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「植物性ベースの食事」が心臓に良いとは限らない

提供元:HealthDay News

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公開日:2020/04/21

 

 植物性食品を中心とする食事は心臓に良いとされるが、そのベネフィットを最大限に生かすには、加糖飲料や精製した穀類、菓子類などを制限した場合に限られるという研究結果を、ハロコピオ大学(ギリシャ)教授のDemosthenes Panagiotakos氏らが、米国心臓病学会(ACC)と世界心臓病学会(WCC)の合同オンライン会議で発表した。

 Panagiotakos氏らは、2002年から10年間にわたり、ギリシャ人の成人約2,000人を追跡し、食事パターンと心血管疾患の発症の関連について調べた。参加者を、1日に摂取する動物性食品の数に基づいて3つの群に分けて分析した結果、動物性食品の摂取量が最も多い男性と比べて、摂取量が最も少ない男性では、心疾患リスクが25%低いことが分かった。

 女性でも同様の傾向がみられたが、これらの関連は男性よりも弱く、動物性食品の摂取量が最も少ない女性では、心疾患リスクは11%低かった。なお、1日に摂取する動物性食品の数は、植物性食品を中心に取る群では平均3種類だったのに対し、植物性食品の摂取量が少ない群では平均5種類であった。

 Panagiotakos氏は「この研究結果から、加工肉などの動物性食品の摂取量をわずかでも減らすことにより、植物性食品を中心とした食事による心血管へのベネフィットを最大限に生かすことができる可能性が示された」と説明している。

 次に、Panagiotakos氏らは、植物性食品を中心とした食事を取る人たちを対象に、食事内容が健康的であるか(果物や野菜、未精製の穀類、ナッツ類、豆類、植物性油、茶やコーヒーの摂取量が多い)、不健康であるか(ジュース類、精製した穀類、イモ類、菓子類の摂取量が多い)を評価した。

 その結果、植物性食品を中心とした食事を取る人でも、食事内容が健康的だった群だけが、動物性食品を多く取る群と比べて心血管リスクが有意に低下することが明らかになった。

 Panagiotakos氏は「これらの結果に基づくと、心血管疾患リスクを減らすためには、単に植物性食品を増やしたり、ベジタリアン食にしたりするだけでは不十分のようだ」と指摘。「心血管疾患予防へのベネフィットを得るためには、植物性食品を取るだけでなく、不健康な食品を取らないよう心掛けることが重要だ」と付け加えている。

 なお、学会発表された研究結果は、一般に査読を受けて医学誌に掲載されるまでは予備的なものとみなされる。

[2020年3月18日/HealthDayNews]Copyright (c) 2020 HealthDay. All rights reserved.利用規定はこちら