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「第14回 With You Tokyo ~あなたとブレストケアを考える会~」開催のご案内

 With You ~あなたとブレストケアを考える会~は、10月25日(日)に「第14回 With You Tokyo ~あなたとブレストケアを考える会~」を東京にて開催する。同会は、ブレストケアの質の向上を図るために、患者およびその家族と乳腺診療に携わる多職種の方々が同じ土俵に立って意見を交わすことのできる会で、患者や家族のケアに目を向け、地域に根ざした活動を行っている。これまで、全国7ヵ所(北海道・東北[仙台]・東京・名古屋・関西[大阪]・九州[福岡]・沖縄)で開催されており、東京での開催は14回目を迎える。■開催概要【会期】2015年10月25日(日)13:00~17:00(12:00 開場・受付開始)【会場】聖路加国際大学 アリス・C・セントジョン メモリアルホールアクセス情報はこちら。(PDF)【対象】乳がん患者さんとそのご家族、乳がん診療に携わる医療従事者【参加費】一般:1,000円/ 医療従事者:2,000円/ 医師:3,000円※グループワーク参加希望の方は、所定のハガキによる事前申し込みが必要です。 下記ホームページからの登録も可能です。 http://withyou-tokyo.s2.weblife.me/photo.html (グループワーク参加申し込み締切:2015年9月末日 消印有効)【プログラム】第1部:グループワーク●グループワーク(各教室)さまざまなテーマ(手術/ 乳房再建/ 治療・再発・生活などに対する不安や疑問/ 20~30歳代の患者、仕事をしながら治療を受けている方/ リンパ浮腫(デモンストレーションあり)/ 心のケア/ 家族のグループ/ 緩和ケア/ 乳がん体験者の妊娠・出産について)に関して、患者と医療従事者が意見交換できる。●何でも質問コーナー(グループワークに参加されない方)講堂にて乳がん診療のスペシャリストが参加者からの質問に答える『何でも質問コーナー』を開催。第2部:ミニレクチャー●「乳がん関連情報update 2015」講師:鈴木 正人氏(国立病院機構 千葉医療センター 乳腺外科)乳がんに関する、すぐに役に立つ情報満載の最新の乳がん関連情報●「乳がんと遺伝」講師:喜多 瑞穂氏(がん研有明病院 遺伝子診療部)アンジェリーナ・ジョリーの報道で近年話題となっている遺伝性乳がんについて解説●「骨密度のお話」講師:佐藤 信吾氏(東京医科歯科大学 整形外科 助教)内分泌療法に伴う骨密度の低下について解説第3部:特別講演●『笑顔は最高の万能薬!! ―QOLを高める心と身体のエクササイズ―』講師:広瀬 真奈美氏(一般社団法人キャンサーフィットネス 代表理事)がんサバイバーが、QOLを高めるための心と身体のエクササイズについて講演し、参加者もその場でエクササイズを体感できる。「第14回 With You Tokyo ~あなたとブレストケアを考える会~」の詳細はこちら。「With You ~あなたとブレストケアを考える会~」14年間の活動についてはこちら。画像を拡大する

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統合失調症、心臓突然死と関連するプロファイルは

 統合失調症患者の心臓突然死(SCD)には、心血管プロファイルと服用する抗精神病薬の因子のほかに、身体的攻撃性が重大なリスク因子として関与していることが明らかにされた。台湾市立病院精神科医療センターのPing-Yi Hou氏らが、大規模患者コホート研究にて、SCDの発生率とリスク因子を調査し報告した。統合失調症患者は早期死亡リスクが高く、その潜在的要因としてSCDへの注目が増していた。Schizophr Research誌オンライン版2015年7月22日号の掲載報告。 検討は、1985年1月1日~2008年12月31日までに台湾北部の精神科医療センターで統合失調症(DSM-III-R、DSM-IV基準による)と診断された連続患者8,264例を対象に行われた。国の死亡データベースとリンクし、64件のSCD症例を特定し、標準化死亡比(SMR)を推算。リスクセットサンプリングを用いて1対2で無作為に選んだ対照と適合して評価した。各被験者の社会人口統計学的および臨床的特徴、処方薬のデータを集めて、標準化されたカルテレビューを行い、多変量条件付きロジスティック回帰分析にて、指標入院時および直近入院時のSCDの相関性を調べた。 主な結果は以下のとおり。・SCDのSMRは、4.5であった。・指標入院時にSCDリスクとの関連が認められた臨床的プロファイルは、身体的疾患(補正後リスク比[aRR]:2.91、p<0.01)、攻撃行動(同:3.99、p<0.01)であった。・直近入院時に関しては、心電図異常(aRR:5.46、p<0.05)、第1世代抗精神病薬(同:5.13、p<0.01)がSCDリスク上昇と関連していた。また、攻撃行動(同:3.26、p<0.05)もリスク増大と関連しており、同要因の一貫した関連が認められた。関連医療ニュース 抗精神病薬は統合失調症患者の死亡率を上げているのか 統合失調症患者の突然死、その主な原因は 認知症への抗精神病薬使用は心臓突然死リスクに影響するか

