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肉体労働で早期退職や失業が増える可能性

提供元:HealthDay News

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公開日:2020/07/01

 

 肉体労働に従事している人は、身体的な負荷の低い仕事に従事する人よりも労働寿命が短く、病気による欠勤や失業が増える可能性があるとする研究結果を、デンマーク国立労働環境研究センターのLars Andersen氏らが報告した。同氏らは「今回の研究から、肉体的にきつい仕事は、早期退職や病欠、失業を増やす明らかなリスク因子であることが分かった」と述べている。研究の詳細は「Occupational & Environmental Medicine」5月12日オンライン版に掲載された。

 Andersen氏らは今回、2013年11月時点で就労していた18~65歳のデンマーク人の労働者160万人を2017年まで追跡。30歳、40歳または50歳の労働者を対象に、肉体労働に従事する人とそうではない仕事に就いている人に分けて、病気休暇や失業期間、障害者年金の支給期間を比較した。なお、肉体労働には、建設作業、塗装、配管工事、清掃業や製造業などが含まれていた。

 解析の結果、女性よりも男性の方が肉体労働に従事している人が多いことが分かった。また、肉体労働に従事する男性は、そうではない仕事に就いている男性と比べて平均年齢が約3歳若かった。一方、肉体労働に従事する女性は、そうではない仕事に就いている女性と比べて平均年齢が10カ月ほど高かった。

 さらに、男女ともに、肉体労働は、生涯のうちで働ける期間を表す「労働寿命」の短縮と、病欠期間や失業期間の延長と強く関連していることが明らかになった。例えば、30歳の人に残されている労働寿命は、肉体労働に従事する男性では約32年なのに対し、そうではない仕事に従事する男性では34年近くと予測された。また、女性の労働寿命は、肉体労働に従事する人では29.5年強なのに対し、そうではない仕事に従事する人では約33年だった。

 今回の調査結果によれば、肉体労働に従事する30歳の女性は、そうではない仕事に従事する女性と比べて、労働寿命が3年短くなり、病欠期間は11カ月、失業期間は16カ月それぞれ長くなると考えられた。一方、30歳の男性の場合では、肉体労働に従事すると労働寿命は2年短くなり、病欠期間は12カ月、失業期間は8カ月それぞれ延長すると考えられるという。

 働く能力には、肥満や喫煙などの生活習慣因子などが影響するが、Andersen氏らは、今回の研究ではそれらの因子は考慮していないと説明。「この研究は因果関係を証明するものではない」と述べている。しかし、同氏らは、この研究結果について、「例えば、欧州各国で計画されている定年年齢の引き上げなど、肉体労働に関連した諸問題への対応が急務であることを強調するものだ」と付け加えている。

[2020年5月25日/HealthDayNews]Copyright (c) 2020 HealthDay. All rights reserved.利用規定はこちら