アレルギー性鼻炎治療剤アラミストが承認取得

提供元:ケアネット

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公開日:2009/04/27

 



グラクソ・スミスクライン株式会社は22日、定量噴霧式アレルギー性鼻炎治療剤「アラミスト点鼻液27.5μg56噴霧用」(一般名:フルチカゾンフランカルボン酸エステル)について、「アレルギー性鼻炎」を効能・効果として厚生労働省より製造販売承認を取得したと発表した。この製品は医師の処方が必要な医療用医薬品であり、今後薬価収載を待って発売される予定。

アラミストの有効成分であるフルチカゾンフランカルボン酸エステルは、鼻噴霧用ステロイド薬の新規化合物。従来品であるフルチカゾンプロピオン酸エステル(製品名:フルナーゼ)よりも効果の発現が速いことと、効果が持続するという特徴があり、1日1回の使用でアレルギー性鼻炎の3大症状であるくしゃみ・鼻汁・鼻づまりに対し、使用1日目から改善効果が得られることが臨床試験において示されている。また、アレルギー性鼻炎に付随する眼症状(眼のかゆみ、流涙、眼の赤み)に対しても、海外の臨床試験で有意な改善効果が確認されているという。

アラミストは、人間工学に基づいて設計された握りやすい噴霧器を使用されており、鼻噴霧用薬では世界初の横押し型となっており、薬剤の残量が確認できる小窓もついている。また、薬剤が細かな霧状となって噴霧されるため、鼻からの液垂れが起こりにくくなると考えられるという。

詳細はプレスリリースへ
http://glaxosmithkline.co.jp/press/press/2009_01/P1000548.html