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109)ココナッツオイルの効果を患者さんと考える【高血圧患者指導画集】

患者さん用説明のポイント(医療スタッフ向け)■診察室での会話 患者先生、じつは認知症予防にココナッツオイルがいいっていうのを、テレビでやっていて、最近、ココナッツオイルを使っているんです。 医師どんな風に使っているんですか?(使用法の確認) 患者朝、ココナッツオイルを食べたり、油の代わりに使ったり、お菓子を作ったり……。 医師なるほど。ココナッツオイルには、「中鎖脂肪酸」という脂肪酸が含まれていて、「アルツハイマー病の人に投与したら認知機能が改善した」というアメリカの医師の本を皮切りに日本でも話題になっていますね。ただし……。 患者ただし? 医師これはすでにアルツハイマー病が起こっている人に、ココナッツオイルを投与したら、ブドウ糖の代わりにケトン体を脳が利用できて、認知機能が改善したということで、健康な人が摂取したからといって、よくなるかどうかは、わかっていません。それに……。 患者それに? 医師ココナッツオイルは、大さじ1杯(14g)で126kcalあります。ご飯と比較すると、3分の2くらいと一緒ですかね。使用上の注意にも書いてあると思いますが、お腹が緩くなる人もあり、大さじ2杯までが上限でしょうか。 患者えっ、そんなにカロリーがあるんですか。大さじ2杯までなら私、完全に使いすぎています。値段も結構するのに効果がないなら、止めておいた方がいいですね。●ポイント話題の食品について、栄養成分表示や摂取上の注意などの読み方も含めて説明します 1) Doty L. Clinical Practice.2012;1:12-17.

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明日から役立つ内科診療ベストライブ

Fever パネルディスカッション 後編「発熱カンファレンス」出題者:忽那 賢志氏(国立国際医療研究センター感染症内科/国際感染症センター)<パネリスト>徳田 安春氏(地域医療機能推進機構本部 総合診療顧問)岩田 健太郎氏(神戸大学病院感染症内科 教授)佐田 竜一氏(亀田総合病院総合内科)狩野 俊和氏(国立国際医療研究センター国府台病院免疫疾患診療室リウマチ科)國松 淳和氏(国立国際医療研究センター総合診療科)

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米国直近の糖尿病有病率は12.4%、1988年から増加傾向続く/JAMA

 米国の2011~12年の糖尿病有病率は12.4%であり、1988~94年の9.8%、2001~02年の10.8%から増加傾向が続いていることが明らかになった。同様の傾向は、男女別にみても、また年齢別や人種別にみた場合も認められたという。米国疾病予防管理センター(CDC)のAndy Menke氏らが、米国民健康栄養調査(National Health and Nutrition Examination Survey:NHANES)のデータを基に調べ報告した。JAMA誌2015年9月8日号掲載の報告。非入院の米国住民について、横断研究 調査は、1988~94年、1999~2012年それぞれの期間、非入院の米国住民を対象に行われた。2011~12年の有病率予測には、2,781人のデータを利用。1988~2010年の傾向の予測には、さらに2万3634人のデータを加えて推算を行った。 有病率の定義は、糖尿病診断歴あり、または(1)HbA1c値が6.5%以上または空腹時血糖値(FPG)が126mg/dL以上、(2)食後2時間血糖値が200mg/dL以上とした。糖尿病前症の定義は、HbA1c値が5.7~6.4%、FPG値が100~125mg/dL、食後2時間PGが140~199mg/dLとした。本調査定義の糖尿病患者のうち25~36%が未診断者 評価分析の結果、2011~12年の、補正前糖尿病有病率は、14.3%(95%信頼区間[CI]:12.2~16.8%)であった。このうち糖尿病と診断歴ありは9.1%で、5.2%は未診断の人だった。 糖尿病前症の補正前有病率は、38.0%(同:34.7~41.3)で、このうち36.4%の人が未診断の人だった。 有病率定義のうち、(1)または(2)を用いた場合の、補正前糖尿病有病率は12.3%(同:10.8~14.1)で、うち未診断の人の割合は3.1%(同:2.5~3.9%)であり、また、糖尿病前症の補正前有病率は36.5%(同:33.2~40.0%)で、うち未診断の人の割合は25.2%(同:21.1~29.8)だった。 人種別の年齢補正後糖尿病有病率は、白人11.3%に対して、黒人が21.8%(p<0.001)、アジア人20.6%(p=0.007)、ヒスパニック系22.6%(p<0.001)と後者が高かった。 年齢補正後の糖尿病有病率(HbA1c値またはFPGによる)は、1988~94年の9.8%から2001~02年の10.8%へ、さらに2011~12年の12.4%へと、有意な増加傾向が認められた(傾向p<0.001)。また、性別、年齢、人種/民族、教育レベル、収入対貧困比率の三分位群のいずれのサブグループでみた場合も、同様の有意な増加傾向が認められた。

