エベロリムスの進行性胃がん患者に対する有望な試験結果が公表される 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/01/16 ノバルティス ファーマ株式会社の発表によると、同社スイス本社が13日に公開したデータから、エベロリムス(開発コード:RAD001)が、治療選択肢が限られている進行性胃がん患者の55%において腫瘍の増殖を抑制し、全体の45%の患者では腫瘍の縮小効果が見られたことがわかったという。この第II相試験は、日本で54例を対象に実施された、多施設・オープンラベル・単一アームの試験で、前治療を受けた後に疾患が増悪した進行性胃がん患者に対するエベロリムスの有効性および安全性を評価するようデザインされている。臨床試験には、日本人かアジア系で多数の前治療を受けた患者が参加している。このデータは、1月15日(現地時間)に、2009年米国臨床腫瘍学会消化器がんシンポジウムにおいて発表される予定だという。また、この結果を受け、年内に世界中で約500例の進行性胃がん患者を対象に、エベロリムス単独療法の有効性および安全性を評価する第III相臨床試験プログラムを開始する予定だという。詳細はプレスリリースへhttp://www.novartis.co.jp/news/2009/pr20090114.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 神経線維腫症1型の叢状神経線維腫、成人にもセルメチニブ有効/Lancet(2025/06/13) NSCLCの術前ニボルマブ追加、最終解析でOS延長(CheckMate-816)/NEJM(2025/06/13) 食道がんへの術後ニボルマブ、長期追跡でもベネフィット示す(CheckMate 577)/ASCO2025(2025/06/13) 閉経前HR+乳がんの術後補助療法、EXE+OFSとTAM+OFSの15年追跡結果(SOFT/TEXT)/ASCO2025(2025/06/13) 統合失調症に対するコリン作動薬の有用性~RCTメタ解析(2025/06/13) 「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024」新薬5剤を含む治療アルゴリズムの考え方は(2025/06/13) 定期的な診察で心不全患者の全死亡リスクが低下(2025/06/13) 果物やコーヒーが耳鳴りを減らす可能性(2025/06/13)