「子どもをよその家に行かせたくない」親は2割超、全米調査

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HealthDay News

「子どもをよその家に行かせたくない」親は2割超、全米調査のイメージ

 米国では、子どもを持つ親の22%が、よく知らない家庭に子どもを遊びに行かせたくないと考えていることが、米ミシガン大学C.S. Mott小児病院が実施した子どもの健康に関する全米調査(National Poll on Children's Health)で明らかになった。親の多くは、他の親に自分の子どもを預けることに不安を感じるとの理由で誘いを断っているという。

 調査を実施した同大学のSarah Clark氏はニュースリリースの中で、「よその家で遊ぶことは、子どもの自立心を育んだり、学校以外の環境で他の子どもと遊ぶ経験を積んだりすることにもつながる」と指摘。一方で、「親は、よその家に子どもを送り出す前に、自分の子どもが安全かつ適切に見守られると確信する必要がある」と説明している。

 今回の調査は、4~9歳の子どもが1人以上いる親881人を対象としたもの。親同士が知り合いではない家庭に子どもが招かれた場合、「親の同伴なく子どもを行かせる」と回答した親は22%に過ぎず、43%は「親も一緒に行く」、22%は「誘いを断る」と回答していた。

 親の懸念は主に「見守りが不十分にならないか」「聞かせたくない言葉を耳にしないか」「薬物や有害な物質に手を出してしまわないか」「ケガをしないか」であった。誘いを受けるか受けないかの親の決定には、「人見知りをする(17%)」「ペットを怖がる(11%)」「食物アレルギーがある(8%)」「疾患などがある(6%)」といった子ども側の要因が影響することも分かった。

 さらに、親の大半は、子どもを遊びに行かせる前に、相手の親に会おうと試みていることも明らかになった。また、相手の親について友人や隣人に尋ねたり、ソーシャルメディアをチェックしたり、家の近くまで行ってみたり、性犯罪者の登録簿や犯罪歴を検索したりするほか、学校の教師やスタッフに尋ねたりする人もいた。

 しかし調査では、よその子どもを預かる前に、「子どもが安全に過ごせるのかどうか尋ねられたことがある」と回答した親は4人に1人に過ぎなかった。一方で、4人に3人の親は、もし子どもの安全性について事前に聞かれても気にしないと答えていた。

 この結果について、Clark氏は「子どもを安全に預けられると確証を得るには、相手先の親に安全に過ごせるのかどうかを確かめる必要がある。しかし、今回の世論調査からは、このような話題を積極的に話し合う親は少ないことが示唆された」と説明。その上で、同氏は「親同士が事前にコミュニケーションを取ることで不安は解消できる。アレルギーやペットの有無は事前に確認できるほか、当日は親が子どもを送って行けば、その場で、子どもが安全に過ごせるような方法について相談することもできるだろう」と助言している。

[2019年10月22日/HealthDayNews]Copyright (c) 2019 HealthDay. All rights reserved.利用規定はこちら

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