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脳卒中後の予防的抗菌薬投与、肺炎を抑制せず/Lancet

 脳卒中ユニットで治療中の嚥下障害がある脳卒中後患者について、予防的抗菌薬投与を行っても肺炎発症は抑制されず、同治療は推奨できないとする見解を、英国・キングス・カレッジ・ロンドンのLalit Kalra氏らがクラスター無作為化試験の結果、報告した。脳卒中後肺炎は、死亡の増大および機能的アウトカムの不良と関連している。研究グループは、予防的抗菌薬の有効性を調べるため今回の検討を行ったが、アルゴリズムに基づく発症率の補正後オッズ比は1.21であるなど、肺炎の発症に有意な差は認められなかったという。Lancet誌オンライン版2015年9月3日号掲載の報告。7日間の抗菌薬投与+通常ケア vs.通常ケアで検討 検討は、英国内48の脳卒中ユニットで、UK National Stroke Auditに認定・包含された18歳以上の新規脳卒中後嚥下障害患者を募って実施された。試験は、前向き非盲検、エンドポイントを盲検化して行われた。対象者について、抗菌薬投与が禁忌、嚥下障害が発症前に既往または感染症が認められる、もしくは14日間の生存が見込めない患者は除外した。 被験者は発症48時間以内にユニット単位で、7日間の抗菌薬投与+通常ケアを行う群、または通常ケアのみを行う(対照)群に、コンピュータで無作為に割り付けられた。割り付けは、入院件数の層別化および専門的ケアを評価するため最小化にて行われた。また、被験者、評価および解析スタッフは、割り付けユニットについて知らされなかった。 主要アウトカムは、当初14日間における脳卒中後肺炎の発生で、intention-to-treat集団にて、階層的アルゴリズムと医師の診断の両者の診断基準に基づく評価を行った。また、安全性についてもintention-to-treat解析を行った。アルゴリズム定義および医師の診断に基づく発生率とも、両群間で有意差みられず 2008年4月21日~2014年5月17日に、48ヵ所の脳卒中ユニット(患者は全ユニット総計1,224例)を2つの治療群(各群24ヵ所)に無作為に割り付けた。無作為化後14日間を待たずに、11ユニットと患者7例が試験中止となった。intention-to-treat解析には残る37ユニット1,217例の患者が組み込まれた(抗菌薬群615例、対照群602例)。 結果、予防的抗菌薬投与は、アルゴリズム定義の脳卒中後肺炎の発生に影響を及ぼさなかった。発生率は、抗菌薬群13%(71/564例) vs.対照群10%(52/524例)で、周辺補正後オッズ比(OR)1.21(95%信頼区間[CI]:0.71~2.08、p=0.489)、クラス内相関係数(ICC)0.06(95%CI:0.02~0.17)であった。なお、アルゴリズム定義の脳卒中後肺炎は、データ損失のため129例(10%)の患者について確認できなかった。 医師の診断に基づく脳卒中後肺炎の発生状況についても、両群間の差は認められなかった。同発生率は、16%(101/615例) vs.15%(91/602例)で、補正後OR:1.01(95%CI:0.61~1.68、p=0.957)、ICC:0.08(95%CI:0.03~0.21)であった。 有害事象は、感染症とは無関係の脳卒中後肺炎(主に尿路感染症)の頻度が最も高かったが、同発生頻度は抗菌薬群のほうが有意に低率であった(4%[22/615例] vs.7%[45/602例]、OR:0.55[95%CI:0.32~0.92]、p=0.02)。 クロストリジウム・ディフィシル感染症の発生は、抗菌薬群2例(1%未満)、対照群4例(1%未満)であった。また、MRSAコロニー形成の発生は、抗菌薬群11例(2%)、対照群14例(2%)であった。

