製品であれば自動的にその製品の指導書や指導ビデオが見られる機能もつく。高齢者など適正な吸入手技を完璧に覚えていることが容易ではない患者にとっても有用な機能である。ACTについてはこちら http://zensoku.jp/tools/tools_002.html「ぜんそくアプリ」のトップ画面、“カレンダー”には記録された喘息症状が表示される毎日の症状を4段階のアイコンから選びタップする。そのほか、日記メモ、動画撮影機能がある喘息コントロールテストACTを用いている服用時間のアラーム機能。そのほか、受診日、コントロールテスト実施日もアラーム設定できる飽きさせない小児喘息患者の母親向けツール「ぜんそくよくな~れ!」主なアプリ機能ぜんそく予報ぜんそくチェックぜんそく救急箱ポケットカルテ など「ぜんそくよくな〜れ!」は小児喘息患者の日常管理のサポートを考慮し、より良好な管理のために患者の母親が入力する設定となっている。同アプリのトップ画面は“ぜんそく予報”。気圧や気温の変化といった気象条件等をもとに、地域ごとの喘息発作危険度を出して毎日知らせている。“ぜんそくチェック”では、月ごとに注意すべき喘息のリスクを紹介するとともに、それぞれのリスクでの症状経験を記録できる。また、小児喘息のコントロール指標C-ACTを用いた小児喘息コントロールテストも可能である。さらに、喘息の急性発作や緊急時の対応を提供する“ぜんそく救急箱”コーナーもある。“ポケットカルテ”には、前述のぜんそくチェックやコントロールテストの結果が蓄積される。啓発のみならず、どのような時に症状がでたのかを記録できるため、毎日の管理に役立てることができる。「ぜんそくよくな~れ!」のトップ画面には毎日の“ぜんそく予報”が小児喘息コントロールテストC-ACTを用いている「ポケットぜんそくカルテ写真としてカメラロールに保存できるC-ACTについてはこちら http://zensoku.jp/child/child_002.html豊富な情報を有するウェブサイトとの連動で啓発これら2つのアプリからは、同社が運営する喘息総合情報サイトZenoku.jpへアクセスできる。これにより、アプリだけではカバーできない情報をウェブサイトでカバーしている。Zensoku.jpでは、喘息の疾患啓発、日常生活のヒント、評価ツールなど数多くの情報がある。なかでも、スポーツジャーナリスト二宮清純氏が、喘息を克服したアスリートにインタビューする「二宮清純のゼンソク人間学」(http://zensoku.jp/athlete/index.html)は、喘息を持ちながらも一流のアスリートとなった著名人の体験を通し、喘息をより深く理解するとともに、コントロールすれば通常の人と変わらない活動ができる疾患であることを伝えている。これは一般大衆にとっては、喘息という疾患を理解する情報ツールとなり、喘息患者にとっては大きなエールとなる。このようなスマホとの連携も鑑み、同サイトではスマホ対応ページも用意する予定だという。主なアプリ機能喘息総合情報サイトZensoku.jp将来の患者―医療者間の情報共有のために将来、こうしたアプリを通して患者と医療者が情報を共有することができれば、喘息の長期管理も大きく変化していくのであろう。患者と医療者がアプリを通してつながっていれば、調子が悪い患者や、服薬チェックを怠っている患者の情報を、かかりつけ医やかかりつけ薬局などの医療者に知らせることができる。そして、医療者側から患者にアクセスをとり、状態や服薬状況が確認できるようになるわけである。近年の疫学データでも未だコントロール不十分だったり、喘息症状を経験している患者は少なくない。喘息はきちんと管理すれば普通の人と変わらない生活が送れる疾患である。「患者さんへの疾患啓発、治療のサポートとして、ツール、ウェブサイトを役立てていただきたい」と最後に中島氏は述べた。グラクソ・スミスクライン株式会社 喘息アプリはこちらから http://zensoku.jp/app/index.html「ぜんそくアプリ」「ぜんそくよくな~れ!」無料カテゴリ:メディカル条件: iPhone、iPod touch およびiPad 互換iOS 4.3 以降が必要

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