FDAに「FLOMAX」の小児試験データを提出 アステラス製薬が発表 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/07/03 アステラス製薬株式会社は1日、そのライセンシーであるドイツ・ベーリンガーインゲルハイム社の米国子会社ベーリンガーインゲルハイムファーマシューティカルズ社(以下、BIPI社)が前立腺肥大症に伴う排尿障害改善剤「FLOMAX」(一般名:タムスロシン塩酸塩、日本での製品名:ハルナール)について小児の神経因性排尿障害に関するデータを2009年6月25日(現地時間)に米国食品医薬品局(FDA)に提出したと発表した。アステラス製薬が創製したタムスロシン塩酸塩は、1993年に日本で発売されて以降、世界約90ヵ国で販売されている。米国では、ベーリンガーインゲルハイム社に販売権を付与し、1997年よりFLOMAXの製品名でBIPI社が販売している。また、アステラス製薬の米国子会社であるアステラスファーマUS, Inc.が2004年10月よりBIPI社と共同で販売促進活動を行っている。 FLOMAXの小児の神経因性排尿障害を対象とする臨床試験は、2006年1月に発出されたFDAの要請(Written Request)に基づき、2009年7月1日をデータ提出期限として2006年4月より実施していたもの。なお、当該データがFDAの要請を満たしているとFDAにより確認された場合には、独占販売期間が6ヵ月延長されることになり、当該確認の通知は本データ提出後90日以内に受けることになるという。米国におけるFLOMAXの物質特許は2009年10月に満了となるが、これにより2010年4月まで独占販売期間が延長されることとなった。詳細はプレスリリースへhttp://www.astellas.com/jp/corporate/news/detail/flomax-1.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] HRR欠損去勢抵抗性前立腺がん、タラゾパリブ+エンザルタミドがOS改善(TALAPRO-2)/Lancet(2025/07/28) 乳児ドナー心の手術台上での再灌流・移植に成功/NEJM(2025/07/28) アリピプラゾールLAIの長期結果〜10年間ミラーイメージ研究(2025/07/28) 手術時、視力低下で困っている外科医の割合は?/医師1,000人アンケート(2025/07/28) 再発/難治性多発性骨髄腫のBVd療法、DVd療法よりOS延長(DREAMM-7)/Lancet Oncol(2025/07/28) アトピー性皮膚炎患者、「治療で症状が良くなると思う」と回答したのは3割のみ/リリー(2025/07/28) 食物繊維の豊富な食事は動脈硬化リスクを抑制する(2025/07/28) 糖尿病の新たな食事療法「DASH4D」で血圧も低下(2025/07/28)