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浴槽内アルコール関連死の疫学

 浴槽内での死亡は、50歳以上の習慣的に飲酒をする人、とくにアルコール関連の胃腸疾患を持つ人で多いことが、東京都監察医務院の鈴木 秀人氏らによる研究で明らかになった。浴槽内での死亡を減少させるためには、これらの人々をターゲットに予防戦略を立てるべきであると考えられる。日本アルコール・薬物医学会雑誌2015年4月号の報告。 入浴前のアルコール摂取は、浴槽での突然死のリスク因子の1つであり、日本では比較的頻繁に発生している。本研究は、浴槽でのアルコール関連死の疫学を明確にすることを目的として実施された。 2009年から2010年の間に東京都監察医務院で行われた剖検5,635例のうち、浴槽で死亡した357例の年齢、性別、血中エタノール濃度、死因およびその種類、アルコール摂取、アルコール関連の胃腸疾患に関するデータを抽出し、評価した。また、血中エタノール濃度によって3群[なし(対照群)、低値(低値群)、高値(高値群)]に分け、それらのデータを比較した。 主な結果は以下のとおり。・すべての群の大多数が50~89歳であった。・血中エタノール高値群の平均年齢(61.7歳)は、対照群(71.1歳)に比べて有意に若かった(p<0.01)。・男性の割合は、血中エタノール低値群で70.1%、高値群で75.5%であり、対照群(55.9%)と比べて有意に多かった(p<0.05)。・毎日の飲酒の割合は、血中エタノール低値群で49.5%、高値群で87.8%であり、対照群(23.2%)と比べて有意に多かった(p<0.01)。・アルコール関連の胃腸疾患は、血中エタノール低値群で26.8%、高値群で63.3%に認められ、対照群(4.3%)と比べて有意に多かった(p<0.01)。

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うつ病へのボルダリング介入、8週間プログラムの成果は

 うつ病は、先進国における最も一般的な疾患の1つである。そして、うつ病患者の身体活動は、重要な治療介入であると考えられる。ロッククライミングやボルダリングは、うつ病治療に有用であると考えられる多くの側面を有しているが、うつ病患者に対するボルダリングのグループ介入の研究はほとんど行われていなかった。ドイツ・フリードリヒ・アレクサンダー大学エアランゲン=ニュルンベルクのKatharina Luttenberger氏らは、ボルダリングによる心理療法的介入の8週間プログラムを開発し、その介入効果を評価した。BMC psychiatry誌2015年8月25日号の報告。 ボルダリング介入は、週に1回3時間を8週間実施した。参加者は、介入群と待機群の2群に無作為に割り付けられた。介入群は、ベースライン測定直後よりボルダリング介入を実施し、非介入群は通常治療8週間後よりボルダリング介入を行った。8週間隔で4測定点において、ベックうつ病評価尺度-II(BDI-II)、症状チェックリスト-90-R(SCL-90)、リソースと自己管理スキルに関するアンケート(FERUS)、注意テストd2-Rを実施した。合計47例が試験を完了し、データは記述統計学を用い分析した。エフェクトサイズはCohen's dを用い算出した。主要仮説は、回帰分析と治療必要数(NNT;BDI-IIにおける6点以上の改善)にて算出した。 主な結果は以下のとおり。・ボルダリング介入8週間後、うつ病の指標でプラスの効果が認められた(BDI-II:Cohen's d=0.77)。これは、唯一有意なうつ病の症状変化の予測因子として、グループの回帰分析で示された(p=0.007)。・NNTは4であった。・本知見は、ボルダリング介入がうつ病の効果的な治療法である可能性を示す最初の報告であり、さらなる研究が必要である。関連医療ニュース うつ病にダンスセラピー、その効果は 少し歩くだけでもうつ病は予防できる 日本人治療抵抗性うつ病患者へのCBT併用試験とは:FLATT Project  担当者へのご意見箱はこちら

