CMRは心電図より無症候性心筋梗塞を高率に検出する

高齢者で心血管核磁気共鳴画像法(CMR)により無症候性心筋梗塞が検出された人は、症候性心筋梗塞患者よりも死亡率が約1.5倍高いことが明らかにされた。一方で心電図(ECG)により無症候性心筋梗塞が検出された人では、死亡率の増大が認められなかった。米国国立衛生研究所(NIH)のErik B. Schelbert氏らが、約900人について行った地域ベースのコホート試験から報告したもので、JAMA誌2012年9月5日号で発表した。無症候性心筋梗塞の検出は予後予測にとって重要だが、ECGでは同検出能に限界があるとされていた。