米国疾病予防管理センター(CDC)下の組織である国立衛生統計センター(NCHS)は、2024年3月に米国における注意欠如・多動症(ADHD)に関する調査結果を発表した。この報告書によると、2020~22年にADHDと診断された5~17歳の子供の割合(有病率)は11.3%だったという。
その他の主な結果は以下のとおり。
・5~17歳では、男児(14.5%)のほうが女児(8.0%)より有病率が高く、この傾向は5~11歳と12~17歳の年齢別においても一貫していた。
・5~11歳の有病率(8.6%)よりも、12~17歳の有病率(14.3%)のほうが高かった。
・有病率は、すべての人種において、5~11歳よりも12~17歳のほうが高かった。