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PRIMIT試験:インターネットによる手洗いの奨励がもたらす効果(解説:小金丸 博 氏)-418

 インフルエンザなどの気道感染症の感染経路は、飛沫感染と接触感染が主であると考えられている。接触による感染の伝播防止には手洗いが有効であり、新型インフルエンザA(H1N1)のパンデミック期には、世界保健機関(WHO)は手洗いを推奨した。手洗いの教育がもたらす感染予防効果について、小児を対象とした質の高い研究があるものの、非貧困地域における成人を対象とした質の高い研究は、今まで存在しなかった。 本研究は、インターネットを介した手洗いの奨励が、気道感染症をどれくらい防止できるかを検討した無作為化比較試験である。イギリスのgeneral practitioner(GP)の患者リストから、年齢18歳以上、同居家族が1人以上いる者を抽出し、ウェブベースの介入を受ける介入群(1万40例)と、受けない対照群(1万26例)に割り付けた。ウェブベースのセッションは週1回×4週実施され、インフルエンザの重要性や手洗いの役割に関する情報提供が行われた。また、手洗い行動の動機付け、モニタリング、個人へのフィードバックなども行われた。プライマリアウトカムは、16週の追跡調査を完了した参加者の気道感染症の発症件数とした。 16週の追跡調査を完了したのは、1万6,908例(介入群8,241例、対照群8,667例)だった。16週間後、介入群の51%(4,242例)で1回以上の気道感染症発症の報告があったのに対し、対照群では59%(5,135例)であり、介入群で有意に感染予防効果を認めた(多変量リスク比:0.86、95%信頼区間:0.83~0.89、p<0.0001)。同居者の気道感染症、インフルエンザ様疾患、消化管感染症の発症数も、介入群で有意に抑制された。また、介入により同居者からの感染も抑制された。 本研究では、インターネットによる手洗いの奨励によって手洗いの回数が増加し、結果として気道感染症の発症を抑制できることが示された。統計学的有意差が得られたのは、試験登録者数の多さによるところが大きいと思われるが、気道感染症の感染予防に対する手洗いの重要性を再認識できる結果である。 先進国においては、インターネットへのアクセスは容易であり、多くの人が情報収集の手段として利用している。感染予防の啓発や研究の手段として、インターネットの利用は有用であると考える。

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本当は怖い「低タール」タバコ

本当は怖い「低タール」タバコ 低タールタバコにしても疾病リスクは下がりません。 海外では「低タールタバコは健康への影響が少ないと誤信させた」として、タバコメーカーに損害賠償を命じる判決が出ています。【表示タール値と肺がん死リスク】(海外データ)40非喫煙を1としたときの肺がん死のリスク3030.521.6リス 20ク18.319.110 たばこ規制枠組み条約(FCTC)では「低タール」「マイルド」などの表示が禁止されています。そのため「マイルドセブン」は「メビウス」と名称が変更されました。1.00非喫煙中間タール高タール超高タール低タール(15~21mg)(22mg~)(~7mg) (8~14mg)タバコに含まれるタール量Harris JE, et al. BMJ.2004;328:72 に基づいて作成社会医療法人敬愛会 ちばなクリニックCopyright © 2015 CareNet,Inc. All rights reserved.清水 隆裕氏

