アレルギー体質は転写因子「Mina」の遺伝子が原因と判明

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ケアネット

アレルギー体質は転写因子「Mina」の遺伝子が原因と判明のイメージ



理化学研究所は24日、アレルギー体質のマウスとそうではないマウスの遺伝子を比較して、アレルギー体質を決定する遺伝子は転写因子「Mina(ミーナ)」の遺伝子であり、その遺伝子の多型(SNPs)がアレルギーの発症にかかわっていることを明らかにした。

アレルギーに「なりやすい」、あるいは「なりにくい」といった体質には、遺伝的要因が関係しているのではないかといわれているが、これまで、アレルギー体質かどうかを決定する遺伝子やそのメカニズムは明らかになっていなかった。

研究チームは、アレルギー体質の系統とアレルギー体質ではない系統のマウスを比較し、Minaという転写因子の遺伝子に複数のSNPsが存在することを発見した。その結果、アレルギーになりにくいマウスの系統では、T細胞に多くのMinaが存在し、アレルギーの発症に重要なインターロイキン-4(IL-4)というサイトカインの産生を抑制しているのに対し、アレルギー体質のマウスのT細胞にはMinaが少なく、IL-4の産生が抑制されないために、アレルギーを発症しやすいことが明らかになったという。

今回の研究成果は、米国の科学雑誌『Nature Immunology』8月号に掲載されるとのこと。

詳細はプレスリリースへ
http://www.riken.go.jp/r-world/research/results/2009/090724/index.html

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