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第7回 日本人苦手度No.1!質疑応答を生き残れ

質疑応答で問われるプレゼンターの真価英語プレゼンをする多くの日本人にとって質疑応答は鬼門である。できることなら避けて通りたいと思うかもしれない。しかし、実はこの質疑応答こそ、プレゼンターの真価が問われる重要なものだ。そもそもプレゼンで発表できる内容など限られている。完璧に理解してもらうことなどできるはずがない。質問が出ないようなら、聴衆がよほどシャイか、発表がまったく聴衆の興味を引かなかったかのどちらかだろう。聴衆が興味を持ったなら、「そこもっと聞きたい、教えて!」というポイントがあるはずだ。そして、ここでどれだけ深淵な回答ができるかで「わぁ、この人わかってるなぁ~」と、プレゼンだけでは表しきれなかった奥の深さを示すことができる。逆に質疑応答がトンチンカンだと「この人、プレゼンさせられてるけど、結局何もわかってないんじゃないの?」と評価が急降下してしまうかもしれない。質疑応答でプレゼンターの真価が問われるのは間違いないのだ。 Rephrasing techniqueで、みんなの理解を深めよう質疑応答を乗り切るにはいくつもの技術があるが、ぜひマスターしていただきたいのがrephrasing techniqueだ。これは日本語のプレゼンでも有用である。リフレーズとは自分の言葉で言い換えるということだが、要は相手の質問に対して、「あなたの質問はこういうことですよね~(I understand your question is … )」あるいは、「彼の今の質問はこういうことです(His question is …)」という言い方で言い直す。なぜそんな面倒なことをするかというと、(1)質問内容を自分が正しく理解するか確認する、(2)質問内容を聴衆・質問者自身にも確認してもらう、(3)質問に即答せず、間をとることで、質疑応答を自分のペースに持ち込む、という3つの効果がある。画像を拡大する(1)はとても重要で、質疑応答が成り立つためには、正しく相手の質問を理解しなければならない。当たり前のことだが、聴き取りが苦手なわれわれにとっては、そう簡単なことではないこともある。ネイティブではないので1回で正しく聞き取れないのはある程度仕方がないが、まずいのは焦って答えようとするあまり、相手の質問を理解せずに答え始めてしまい、会話がまったく噛み合わなくなり収拾がつかなくなる展開だ。相手の質問を反復することで、もしそれが違っていれば、相手もそう指摘してくれるはずだ。また、(3)の自分のペースというのはとても大切なポイントで、質疑応答を乗りきるためのさまざまなテクニックは結局、すべて場をコントロールするための技術といってもいい。リフレーズして自分のペースに持ち込むのは、ちょっと上から目線、学校の先生のような立ち位置と考えていいだろう。発表している研究については自分が一番理解しているわけだから、日本人はそれくらい自信を持ってちょうどいいくらいだと思う。もちろんそのようなrephrasingができるためには心の余裕が大切で、ある程度訓練が必要だ。比較的すぐできる対策としては、想定質問集を作って誰かに英語で質問してもらい、それにrephrasing techniqueを使って答える練習をするのがいいだろう。次回はいよいよ最終回。英語プレゼンの地力をつけるための英語学習についてです!講師紹介

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日本糖尿病学会:「女性糖尿病医サポートの取り組み」を公開中

 日本糖尿病学会は、学会ホームページ内にてWebサイト「女性糖尿病医サポートの取り組み」を開設し、公開している。 同Webサイトでは、さまざまな女性医師を紹介するコーナー「キラリ☆女性医師!」を今年4月に開設。9月までに、計6名の女性医師が実名で登場した。 また6月には、女性医師として日本の糖尿病学の道を開拓し、現在も牽引している人物の寄稿コーナーとして、「女性糖尿病医のフロントランナー」を開始した。第1回では、「糖尿病と妊娠」分野の世界的権威である大森 安恵氏が寄稿している。 同Webサイトは、学会内の「女性糖尿病医をpromoteする委員会」により運営されており、同委員会の関連シンポジウム・講演会情報や、学術集会等における託児情報、専門医更新における延長規定(産休・育休等、特別な事情に対してのもの)など、女性医師に役立つ情報を提供している。関連リンク「女性糖尿病医サポートの取り組み」 (日本糖尿病学会ホームページ)画像を拡大する

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好評!肺音(呼吸音)研究会、肺聴診セミナー今年も開催

 2015年10月17日、第40回肺音(呼吸音)研究会および第5回肺聴診セミナーが東京のJA共済ビルで開催される。フィジカル・アセスメントの重要性が再認識されている今、若手医師をはじめとした医療従事者に人気のこのイベントについて、同研究会当番幹事およびセミナー講習会長を努める福島県立医科大学 呼吸器内科 教授 棟方充氏に聞いた。肺音(呼吸音)研究会について教えていただけますか? 1816年に聴診器が発明されて200年。肺聴診は今もなお活用されるフィジカル・アセスメントの基本です。肺音研究の歴史は古いのですが、1970年代後半のコンピューター・サイエンスの進歩で大きく進化しました。国際呼吸音学会はその頃、1976年に開催されました。それに続き、本邦でも1983年に肺音(呼吸音)研究会が設立されました。当初は年2回の開催でしたが、その後年1回となり、今年で第40回を迎えます。 われわれ肺音(呼吸音)研究会は、今日の臨床医学に工学、流体力学の要素を加え、呼吸音の分類、用語統一、音解析、技術開発、臨床応用などの検討を行っています。第40回の今年も多くの演題を募集し、討論する予定です。肺聴取セミナーについて教えいただけますか? 呼吸音の研究が進化する一方、看護師や理学療法士など医師以外の医療従事者にも聴診の機会が増えてきました。それに応え、アカデミックな研究会とは別に実践的な肺音聴診の教育の場として、肺聴診セミナーを設立し研究会と同日に開催しています。今年で第5回を迎えます。セミナーの参加者は研修医や指導医に加え、医師以外の医療従事者で、毎回盛況です。今回は広い会場にして、より多くの参加を募っています。 肺聴診セミナーは、肺音の基礎から臨床応用まで、音や画像も豊富に使った、一日で学べるプログラム構成になっています。例年「肺聴診のサイエンス」というセッションで肺音の成り立ちを解説します。これをベースに実際の呼吸音を聴き、こういう音を聞いたら何を考えるか、身体所見としてどう活用するのかを学びます。肺聴診については、体系的に教えている教育機関も少なく、指導できる人材も限られるというのが現状です。そのよう中、このセミナーは非常に有益なものだといえるでしょう。一方、画像検査の発達の中、肺をはじめとした聴診が軽視されてきているという声も聞きますが、いかがお考えですか? 十分な教育がなされていないこともあり、呼吸音を含め音に非常に豊富な情報が含まれていることが十分理解されていない。それが最も大きな問題だと思います。肺聴診は画像検査よりも鋭敏な場合が多々あります。実際、石綿肺の検出では、肺聴診の方が胸部X線検査よりも感度が高いですし、喘息やCOPDも画像所見での早期発見は困難ですが、肺音では明らかなサインがみられます。さらに、CT等の画像検査の放射線被爆についても問題視されており、聴診の重要性が再認識されています。 音には様々な情報が含まれています。聴診という一つの技術に留まることなく、音の情報を臨床全体に活かすことで、これからの医学の可能性がより広がっていくと思います。

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2つのADHD治療薬、安全性の違いは

 英国・サウサンプトン大学のSamuele Cortese氏らは、注意欠如・多動症(ADHD)児におけるメチルフェニデートとアトモキセチンの有害事象(AE)発現状況を比較検討した。その結果、アトモキセチンはメチルフェニデートに比べ、軽度AEおよび重度AEとも有意に高頻度であることを報告した。CNS Drugs誌オンライン版2015年8月21日号の掲載報告。 研究グループは、大規模自然主義的研究において、メチルフェニデートまたはアトモキセチンによる治療を5年以上行っているADHD児の、有害事象(AE)の種類と頻度を評価した。イタリア・ADHD登録(90施設を網羅するADHD治療薬の市販後第IV相医薬品安全性監視の国家的データベース)よりデータを取得。AEは、Italian Medicines Agencyの分類に従い、重度または軽度に分類した。2つの治療群間のAE発現頻度を、100人年当たりの発生率(IR100PY)および罹患率比(IRR)により比較した。精神疾患の併発を調整するため、Mantel-Haenszel法で補正してIRRを算出した。 主な結果は以下のとおり。・2007~2012年に、メチルフェニデートによる治療を受けた患者は計1,350例、アトモキセチンによる治療を受けた患者は計753例であった(年齢6~18歳、平均年齢10.7±2.8歳)。・90例(7%)がメチルフェニデートからアトモキセチンに変更、138例(18%)がアトモキセチンからメチルフェニデートに変更していた。・アトモキセチンによる治療を受けた小児37例、およびメチルフェニデートによる治療を受けた12例が服用を中断していた。・全体で1件以上の軽度AE(両薬剤において食欲減退、興奮性など)を認めた患者は645例(26.8%)、1件以上の重度AE(重篤な消化器イベントなど)を認めた患者は95例(3.9%)であった。・IR100PYは、軽度および重度AEの件数、ならびにすべてのAEについて、メチルフェニデート群に比べアトモキセチン群のほうが有意に高かった。・併存疾患で調整後のIRRも、軽度AE(食欲減退、体重減少、腹痛、消化不良、胃痛、興奮性、気分障害、めまい)および重度AE(消化器系、精神神経系、心血管系)共に、メチルフェニデート群に比べアトモキセチン群で有意に高かった。 ・本自然主義的研究において、メチルフェニデートはアトモキセチンに比べ良好な安全性プロファイルを示した。関連医療ニュース 9割の成人ADHD、小児期の病歴とは無関係 メチルフェニデートへの反応性、ADHDサブタイプで異なる ADHDに対するメチルフェニデートの評価は  担当者へのご意見箱はこちら

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ベムラフェ二ブが有毛細胞白血病に高い効果/NEJM

 プリンアナログ療法後に再燃または難治性の有毛細胞白血病(HCL)に対して、BRAF阻害薬ベムラフェニブ(HCLに対しては未承認)の16~18週投与が高い治療効果を示したことが報告された。イタリア・ペルージャ大学のEnrico Tiacci氏らがイタリアと米国の2施設で行った第II相臨床試験の結果、報告した。HCLでは遺伝子病変としてBRAF V600Eが認められることから、本検討が行われた。NEJM誌オンライン版2015年9月9日号掲載の報告より。ベムラフェニブ 960mgを1日2回、中央値16週または18週投与 試験は、イタリアと米国の各1施設から被験者を集め、ベムラフェニブ(960mgを1日2回)を、イタリアの試験施設では中央値16週間、米国では同18週間投与して行われた。 主要エンドポイントは、イタリア試験群では完全奏効率(complete response rate)と米国試験群では全奏効率(overall response rate)であった。被験者登録は、イタリア試験群では2013年4月時点で28例が完了、米国試験群はいまだ継続中で予定患者36例中26例が登録を完了している。全奏効率は96~100%、完全奏効率は35~42% 結果、全奏効率は、イタリア試験群で中央値8週治療後96%(評価対象25/26例)、米国試験群では中央値12週治療後100%(24/24例)であった。また完全奏効率は、それぞれ35%(9/26例)、42%(10/24例)だった。 イタリア試験群では、フォローアップ中央値23ヵ月後、無再発生存期間の中央値は、完全奏効達成患者群で19ヵ月、部分寛解達成患者で6ヵ月だった。無治療生存期間の中央値は、それぞれ25ヵ月、18ヵ月であった。 米国試験群では1年時点で、無増悪生存率は73%、全生存率は91%だった。 試験薬関連の有害事象発生は、概してグレード1または2で、用量減量となった最も頻度の高い事象は発疹、関節痛または関節炎であった。2次性の皮膚腫瘍疾患(簡単な摘出術で治療可能)は7/50例の患者で認められた。 なお、治療後に骨髄でみられたリン酸化ERK陽性白血病細胞の存在は、抵抗性メカニズムとしてMEKやERKのバイパス再活性化を示唆するものであった。

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PNH妊婦へのエクリズマブ、有効性と安全性を確認/NEJM

 発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)に対するエクリズマブ投与は、胎児生存率が高く、母親の合併症発生率も低いことが明らかにされた。英国のセント・ジェームス大学病院のRichard J. Kelly氏らが、PNH妊婦の妊娠75件について調べて明らかにした。エクリズマブ使用に関してPNHの妊娠中女性を対象とした試験は初めてという。NEJM誌2015年9月10日号掲載の報告より。国際PNH専門家会議メンバーらに質問票を送付 研究グループは、国際PNH専門家会議(the International PNH Interest Group)のメンバーと、国際PNHレジストリに参加する医師に対して質問票を送付し、PNH患者の妊娠に関する調査を行った。 出生児の出生・発達記録と母親の有害イベントについて調べ、PNHの妊婦に対するエクリズマブの安全性と有効性について検証した。妊婦死亡なし、胎児死亡率は4% 発送した質問票94通のうち、回答が得られたのは75通(回答率80%)だった。 61例のPNH妊婦、75件の妊娠について分析を行った。その結果、妊婦の死亡はなく、胎児の死亡は3例(4%)であった。妊娠第1期の流産は、6例(8%)だった。 赤血球輸血の必要性は、妊娠前6ヵ月は0.14単位/月だったのに対して、妊娠中は0.92単位/月へと増量した。 妊娠第1期を経過した妊婦の54%で、エクリズマブ投与量または投与頻度の増加が必要だった。 出血イベントは10例で、血栓イベントは2例発生し、血栓イベントのいずれもが産褥期に発生した。早産は22例(29%)だった。 臍帯血サンプル20例について調べたところ、エクリズマブが検出されたのは7例だった。また、母乳栄養を行った乳児25例のうち10例について調べたところ、いずれの母乳にも、エクリズマブは検出されなかった。

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